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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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昨年続々リリースされた『西部警察』シリーズのDVD-BOX。残念ながらPART1とPART3は、セレクション形式となり、全エピソード収録とはなりませんでしたが、西部警察の名物であった全国縦断ロケ編は、全て収録されましたし、最終話の「大門死す…」もノーカットで収録されたのでひとまずは長らく堪能できそうです。ファミリー劇場では、引き続きHDリマスター版が放送中ですが、左上のロゴが目立つようになってからは、どうもそれが気になって、せっかくの縦断ロケもなんだか台無しだなあと思っていたのですが、やはり、ロゴがない映像は、すっきりして映像にも集中できます。今週はなんと無料で九州ロケ編(2/9 20:00より 九州横断大捜査網!!-前編-)が放送されるみたいですね。



さて、今回発売されたDVDには、ご存知の通り、各エピソードに15秒と60秒の2バージョンの予告編が収録されています。ファミリー劇場では、数年前の太陽にほえろ!の放送時は、しっかり予告編も流してくれていましたが、西部警察だけは、何度リピード放送しても予告編を流してくれなかった(涙)。フィルム消失?かとか、色々と憶測もありましたが、やはりきっちり残っていたようです。予告編には、本編では使われなかった珍しいカットが多々あり、それを発見するのが楽しみだったりするのですが、中には、予告編の映像がまるっきり本編に使われていなかったり、本編の内容と全く異なっていたものもありました。




「スーパーZの設計図がコンピュータから奪われた。高性能マシーン・スーパーZは、マシンガンを搭載して現金輸送車を襲撃し始めた。西部警察PARTⅢにご期待ください!」(ナレーション:小林清志・予告編15秒バージョンより)




そのもっとも有名なエピソードが、「マシンZ・白昼の対決!!」。相次いで起こる現金輸送車襲撃事件にマシンガンを装備した偽スーパーZが使用されていることが判明。本庁のコンピューターからスーパーZの設計図を盗み出した犯人を追って捜査を開始する大門軍団…。このエピソードの予告編は、結構衝撃です。実は、このエピソード、2通りのラストシーンが撮影されていたようで、一つは、テレビ放送された大門のスーパーZと長塚京三氏演じる元レーサーの深町英雄が乗る偽スーパーZが富士スピードウェイのサーキット場でレース対決をする展開。そして、もう一つは、サーキット場でレース対決をせず、荒野で偽スーパーZと大門のスーパーZが激烈な闘いを繰り広げる展開。後者の展開は、決定稿の台本に書かれていたもので、当初のサブタイトルは「スーパーZ・白昼の対決」となっていた。撮影は、ほぼその台本に書かれていた通りに行われたようです。坂道で偽スーパーZを運転しながら深町が手りゅう弾を投げ、その後ろを走っていたハトのバイクが爆風で吹き飛ばされ転倒するシーンなども撮影されており、その様子は、60秒バージョンの予告映像で確認できます。もし、こちらの展開が採用されていたら、ハトは、劇中で二度転倒していたことになるんですね。



放送されなかったバージョンでは、

●雨の中(路面が濡れている)サーキット場付近で大門軍団と偽スーパーZが銃撃戦(偽スーパーZはマシンガン発射)↓

●坂道で深町が投げた手りゅう弾が爆発し、偽スーパーZの後ろを走っていたハトのバイクが吹き飛ばされ転倒↓

●荒野で深町がひたすら手りゅう弾を投げて、スーパーZを爆撃↓

●追いつめられた深町が持っていた手りゅう弾を投げようとするが大門に撃たれて偽スーパーZの車内に落とす↓

●大門が偽スーパーZから深町を連れ出し、避難↓

●偽スーパーZが爆発!!!




と、大まかにはこんな展開になっていたようで、実際に偽スーパーZとして用意されたフェアレディZは、撮影で爆破された模様(以前どこかのサイトかブログで爆破され燃えている偽スーパーZの画像が公開されていましたが今は確認できません)。ここまでしていたにも関わらず、放送では、物静かなレース対決の展開のほうを採用した理由は一体何だったのか大変気になるところです。できれば、もう一度再編集して音もつけて、「スーパーZ・白昼の対決」のタイトルで、この未放映ラストバージョンを公開して欲しいものですね。






モロですし…






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『特命戦隊ゴーバスターズ』はまもなく最終回を迎えますが、メカニック系の戦隊と言うことで、レッドバスターが実車のバイクに乗って、ちょっとしたアクションを繰り広げたりしていました。しかしながら、初期戦隊ほどの活躍はなく、むしろロボットに変形するトランスフォームの部分を売りにしていた印象。まあこれは、販促絡みもあるのでしょうからさておき、戦隊シリーズで唯一数多くの実車を駆使して戦った戦隊と言えば、やはり『ジャッカー電撃隊』


ジャッカーって未だにスーパー戦隊シリーズの中に入っていると違和感を持ってしまうのですが、それもそのはず、初期は、今では考えられないほどハードなストーリー展開で、Gメンとか特捜最前線みたいな暗くてドロドロした無情ではかない刑事ドラマのような世界観に変身ヒーローの要素を加えた感じの作品だったのですから。現在ヒットしているハリウッドのヒーローものは、シリアスでダークな大人の世界にヒーローが溶け込んだ作風のものが多いが、ジャッカーも言うなれば大人受けを狙ってスタートしたのかもしれないですね。当然ながら、当時の子供達には受けが悪かったようで視聴率が低迷し、3クール目で打ち切りになってしまった不遇の作品でもあるのですが、しかし、ゴレンジャーとこのジャッカーだけは、ゴールデンタイムに放送されている。大ヒットして2年も続いたゴレンジャーの後釜だけあってテレビ局側から厳しい査定を受けてしまったのでしょうか。ゴールデンで放送されたこともあってか、予算は豊富にあったようで、実車のマシーンが数多く登場して、公道で派手なカーアクションを見せてくれていました。




  
当時ほとんど玩具持っていたし、ヘルメットもあったっけ(苦笑)。




クローバーキングだけなぜかバイク(オートクローバー)でしたが、あとの3人は、全て実車のマシーンに乗っていた。スペードエースが乗るマシーンは、イタリア車のフィアットをベースにした「スペードマシーン」。レーザーや20ミリ機関砲が装備され、戦闘能力も半端なかった。ダイヤジャックが乗るマシーンは、当時の本物のレース用マシーンを改造したスーパーマシーン「マッハダイヤ」。ミサイル装備で武装もしているが、このようなマシーンが公道を走り回っていたのが改めて驚き。そして、ハートクイーンは、フォルクスワーゲン・タイプ1ベースのバギー「メイヤーズマンクス・ミニT」をベースにした「ハートバギー」。これにも機関砲や小型地雷弾が装備されていた。実車のマシーンを用意してもお飾りになってしまう作品も多い中、このジャッカーのマシーンに関しては、刑事ドラマで言うと西部警察級の華やかさとゴージャスさがあった。




  
これだけのゴージャスなマシーンがそろったのに子供達に受けなかったのは不思議。


ジャッカー電撃隊放送当時(1977年)は、スーパーカーブーム真っ只中で、ジャッカーのマシーンにもその影響が垣間見えますが、それだけでなく、当時の人気車であったポルシェやフェラーリなどの車を実際に登場させたエピソードも二度に渡って作られている。公道を思い存分に使って痛快に駆け抜けるレースシーンを見ていると、やはり当時の日本は、ダイナミズムに溢れていたのがよくわかります。そして、ジャッカーの凄いところは、それだけでなく、4人が乗るマシーン以外にも実車を使っていたことである。





 


ゴレンジャーのバリタンクに続いて、ジャッカーのジャックタンクと呼ばれる装甲車まできっちり実車で作られていた。残念ながらベース車は不明。最新映画『仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム』では、アクマイザーが乗る攻撃用マシーンとして、三菱ふそう・ザ・グレートをベースに使った装甲車が登場したようですが、これを機にまた実車マシーンが充実したヒーローものが生まれるといいですね。


 






ちなみにこちらはクライムの装甲車。まあ凝ってます。



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エアーウルフシリーズは、シーズン4まで製作されたわけですが、どのシーズンも最終話らしくない話で終わっています。とは言っても、エアーウルフに限らずアメリカのテレビドラマは、人気が出れば日本の相棒みたいに何シーズンも続くし、次のシーズンを製作するのか打ち切りにするのかその決定がなされるのもテレビ放映中なので、明確に最終話と言う形で終わらせるドラマは存在しないようだ。ここ最近も打ち切りになったドラマを見渡すと、アルカトラズもフラッシュフォワードなどは明らかに次シーズンありきの形で最終話を締めくくっている感じに見える。ザ・シールドみたいに全シーズン続き話で、最終シーズンの最終話でしっかりラストを描いているドラマも例外としてあるが、エアーウルフと同時期に放送されていたナイトライダーやAチームもいかにも最終回的な内容で幕を閉じてはいなかった。


日本版のナイトライダーの最終話は、主演のデビッド・ハッセルホフの要望を取り入れたのかどうかは知らないが、マイケルがナイト財団を辞めることを決意し、元恋人のスティービーと結ばれて新たな人生を切り開こうとする話(「復讐の鎮魂歌・さらばナイト2000(SCENT OF THE ROSES)」)だったが、このエピソードは、本国では、シーズン4の中盤辺りで放送されている。放送順に関しては、何かと混乱が絶えなかった日本のナイトライダーの放送ですが、このストーリーを最終話に持ってきたことに関しては、やはりスタッフのセンスがとても素晴らしかったと思います。


さて、エアーウルフの場合ですが、エアーウルフもまた本国通りの放映順ではなかったが、水曜夜9時のゴールデンタイムに放送されたエピソードは、シーズン3とシーズン4がメインで、ストリング・フェロー・ホークを主人公としたシリーズの最終話として、「熱闘空中戦!!新型ヘリA16を撃墜せよ・湖に落ちた美女の謎(THE GIRL WHO FELL FROM THE SKY)」が放送された。この話は、湖に落とされて記憶を失った女性の謎をホークが解き明かそうとするごく淡々とした内容だった。ちなみに本国での最終話は、「怪人ヒューイ戦闘ヘリ!! ベトナムから来た極楽の鳥(BIRDS OF PARADISE)」で、この話には、ホークの息子と思われるリーが再登場している。ホークとリーが行方不明になったリーの叔母のミンを探すと言うストーリーになっていたが、本来ホークが目的としていたベトナム戦争で行方不明になった兄のセント・ジョン・ホーク探しの結末は描かれず幕を閉じた。


ところがシーズン4の初回でいきなり行方不明だったジョンが見つかり、ドミニクは唐突に死を遂げ、ホークは瀕死の重傷を負いつつも、ジョンと奇跡の再会を果たすと言う極めて仰天なエピソードが展開された後、主人公は、ホークからジョンにバトンタッチして、レギュラーメンバーも一新された。日本では、ジョン編は、『新エアーウルフ復讐編』と言うタイトルで放送されたが、その最終話は、「人工知能恐怖の反乱!!ターボ全開電子の要塞へ空中騎兵突入せよ(THE PUPPET MASTER)」だった。CIAのロックがロバートソン博士の洗脳手術を受けて、エアーウルフを奪い去るという内容だったが、最終話としては、インパクトが薄いエピソードだった。ちなみにシーズン4の本当の最終話は日本では放送されなかった。


しかし、4年前にスーパードラマTVで、『新エアーウルフ復讐編』が本国の放映順で完全放送され、その時初めて最終話にあたる「WELCOME TO PARADISE」が放送された。 その時に「楽園の上空に散る哀歌!!エアーウルフ最終発進」と言う日本題のサブタイトルもつけられている。当然ながら吹替えはついておらず字幕スーパーでの放送だった。この話には、ジョンの元恋人ビッキーが登場している。フィッシングツアーの事業に行き詰まり、店を売り払おうとしている夫のスコティを説得して欲しいとビッキーから頼まれたジョンが彼女と一緒にスコティのいる島を訪れるが、そこでスコティの遺体を発見。ジョンがスコティを殺した犯人を探し出すと言う内容だった。この話、ラストは意外な展開を見せているが、クライマックスシーンでジョンはエアーウルフに乗らず、地上で事の成り行きを見守っているだけと言う…。残念ながらエアーウルフシリーズの最終話として見ると、あまりに物足りなくて印象が薄かった。


   


ホークやケイトリン、アークエンジェルの再登場の期待もあったが、結局実現ならず。ナイトライダーの日本版の最終回と同じく、エアーウルフも主人公とその恋人の話で幕を閉じていたんですね。やはり何かと不思議な因縁のある二作品であります。




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トランザム7000、グレートスタントマン、キャノンボールなど数々のカーアクション映画の名作を生み出したハル・ニーダムの隠れた名作?「メガフォース」。およそ80億と言う巨額の製作予算を費やしたSF映画で、キャノンボールでハリウッドに進出した香港の映画会社ゴールデンハーベストが製作を担当したことでも話題になったようです。ゴールデンハーベストと言えば、ブルース・リーやジャッキー・チェンなどの映画を作ったことでも有名ですが、残念ながらこの映画には、当時人気者だったジャッキーやサモハンキンポー、マイケル・ホイなどの香港のスターは出演していません。ハーベストが関わっているになぜ出さなかったんでしょうね。映画のイメージに合わなかったからだろうか・・・。


砂漠の地下に建てられた秘密基地に存在する超国家的組織「SCUFF」。バーン・ホワイト将軍の要請を受け、SCUFFの秘密機動部隊・メガフォースが東側のグエラ戦車隊を倒すため出動する。メガフォースとグエラ戦車隊の戦いを描いたSFアクションですが、監督がハル・ニーダムだけに、どちらかと言えばアクション寄りの作品です。公開当時は、同じ年(1982年)に公開されたブレード・ランナーと比較されて、相当な酷評を受けたらしいですが、確かにSF的には、安っぽく見えるし、メカ描写も薄いし、合成シーンは、スクリーンプロセスを多用していて今見るとしょぼい。しかし、私的には、とても楽しめた。かなりの制作費が注ぎ込まれたらしいですが、巨大な秘密基地のセットに、近未来的なバイクやバギーが数十台、装甲車や戦車などもたくさん登場し激しいアクションを繰り広げていて、それなりにお金はかかっているように見えます。それらのデザインについては確かに多少のハリボテ感もあるのですが、やはり、ハル・ニーダム。アクション演出は最高です。


冒頭の訓練シーン、3台の武装バイクがあらわれる場面のカット割りやBGMが白バイ野郎ジョン&パンチのOP風です。空中を舞う風船?のようなものにメガフォース部隊の3台の武装バイクがウィリー走行しながらミサイルを撃ち込むところが何気にカッコ良い。バイクが猛烈な爆煙に飲まれながらもウィリー走行を続けているのが良いですね。バランスを崩して倒れそうになっているバイクもあったが(笑)。ホワイト将軍達が乗る車の上を華麗にジャンプしてかっこつけて見せたり、いかにもあの当時らしい粋な演出が見られる。



予想以上に爆風が強すぎたのか煙に飲まれた右側のバイクがあわや転倒寸前



夜間にグエラの補給基地を急襲するシーンでは、もうすっかり見なくなったが、初期にゴーバスもやってたカウントダウン演出(画面の右下にタイム表示が出る)があり、メガフォース部隊が4分間で敵の基地を攻撃、爆破して見事作戦を成功させる。バイク部隊が華麗に走り回って、ミサイルやカービン銃、レーザー兵器を駆使して繰り広げる戦闘は、まるでファミコンゲームのよう。CGではない本物の爆破の連続など、その激しい戦闘描写は、それなりにど迫力。紛争地域から脱出するため、メガフォース部隊が再びグエラの戦車隊と激突するクライマックスの戦闘も見応え十分。武装バイクがジャンプして敵の戦車のハッチに爆弾を投げ入れ爆破するシーンは、いかにもハル・ニーダムらしい演出でカッコ良い。ただ、最後の空飛ぶバイクの演出はちょっと…新宇宙空母ギャラクティカにもこう言うシーンありましたけど…まあどちらも80年代製だからある程度はご愛嬌(苦笑)。




ストリートホークもびっくりの大ジャンプ。ターボブースト機能でもついているのか?



バーン・ホワイト将軍を演じているのは、ナイトライダーのデボン役でもお馴染みのエドワード・マルヘアー。やはりデボンみたいな管理職や司令官的な役が似合いますねこのお方。ランボーのトラウトマン大佐やコマンドーのカービー将軍と並んでも違和感ないですよ。ナイトライダーがスタートした年にこの映画にも出演されていたんですね。見た目がデボンそのもの(笑)。1986年の4月に日曜洋画劇場でテレビ放送されたようだが、と言うことは、日本語吹替え版も存在すると言うことですね。今度は、ぜひとも吹替え版で見てみたいものです。



テレビの吹替え版はどなたがマルヘアーの声を担当されたのでしょうね。
ひじょーに気になる。





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ここ数年ハリウッドでは、アイアンマン、バットマン、ハルクなどを筆頭にヒーロームービーが立て続けに大ヒットしておりますが、日本でも昨年戦隊、仮面ライダー以外にエイトレンジャーなるものが公開されていました。ご存知の通りこの映画は、ジャニーズの若手が主演した作品ですが、何より私が衝撃を受けたのは、あの舘ひろしさんがついにヒーローものに出演したこと。舘さんと言えば、西部警察を皮切りに、あぶない刑事、ゴリラ警視庁捜査第8班、刑事貴族、代表取締役刑事、愛しの刑事、新宿鮫シリーズ、七曲署捜査一係シリーズ とひたすら一筋に刑事役を演じてきた「ジャパニーズナンバーワンデカ」。…こんな賞があったらぜひとも贈りたいですが、その舘さんがついにヒーローものに出たことに驚いた。リアルタイムでもっとあぶない刑事を見ていた頃に、舘さんのヒーローものも見てみたいなあと心の中で一瞬思ったことがあったが、ついにそれが実現してしまった。見た目はシルバー仮面みたいなんですが…なんかもうちとメタル系のメカニックなスーツを着て欲しかったなあと言うか…(苦笑)


大物俳優がヒーローになったパターンとして渡辺裕之氏。さすらい刑事旅情編など刑事ドラマにも出演していましたが、実は、「仮面ライダースーパー1」のスーパー1=沖一也役のオーディションを受けていたことが数年前に発覚。「少女コマンドーIZUMI」では、G機関の謎の幹部を演じてアクションを見せていましたが変身はせず。その後、「ウルトラマンガイア」では、XIGの司令官役でレギュラー出演するも変身なし。そして、「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!」でついに仮面ライダーガオウに変身!スーパー1から27年の時を経てライダーになったんですね。


刑事からヒーローに華麗なる転身を遂げた人と言えばやはり思い出すのは、この人。






  



西部警察でジン(兼子仁)を演じた五代高之氏。番組スタートから一年間刑事役を演じ、第54話で銃撃戦の末、殉職と言う形で降板直後に、「太陽戦隊サンバルカン」に出演。しかも、リーダーの2代目バルイーグル=飛羽高之役で、番組途中からレギュラー入りを果たすと言う戦隊シリーズ唯一の歴史を残した。



ヒーローものから刑事ドラマへの逆パターンは結構ありますが、その中でも有名なのが、やはり特捜最前線。最近復活を遂げた特捜最前線ですが、歴代レギュラー陣の中で、実に4人の俳優が特撮ヒーローものの主演経験者だった。

桜井哲夫…藤岡弘→仮面ライダー1号(本郷猛)
叶旬一…夏夕介→ヒューマン(岩城淳一郎)、スカイゼル(葉山譲治)
吉野竜次…誠直也→アカレンジャー(海城剛)
津上明…荒木しげる→仮面ライダーストロンガー(城茂)、超神ビビューン (月村圭)



刑事ドラマに被害者・犯人役などでゲスト出演した後、ヒーローになった方々もたくさんおられましたね。

特捜最前線「豪華フェリージャック・恐怖の20時間!」…内田直哉→デンジグリーン(緑川達也)
爆走! ドーベルマン刑事「指名手配の少女を救出せよ」…石井茂樹→ゴーグルブルー(青山三郎)
西部警察「ワイルド刑事ハート」…沖田さとし→ダイナレッド(弾北斗)
太陽にほえろ! 「ボギー刑事登場!」…河合宏→チェンジグリフォン(疾風翔)
誇りの報酬「お嬢サマが危ない!」…草刈滉一→ブラックマスク (ケンタ)
ベイシティ刑事「サンタが殺しにやって来る」…西村和彦→イエローライオン(大原丈)


 

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新作スカイフォールが公開中の007シリーズですが、昨年生誕50周年を迎えたそうですね。50年で23作品。ボンドは6代目となりましたが、半世紀でまだ23作なのか。もっと多く作られている印象があったので意外にまだまだ少ない感じがします。リアルタイムではじめて見たのは、テレビで放送されていた初代ボンドのショーン・コネリーや3代目のロジャー・ムーアの作品だったと思うが、やはり、一番馴染みがあるのは、ロジャー・ムーアの作品。「私を愛したスパイ」「ユアアイズオンリー」「オクトパシー」「美しき獲物たち」は、とくによく見ました。ショーン・コネリーのは、ゴールデンタイムではあまり放送されず、深夜の放送だったり、ローカル局での放送でよく見たと思うのですが、残念ながら2代目のジョージ・レイゼンビー主演の「女王陛下の007」だけは、全くテレビで見る機会がなかった。 


最近、イマジカBSで50周年を記念して007シリーズ全22作品を字幕と吹替え両方で一挙放送していて、久しぶりに全て見返しました。吹替えは、テレビ版ではなく、DVD版のほうだったので、大映ドラマのナレーションをよくやっていた来宮良子さんのモード・アダムスとか、野沢那智さんのクリストファー・ウォーケンの声は聞けなかったのが残念。しかし、ジェームズ・ボンドは、テレビ版と同じ声優(ショーン・コネリー=若山弦蔵 ロジャー・ムーア=広川太一郎)だったのでそれなりに楽しめた。ジョージ・レイゼンビーは、テレビ版のほうは、広川太一郎さんが演じられていたそうですが、イマジカBSで放送された吹替えは、小杉十郎太さんが担当していた。小杉十郎太さんは、現ボンドのダニエル・クレイグの声も担当されていますが、レイゼンビーもそれほど違和感はなくハマっていましたね。


さて、007と言えば、毎回変わる主題歌ですが、22作品の中から一番に印象に残るものと言えば…以前は、ゴールド・フィンガー、007は二度死ぬ、ダイヤモンドは永遠に辺りが好きでしたが、今回見返して改めて良いなと思ったのは…。



 

「007/死ぬのは奴らだ」は、ロジャー・ムーア=ボンドの初作品としても有名ですが、主題歌は、元ビートルズのポール・マッカートニーとウイングスが担当しています。ショーン・コネリー時代のオーケストラとは打って変わって、ロック調の軽快なリズムと共に展開されるボンドアクションが中々新鮮だった。二階建てバスを使ったカーチェイスや陸と海を行き交う壮絶なボートチェイスの場面でも流れていたがやはりそれまでにはなかった個性的なメロディが際立っていてカッコ良い。007にしては、少々安っぽい印象もあるけど(苦笑)、今回見直して一番耳に残った。




 

オクトパシーでは、リタ・クーリッジの「All Time High」が主題歌となり、映画のタイトルとは異なる曲が初めて使用されたことでも話題に。以前は全く気にも留めていなかったが改めて聴き返すと、このアダルトムードチックな曲が妙に耳に残る。アクションシーンとは合わなそうだが、この曲は、ボンドガールを演じたモード・アダムスのイメージにぴったりな曲と言える。




 

ダニエル・クレイグのカジノロワイヤルは、劇場で見たが、この「You Know My Name」が流れ出した途端、物凄くゾクッとしたのを覚えている。劇場でこれほどってないほどに、とにかく痺れまくった。ダニエル・クレイグの作品は、確かにアクションは多いが、それよりもクレイグのクールな演技とシリアスな演出が印象に残る。その静かでシブくて悲劇的な世界観にひたすらマッチしていたのがこの曲。


 

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