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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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今年で40周年を迎える西部警察。そして、西部警察を超える刑事アクションドラマとして作られたのが、今から丁度30年前、平成元年にスタートした「ゴリラ警視庁捜査第8班」。初回は、台北、フィリピンを舞台に、秋葉礼次をリ一ダ一とする国際強盗団と、警視庁が極秘裏に組織した倉本省をリーダーとする通称「ゴリラ」と呼ばれる精鋭チームがフィリピン奥地のジャングルで激しい戦闘を繰り広げた。



日本の刑事ドラマ史上、海外を舞台に大スケールかつド派手なサバイバルアクションを展開したのは、後にも先にもこのゴリラだけだと思います。フィリピン大統領府全面協力の下、マニラ市街地での大ロケーション、熱帯雨林での戦闘シーンの撮影では、実銃や軍用ヘリコプターなどが貸し出され、さらに当時の大統領の義弟が元レンジャー部隊指揮官として番組に出演するなど、国家的規模で制作されたことも驚き。まさに和製ランボーと言っても過言ではないくらいハードなアクションの連続に圧倒されました。



当時アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「ゴリラ」というアクション映画がありましたが、この刑事ドラマもそれに負けないくらい破壊力抜群のアクションシーンを見ることができた。当初は、戦闘服を身につけたコンバットスタイルでの活躍が目立ったが、路線変更にともないその姿での登場はなくなった。
















当初は、このような傭兵部隊のイメージが強かったゴリラ。















フィリピン奥地、橋上で挟み撃ちにされながら激しい銃撃戦を見せる。




西部警察と同じく、国内でも大規模な地方ロケーションを敢行したゴリラですが、その第一弾となった九州ロケの「博多大追撃」では、当時開催されていたアジア太平洋博覧会の会場を舞台に、ゴリラのチームがブラックマーケットで盗品を売りさばく唐沢一味と対決。壮絶な銃撃戦&カーアクションに加えて、人工海浜ではボートの爆破シーンが撮影された。













 

ゴリラのメンバーが乗る車の中でとくにカッコ良かったのが、伊達刑事が乗っていたガルウィングのスタリオン。このエピソードでは、爆発の煙や粉塵にまみれながらも犯人の車を追跡する姿がとても印象でしたね。





「危険地帯」では、研究所から数百万人分の致死量に相当するボツリヌス菌を奪った犯人一味と対立。ゴリラ率いるパトカー軍団が激しい爆撃を受けたり、ホイールローダや巨大なダンプも登場して大バトルが展開した。炎に飲まれ、激しくクラッシュするパトカー、ホイールローダに押されて崖から転落するパトカーもいたり、西部警察さながらの凄まじいカーアクションシーンに圧倒されました。平成元年。日本にも熱い刑事ドラマがありましたねえ。













 

ホイールローダのバケットに押し潰されるパトカー。













 

西部警察や刑事貴族など、様々な刑事ドラマで見せていた舘さんダイブ。ゴリラのこのエピソードでも披露していました。


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1980年代のハリウッド映画は、ド派手な刑事アクションが花盛りの時代でもありました。バディコップものの傑作と言えば、当時メル・ギブソン、ダニー・グローバー主演で人気を博した「リーサル・ウェポン」シリーズ。1987年に第1作を公開。「マッドマックス」シリーズのメル・ギブソンが、ベトナム戦争を経験した元陸軍特殊部隊員で、妻を亡くした後、自殺願望を強く持っている特殊な性格の刑事マーティン・リッグスを熱演した。








1作目は、そんな主人公の特殊な設定からか、暗いイメージのシリアスな刑事アクション映画だったが、2作目からは、コミカル要素の強い作品になり、銃撃戦やカーアクション、爆破などのアクション演出が凄まじくド派手になりました。


平成も残すところ1ヵ月半を過ぎましたが、今回は、1989年(平成元年)に公開された「リーサル・ウェポン2/炎の約束」について。



BDに収録されている日本語吹替版で拝見。マーティン・リッグス刑事の声を、当時「太陽にほえろ!」や「ベイシティ刑事」などのアクション刑事ドラマで刑事役を演じた世良公則氏が担当している。実は今回この吹替版で初めて見たが、TV版の鈴置洋孝さんや磯部勉さんの声が記憶にあるせいか、最初のうちは違和感があって、リッグスが時々星野刑事に見えたりもしたが(苦笑、このバージョンも中々味のあるキャスティングで良かったと思います。ただ、この作品からお笑い担当として初登場したジョー・ぺシが演じるレオ・ゲッツの声は、やはりTV版の青野武さんの声のほうがノリが良かった気がします。


当時のアクションは、CGが一切なく、実物で表現しているでやはり迫力が断然違いますね。のっけからロスの都市部のハイウェイでカーチェイスが展開したり、リッグスが暴走する車の前部のグリルにしがみつく中盤のワイルドなカーチェイスも見応えがあった。ラストのほうで、麻薬組織のボスのアジトになっている建物の支柱をリッグスが車で引っ張り壊して、アジトを転落、崩壊させるアクションシーンがありましたが、ここまでやってしまうのかと(笑、当時は驚きと同時にもの凄いインパクトを感じました。
















当時、話題になったシーンと言えば、トイレの便器に仕掛けられた爆弾。リッグスの相棒のマータフ刑事(ダニー・グローバー)がズボンをズリ下げて座ったまま、身動きがとれなくなっている様が面白おかしかった。ちなみに、「踊る大捜査線」でもこれをヒントにしたかと思われる爆弾シーン(湾岸署に送られてきたマッサージチェアに爆弾が仕掛けられており、それに座った和久さんが動けなくなる)がありましたね。
















女刑事が飛び込み台に立って、プールに飛び込もうとした瞬間に爆弾が爆発して殺されるこのシーンは、とても衝撃的でしたが、スタントマンの方、ケガはなかったのでしょうか・・・。



リーサルウェポンと言えば、現在AXNでTVドラマ版が放送中ですが、以前このブログでもお伝えしたように、リッグス役を演じていた俳優が撮影現場でトラブルを起こしたのを理由にシーズン2の最終回で唐突に殉職する形で降板。シーズン3から、ウェスリー・コールというCIA捜査官上がりの刑事が登場して、マータフとコンビを組む異例の展開を見せている。主演俳優が交替するケースは、日本でも「刑事貴族」シリーズなどがありましたが、リッグスがいなくなってしまったらもうリーサル・ウェポンじゃないじゃん!と言うファンの声もちらほらあるようです(笑。


クレイン・クロフォードのリッグスもようやく良い味が出てきて、これからというところでの突然の交替劇に少々がっくりしてしまっているのですが、ただ、マータフ刑事役のデイモン・ウェイアンズも自身の健康状態を理由に降板をほのめかしているそうなので、もし来シーズンがあったとしても、リッグスもマータフもいないリーサルウェポンになってしまう。満を持してスタートしたドラマ版は、暗雲が立ち込める状況となっているようです。


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メタルヒーローシリーズの第1作の宇宙刑事ギャバンをHD画面で再見。一条寺烈が蒸着してギャバンに変身する時の合成シーンは、今見ても本当にカッコ良い。ドルギランから粒子の状態で電送されたコンバットスーツが一条寺烈の体に吹き付けられて、スーツが形作られた後、ピカッとスーツが光り輝くところが感動的に素晴らしいです。これは、今のCGでは出せない、当時の特撮技術ならではのカッコ良さなのではないかと思います。魔空空間の恐怖演出や場面の切り替わりの凄まじさ、何よりダイナミックなアクションは毎回見応えがありました。









改めて見て何点か気づいたことは、まずあのレーザーブレードのテーマ。3話で初使用され、その後も何度か使われていましたが、毎回使用されるようになったのは、28話以降からだったんですね。もっと早い時期に定着していたものと思っていましたが、結構遅かったみたいです。


第30話からマクーのボス・ドン・ホラーの息子のサンドルバとその母魔女キバが登場しますが、それと入れ替わるように32話からミミ一が登場しなくなったこと。これについては、ミミ一役の叶貴和子さんが当時、売り出し中の女優であり、別の仕事(土曜ワイド劇場の江戸川乱歩の美女シリーズの、「白い素肌の美女」に出演)をしていたためだったそうです。ミミ一は母の病気で故郷のバード星に戻ったことになり、代わりにコム長官の秘書のマリーンがギャバンのサポートにつくようになった。ミミ一は、42話から再登場していますが、その間、OPからもミミ一の映像が外されていました。


さらに、ギャバンが使用するメカの一つ・ギャビオンが30話台になってから毎回のように登場するようになったこと。最初の頃も何度か使用されていましたが、ギャバンがギャビオンの上に乗って地上攻撃用にギャビオンを使うようになったのは、意外に遅かったんですね。




OPとEDを途いての20分間、ノンストップの激しいアクションを見せ続けることが多かったギャバンですが、やはり、個人的にべストアクションエピソードは・・・



















第15話「幻?影?魔空都市」→獣星帝国二万六千年の記念日を目前にマクーがその捧げものとしてギャバンの首を狙うお話。ビル窓から決死のダイビング→ビル落下の途中電線に捕まり、そこからターザンのように降下→走行するジープの上でマクーの戦闘員達と激しい格闘→お遍路の集団に追いかけられる→着物姿にミミー達に傘型の機関銃で狙われる等々、最後まで息もつかせぬスリリングなアクションの連続。

















第17話「走る時限爆弾!白バイに乗った暗殺者」→ミミーが兄のように慕う白バイ警官の大条寺豪がマクーに囚われ、烈が豪を助けに行く話。烈がブレーキの利かない爆弾つきの車に乗り込んでしまい、街を大暴走。この頃の特撮は、ド派手なカーアクションもあって、見応えがありましたね。車と同時に烈が崖から落下するシーンは、ゴセイジャーの劇場版でもパロディ化されていましたが、今見ても凄まじくインパクトのあるアクションです。
















第41話「魔空都市は男の戦場 赤い生命の砂時計」→烈が再び魔空都市に閉じ込められ、虚無僧、バイクに乗る武者、マッチョンマン、謎のカンフー集団、そして、烈の偽者など、様々な刺客と対決する。烈が蒸着してギャバンになった後、戦闘機や戦車団、騎馬隊、スカッドミサイルなどに次々と攻撃を受ける場面も圧巻。



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ジャン・マイケル=ビンセントが先月の10日に死去したという一報がありました。今も現役俳優として活躍していれば、およそ一ヵ月もかからずに報道が出ていただろうと思いますが、晚年は度重なる事故によって俳優人生を断念せざるを得ない状況になり、映画やテレビの場から遠退いていたことも、このような一ヵ月遅れの訃報の原因になってしまったのかもしれません。

















ジャン・マイケル=ビンセントを知ったのは、やはり「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」でした。当初、エアーウルフは、関東では日本テレビの日曜夜10時30分に放送されていたが、1987年の4月期から水曜夜9時に移動した。その時間は折しもテレビ朝日が「ナイトライダー」を放送していた時間であり、おそらく日テレがナイトライダーにぶつける形でエアーウルフをその時間に移動させたのではないかと思います。ところがナイトライダーの放送は、そこから逃げるように月曜の夜8時に移動してしまったため、結局のところエアーウルフとナイトライダーがぶつかったのはエアーウルフが初めて水曜夜9時に放送された日(1987年4月8日)の一回限りだった。


エアーウルフ出演時、ジャン・マイケル=ビンセント(以後JMV)はすでに40歳になっていたが、今でいうところのイケメンであり、ニ枚目のそのカッコ良いルックスを見て一気にファンになりましたが、彼の場合、まず何よりも名前がカッコ良かった。エアーウルフが終わった後も彼の出演作をたくさん見ました。代表作は、サーフィン映画の「ビックウェンズデー」となっていますが、チャールズ・ブロンソンと共演した「メカニック」の若い項のJMVも良いし、「爆走トラック'76」の戦うトラック野郎のJMVもワイルドでカッコ良いし、「グレートスタントマン」でバート・レイノルズと一緒にド派手なスタントをこなすJMVもカッコ良かった。



映画で最後にJMVの姿を見たのは、「バッファロー66」でしたが、それよりもインパクトがあったのは、テレビドラマ「刑事ナッシュブリッジス」のシーズン3「麻薬戦争」にゲスト出演したこと。このエピソードでJMVは、ベトナム戦争でヘリコプターのパイロットをしていた過去を持つナッシュ刑事の兄・ロバート役を演じた。エアーウルフで、ベトナム戦争で行方不明になった兄・ジョンを探すストリング・フェロー・ホークを演じたJMVが、それを彷彿させるような役を演じていたのがとても印象的でした。






JMVの追悼にエアーウルフのBDを引っ張り出してきて、久しぶりに見たのはこのエピソード。



『コンピュータ電子戦!! 盗まれた設計機密』


日本のテレビでは、第5話として放送された話。エアーウルフのパイロット候補の一人・ウィンチェスター博士が開発した「エアーウルフの実験用フライト・シミュレーター」にホークとウインチェスターが乗り込み、シミュレーターの中で2機のエアーウルフが激しいバトルを展開させるストーリー。このエピソードのホーク達の会話は、今となってはとても心に突き刺さるものが多かった。
















ホークとアークエンジェルの会話。次のエアーウルフのパイロットを育成したいアークエンジェルがホークを説得する場面。


アークエンジェル「エアーウルフのパイロットは君しかいない。それが問題なんだ。誰がその技術を後輩に伝えるんだね。君が交通事故にでも遭ったらどうなる。10年後に君の操縦技術が衰えてきたらどうする?」

後のJMVの人生を予期しているかのようなセリフにドキッとさせられましたね。テレビ放送ではカットされ、BDで吹替えが新録された場面にも印象的なやりとりがありました。











ドミニク「ほら、おまえだって後2、30年経ったら引退してるだろう。で、わしはあの世で飛び回っている。その頃、どこかの若いパイロットがシミュレーターで空中戦に挑む。相手はおまえとわしだ」

エアーウルフの秘密基地の中でドミニクがホークに話している時のこのセリフも、二人がいなくなった今となってはとても切なくなります。















このエピソードには、吹替えが新録された場面が結構ありますが、その中でもホークとドミニクがコヨーテのマネをして月を見ながら楽しそうに吠え合うシーンもとても印象に残りました。



エアーウルフについては、これからもこのブログやHPで語り継いでいきますが、ジャン・マイケル=ビンセント氏のこともまた、機会があれば取り上げていきたいと思っています。ストリング・フェロー・ホークよ永遠なれ!ジャン・マイケル=ビンセント氏のご冥福をお祈り致します。


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ファミ劇では、現在、西部警察PARTⅢを放送中ですが、久しぶりに沖田刑事(以後オキ)の退場回に当たる第6話を拝見。やはり何度見てもグッと来るものがありますね。犯人に銃で撃たれたり刺されたりして殉職することが多かった太陽にほえろ!の刑事達に対し、一年前に銃で腰を撃たれ、その致命傷により余命いくばくもない残りの人生を西部署の刑事として全うし、最後は、自らの死期を悟って西部署を去り雪山に消えていくオキの退場劇は当時としては、かなり斬新でとてもインパクトがあったと思います。



ところで、PARTⅢのOPテーマはPARTⅡに引き続き「ワンダフル・ガイズ」が使用され、OPテーマが流れている時の映像は、第1話から7話まではPARTⅡのものが使用され、五代純刑事が初登場した第8話から大幅にリューアルされたことは、ご存知かと思います。本来、西部警察PARTⅡは、沖田刑事の最後の登場回となったPARTⅢの第6話を最終話にする予定だったそうですが、4月の番組改編に合わせて、前倒しでタイトルをPARTⅡからⅢに変更したことから、このような形になってしまったそうです。つまり、予定通りなら、PARTⅡは46話まであったことになり、大将(山県刑事)の初登場回がPART3の初回になるはずだったわけですね。






西部警察予告編集第3弾。今回は、PART1の21話から30話の中からとくに気になった回をご紹介いたします。












第21話「汚ない奴」→冒頭のヤクザ同士の抗争。ジープに乗るヤクザが銃を乱射しながら2人のヤクザを追いかけ回している場面のジープ視点の未使用のカット。





















第23話「トリック・プレー」→狙撃事件があった銀行前で大門と鑑識の国立が話している場面。5人が狙撃地点のビルを眺めている未使用カット。ちなみに予告編に映っているビルと本編のビルが違っている。





















第24話「獅子に怒りを!!」→カーチェイスのシーンに、なぜか『大都会PARTⅢ』第2話「白昼のパニック」のヘリが白いフェアレディZを追跡している映像が挿入されている。





















第25話「刑事を奪え」→ゲンが殺人犯に疑われ、「俺は撃ってないよ!!」と刑事達に必死に叫んで激しく抵抗する場面。本編では、丸ごとカットされている。




















第30話「絶命・炎のハーレー」→タツが殉職した後の霊安室のシーン。木暮課長がタツの顔にかぶている白い布を取る時の長めのカット。



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日本映画の巨匠、佐藤純彌監督が先月亡くなったそうです。劇場で始めて見たのは、西田敏行主演の「敦煌」(1988年)。製作費45億円をかけて中国大陸で大ロケーションが行われた日中合作の映画。十一世紀の宗の時代の中国を舞台にしており、日本人キャストが中国人を演じたことも話題になった作品。当時はまだ、日本映画にもこの作品のような大スぺクタクルな映画があったんだなあと、改めて驚きを感じてしまいますね。


高倉健が自衛隊の特殊工作隊員を熱演した「野性の証明」(1978年)は、TVで何度も見ました。山岳行動訓練中に起きた大量虐殺事件の真相を知ったために、強大な権力者たちに命を狙われる元自衛隊員。高倉健が自衛隊と果てしない戦いを繰り広げる壮絶なストーリーでしたが、これもスケールの大きな作品でした。デビューして間もない薬師丸ひろ子の初々しい姿や、西部警察に出演する前の舘ひろしが出ていたり、他にも魅力的な俳優達が大勢出演していたところも良かったです。











佐藤純彌監督作品と言えば、やはり一押ししたいのは、これ。






当時のオールスターキャストで製作された総制作費50億円の和製パニックムービー。この映画に出る前まではヤクザ映画で主演を張ることが多かった高倉健が犯人役を演じたことでも話題になった作品。当初は、菅原文太が主演になるはずだったが、「これは新幹線が主役で俳優は付け足しだから嫌だ」との理由で菅原氏に断られたため、この脚本に興味を示した高倉氏が演じることになったそうです。内容が過激すぎることや、東映側がタイトルの変更に応じなかったのを理由に当時の国鉄から撮影の協力を得られなかったため、新幹線の走行シーンはほとんどがミニチュアでの撮影になったそうですが、それでも違和感なく終始緊迫した映像になったのは、佐藤監督の手腕の賜物だったのでしょうね。


実は昨年末に東映チャンネルの「ピンスポ」というインタビュー番組に佐藤純彌監督が出演し、「荒野の渡世人」や「実録安東組 襲撃篇」などの東映チャンネルで放送される自身の監督作品や、新幹線大爆破についても解説していたのですが、それがお姿を見た最初で最後の機会となってしまいました。日本映画の最も良い時代に活躍された監督がまた一人・・・。佐藤純彌監督の御冥福をお祈りいたします。



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