10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
1979年のテレビ番組と言えば、テレビの歴史に名を残すビックな番組が数多く登場した年でしたね。例えば、特撮番組では、ジャッカー電撃隊から一旦途絶えた戦隊シリーズが再び土曜の夕方枠で復活し「バトルフィーバーJ」がスタートしたり、仮面ライダーもストロンガー終了以来3年9ヵ月ぶりに「仮面ライダー (スカイライダー)」が始まった。現在も続く人気ロボットアニメシリーズの記念すべき第1作「機動戦士ガンダム」、テレビ朝日版「ドラえもん」がスタートしたのもこの年。金曜の夜8時は、「金8戦争」と言われ、日テレの「太陽にほえろ!」を打倒しようと各局凌ぎを削りあっていましたが、そんな中、TBSが「3年B組金八先生」をスタートさせ、太陽にほえろ!の視聴率を揺るがし始めたのもこの年の出来事でしたね。
一方で、アクション刑事ドラマ花盛りの時代。79年の秋には、あの伝説のアクション刑事ドラマ「西部警察」、そして「噂の刑事トミーとマツ」が始まっている。今思うと改めて本当に凄い時代だったと感嘆するばかりでございますが、そんな中この年、もう一つスタートした刑事ドラマがありました。それは、石立鉄男が東京鉄道公安室内の捜査部署「ゼロ課」の捜査主任兼主人公・榊大介を演じた「鉄道公安官」。今月から東映チャンネルで放送されています。鉄道公安官は、刑事ではないですが、ドラマの作りは、至って刑事ドラマそのものであり、レギュラーの出演者も刑事ドラマでは、お馴染みの面々が揃っていました。
ゼロ課のベテラン公安官・本間国雄役を演じるのは、「あぶない刑事」の近藤課長役でも有名な中条静夫。若手の公安官・星野一役は、このドラマに出演後、桐生一馬刑事役で「西部警察」に出演していた加納竜。同じく若手の公安官・古賀隆太役は、「大戦隊ゴーグルファイブ」でゴーグルレッド=赤間健一を演じた赤木良次。ゼロ課の紅一点・八木和子役は、「江戸川乱歩の美女シリーズ(天知茂版)」の明智の助手・文代役などで有名だった五十嵐めぐみ。そして、室長の瀬川浩三役は、「西村京太郎トラベルミステリーシリーズ」の十津川警部役などでも知られる三橋達也が演じている。準レギュラーとして、ルポライターの島村泉役で夏目雅子が出演しているそうですが、4話まで確認したところ、彼女はまだ登場しておりません。
捜査ゼロ課は、国鉄本社に設置され、通称「はやぶさ部隊」と呼ばれている。広域捜査、特務捜査を任務とし、鉄道以外の場所では、地元の刑事たちと連携する。全国各地でロケが敢行されたようで、第1話は、徳山、小郡、博多などでロケされた場面も見られました。そして当時、活躍していた懐かしい列車が出てくるところも見所の一つになっています。まだJRではなく国鉄時代ですから、実際に乗ったことがない車両ばかりですが、玩具などで遊んだことがある車両が結構出ていましたね(笑)。第1話は、ブルートレイン(24系車両)がドラマの舞台になっていましたが、鉄道関係者が24系車両の前部についている手すりに捕まって、旗で誘導して車両を連結させる場面があったり、鉄道好きな方には、中々貴重な映像がたくさん出てくる番組のようですね。
鉄道ものの刑事ドラマと言えば、やはり、リアルタイムで見ていた「さすらい刑事旅情編」を思い出しますが、そりよりも10年も前にこのようなドラマが放送されていたとは・・・。さすらい刑事は、国鉄がJRになって間もない頃に放送されていましたが、アクションは、ほとんどなく、聞き込みや物的証拠を基づいて犯人を追いつめていく人情路線の刑事ドラマだった。鉄道公安官もそれとほぼ同様のスタイルのように見えますが、鉄道以外の場所で犯人と格闘したり、また銃撃戦が展開することもあり、さすらい刑事よりは、ややアクションが多い感じがします。石立鉄男氏が演じる榊大介がかなりの熱血漢で、犯罪者やあるいは被害者の関係者と殴り合ったり、常に殴り合いをしている印象が強いのですが(苦笑)、夜明けの刑事の相馬課長や、トミマツの相模警視正とはまた違った実直なキャラクターを演じています。現場に出向いて動き回っている中条さんも中々印象に残ります。古賀役の赤木良次さんは、今までゴーグルファイブでしか見たことがなかったので、この公安官役は、とても新鮮に見えます。
ゲストも刑事ドラマで顔馴染みの俳優さんが数多く登場しています。初回の「寝台特急の少年」には、当時、悪役の常連だった睦五郎氏が犯人役で出演。2話の「裏切りの北帰行」には、「はみだし刑事情熱系」の杉浦警部役でも有名な平泉成氏が出演。平泉さんと言えば、最近BSで放送された舘ひろし・神田正輝主演の「クロスロード」にも出ていましたね。3話「長崎・女ひとり旅」には、西部警察でカド屋のマスター・朝比奈を演じていた佐原健二氏。4話「さらば、友よ…」には、やはり当時の刑事ドラマでよく見かけた峰岸徹氏が元ボクサー役で出演していました。5話以降も顔馴染みの俳優さんが数多く出演しているようですし、楽しみですね。
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FOXクラシックで放送中の「ナイトライダーシーズン2HD」。今週は、「激走!殺人レース・荒野に死を呼ぶマッド・ライダーを倒せ!!(SPEED DEMONS)」が放送されますが、今回は、「激闘!魔の巨大ダム捜査・ナイト2000決死のターボジャンプ!!(KNIGHTMARES)」と、「危険なクリスマス! 強盗犯を目撃した少年を救え!(SILENT KNIGHT)」について。
激闘!魔の巨大ダム捜査・ナイト2000決死のターボジャンプ!!
KNIGHTMARES
マイケルは、大量のアリジウムを海外へ不法に輸出している犯人達の車を追跡していた。しかし、犯人達は、ダムに逃げ込み、姿を消した。マイケルは、ダムの壁に機関室に通じる隠し扉があることに気づき、そこで、犯罪の証拠を見つける。その後、表に出たマイケルは、待ち伏せしていた犯人が投げた手榴弾で吹き飛ばされ意識を失う。病院で目を覚ましたマイケルは、ナースに名前を聞かれて、「マイケル・ロング」と答え、鏡で自分の顔を見て驚く。彼は、「マイケル・ナイト」の一切の記憶を失っていた。
地上波放送時第3話として放送されたエピソード。マイケルが「マイケル・ナイト」の記憶を失い、マイケル・ロング時代の自分に戻ってしまう。キットやデボン達のことを忘れ、刑事だった時に勤めていた職場を訪れても誰にも相手にされず、自暴自棄になるマイケル。キットによって、ナイト財団に連れ戻されたマイケルは、デボンの説明を受けて、再び事件の調査に戻り、自分を傷つけた犯人達を捜し続ける。キットがマイケル・ナイトの記憶を呼び覚まそうと、マイケルに必死に語りかける様が健気です。
アクション的にも中々見所が多い回。爆弾で吹き飛ばされたり、マンションの4階のベランダから飛び降りて、キットのシートに着地するなど、キットと同様にマイケルが飛びまくっている。また、キットがマイケルを追いかけている時に見せる工事現場越えのターボジャンプも見応えあり。このジャンプシーンの撮影の時、カースタントを担当したジャック・ギルは、コントロールを失いかけて、危うくハッセルホフにぶつかりそうになったらしいです。
吹替えの新録部分。ちなみに、フランク・プールの声は、シドニー・ポワチエ、バート・レイノルズのフィックス、戦隊シリーズのナレーション、警察24時シリーズのナレーションなどでも有名な田中信夫氏が担当。カーラの声は、ナンシー・アレン、ウーピー・ゴールドバーグのフィックス、「V & V2 ビジターの逆襲」のダイアナ、「24 TWENTY FOUR」シリーズのシェリー・パーマーなどで知られる小宮和枝氏が演じていました。
①マイケルが入院していた病院の部屋で、デボンとエイプリルがナースのラングリーにマイケルのことを聞いているシーン。デボンの「消えた?」から「このカルテには、『マイケル・ロング』とある」までのセリフ。
②警察署のシーン。マイケルが警官と話す→デボンのオフィスのシーン。警察から連絡を受けてデボンとエイプリルが警察署に向かう→警察署を飛び出したマイケルを、キットが発見するまでのシーン。
③警察署でデボンとエイプリルがボーマン巡査と話している→キットから連絡が来て、デボン達が警察署を出て行くシーン。
④ダムに向かっている時のマイケルとキットの会話。マイケルの「何か妙なものが頭に浮かんでくるんだ」から「・・・俺を見て怯えてる」までのセリフ。
⑤ダムの機関室でフランクとデュークが話しているシーン。
⑥カーラのマンションの前でナイト2000がパトカーに囲まれ、マイケルに銃を向けた警官が「車の男、両手を挙げて出ろ!」と言うシーン。
⑦パトカーに追われている時のマイケルとキットの会話。
①と②のシーンは、地上波放送時に吹替えされていましたが、何らかの理由により吹替え音声が消失したため、改めて新録されています。元の吹替えとは、セリフが異なる部分もあり、中々興味深いです。
危険なクリスマス! 強盗犯を目撃した少年を救え!
SILENT KNIGHT
サンタクロースの格好をした三人組の男が現金輸送車を襲撃し、そのうちの一人の男が支店長の金時計を奪った。ジプシーのティノという少年が男からその金時計を盗み取るが、逃走中にナイト2000とぶつかり、交通事故を起こす。マイケルは、ティノを車に乗せ、病院に連れて行こうとするが、キットの診断によりティノがどこにも怪我を負っていないことがわかる。ティノから強盗犯と金時計のことを聞いたマイケルは、ティノの身を案じて、彼を叔父のステファノのところに連れて行く。
シリーズ唯一のクリスマスをテーマにしたストーリーで、日本では未放映だったエピソード。日本で放送されなかった理由は、未だに明らかになっていませんが、考えられるのは、単に放送時期に合わなかった(シーズン2は、1987年の1月から5月の間に放送されたため)か、物語に登場しているジプシー(劇中では、ロマと呼ばれている)に何らかの問題があったか。ちなみにアメリカでは、クリスマスシーズンに放送されたが、国内のほとんどの地域でこのエピソードの放送が休止になってしまったそうです。
マイケルは、ナイト財団のクリスマスパーティーに出席するため、タキシードを買うと言っていたが、結局、このエピソードでマイケルは、タキシードを着ることはなかった(別のエピソードでは、何度か着ているが)。デボンもエイプリルも直接マイケルと顔を合わさず、二人ともキットのモニターにのみ登場しているところも特別な感じがしましたね。
ティノの掘っ立て小屋に入っている時に強盗犯の車に襲われて、ドリフのコントのように埃まみれになりながら壊れた小屋の中から出てくるマイケルの姿が笑える。ティノがキットのボタンを勝手に押し捲って、サンルーフを開けたり、煙幕を出したりするところは、パイロットのバディを彷彿させます。
アクションの見所は、やはり、キットの2度のターボジャンプシーン。1度目は、路上で強盗犯の車を飛び越えていたが、かなり高いジャンプで迫力があった。2度目は、小麦畑に向かっての大ジャンプ。その後、ナイト2000が大型コンバインに突進し、強靭なボディでコンバインのローラーをバラバラにしてしまうシーンが圧巻でした。
ティノの声を担当していた声優さんの名前は不明ですが、ティノの不良っぽい感じのキャラとマッチした声で中々良かったです。レギュラー声優陣のセリフのやりとりもテンポが抜群で、テンションも高く聞き応えがありました。これが最後の未放映エピソードかと思うと、ちょっと寂しい気分になりましたが(苦笑)、10本の未放映エピソードを全て当時のキャストの吹替えで見ることができて感無量です。
一番はじめは一宮 二は日光東照宮
三は讃岐の金比羅さん 四は信濃の善光寺
おかあちゃんが子供の頃に教えてくれた手鞠歌や
あの頃はいろんな神さんが人の心の中に住んでた
今は神さんがどこへ行ってしもうたんか
えげつないことやりよる奴らが増えてきた
しゃくに障って「いてもうたれ!」と思うけど
どないもなれへん
ホンマに無茶苦茶な世の中や!
1・2は、森山周一郎、3は、天知茂、4は、フランキー堺と、ハングマンの歴代ナレーションと言えば、これまでは、シブい男優さんが担当してきましたが、「ザ・ハングマンV」は、初の女性リーダーということもあってか、ナレーターも女性になり、中山千夏氏が担当していました。中山さんと言えば、私世代的なやはり、「じゃりん子チエ」のチエちゃんの声が未だに一番印象に残っておりますが、ハングマンのこのナレーションもチエちゃんのような人懐っこい関西弁で喋っていてインパクトがあるし、まさに今の日本社会を鋭くブッた斬っているような感覚にもなりますね。
と言うことで、先月からスタートした「ザ・ハングマンV」。初の女性リーダーが登場し、主婦がパートでハングマンをやってしまうというぶっ飛んだ設定も斬新。平均視聴率も歴代シリーズ第1位と言う驚異的な記録を残した人気シリーズ。やはり、主婦をリーダーにしたことで、主婦層の視聴率がグンと上がったのでしょうかね(笑)。リーダー役の山本陽子さんは、当時、2時間サスペンスものでよく見ましたが、ハングマンのようなアクションものに出るのは意外で、とても新鮮でした。蝶のマークを象徴的に使ったOPもとても魅力的。BGMも一新されて、以前とは、大分雰囲気が変わっています。EDは、前シリーズに引き続き、零心会が都心の高層ビルをバックに派手なパフォーマンスを見せていますが、今回は、歌も零心会が担当し、メンバーが「零心会のズンドコ節」を合唱しています。
前シリーズに引き続き出演の佐藤浩市(コードネーム:ファルコン)、火野正平(コードネーム:エジソン)、松下一矢(コードネーム:バニー)のメンバーのコンビネーションも抜群。再放送以来、約二十数年ぶりに拝見しましたが、今見てもやはり面白い。表家業が前シリーズのタクシー会社から打って変わって、花屋の「緑美園」になり、中々味わいがあります。
メカニック担当のエジソンが開発した様々な機械(盗聴器など)が登場したり、ハングマンカーのウォークスルーバンが移動基地局になっていて、大きなアンテナ(やしの木でカモフラージュしている)を伸ばしてテレビの電波をジャックしたり、視聴者にハンギングの様子を映し出すなど、ユニークなメカが満載。また、パピヨンが様々に衣装を替え、毎回豪華かつ奇抜なファッションで登場するところもこのシリーズの見所。衣装とか髪型は、今見ると、さすがに時代を感じさせますが(苦笑)、当時の流行したファッションとして、懐かしながら見ています。
4話まで拝見しましたが、その中から一番印象に残ったエピソードをご紹介致します。
人妻がパートでハングマン!?
英(はなぶさ)蝶子はごく平凡な会社員の妻。ある日、蝶子は、買い物中に見知らぬ男達に連れ去られ、監禁された部屋で意外な人物と再会を果たす。その人物とは、蝶子の元愛人で、片桐代議士の秘書をしていた前尾大輔であった。5年前、蝶子は、赤坂の高級クラブ「パピヨン」のマダムをしており、前尾とは、その時に知り合った。当時、前尾は、片桐の疑獄事件を巡って矢面に立たされ、片桐の罪をなすりつけられて消されそうになった。蝶子もその事件に巻き込まれて命を狙われたが、二人とも奇跡的に助かった。その片桐が自分の保身のために、目障りな人間達を闇に葬り続けていることを前尾から聞かされた蝶子は、ハングマンのリーダーとなり、かつて自分と前尾を陥れた片桐の一味と対決する。
初回は、パピヨンこと英蝶子の過去が描かれ、ハングマンのマネージャーとなった前尾と蝶子が関わったある事件の黒幕がハンギング相手となり、まさにリベンジマッチのような様相になっていたところが面白かったですね。アクション的にも見応えある場面が多く、ハングマン随一の武闘派で前シリーズのクレイを引き継いだようなキャラクターのファルコンが敵を軽快に殴り倒していくアクションもスカッとしましたが、やはり、一番印象に残ったのは、ファルコンがオートジャイロに乗って空を飛び、片桐の一味をパチンコ玉で一人ずつ倒していくシーン。オートジャイロと言えば、マッドマックス2のジャイロ・キャプテンを思い出しますが、国内のドラマでオートジャイロを使ったアクションが見られるのは、中々貴重です。
ダイナマイトを使ったハンギングも中々の迫力。スプリングでつながれた三人の犯罪者達が火のついた導火線を消そうと必死になって動き回る姿が笑えたが、実際に犯罪者達の目の前でダイナマイトが爆発して巨大な炎が上がったり、かなり緊迫した映像になっていて見応えがありました。前シリーズまでは、ハンギングの現場を直接観衆に見せていましたが、今シリーズは、電波ジャックして、テレビでハンギングの様子を生中継するという手法がとられています。ハンギングの見せ方もスケールアップしていますね。
今回、仮面ライダーの死神博士役などで有名な天本英世氏と、当時、刑事ドラマの悪役でよく見かけた浜田晃氏が悪役でゲスト出演していて、ハンギングシーンもご本人達が演じていましたが、なんだか役者さん自身が罰ゲームを受けているようにも見え、不思議な感覚になりましたね(苦笑)。パピヨンに眠らされた後、三人の犯罪者達が身包み剥がされて藁で縛られ、歩道橋の上で見せしめにされていましたが、ハンギングの手法もまた一段とパワーアップしたように見えました。
先週、声優、俳優、そしてナレーターなど、日本のテレビ草創期から活躍されてきた大平透氏がお亡くなりになりました。短編アニメ「スーパーマン」で、日本のテレビ史上初の日本語吹替えを行い、その後も「鉄腕アトム (第1期)」「ハクション大魔王」「科学忍者隊ガッチャマン(南部博士)」「笑ゥせぇるすまん(喪黒福造)」などなど数多くのアニメや、テリー・サバラスのフィックス、1978年版の映画「スーパーマン」のスーパーマンの父・ジョー・エル、海外ドラマ「スパイ大作戦」の指令の声など、外国映画/ドラマの吹替えでも活躍されました。
大平さんと言えば、個人的には、特撮のナレーションが一番印象に残っていますね。最初にナレーションを担当した特撮作品は、1960年代に放送された「忍者部隊月光」だったようですが、私が覚えているのは、やはり、初期戦隊6作品(秘密戦隊ゴレンジャーから科学戦隊ダイナマンまで)と、メタルヒーローシリーズの宇宙刑事シャイダーから時空戦士スピルバンまでの3作品が一番印象に残っています。
宇宙刑事の初期二作品(ギャバンとシャリバン)は、正宗一成氏がナレーション担当されていたので、三作目のシャイダーも引き続き正宗氏が担当するものと当時は思っていましたが、ちょうど、戦隊のナレーションが超電子バイオマンから別の人に変わり、バイオマンと同年に放送されたシャイダーから大平さんがメタルヒーローのナレーションを担当するようになったので、ああ、移動になったのかと単純にそう見ていました。でも、シャイダーの世界観と太平さんの声は、見事にマッチしていたし、やはり、あの声を聞くと、画面が引き締まって、ワクワク感や緊迫感が漲りましたね。
宇宙刑事の初期二作品(ギャバンとシャリバン)は、正宗一成氏がナレーション担当されていたので、三作目のシャイダーも引き続き正宗氏が担当するものと当時は思っていましたが、ちょうど、戦隊のナレーションが超電子バイオマンから別の人に変わり、バイオマンと同年に放送されたシャイダーから大平さんがメタルヒーローのナレーションを担当するようになったので、ああ、移動になったのかと単純にそう見ていました。でも、シャイダーの世界観と太平さんの声は、見事にマッチしていたし、やはり、あの声を聞くと、画面が引き締まって、ワクワク感や緊迫感が漲りましたね。
劇中のナレーションも予告編での名調子も忘れられません。とくに番組初回(新番組)予告は、特別印象に残っています。毎年、放送前にテレビマガジンなどの雑誌で新ヒーローの写真や情報を見ていましたが、動く映像が見られるのは、この最初の予告編なので、太平さんの名調子も合わせて、毎年ワクワクしながら見ていましたね。
「太陽戦隊サンバルカン」
「大戦隊ゴーグルファイブ」
「宇宙刑事シャイダー」
「巨獣特捜ジャスピオン」
「時空戦士スピルバン」
数々の名調子楽しませて頂きました。大平透氏のご冥福をお祈り致します。
近頃は、日本のヒーロー同士が争っているかと思えば、アメリカのヒーローも争っていますよねえ(苦笑)。「あれは何だ!」「鳥だ!」「飛行機だ!」「タケ・・・」いや、スーパーマンだ!!・・・のフレーズが懐かしい昨今でございますが、そのスーパーマンも最近は、バットマンと白熱のバトルを繰り広げています。敵は正義にあり?お互いの正義をぶつけ合う時代なのかもしれませんね。それはさておき、そのスーパーマンの妹分とも言うべき存在の「スーパーガール」がなんとテレビドラマで復活。日本では、AXNで先月から放送されています。
30年以上前に公開された映画版のスーパーガール(演:ヘレン・スレイター)は、美形かつグラマーでお姉さんっぽい大人な魅力がありましたが、今回スーパーガールを演じているメリッサ・ブノワは、口角がクイっと曲がっててひたすらキュート。見た感じ20代前半ぐらいだと思ったが、現在27歳で去年年下の俳優と結婚したそうです。映画版のヘレン・スレイターは、当時21歳ぐらいでスーパーガールを演じていたことを考えると、やはり当時の大人は早熟だったのでしょうね。私服のメリッサの姿は、10代にも見えるし、年々、見た目で年齢を当てるのが難しくなっていますね(苦笑)。
24年前、スーパーマンと従妹のカーラ・ゾー=エル(スーパーガール)の住むクリプトン星は崩壊の危機に陥り、彼女の両親は、カプセルにカーラを乗せカル=エル(スーパーマン)のいる地球へ送った。カプセルは、無事に地球に辿り着き、13歳のカーラは、地球で成長し、キャットコー・メディアでアシスタントとして働くごく普通の24歳の女性として生活していた。しかし、義理の姉アレックス・ダンバースが乗った飛行機が墜落しそうになり、それを助けたのをきっかけにカーラは、隠していた能力を使い、ヒーローとして生きることを決心する。
スーパーマンの妹分ともあって、そのパワーは、スーパーマンと匹敵するほどズバ抜けているが、初回では、まだ自分のパワーを使いこなせず、悪戦苦闘するスーパーガールの姿が見られました。やはり気になるのは、スーパーマンとの競演。初回に顔は出さなかったものの、体だけ映るスーパーマンの姿を確認。第3話では、スーパーマンを憎むベン・クラルとスーパーガールがスクラップ場でバトルする場面で、クラルに苦戦していたスーパーガールをスーパーマン(やはり顔は見せない)が助ける場面がありました。現在6話まで拝見しましたが、もしかしたら、後のエピソードにも登場するかもしれないですね。
敵キャラも中々ユニークなのがたくさん出てきます。特に印象に残ったのは、第5話に登場した「ライブ・ワイアー」。ラジオDJのレズリー・ウィリスがラジオでスーパーガールを叩きまくったことで、キャットコー・メディアCEOのキャットと揉め、ラジオを降板させられて交通情報担当に左遷される。そのレズリーが乗ったヘリにトラブルが起こり、スーパーガールがヘリを救助するが、その時、スーパーガールが雷に打たれ、彼女の未知の特性を秘めたDNAが雷と共にレズリーの体内に流れ込み、レズリーは、電気人間「ライブ・ワイアー」に変化してしまう。自分が生み出した怪物と戦うことになったスーパーガール。ライブワイアーの電気ムチのような武器で苦戦していたが、最後は、わりとあっさり弱点をついて倒していました。
第6話に出ていた赤色の戦闘用アンドロイド「レッド・トルネード」も中々インパクトありました。イド・ゴールドバーグと言う俳優が着ぐるみを着て演じていましたが、最近、日本の特撮では、こういう顔出しの敵は、見かけなくなったし、そのせいもあるのかものすごく懐かしい気分で見てしまいましたね(苦笑)。7話以降もユニークで楽しい敵がたくさん出てきそうです。
最近は、「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」や「ワイルド・スピード SKY MISSION」など脇役で見かけることが多いジェイソン・ステイサムですが、彼の代表作と言えば、やはり、「トランスポーター」シリーズ。2012年には、クリス・ヴァンス主演でテレビドラマ(トランスポーター ザ・シリーズ)も放送された人気シリーズですが、その最新映画「トランスポーター イグニション」を拝見。
凄腕の運び屋フランク・マーティンは、謎の美女アンナから依頼を受けた。依頼の内容は、3人のブロンド美女を運ぶこと。自分のルールに反する依頼だったため、それを断ろうとしたフランクだったが、銃口を突きつけられた挙句、最愛の父が猛毒を飲まされて、余命12時間と宣告される。フランクは、父を助けるため渋々依頼を承諾し、愛車のアウディに3人の美女を乗せ走り出した。だが、美女達は、フランクと因縁のあるアルカディ・カラゾフの組織に狙われていた・・・。
前作から7年ぶりに製作されたシリーズ第4作。主演は、ジェイソン・ステイサムから若手俳優のエド・スクラインにバトンタッチ。若手と言ってもこの方すでに30代。元ラッパーで、最近俳優に転向したらしく、これ以前にはとくにこれと言って有名な映画には出演していない。ジェイソン・ステイサムもトランスポーターに出演する前は、ほぼ無名で、このシリーズをきっかけに一気にスターダムに伸し上がっていた経緯があるので、おそらくエド・スクラインもその轍を踏んで、これからアクションをはじめ様々な映画で活躍していくのでしょうね。
テレビシリーズも含めると、エド・スクラインは、3代目のフランクになるわけですが、やはり、初代のジェイソン・ステイサムと比べるとダンディな雰囲気や華やかさに欠け、インパクトも薄いが、全体的にアクションシーンのキレのある動きは良かった。ただ、主役のフランク以上に目立っていたのがフランクの父役のレイ・スティーヴンソン。今回は、フランク単独の活躍ではなく、フランク親子のコンビネーションに重点が置かれ、ストーリーも父子の愛情物語の側面が垣間見えました。ジェイソン・ステイサムが演じた初代フランクは、感情を表に出さず、常にクールに淡々と仕事をこなして、ハードボイルドな雰囲気があったが、三代目のフランクは、やや人情味が強調されている感じがしました。
この映画でもフランクの愛車は、アウディですが、これまでシリーズで使われてきた「アウディA8」から今回は、「アウディS8」に変更されたそうです。と言っても外観にさほど違いは見られず大きな変化はないが、走りがよりパワフルになっていました。海沿いやトンネル内のカーチェイスシーンでは、S8のスピーディで迫力のある走りやドリフト走行が見られ、複数のパトカーや白バイが派手に空中を舞ったり転がったり、パトカー同士が激突するシーンも数多くあった。とくにバイクのシーンは、スタントマンが体を張った転倒を見せていて、ハラハラさせられました。
中盤で繰り広げられる空港内のカーアクションも見応えがあった。離陸前のジェット機からフランク父とマリアが脱出し、機体下を走るアウディに乗り移るシーンや、ベルトローダーっぽい車をジャンプ台代わりにアウディが派手にジャンプして搭乗橋に着地し、そこからターミナルに侵入して、中を走り回るシーンも面白かった。これらのシーン全てCGなどは、一切使用せずに撮影しているところは、やはり、このシリーズの醍醐味と言うか、素晴らしいところですね。
きっとまた続編が製作されるのでしょうが、次回作にもフランク父は登場するのでしょうかね。というか、エド・スクラインのトランスポーターは、このままずっと親子で活躍するシリーズにしてもらいたいな(苦笑)。
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