先月NHKの車の最新技術を特集したドキュメント番組の冒頭で、ナイトライダーの映像が流れたらしい。どのシーンが使われたのかは確認してないのでわからないのですが、おそらく最近話題になっている自動運転技術に関連する映像が使用されたのではないでしょうか。今の自動運転技術って30年前にナイト2000がやっていたことそのままなんですもんね。未来の車の理想を先取りしていたと言っても過言ではありません。キットみたいな人工知能がついてドライバーと会話ができる車があらわれるのもそう遠くない未来に実現しているかもしれませんね。
さて、引き続き日本未放映のハイライト特集第3弾。日本のテレビ放送では、毎回30秒のハイライトが放送されていましたが、アメリカでは、1分サイズのハイライトが流れるエピソードがたまにあったようです。今回は、日本で放送されなかった1分サイズのハイライトをご紹介致します。
まずは、シーズン2の「RETURN TO CADIZ」。日本題は、「驚異のスーパーカーナイト2000水上爆進!黄金像の謎を暴け!」。沈没船に眠るアステカの財宝を狙っているグループを追うマイケル&キット。ナイト2000が初の水上走行を見せたことでも有名なエピソード。日本では、テレビシリーズ放送の記念すべき第1話として放送されたエピソードでした。しかし、第1話から3話まで「ナイトライダー誕生エピソード」と呼ばれるテレ朝が独自に編集したパイロット版のあらすじを紹介するVTRが放送されたため、ハイライトはカットされた。
やはりシーズン2の「SILENT KNIGHT」。日本では、未放映だったエピソード。サンタクロースの姿で現金輸送車を襲撃した強盗団に狙われる少年を助けるべく、マイケルとキットが活躍するエピソード。クリスマスシーズンに放送され、内容もクリスマスを意識したものになっていた。日本では、シーズン2のエピソードを放送していた時期(1月から5月頃まで放送された)がクリスマスシーズンではなかったため、放送されなかったと思われる。
現在、日産が開発中の自動走行車には、低速車を追い越したり、ハンドル操作で障害物を緊急回避したり、赤信号では、当然停止、速度制限にも対応するシステムが備わっているそうです。駐車の時も車が自分で空きスペースを見つけて停まったり、また、リモコンを使って車を呼び出すことも可能だとか。いやはや凄いですね。いよいよ時代がナイトライダーの世界に追いついてきた感じです。
車の追い越しと言えば、パイロットのエピソードでマイケルがデボンと一緒にナイト2000に乗り込み、テスト走行するシーンがありますが、ナイト2000が前方を走る黒いトレーラーを自動走行で追い越した時のマイケルの言葉を思い出します。「信じられない!ハンドルが勝手に動いて軽く追い越した!!」…なんてセリフを現実で聞く時がもうすぐやって来るんでしょうね。
前回に続き、ナイトライダーのハイライト。日本版のDVDには収録されなかったものをいくつかご紹介します。
日本では、未放映だった「Slammin' Sammy's Stunt Show Spectacular」。マイケルがスタントマンになりすまし、何者かに妨害行為を受け続けているスタントショーに潜り込んで、犯人を探し出すエピソード。クラシックカーショー(CUSTOM K.I.T.T.)の時もケバケバメイクを施されて嫌がっていたキットですが、この話でも、ボンネットやサイドに星型のステッカーを一杯貼られて、いかにもなスタントカーになっていた。スタントショーでナイト2000が豪快なジャンプを見せますが、着地する時の角度がやばすぎ…(苦笑)。
これも同じく日本未放映の「Not a Drop to Drink」。シャスタ谷に流れる川の水利権を巡りブレーメンのグループと対立している大牧場経営者達の家族を守るため、マイケルとキットが大奮闘するエピソード。3台のブルドーザーとのバトルシーンでは、ナイト2000がバックで片輪走行するスゴ技を見せたり、ロケット砲(ROCHET FIRE)を使って、破壊され噴出したダムの水を塞き止めたりと、ナイト2000の豪快な力技が見られます。
日本では、日曜洋画劇場枠で放送された「Goliath」。日本題は、「ナイトライダー2 無敵ゴライアスvsナイト2000」。マイケルとそっくりの顔をしたウィルトン・ナイトの息子ガース・ナイトと無敵のトレーラー・ゴライアスが初登場するシーズン2初回のスペシャルエピソード。ナイト2000のメカニックのエイプリル・カーチスもこのエピソードから登場しますが、日本では、このエピソードを先に放送してしまったために、後のレギュラー放送では、放送順に大混乱が生じることになってしまった…。ガースは、シーズン4にも登場すると思っていたのですが、結局ゴライアスと共に死んでしまったのでしょうかね…。なんか今でも生きてるような気がするのですが…(苦笑)。このハイライトは、日曜洋画劇場枠の放送だったためテレビでは、未放映。いずれも吹替えで見てみたいものですね。
80年代、東西ドイツを隔てる壁として存在したベルリンの壁が1989年に崩壊した時、その一躍を担ったのがなんとデビッド・ハッセルホフであった。彼が主演したナイトライダーは、世界的に人気を獲得したドラマですが、当時の東西ドイツでも絶大な人気を誇った。そして、ハッセルホフは、ドイツでは、歌手としても人気を得て活躍し、ベルリンの壁崩壊の直後、コンサートを開いて、東西の統一を祝福した。日本では、なぜだかB級扱いされがちのハッセルホフですが、このエピソードを聞いただけでも十分に世界的な大スターですよね。
この特集では、ハッセルホフのインタビューと共に、ナイトライダーの映像(シーズン1の「DEADRY MANUVERS」(日本では、ナイトライダー6(前半)重戦車砲撃網大突破!のタイトルで放送))が流れていました。最近は、「ピラニアリターンズ」と言う映画に本人役で出演し、「ベイウォッチ」で自身が演じた主人公ミッチ・ブキャナンのセルフパロディを披露していたハッセルホフですが、映画化が噂されている新作のナイトライダーの出演にも期待したいところです。
ところで、ナイトライダーは、日本でもDVD化されていますが、シーズン1・2のDVD-BOXには、テレビ放映時に番組の冒頭で流れていた30秒のハイライトシーンが収録されなかった。DVD発売当時、カットの理由を聞いたところ、容量の都合とか言われたのですが、シーズン3・4のDVD-BOXには、普通に収録されていたことを考えると、色々と不備な点が多かったのだと改めて感じます。もちろん、本国(アメリカ)版のDVD-BOXには、全て収録されています。
イタリア版のハイライトには、なんとパイロット(「KNIGHT OF THE PHOENIX」日本では、日曜洋画劇場枠で「ナイトライダー 電子頭脳スーパーカー誕生」のタイトルで放送された)のハイライト(約1分)も存在していた。
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