10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
邦画からパワフルなアクション映画が消えてから幾数年経ちますが、1980年代の邦画は今よりも規制がなくて予算が潤沢だったのか、ダイナミックなカーチェイスが展開する作品が数多くありました。今回は、過激なカーチェイスシーンが展開した邦画を数本紹介致します。
獣たちの熱い眠り(1981年)
『西部警察』や『あぶない刑事』シリーズの監督でも知られる村川透の監督作品。巨大組織の卑劣な罠にハマり殺人犯の汚名を着せられた若きテニスプレイヤーが獣と化して組織に復讐を果たすハードボイルドアクション。主演は、当時青春スターから脱皮するために、髪を短くし野性味たっぷりにイメチェンした三浦友和。三浦氏演じる主人公の三村浩司は、この翌年に三浦氏がレギュラー出演した『西部警察PARTⅡ』の沖田刑事のようなルックスなので、まるで沖田の前章を見ているような、そんな感覚になってしまう映画でしたね(苦笑)。
映画の中盤、組織の下っ端(伊吹吾郎と安岡力也)にさらわれた妹を助けるため、三村がイーグルマスクの黄色いトランザムに乗り、敵の白い車を追跡しますが、このカーチェイスが中々ど派手。あぶない刑事の撮影でもよく使われていた代官坂トンネルを潜った後、トンネル前で対向車が激しく横転。住宅街の狭い路地から大通りに出た後、オープンカフェに突っ込んだり、ダンプに道を阻まれドラム缶にぶつかるトランザム。その後、組織の下っ端達は、車を捨てボートに乗り換え。前のバンパーがはずれてボロボロになったトランザムが工事中の河川沿いの道路を突っ走り、ボートを追走する。
黄色いトランザムの豪快な走りっぷりが実に爽快。当時は、住宅地の狭い路地でも凄まじいカーチェイスの撮影ができたんですね。
紳士同盟(1986年)
当時人気絶頂のアイドルスター・薬師丸ひろ子が主演した青春ラブ・コメディ。同名タイトルの主題歌もとても印象的でした。時任三郎、伊武雅刀、三宅裕司、夏樹陽子、財津一郎、小林桂樹など、個性豊かなスター達が勢ぞろいし、アメリカ映画の「スティング」のような詐欺グループ同士の騙し合いが展開します。仲村トオルが薬師丸ひろ子演じる女子大生の後輩役で出演していますが、薬師丸ひろ子に「先輩!」と呼んでいる姿があぶない刑事の町田透を彷彿とさせます(笑)。
物語の中盤、薬師丸ひろ子が運転するオープンカータイプの黒いコルベットが暴走。伊武雅刀が運転する白いベンツ(W114)と激しいカーチェイスを繰り広げる。トンネルの壁に激しくボディを擦りつけたり、斜面を駆け降りてコルベットの前方を塞ぐなど、高級車のベンツの荒々しい走りっぷりを堪能できる。他の車を巻き込んでの玉突き衝突やジャンプなど豪快なカースタントもあり。また、仲村トオルがワインレッドのスープラに乗っている場面も必見です。
ころがし涼太 激突モンスターバス(1988年)
漫画「ころがし涼太」の実写化映画。主演は、竹内力。藤岡重慶、鈴木ヒロミツ、又野誠治、我王銀次など当時の大御所俳優が脇を固める。写真館の店主役で佐藤浩市もゲスト出演。大型バス2台を使ったハチャメチャなカースタントが最大の見所。謎のモンスターバスを運転する菅田俊は、「あぶない刑事」の劇場版と同じく、「豹藤」と言う役名で出演しています(笑)。
のっけから涼太のバスが改造されたスカイラインを引き擦り回して、ヨットハーバーの岸壁から海へ突き落とすカーアクションあり。映画の後半、涼太と豹藤が乱闘した後、暴走する豹藤のモンスターバスに涼太がしがみつく場面がありますが、竹内力氏がなんとノースタントで演じています。クライマックスの涼太のバスと豹藤のモンスターバスの一騎打ちのシーンでも、バス同士の激しい体当たりや、モンスターバスが豪快に横転するなど豪快なカーアクションが続き、走行中の涼太のバスの屋根上で、涼太と豹藤が荒々しく格闘するなど、迫力満点のアクションが数多く見られます。全編で大型バスを使っているカーアクションは国内では珍しいですね。当時の日本映画のバイタリティの凄さが伝わってきます。
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「ウェイク・アップ友和! 今度は俺が攻める番だ。」
>映画の中盤、組織の男にさらわれた妹を助けるため三村がイーグルマスクの黄色いトランザムに乗り、敵の白い車を追跡しますが、黄色いトランザムの豪快な走りっぷりが実に爽快。
イーグルマスクのトランザムというと、トランザム7000でバ-ト・レイノルズが乗りロッキー2ではシルベスター・スタローンが乗ったイメージがありますね。
>獣たちの熱い眠り(1981年)は『西部警察』や『あぶない刑事』シリーズの監督でも知られる村川透の監督作品で、巨大組織の卑劣な罠にハマり殺人犯の汚名を着せられた若きテニスプレイヤーが組織に復讐を果たすハードボイルドアクション。当時青春スターから脱皮するために、髪を短くし野性味たっぷりにイメチェンした三浦友和さん演じる演じる主人公の三村浩司は、三浦さんがこの翌年にレギュラー出演した『西部警察PARTⅡ』の沖田刑事のようなルックスなので、まるでオキの前章を見ているような感覚になってしまう映画でしたね(苦笑)。
>「獣たちの熱い眠り」ですが、wikiによると当初は松田優作さんが三村浩司役の候補だったそうですが、意外性を考えて三浦さんを起用したエピソードがあるそうですね。
監督は村川透さんですが、石原プロの関係者もこの映画を見て三浦さんを西部警察のレギュラーに起用したのではないか?と考えます。
村川さんは「獣たちの熱い眠り」の翌年には石原良純さん主演の松竹映画「凶弾」を撮っていますが、石原プロの関係者か裕次郎さんも凶弾を見て良純さんを西部警察のレギュラーに起用したのではないか?と思いますが、脇を固めるキャストに古尾谷雅人さんや高樹澪さん・山田辰夫さんを筆頭に田中邦衛さんと岡本富士太さんが出ているそうなので機会があれば見てみたいものです。
イーグルマスクのトランザムというと、トランザム7000でバ-ト・レイノルズが乗りロッキー2ではシルベスター・スタローンが乗ったイメージがありますね。
>獣たちの熱い眠り(1981年)は『西部警察』や『あぶない刑事』シリーズの監督でも知られる村川透の監督作品で、巨大組織の卑劣な罠にハマり殺人犯の汚名を着せられた若きテニスプレイヤーが組織に復讐を果たすハードボイルドアクション。当時青春スターから脱皮するために、髪を短くし野性味たっぷりにイメチェンした三浦友和さん演じる演じる主人公の三村浩司は、三浦さんがこの翌年にレギュラー出演した『西部警察PARTⅡ』の沖田刑事のようなルックスなので、まるでオキの前章を見ているような感覚になってしまう映画でしたね(苦笑)。
>「獣たちの熱い眠り」ですが、wikiによると当初は松田優作さんが三村浩司役の候補だったそうですが、意外性を考えて三浦さんを起用したエピソードがあるそうですね。
監督は村川透さんですが、石原プロの関係者もこの映画を見て三浦さんを西部警察のレギュラーに起用したのではないか?と考えます。
村川さんは「獣たちの熱い眠り」の翌年には石原良純さん主演の松竹映画「凶弾」を撮っていますが、石原プロの関係者か裕次郎さんも凶弾を見て良純さんを西部警察のレギュラーに起用したのではないか?と思いますが、脇を固めるキャストに古尾谷雅人さんや高樹澪さん・山田辰夫さんを筆頭に田中邦衛さんと岡本富士太さんが出ているそうなので機会があれば見てみたいものです。
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