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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2025/04月

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地上波で昔の名作映画が放送されなくなってから早十数年。最近フジでインディジョーンズシリーズ全4作が久々に放送されたそうですが、そう言えば、私が初めてインディシリーズの一作目「レイダース失われたアーク」を見たのは、フジのゴールデン洋画劇場だった。二作目の魔宮の伝説は、金曜ロードショー、三作目の最後の聖戦もゴールデン洋画劇場だったと思います。当時、インディ(ハリソン・フォード)の声は、村井国夫が担当し(日本テレビ版の吹替え)、フジで見たレイダースも日本テレビ版の吹替えで放送されていましたが、最後の聖戦だけフジテレビ版の吹替えがあり、シュワちゃんなどの声でお馴染みの玄田哲章がインディの声を演じていたのが印象に残っています。


レイダースのTV初放送が1985年ですから、かれこれ30年以上経っているわけで、時の流れを感じると言いますか、30年後にタイムスリップしてしまったような気分になりますが(笑)、まあインディは有名だからこうして今も地上波で流れるけど、他の80年代の作品や70年代の作品は今は全く放送されなくなった。それらの作品は、スカパーの映画チャンネルで見ていますが、近年は時代に埋もれてしまったマイナーな作品も結構吹替えで放送してくれるのがありがたいですね。




毎年、定期的に70年代の吹替え映画も見ていますが、最近見た中で面白かったのは、チャールズ・ブロンソンの「軍用列車」。時は1873年。知事や牧師、医師らを乗せた8両編成の軍用列車が疫病にかかっている砦の騎兵隊の元へ向かっていたが、列車の中で立て続けに殺人事件が起こり、医師の資格を持っているディーキン(チャールズ・ブロンソン)が調査を始めるというストーリー。一見西部劇のようにも見えたが、いわゆる列車サスペンスもの、トラベルミステリーとも言えそうな内容でした。


この時代の列車ものの映画と言えば、リチャード・ハリスの「カサンドラ・クロス」、ジーン・ワイルダーの「大陸横断超特急」などを思い出しますが、この軍用列車の見所をアクション限定で言いますと、なんといってもブロンソン演じるディーキンとアーチ・ムーアという元ボクサーが演じるカルロスが雪が降り積もった列車の屋根上で大暴れするところと、本物の列車を転落させているところ。列車の屋根上の対決シーンはおそらくスタントマンだと思いますが、時折ブロンソン自身がやっているかのようなカットも見受けられたり、二人が列車の屋根から転げ落ちて、おそらく十メートル以上の高さはあるであろう橋の上を列車が渡っている間、ずっとその屋根についている手すりにぶら下がった状態になるという、なんともきわどいアクションを見せていた。









通常の列車の屋根上も危険ですが、雪が降り積もってる屋根の上で格闘するってワイルド過ぎる(苦笑)。









カサンドラ・クロスにも列車の転落シーンがあったが、明らかにミニチュアで撮られたものであった。一方、軍用列車は本物の列車を使っていた。転落によって無惨に壊れていく列車の生々しい破壊の瞬間がスローモーションで映し出されており、重量感がひしひしと伝わり中々の迫力でした。



吹替えは、1980年に「月曜ロードショー」で放送されたTBS版のもので、ブロンソンの声を森山周一郎を担当し、保安官のネイサン(べン・ジョンソン)を塩見竜介、フェアチャイルド知事(リチャード・クレンナ)を森川公也などが演じていた。リチャード・クレンナは、ランボーシリーズのランボーの元上官のサミュエル・トラウトマン大佐役が有名ですね。音楽は、ジェリー・ゴールドスミスが担当。ゴールドスミスと言えば、ランボーシリーズの音楽も彼の作曲でしたが、軍用列車のBGMを聞いていると、時折ランボーっぽい感じのメロディもあり、思わず聞き入ってしまいました。


実は8年ほど前にも一度見たことがあるのですが、その時はまだスカパーがSD画質で、25インチのブラウン管テレビで見たのでイマイチ画質も冴えないし、画面が小さいのであまり迫力を感じなかった。今回はちょっと大きめのフルHDワイド液晶画面で鑑賞したので、ものすごく迫力が伝わり、改めてこの映画の古き良きを味わいを堪能いたしました。


他にもバディ刑事ものの「破壊!」や、ジェームズ・コバーンがプロのスリ師を熱演した「黄金の指」なども見ましたが、これ以上になると長くなりそうなのでまた機会があれば、ここで紹介したいと思います(笑)。


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昔「テレビ探偵団」という著名人をゲストに呼んでなつかしのテレビを振り返る番組があり、その番組で近藤正臣がピアノの鍵盤の上に立って、足でピアノを弾くという場面を何度も見た記憶が残っている。しかし、その場面がある『柔道一直線』というドラマ自体は今まで一度も見たことがなかった。


柔道一直線って一体どんなドラマなのであろうかと、子供の頃にテレビ探偵団でそのシーンを見てからずっと気になっていたのですが、地上波で一度も再放送されることもなく、もう見る機会はないと思っていたところ、最近、東映チャンネルで柔道一直線が始まったので見てしまった。足でピアノを弾くシーンがあるドラマだから他にももっと強烈なシーンがたくさんあるのではないかと思っていましたが、予想の遥か斜め上をいく強烈な場面の連続でした(笑)。



世界一の柔道家を目指す主人公・一条直也が使う「空中二段投げ」をはじめ、ほとんどの必殺技の演出がまるで特撮ヒーローのようであり、思っていた以上に特撮している。梶原一騎原作の漫画をドラマ化したものだから演出も荒唐無稽なド派手なものになったのでしょうね。スポ根ドラマであり、かつ特撮ドラマでもあった。大野剣友会がアクションを担当しており、演出や効果音なども含め、この後に放送された仮面ライダーにも影響を与えた作品だったようです。主人公の一条直也の前に次から次へ強敵があらわれる展開を見ていると、思わずキン肉マンや北斗の拳、ドラゴンボールなどのジャンプ漫画をついつい思い出してしまったが、それらの漫画もきっとこのドラマの影響を受けたに違いないと確信しました。


一条直也の前にあらわれる数々の強敵の中には外国人もいて、マスクをかぶった奴やら、バイクに乗った黒人の集団やら個性的なのがたくさん出てきました。今のところ個人的にインパクトのあったキャラを何人か紹介しますと。












ロバート・クルス

「柔道キッド」とあだ名される青い覆面を被ったアメリカの柔道選手。得意技は、「ライナー投げ」。まさにプロレスのヒールって感じのキャラですが、ザ・デストロイヤーじゃないよね?(苦笑)。












熊野太郎

熊野山中学の柔道選手。おかっぱ頭で熊の羽織(ちゃんちゃんこ?)を身につけている。下駄は履いていないがゲゲゲの鬼太郎にしか見えない(笑)。ちょこちょこした走り方が面白い。










ほしがみ

レスリング部の部員。幼くして両親を亡くし孤児院で育った。類まれな身体能力と圧倒的な力技で一条に勝負を挑むも、一条の二段投げに敗れる。ほしがみ役は、往年の刑事ドラマの悪役でお馴染みだった片岡五郎氏が演じていた。




なお現時点(32話まで拝見)で近藤正臣が演じた結城真吾はまだ登場していない。どうやら結城真吾は、一条直也が青葉中から桜ヶ丘高へ進学した後に登場するようなので、もうまもなく伝説のシーンが見られそうですね。というか、一条直也てまだ中学生だったのか。敵キャラもみんな中学生みたいですが、みんな大人びていますね(苦笑)。


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ス一パードラマTVで放送されていた「MACGYVER/マクガイバー」のシ一ズン1が全21話をもって終了。オリジナルのマクガイバーは、単独で困難に立ち向かうことが多かったが、新しいマクガイバーは、チーム(特にジャックと一緒に行動することが多い)で動くので、危機迫るシーンがあっても仲間がいるからなんとかなるんじゃないの?と思ってしまうし、切迫感が薄いのが若干もどかしいところではあるのですが、マクガイバー役のルーカス・ティルは中々のナイスガイでぴったり役にハマっているし、吹替の声もイメージに合っていて、違和感なく見ることができた。


シーズン1を大まかに振り返ってみると、まずシーズン中盤で大きなターニングポイントがありました。マクガイバー達の上司であるパトリシア・ソーントンが二重スパイの容疑で捕まり、フェニックス財団から追放されてしまったこと。シリーズの途中で言わばチームの長官的な役割の人が逮捕されるってのは結構衝撃的な展開ですよね。ナイトライダーで言えばデボンが、エアーウルフで言えばアークエンジェルが捕まるような展開ですからね。まあエアーウルフの方はもっと衝撃的なことになっていましたが(苦笑)。



で、パトリシア・ソーントンの代わりに入ってきたのがマチルダ・マティ・ウェバーという、これまた女性の本部長なのですが、メレディス・イートンという小人症の女優さんが演じている。この方、まだ一度も他の作品で見たことがないのですが、ドラマに結構出ているらしく、有名なところでは、CSIやNClSなどにゲスト出演しているそうです。マクガイバーの幼馴染みかつルームメイトのウィルト・ボーザーがある事件をきっかけにマクガイバーの正体を知り、彼もフェニックス財団のメンバーになった。ボーザー役は、テレビドラマ版の「ラッシュアワー」ではみだし者の刑事役を熱演していたジャスティン・ハイアーズ。ボーザーは、ラッシュアワーのカーター刑事ほど派手な役柄ではないが、マクガイバーの良きアシスト役という感じで存在感を発揮していました。


レギュラーではないですが、「パーソン・オブ・インタレスト」で女性ハッカーのルートを演じたエイミー・アッカーがジャックのCIA時代の相棒サラ・アドラー役でゲスト出演していました。ルートがかなりのインパクトのあるハマり役だったので、どうしてもサラがルートにしか見えなかった(苦笑)。サラもフェニックス財団のメンバーになれば面白そうなのですが、結局二本のエピソードにしか登場しませんでしたね。



この新しいマクガイバー、見れば見るほど「HAWAII FIVE-0」を見ているような気分になってくるのですが(苦笑)、ファイブオーのウォー・ファットと同様に、マクガイバーの宿敵になりそうなのがマードック(演:デヴィッド・ダストマルチャン)という名の殺し屋の男。廃車置場でマクガイバー達を殺そうとしたが失敗し、終身刑を言い渡されて刑務所の独房に入れられたが、「フェニックス財団の全員を一人残らず殺したい」などという夢を語り、サイコパス的な不気味な存在感を漂わせている。実は、このマードックというキャラは、オリジナルのマクガイバーにも登場しており、マクガイバーの宿敵として悪の限りを尽くした人物。最終回のやりとりで、マードックに子供がいることが明らかになりましたが、引き続きシーズン2でもマクガイバー達と因縁の対決を繰り広げることになりそうです。


パトリシア・ソーントンも関わっていた、フェニックス財団に侵入した敵組織についてはまだ何も解明されていないし、マクガイバーの父親のことも謎のままシーズン1は終了。刑務所から脱走したマードックのことも気になりますが、もう一つ気になったのは、最終回に登場していた「スパーキー」と呼ばれるAIロボットのこと。シーズン2では、ジャックに代わってマクガイバーの良き相棒に・・・なんてナイトライダー的な展開にはならないとは思いますが(笑)、スパーキーが活躍するエピソードもあると良いですね。



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ファミリー劇場で放送中の「太陽にほえろ!」テキサス編は、今月から放送時間が朝の8:30に移動。現在160話台に入っていますが、マカロニ、ジーパン以上に熱い展開が多く、思わず見入ってしまうエピソードが多いですね。長さん家族が犯罪に巻き込まれてしまう話(「家族」)や、テキサスが漁師に扮して漁船に潜り込む話(「海のテキサス」)など、多彩なストーリーかつスケールの大きい作品もあり一話たりとも目が離せない。東京の古い街並みを見るのも楽しいし、この頃はいろんな所で自由にロケしているのが良い。出来立ての高速の高架下とか住宅街の幅狭い道で繰り広げられる荒っぽいカーチェイスも見応えがあります。


この頃は、ゲストも多彩です。154話の「自首」というエピソードに前田吟が出演していました。この人は、「渡る世間は鬼ばかり」などホ一ムドラマや2時間もののサスペンスのイメージがありますが、「夜明けの刑事」の中ピ連や探偵犬の話、「代表取締役刑事」など、実は刑事ドラマの出演作も数多かったですよね。太陽では、刑務所を脱獄した殺人犯を演じ、デンカと格闘したりナイフで刺したりする過激な演技が見られました。凶暴な前田吟は珍しいし、とてもインパクトがありましたね。ちなみにこのエピソードの脚本を担当したのは、ドラえもんの声でお馴染みの大山のぶ代氏。


163話「逆転」には、西村晃がゲスト出演。西村さんと言えば、やはりニ代目水戸黄門のイメージが未だにありますが、「傷だらけの天使」のクセのある刑事役も印象にあります。太陽でも山さんの先輩の警視役を演じていました。山さんが殺人を犯したと思われる先輩刑事を自供させようとするストーリーで、取調室の中で終始二人が緊張感漲るやりとりを見せていました。先輩刑事を相手に四苦八苦する山さんの必死な姿が印象的。あんなに汗をかいている山さんは珍しい。先輩かつ同業の相手だけにかなり手強かったのでしょうね。ラストの数分でアッと驚く展開になり、証言が見事に覆えるところが面白かったですね。


162話の「したたかな目撃者」の熊倉一雄のゲスト出演はちょっと驚きましたね。熊倉さんと言えば、アルフレッド・ヒッチコックの声や、「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌を歌ったことでも有名ですが、この頃はドラマ出演も多かったようです。空き巣に入った部屋で殺人を目撃してしまい、その犯人に仕立てられてしまう哀れな窃盗犯の男役でしたが、とにかくあの独特のボイスとキャラが強烈。テキサスと一緒に楽しそうに真犯人を探したり、テキサスと腕を組んで嬉しそうにトイレに行く姿など、おかしな空気が漂っていて面白かったです(笑)。熊倉さんのキャラのせいかいつもよりコミカルな作風に見えましたが、ラストのボートチェイスは中々迫力があり、アクションも見応え十分でした。



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光陰矢のごとしということで2017年も残すところ2ヵ月を切りましたが、今年もまたこの季節がやってまいりました。早くも昨日3話が放送されたFOXで放送中の「ウォーキング・デッド シーズン8」。シーズン7で大切な仲間を救世主のリーダーのニーガンに惨殺され、一時はニーガンにひれ伏したリック達が「ヒルトップ」と「王国」と呼ばれるいう2つのコミュニティを仲間にして反撃を開始した。


シーズン8初回、救世主の拠点にリック達の軍団が向かい、戦いののろしを上げた。シーズン7初回のようななよなよしたリックはもういなくなり、これまで数々の人間達と戦ってきた闘志に燃えるリックの復活であります。ニーガン打倒のために集まった数多くの精鋭達が果敢に救世主のアジトに突撃。ゾンビドラマからコンバットのような戦争ドラマに衣替えしたかのような激しいバトルの連続でした。しかし、その戦闘になぜだかカールの姿はなかった。カール役の俳優が大学に進学したので、さっそくその影響が出ているのかもしれませんが、リックの後継者たる貴重な存在だけに、今後どのような形で登場するのか気になるところですね。


もう一つ気になったのは、老人になったリックが出てくるシーン。あれはリックの未来の姿なのか、あるいはただの妄想なのか定かではないですが、いつか訪れるであろうこのドラマの最終回の一場面のようにも見えましたね。神父のゲイブリエルがウォーカーに囲まれ、命からがらバンの中に逃げ込んだが、なんとその中でニーガンとばったり出会ってしまい人質にされてしまいました。



ゲイブリエルの俳優さん、酒気帯び運転と薬物所持で警察に逮捕されちゃったみたいですが、ニーガンにまで捕まっちゃって、これからどうなってしまうんだろうと第2話を確認したら、なんとニーガンもゲイブリエルも出てこなかった(苦笑)。リック達は、今回も救世主と激しいバトルを繰り広げましたが、その途中、モ一ガンを含めた三人が敵に撃たれてしまった。シーズン8最初の犠牲者はモ一ガンか?・・・と思いましたが、なぜかモーガンだけ命拾いし、スクッと起き上がってまた戦闘に向かっていった。何かこれ伏線のようにも思えるのですが、やはりモーガンは銃ではなく棒術で戦って欲しいな(笑)。ジーザスも敵に捕まって頭に銃を突きつけられて万事休すかと思いきや、敵が油断したスキを狙い形勢逆転、ピンチを脱しました。自分を殺そうとした男なのに、殺さずに生け捕りにするジーザスさん男前。


今回はエゼキエルが飼っている虎のシヴァも活躍しました。CGなのにかなりリアルな動きをして本物の虎のようにしか見えない。敵に襲いかかる場面も迫力がありましたね。一方、リックは、戦闘中になつかしのある人物と再会を果たしました。シーズン1のアトランタでリックやグレン、アンドレアらと共に行動をしていたモラレスという男です。











シーズン1の時よりもスリムになってカッコ良くなっていましたね。妻子がいたはずですが、今回その姿はなく、彼は救世主の一員になっていました。モーガンと同じようにモラレスもまたリックの仲間になるのか、それとも救世主としてリックと最後まで戦うのか気になります。


シーズン8になってますます影が薄くなったウォーカー。ウォーカーさん達そっちのけで戦争に明け暮れる人間のほうがやはり一番恐ろしい存在・・・というシニカルな空気がムンムン漂うシーズン8も見応えがありそうです(苦笑)。


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最近はNHKの大河ドラマぐらいで、地上波でほとんど見かけることがなくなった時代劇。昔は各局色々やっていましたよね。個人的に印象に残っているのは、TBS→水戸黄門、テレビ朝日→必殺シリーズ/暴れん坊将軍、フジテレビ→銭形平次、日本テレビ→長七郎江戸日記、テレビ東京→大江戸捜査網と、昔はこんなイメージがありました。80年代は、海外ドラマや刑事ドラマ、特撮もたくさん見ておりましたが、時代劇も毎年たくさん放送されていたのでよく見ましたね。やはり、一番好きだったのは、必殺シリーズ。1972年にスタートした「必殺仕掛人」を皮切りに、2009年までに31作のシリーズが製作され、今も人気の高い作品です。


悪人達の罠にはまり、命を落とした人々の晴らせぬ恨みを晴らすため、表稼業の商売道具を使って裏の仕事(暗殺)をする人間達の物語。必殺と言えば、藤田まことが演じた中村主水(もんど)が真っ先に思い浮かびますが、実は、主水は全シリーズに登場していたわけではありません。第1作の「必殺仕掛人」の主演は、林与一と緒形拳。当時人気があった「木枯らし紋次郎」に対抗して、様々な試みを採用して製作されたそうです。ホームドラマの要素を取り入れた時代劇、今までの時代劇と違う現代的な感覚の作風、映画風の重みのある作劇、陰影を強調した撮影手法、監督は、東映の深作欣二、音楽は、木枯らし紋次郎のフォークに対抗して歌謡曲になり、平尾昌晃が担当した。



中村主水が登場したのは、2作目に当たる「必殺仕置人」からですが、仕置人における主水は、脇に徹している感じで、殺しに参加しない場合が多かった。その後、「暗闇仕留人」に登場し、「必殺仕置屋稼業」「必殺仕業人」などの作品で主水がメインを張るようになりました。シリーズの中で一番人気が高いのは、やはり「必殺仕事人」シリーズですが、私が一番好きだったのは、必殺版Xファイルのようなオカルト要素が強かった「翔べ! 必殺うらごろし」。視聴率的には振るわなかったようですが、他の必殺シリーズにない不思議なストーリー展開とインパクトのある映像、殺し方は、ただ刺すだけ、殴るだけで普通でしたがそれが逆に新鮮で、音楽も他のシリーズとは一味違って、せつないメロディの多用が印象に残りました。




必殺シリーズの見所の一つと言えば、仕事人達の殺し技。主水のように大刀でばっさりと悪人を斬ったり突いたりするものから、拍子木の紐を悪人の首に巻き付けて絞め殺した後に、「お命、ごよーじん!」と言って拍子木を鳴らすユニークな仕事人もいましたが、個人的に印象に残ってるのは、この3人。









必殺からくり人・富嶽百景殺し旅

宇蔵 (演:芦屋雁之助)

 

魚釣りの大型魚籠を悪人の頭に被せて、怪力で締め上げながら頭の骨を粉砕する。くしゃおじさんも真っ青なえぐいやり方でした(苦笑)。






必殺からくり人

仕掛の天平(演: 森田健作)

 

携帯用の花火を悪人の口の中に入れ、胃の中で爆発させる。爆発の様子を透視映像で映して漫画チックに見せていたけど、凄まじいですねこれ。悪人を打ち上げ筒に放り込んで、打ち上げ花火と一緒に打ち上げたエピソードもありましたが(苦笑)。ちなみに、花火師の殺し屋・天平を演じたのは、現・千葉県知事の森田健作氏。






必殺渡し人

大吉(演:渡辺篤史)

  

悪人の腸を素手で掴み、人差し指と中指で挟んで捻る。レントゲン映像でその様子が映し出していましたが、最初にレントゲン映像を使った殺しを見せたのは、「必殺仕置人」の念仏の鉄(山崎努)でした。


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