引き続き、ジャッキーのDVDのお話。今回は、ジャッキーの再デビュー間もない頃の名作「少林寺木人拳」。幼き頃に何者かによって父を殺され、その敵を討つために少林寺の門弟となった小唖巴(イーロン)。ある時、イーロンは、寺の裏の洞窟に鎖で繋がれていた男を発見する。イーロンは、その男と仲良くなり、男からカンフーの技を教えてもらう。だが、その男の名は法愚(ファー・ツー)と言い、かつて少林寺の高僧であったが、10年前に少林寺の掟を破ときって人を殺め、幽閉されていた。イーロンは、少林寺の免許皆伝を得るため、登竜門である数十体の武道人形「木人」を倒し、荒野山にいる霊空大師から少林寺拳法の奥義を伝授される。下山したイーロンは、洞窟から逃走したファー・ツーと戦うことになり…。
これ、一度だけ地上波で見たことがあるのですが、その時は、確か字幕放送だった。吹替え版の存在は知っていたので、いつか地上波で見られるものと楽しみにしていたのですが、結局、それ以後、一度も見ることはなかった。で、今回初めてDVDで吹替え版を拝見。所々吹替えがない場面もあるのですが、やはり良かった。とくにオープニングタイトルや修行場面、クライマックスで流れる「ミラクル・ガイ」と言う曲がとても印象に残った。ミラクル・ガイは、日本オリジナルの主題歌として、日本劇場公開時にもこの曲が流れたらしいのですが、時代を超えて素晴らしい曲。あのはりぼて感満載の木人との闘いの場面を字幕で見た時は、あまりの不思議な光景に思わず噴き出してしまったが(苦笑)、ミラクルガイが流れると高揚感が増して、木人のおかしさも気にならなくなった。とにかくジャッキーが闘う画と物凄くマッチしていました。酔拳の日本公開版にもカンフージョンと言うオリジナル主題歌が流れていたが、そう言えば、今回リリースされた17タイトルの中に酔拳はラインナップされていなかったですね。今度はぜひともカンフージョンの入った吹替え版を収録したDVDのほうもお願いしたいものです。
ジャッキーの声は、当然ながら石丸博也氏が担当されているのですが、ジャッキーが演じるイーロンは、幼い頃から口が聞けない(実は、そのフリをしていただけ)ので、石丸氏が喋る場面は、ほとんどなかった。それだけにクライマックスで父を殺した相手を見つけたイーロンが初めて喋った時の「なぜ殺したんだ!」と言うセリフがやけに重々しく印象に残った。
この頃のジャッキーは、ひょうきん族に出てた頃の伊丹幸雄とそっくりだな…。
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