10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
日テレの夜9時と言えば、今は行列のできる何とかのバラエティ番組をやってるみたいですが、この枠はかつて「あぶない刑事」が放送されていた時間帯。しかし、あぶ刑事の前に放送されていた刑事ドラマのことを覚えている人いますか?
中村雅俊と根津甚八コンビが様々な事件捜査に当たるバディものの刑事ドラマ。1975年に同局で放送された『俺たちの勲章』の10年後をイメージして企画された刑事ドラマだったそうです。もし、松田優作がこのドラマに出演していたら、中村雅俊とどんなコンビネーションを見せていたのか、未だに想像してしまう時があります。
当時、松田優作は刑事ドラマの出演には消極的で、西部警察の最終回に登場したテロリストの藤崎役は当初優作さんにオファーされたが、ドラマ上であっても渡哲也さんを殺すことはできないとその犯人役を断った。その経緯から見ても当時の優作さんは刑事ドラマには興味なかったみたいですね。中村雅俊とのコンビを再び見れなかったのは残念でしたが、根津甚八もシブくて銃を撃つ姿もカッコ良かった。
オープニング映像も『俺たちの勲章』のオマージュ的に作られたものだそうですが、芹沢(中村雅俊)と萩原(根津甚八)の二人が並んで歩いている時の萩原の魂の抜けたような表情は一体何なのだろうか。撮影疲れなのか、単にやる気がなかったのか、よくわからないがそこも未だに気になる部分ですね(苦笑)。今回改めてオープニング映像を見直してみると、意外なネームがあることに気が付きました。プロデューサー補「蒔田光治」の名前が。 蒔田光治と言えば、「TRICK」シリーズや、富豪刑事、最近ではNHKで放送された「タリオ 復讐代行の2人」の脚本兼プロデュースを担当している有名な人ですが、誇りの報酬にも携わっていたのはちょっと驚き。
現在、日テレプラスで10数年ぶりに再放送中。誇りの報酬はハードテイストな刑事ドラマだと思っていたが、今回見直してみると、コミカルな部分も多い。萩原が狙撃者のフリをして銃を乱射して、犯人に鎌をかけたりするところなんかは後のあぶない刑事っぽさがある。いや、あぶ刑事が誇りの報酬のコミカルさを受け継ぎ、さらに昇華させたものだったのかもしれないが、きっと誇りの報酬は「あぶない刑事0」だったのかもしれないと、改めて思い直したしだいです。
芹沢の妹・芹沢歩役は現在も続く「科捜研の女」シリーズの主人公を演じている沢口靖子。東宝シンデレラガールに選ばれた後、武田鉄矢の『刑事物語3 潮騒の詩』に出演し、NHKの朝ドラ「澪つくし」の主演後に出演したのがこの誇りの報酬。この人を初めて知ったのはこの刑事ドラマでしたね。そう言えば、誇りの報酬は東映ではなく東宝制作でしたね。あぶ刑事とテイストが似ているのでついつい東映だと思ってしまう時があるのだが、脚本や監督陣にはあぶ刑事に携わっていた人もいるからきっとその影響もあるのでしょうね。
俺たちの勲章は地方ロケの多い刑事ドラマでしたが、誇りの報酬もさっそく第4話で二人が飛騨高山に行って、萩原が関係する10年前のある強盗殺人事件の捜査をしていました。特撮関連のゲストも数多いですね。第2話には超電子バイオマンのレッドワンこと阪本良介、第3話にはバトルフィーバーJのバトルフランスこと倉地雄平が刑事役で出演してたり、その回の犯人役が遠藤憲一だったり、面白い組み合わせが見られました。
「誇りの報酬」という硬い感じのタイトルではなく、あぶない刑事みたいな軽い感じのタイトルだったらこの刑事ドラマはもっとヒットしていたのかもしれませんね・・・。
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