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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
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最近はNHKの大河ドラマぐらいで、地上波でほとんど見かけることがなくなった時代劇。昔は各局色々やっていましたよね。個人的に印象に残っているのは、TBS→水戸黄門、テレビ朝日→必殺シリーズ/暴れん坊将軍、フジテレビ→銭形平次、日本テレビ→長七郎江戸日記、テレビ東京→大江戸捜査網と、昔はこんなイメージがありました。80年代は、海外ドラマや刑事ドラマ、特撮もたくさん見ておりましたが、時代劇も毎年たくさん放送されていたのでよく見ましたね。やはり、一番好きだったのは、必殺シリーズ。1972年にスタートした「必殺仕掛人」を皮切りに、2009年までに31作のシリーズが製作され、今も人気の高い作品です。


悪人達の罠にはまり、命を落とした人々の晴らせぬ恨みを晴らすため、表稼業の商売道具を使って裏の仕事(暗殺)をする人間達の物語。必殺と言えば、藤田まことが演じた中村主水(もんど)が真っ先に思い浮かびますが、実は、主水は全シリーズに登場していたわけではありません。第1作の「必殺仕掛人」の主演は、林与一と緒形拳。当時人気があった「木枯らし紋次郎」に対抗して、様々な試みを採用して製作されたそうです。ホームドラマの要素を取り入れた時代劇、今までの時代劇と違う現代的な感覚の作風、映画風の重みのある作劇、陰影を強調した撮影手法、監督は、東映の深作欣二、音楽は、木枯らし紋次郎のフォークに対抗して歌謡曲になり、平尾昌晃が担当した。



中村主水が登場したのは、2作目に当たる「必殺仕置人」からですが、仕置人における主水は、脇に徹している感じで、殺しに参加しない場合が多かった。その後、「暗闇仕留人」に登場し、「必殺仕置屋稼業」「必殺仕業人」などの作品で主水がメインを張るようになりました。シリーズの中で一番人気が高いのは、やはり「必殺仕事人」シリーズですが、私が一番好きだったのは、必殺版Xファイルのようなオカルト要素が強かった「翔べ! 必殺うらごろし」。視聴率的には振るわなかったようですが、他の必殺シリーズにない不思議なストーリー展開とインパクトのある映像、殺し方は、ただ刺すだけ、殴るだけで普通でしたがそれが逆に新鮮で、音楽も他のシリーズとは一味違って、せつないメロディの多用が印象に残りました。




必殺シリーズの見所の一つと言えば、仕事人達の殺し技。主水のように大刀でばっさりと悪人を斬ったり突いたりするものから、拍子木の紐を悪人の首に巻き付けて絞め殺した後に、「お命、ごよーじん!」と言って拍子木を鳴らすユニークな仕事人もいましたが、個人的に印象に残ってるのは、この3人。









必殺からくり人・富嶽百景殺し旅

宇蔵 (演:芦屋雁之助)

 

魚釣りの大型魚籠を悪人の頭に被せて、怪力で締め上げながら頭の骨を粉砕する。くしゃおじさんも真っ青なえぐいやり方でした(苦笑)。






必殺からくり人

仕掛の天平(演: 森田健作)

 

携帯用の花火を悪人の口の中に入れ、胃の中で爆発させる。爆発の様子を透視映像で映して漫画チックに見せていたけど、凄まじいですねこれ。悪人を打ち上げ筒に放り込んで、打ち上げ花火と一緒に打ち上げたエピソードもありましたが(苦笑)。ちなみに、花火師の殺し屋・天平を演じたのは、現・千葉県知事の森田健作氏。






必殺渡し人

大吉(演:渡辺篤史)

  

悪人の腸を素手で掴み、人差し指と中指で挟んで捻る。レントゲン映像でその様子が映し出していましたが、最初にレントゲン映像を使った殺しを見せたのは、「必殺仕置人」の念仏の鉄(山崎努)でした。


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「久しぶりに八丁堀に会えるのも楽しみだ……この仕事、引き受けた!」
ガースさん、こんばんは。

>≫仕掛の天平(演: 森田健作)の携帯用の花火を悪人の口の中に入れ、胃の中で爆発させる……爆発の様子を透視映像で映して漫画チックに見せていたけど、悪人を打ち上げ筒に放り込んで打ち上げ花火と一緒に打ち上げたエピソードもありましたが(苦笑)・・・・・・ちなみに、花火師の殺し屋・天平を演じたのは、現・千葉県知事の森田健作氏。

>仕掛けの天平は必殺シリーズ10周年記念のTVスペシャル「仕事人大集合」にも藤村冨美男さん演じる上方の元締め・虎の部下として出ていましたね。本作での天平は大阪に来た中村主水へ寅の会への参加を誘い寅の会で俳句を読み上げる役でしたが、悪徳商人の蔵へ乗り込み携帯用の花火で敵を倒すも凶弾に倒れた虎とともに「元締め――!」と叫んで爆死する姿に息をのみました。

その他の出演者では、名倉堂与市を演じるフランキー堺さんを筆頭に棺桶の錠を演じる沖雅也さんと知らぬ顔の半兵衛を演じる緒形拳さんがゲスト出演していますが、秀とコンビを組んで登場し「付き合いは短い方がいいぜ、長生きしろよ…あばよ」と言って秀と別れる半兵衛や女郎の斡旋屋として登場したと思えば勇次とカピタンの妹を助け「久しぶりに八丁堀に会えるのも楽しみだ……この仕事、引き受けた!」とおりくさんに言う錠・ひん死の重傷を負った勇次を助けて主水たちと出島の仕事に加わろうとするも敵の凶弾に倒れる与市のシーンも印象に残りました。

フランキーさん・沖さん・森田さんといえば、必殺シリーズと同じABC/松竹京都制作の「赤かぶ検事奮戦記」で赤かぶ漬けの好きな検事(フランキーさん)・弁護士(沖さん)・刑事(森田さん)という役回りで共演していたのを覚えていますが、方言交じりな口調の番頭として加代と秀・カピタンの妹のところへ現れる与市を見ると赤かぶ検事奮戦記でフランキーさんが演じた柊検事を思い出しました。

この仕事人大集合は前述したように必殺シリーズ10周年記念特番として製作された作品で「中村主水が長崎の奉行所へ転勤!?」という衝撃の展開が描かれますが、哀れな姿で主水と再会する何でも屋の加代や「知らぬ顔の半兵衛の相棒になり、命を狙われるカピタンの妹・マリアを守ろうとする秀」や「ひん死の重傷を負うも錠と与市に助けられる勇次」という仕事人Ⅲレギュラー陣の描写も見ものでした。
9人のコリない日本人 2017/11/08(Wed)22:46:14 編集
Re:「久しぶりに八丁堀に会えるのも楽しみだ……この仕事、引き受けた!」
>仕掛けの天平は必殺シリーズ10周年記念のTVスペシャル「仕事人大集合」にも藤村冨美男さん演じる上方の元締め・虎の部下として出ていましたね。

仕事人大集合はリアルタイムで見ましたが、当時からくり人のことを知らなかったので、仕掛けの天平はこのスペシャルのために用意されたオリジナルの仕事人だと思っていました(苦笑)。

>その他の出演者では、名倉堂与市を演じるフランキー堺さんを筆頭に棺桶の錠を演じる沖雅也さんと知らぬ顔の半兵衛を演じる緒形拳さんがゲスト出演していますが、

藤田まことと緒形拳の共演は「必殺仕業人」の必殺シリーズ通算200回記念のエピソードに緒形拳がゲスト出演した以外では、このスペシャルしかないんですよね。二人がメインになるシリーズも見てみたかったですね。


>「ひん死の重傷を負うも錠と与市に助けられる勇次」という仕事人Ⅲレギュラー陣の描写も見ものでした。

できれば、シリーズ最後(金曜夜10時台の)の作品になった「必殺剣劇人」の後にもう一度仕事人大集合のようなスペシャルをやってほしかったですね。秀と組紐屋の竜の共闘とか、勇次と南京玉すだれの影太郎がなぜか対決するような場面を見てみたかったです(笑)。
【2017/12/02 09:47】
どうだね?映り具合は…?
ガースさん、こんにちは。

>>必殺渡し人の大吉(演:渡辺篤史)は悪人の腸を素手で掴み、人差し指と中指で挟んで捻るがレントゲン映像でその様子が映し出していましたが、最初にレントゲン映像を使った殺しを見せたのは、「必殺仕置人」の念仏の鉄(山崎努)でした。

>渡し人というと中村雅俊さん演じる惣太が殺しの時に使う決め台詞「どうだね?映り具合は…?」もまた良いですよね。中村さんの歌う主題歌「瞬間の愛」をアレンジした殺しのテーマも作られたそうですが、「瞬間の愛」が大人の事情?で必殺シリーズのベストアルバムには収録されていないのが惜しまれますね。

余談ですが、大吉役の渡辺さんは誇りの報酬と同時期に放送された特捜最前線で所轄から特命課に配属された時田刑事を演じていましたが、捜査会議の席で神代課長に誘拐事件の取引現場の一部始終をカメラに記録していたことを指摘され「念には念を入れる性分で・・・」と語る姿を今も覚えています。

9人のコリない日本人 2021/06/26(Sat)15:14:53 編集
Re:どうだね?映り具合は…?
>「瞬間の愛」が大人の事情?で必殺シリーズのベストアルバムには収録されていないのが惜しまれますね。

中村雅俊さんのベストアルバムには当然ながら収録されていましたが、必殺シリーズのアルバムには入ってないんですね。権利関係でしょうかね。

>余談ですが、大吉役の渡辺さんは誇りの報酬と同時期に放送された特捜最前線で所轄から特命課に配属された時田刑事を演じていましたが、

必殺出演後はどちらも刑事ドラマで活躍されていましたね。二人が共演する刑事ドラマも見てみたかったですね。
【2021/09/24 09:21】
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