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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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アメリカNBCで昨年の9月からスタートした『ナイトライダー』の新シリーズは、3月4日に全17話をもって終了した模様です。一昨年末の(ナイト3000となる)ベース車の発表から何かと話題を集めてきた新シリーズですが、パイロットでは、高視聴率を得たものの、テレビシリーズのほうは、シリーズ途中でレギュラメンバーとストーリーの再編成を試みたにも関わらず、視聴率のほうは、横ばい状態で低空飛行を続けたようで、期待されていたシーズン2の製作は、キャンセルされる方向で話が進んでいるようです。おりしも今アメリカ自動車産業界が史上最悪の大不況を迎えている事もあり、その不運も重なってオリジナルのナイトライダーとは、真逆を行く残念な結果に終わってしまいそうです。10年前に製作された「TEAM KNIGHT RIDER」と同じ運命を辿ってしまうのか…?。ちなみに新シリーズは、ニュージーランドやスウェーデンなど、一部の国では、すでに放送されているそうですが、これに続いてぜひとも日本でも放送してもらいたいところです。

同じく、去年の9月にスーパードラマTVでスタートした『新エアーウルフ復讐編』も先週終了しました。新エアーウルフ(シーズン4)は、日本では、ストリング・フェロー・ホークとドミニク・サンティーニが活躍するオリジナルシリーズ(シーズン1~3)に続いて、日本テレビの水曜夜9時枠のゴールデンタイムで約半年間に渡り放送されました。全24話中、18話しか放送されなかったため、残りの6話のエピソードは、長年国内では、陽の目を見ないままでしたが、今回の放送では、字幕つきで完全放送されました。未放映エピソートの感想は、おりおりここで書き綴って行こうと思いますが、一言申すと、やはり、エアーウルフの飛行シーンは、最後の最後まで使い回しだったなと言うのが一番の印象…。最終回も良い意味でも悪い意味でもアメリカのテレビシリーズらしい結末と申しますか、物足りなさが残るものでした。

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今年のライダーは、正直凄い。『仮面ライダーディケイド』の超展開。歴代の平成ライダーたちが劇中余すことなく登場して、バトルしたり協力して敵を倒したり、ディケイドの力になるべく、トランスフォーム(変形)して、ディケイドの武器になってしまう。昭和ライダーもシリーズごとに客演話はあったが、ここまで連続して登場する事はなかったし、ストーリーも濃密では、なかったような気がする。ディケイドたちが旅する9つの世界は、これまでの平成ライダーシリーズのストーリーを熟知していないと、理解しにくいところもあるが、戦闘シーンを見ているだけでも、かなり楽しめます。

ライダー盛況の中、戦隊の方も静かにバトンタッチ。三途の川に生息する妖怪・外道衆からこの世を守るため、侍とその家臣たちが活躍する『侍戦隊シンケンジャー』。時代劇風味のシリアスなストーリーと、ケレン味たっぷりのアクション演出が痛快な2009年の新戦隊。ツンケンしまくる殿様レッドに他のメンバー達が従うと言うこれまでになかったメンバーの関係性が中々ユニークです。名乗りや一つ一つのポーズも個性的でカッコ良い。初回は、オープニングの映像がなく、レッドが外道衆の兵士たちをバッサバッサと斬り倒して行く戦闘シーンと共に主題歌が流れると言うパターン崩しが見られた。侍の従者・日下部彦馬役を演じているのは、かつて「水戸黄門」の格さんなど時代劇でも活躍された伊吹吾郎氏。『バトルフィーバーJ』の鉄山将軍を彷彿とさせる存在感です。ここ最近の戦隊は、ずっと制服を身につけていたが、今回、侍たちの変身前の姿は、私服姿。なぜか懐かしい感じがします。レッドが振り回すどでかい剣や、「ショドウフォン」と呼ばれる携帯電話型の変身ツール、「おでん合体」もできる5つの折神(おりがみ)による合体ロボ「シンケンオー」のデザインもユニークで面白い。贅沢を言えば、敵方にもできれば1人2人は、顔出しの幹部が欲しいところです。

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ダニエル・クレイグ=ジェームズ・ボンド最新作「007/慰めの報酬」観てまいりました。前作「カジノロワイヤル」で、恋人のヴェスパー・リンドを失ったボンドがその復讐のため世界中を駆け巡り、感情任せに暴走するが、次第にエージェントとしての自覚を取り戻して行くいわばボンドの成長ストーリー。今回は、オープニングは、カーチェイスシーンからスタートし、ボンドカー=アストン・マーティンDBSとアルファロメオの激しいカーチェイスが展開。イタリア・ガルダ湖岸の道路から採石場までスピーディーなアクションシーンが続いた。前作でもボンドカーは、登場したものの、カーアクションが少なかったので、物足りなさが残ったが、今作でそれを解消してくれました。ただ、ボンドカーでは、おなじみの秘密兵器を使ったアクションシーンが今回も見られなかったが、ダニエル=ボンドの静かなイメージや物語性を重視し、あえて出さなかったのなら納得できます。

カーチェイス以外にも今回はアクションシーンが多かった。前作「カジノロワイヤル」の冒頭でも、建設中のビルやら、クレーンによって空高く持ち上げられた鉄骨にジャンプして追走するジャンピングアクションが展開したが、今作でも家の屋根から屋根へ飛び移ったり、建物の上から走行するバスの屋根に飛び降りたりするなどのかなりハードなアクションが見られた。それらが全てダニエル・クレイグ本人によるものだと言うからまた凄い。まるで、ジャッキーの映画を見ているような痛快さ。メキシコでは、ボンドたちが乗る双発プロペラ機ダグラスDC-3とヒューヘリコプターとの空中戦が展開。クライマックスの砂漠場に立てられた敵地のビルで繰り広げられたボンドたちが炎の中を駆け巡るアクションも迫力があった。ボンドの愛銃・ワルサーPPKの復活や、前作に続いて登場したMやフェリックス・ライター達の活躍も良かったが、今回一番印象に残ったキャラは、悪役のドミニク・グリーンだろうか。

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テレビ朝日が今年開局50周年だそうです。この間、50年間の番組を振り返る特番が放送されていました。テレ朝と言えば、子供の頃から、藤子アニメ、特撮ヒーロー、そしてアクションものの刑事ドラマのチャンネルと言うイメージが強い。あの頃は、良いコンテンツが一杯あった。とくに金曜夜の編成(夕方は、戦隊→ニュースを挟んでドラえもん→宇宙刑事→プロレス→ハングマン→必殺)は、今思うと神がかり的な並びで、金曜は、ほとんど6(関西では、6は、朝日放送の番号です)にチャンネルを合わせていた。そんな私は、80年代は、生粋のテレ朝っ子だったかもしれない。

その番組では、もちろん『西部警察』も紹介されていましたが、80年代の初期の頃のテレ朝は、他にも刑事もののコンテンツがありました。10年続いた『特捜最前線』、月曜の夜に『爆走!ドーベルマン刑事』や、『警視庁殺人課』なども放送していた。後期には、「欽ちゃんのどこまでやるの?」などバラエティ番組を放送していた水曜夜9時台が海外ドラマの「ナイトライダー」を挟んで、『大都会25時』や『ベイシティ刑事』を初めとした刑事ドラマ枠になり、現在も『相棒』等で人気の刑ドラ枠として存続している。今期は、金曜9時に、『必殺!』のテレビシリーズが復活。特撮ヒーローものは、戦隊、メタルヒーローシリーズ(現在は、ライダーシリーズ)枠共にゴールデン帯から日曜の朝に移動してしまったが、今もって存続させているところは、好感が持てる。しかし、何か物足りない。そう、アクション刑事ドラマが一つもない。『特捜最前線』に代わるものが相棒、『ハングマン』に代わるものが只野仁とするならば、『西部警察』に代わる新たなアクション刑事ドラマが存在してもいいはず。毎年この時期になるとぼやいている気がするが(苦笑)、そろそろ骨太なアクションもの刑事ドラマも復活させてもらいたいところです。

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『ターミネーター・サラ・コナー クロニクルズ』がCS/スカパー・スーパードラマTVでこの夏放送されるそうです。初回からサラとジョンvsターミネーターの激しいバトルが展開するこのシリーズ。その迫力は、過去の映画と並び、中々凄いです。ジョンの守りにつく若い女ターミネーターも中々良い味を出しています。

最近気になっている海外ドラマは結構ありますが、その1つは、『ザ・シールド』。ロサンゼルスのファーミントンと呼ばれる都市を舞台に、ファーミントン署のヴィック・マッキー率いる4人の刑事達で編成された「ストライクチーム」が荒々しい非合法な手段を使って、凶悪事件に挑んで行く姿が描かれます。初回からヴィック達がチームに入ったばかりの仲間を撃ち殺してしまう衝撃的な展開から始まるこのドラマ、その危うさは『あぶない刑事』以上。リアルで生々しい暴力・殺人・性描写などが続出するため、地上波での放送は、おそらく無理でしょう。DVDは、発売されていますが、シーズン2までしか出ていないのが残念です。来月から、AXNで最終シーズンにあたる第7シーズンが放送されるそうで、とても楽しみにしているのですが、もっとも印象に残ったエピソードは、シーズン5の最終話。シェーンが仲間のレンを爆殺してしまうシーン。このドラマにハマったのは、その場面の二人の熱いやりとりを見たのがきっかけでした。

一昔前なら、レン(FF6のマッシュに似ている!)のようなごく普通に男前で誠実そうな男が刑事ドラマの主役になり、ヴィックのようなスキンヘッドに小太りの男が主役になることはまずありえなかったが、時代は、変わったのです。ヴィックを演じるマイケル・チグリス、この人最近どこかで見かけたと思ったら、『ファンタスティック・フォー』で岩男「ザ・シング」を演じた人なんですね。意外にも『特捜刑事マイアミバイス』第5シーズン「THE LOST MADONNA」に出演しています。

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サンテレビで7年ぶりに『ナイトライダー』の再放送がスタートしました。テレビシリーズの再放送は、関西では、過去にABC(朝日放送)で3度(1989.5~90.6・1991.10~92.3・1995.4~)、サンテレビで1度(2000.3~02.3)放送され、今回は、初の昼帯での連日放送となります。先月15日から開始して、2/4の時点で13話「復讐の罠!マイケルは2度死ぬ・シグナルGO!高層ビル激走」まで放送され、早いペースで進んでおります。サンテレビでは、今回2度目の再放送になるのですが、2000年の最初の再放送の時は、テレビ朝日の映像素材が使用されていたのですが、残念ながら今回の再放送は、放送順は、テレ朝と同じですが、映像素材は、テレ朝ではなく、スカパーのものでした。

では、テレビ朝日とスカパーの映像素材の違いとは、一体何か。具体的な例をあげると、まず、テレ朝バージョンは、①オープニングの「ナイトライダー」の日本語タイトルの文字色が赤、②最初の3話のOP後に「ナイトライダー誕生エピソード」と呼ばれるパイロットの内容を簡単にまとめた映像が流された、③本編中に登場人物を紹介するテロップが表示される、④本編終了後は、次回予告とエンディングは、劇中の名場面と共に声優陣、日本語製作スタッフなどのテロップが流されていました。スカパーバージョンでは、①オープニングの「ナイトライダー」の日本語タイトルの文字色が青、②「ナイトライダー誕生エピソード」の映像がカットされている、③劇中の登場人物を紹介するテロップがない、④本編終了後は、予告編もカット、エンディングは、本国の映像をそのまま使用しています。また、3話「激闘!魔の巨大ダム捜査・ナイト2000決死のターボジャンプ!!」では、未だに理由がはっきりしないが、マイケルが自分の勤めていた警察署に行く場面が丸々カットされています。今回の放送でも何の是正もされていなかったのが少々残念でした。しかし、久々の地上波での再放送です。関西圏でサンテレビをご覧になる事ができる方は、ぜひとも堪能されたし。

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