新作スカイフォールが公開中の007シリーズですが、昨年生誕50周年を迎えたそうですね。50年で23作品。ボンドは6代目となりましたが、半世紀でまだ23作なのか。もっと多く作られている印象があったので意外にまだまだ少ない感じがします。リアルタイムではじめて見たのは、テレビで放送されていた初代ボンドのショーン・コネリーや3代目のロジャー・ムーアの作品だったと思うが、やはり、一番馴染みがあるのは、ロジャー・ムーアの作品。「私を愛したスパイ」「ユアアイズオンリー」「オクトパシー」「美しき獲物たち」は、とくによく見ました。ショーン・コネリーのは、ゴールデンタイムではあまり放送されず、深夜の放送だったり、ローカル局での放送でよく見たと思うのですが、残念ながら2代目のジョージ・レイゼンビー主演の「女王陛下の007」だけは、全くテレビで見る機会がなかった。
最近、イマジカBSで50周年を記念して007シリーズ全22作品を字幕と吹替え両方で一挙放送していて、久しぶりに全て見返しました。吹替えは、テレビ版ではなく、DVD版のほうだったので、大映ドラマのナレーションをよくやっていた来宮良子さんのモード・アダムスとか、野沢那智さんのクリストファー・ウォーケンの声は聞けなかったのが残念。しかし、ジェームズ・ボンドは、テレビ版と同じ声優(ショーン・コネリー=若山弦蔵 ロジャー・ムーア=広川太一郎)だったのでそれなりに楽しめた。ジョージ・レイゼンビーは、テレビ版のほうは、広川太一郎さんが演じられていたそうですが、イマジカBSで放送された吹替えは、小杉十郎太さんが担当していた。小杉十郎太さんは、現ボンドのダニエル・クレイグの声も担当されていますが、レイゼンビーもそれほど違和感はなくハマっていましたね。
さて、007と言えば、毎回変わる主題歌ですが、22作品の中から一番に印象に残るものと言えば…以前は、ゴールド・フィンガー、007は二度死ぬ、ダイヤモンドは永遠に辺りが好きでしたが、今回見返して改めて良いなと思ったのは…。
「007/死ぬのは奴らだ」は、ロジャー・ムーア=ボンドの初作品としても有名ですが、主題歌は、元ビートルズのポール・マッカートニーとウイングスが担当しています。ショーン・コネリー時代のオーケストラとは打って変わって、ロック調の軽快なリズムと共に展開されるボンドアクションが中々新鮮だった。二階建てバスを使ったカーチェイスや陸と海を行き交う壮絶なボートチェイスの場面でも流れていたがやはりそれまでにはなかった個性的なメロディが際立っていてカッコ良い。007にしては、少々安っぽい印象もあるけど(苦笑)、今回見直して一番耳に残った。
オクトパシーでは、リタ・クーリッジの「All Time High」が主題歌となり、映画のタイトルとは異なる曲が初めて使用されたことでも話題に。以前は全く気にも留めていなかったが改めて聴き返すと、このアダルトムードチックな曲が妙に耳に残る。アクションシーンとは合わなそうだが、この曲は、ボンドガールを演じたモード・アダムスのイメージにぴったりな曲と言える。
ダニエル・クレイグのカジノロワイヤルは、劇場で見たが、この「You Know My Name」が流れ出した途端、物凄くゾクッとしたのを覚えている。劇場でこれほどってないほどに、とにかく痺れまくった。ダニエル・クレイグの作品は、確かにアクションは多いが、それよりもクレイグのクールな演技とシリアスな演出が印象に残る。その静かでシブくて悲劇的な世界観にひたすらマッチしていたのがこの曲。
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