スパドラで放送中の『スパイ大作戦 HD完全版』は、あっと言う間に15話ほどまで進んでおります。スパイ大作戦と言えば、なんと言ってもラロ・シフリンのあのスリリングなテーマ曲が真っ先に思い浮かんでしまいます。いつ聞いても良いですね。
「スパイ大作戦 実行不可能な指令を受け、頭脳と体力の限りを尽くしてこれを遂行するプロフェッショナル達の秘密機関の活躍である」
この日本語版ナレーションも味わい深い。ところで、シーズン1は、日本では、フジテレビ土曜夜10時30分から放送されていたそうです。現在も続くフジの月9ドラマ枠も、かつては、外国ドラマ放送枠だった頃があったようで、スパイ大作戦のシーズン2、3は、この時間帯に放送されていた模様。おなじくスパドラで放送中の『電撃スパイ作戦』もフジテレビが月曜の夜10時に放送していたそうです。トレンディドラマや恋愛ドラマのイメージが強いフジだが、昔は、意外に硬派な海外ドラマを数多く放送していたんですね。
シーズン1のIMFのリーダーは、スティーブン・ヒルが演じるダン・ブリッグスですが、やはり、リーダーと言えば、リアルタイムで見た『新スパイ大作戦』の影響もあるのか、2代目リーダーのジム・フェルプスの印象の方が強い。吹き替えは、初代も二代目も同じ若山弦蔵さんでしたね…。IMFの個性的なメンバーの中でも一番気になるのは、変装の名人ローラン・ハンド。最初の数話では、声帯模写をしたり、メイクを施したり、様々に芸達者ぶりを見せてくれる。背が高くて、恰幅が良くて、アクションも豪快。ナレーションの通り、一番頭脳と体力の限りを尽くしているのは、ローランではないだろうか。印象的なエピソードは、前後編の「刑務所突破作戦」。白昼、サーカスに夢中になっている見張りの兵士の目を盗んで、刑務所に潜入するローランの姿がものすごくスリリング。「戦慄のスパイ養成所」では、敵の実験室に潜入して作業中に、ローランがペスト菌が入ったシャーレを割ってしまい、ペストに感染してしまうところもハラハラさせられた。そう言えば、ローラン役のマーティン・ランドー、アルフレッド・ヒッチコックの『北北西に進路を取れ』に殺し屋役で出演していたことを最近知った。初めて彼を見た時は、ピーター・マーク・リッチマンと勘違いしてしまいましたが…(汗)。そして、ローランの声を担当するのは、銭型のとっつぁんや昭和仮面ライダーシリーズのボスの声やナレーションでもお馴染みの納谷悟朗さん。シーズン3までローランを演じた後、引き続きシーズン4では、アメージング・パリス(レナード・ニモイ)の声を担当されています。
どうやらシーズン2以降は、まだ放送予定がないみたいだが、ぜひとも放送してもらいたいものです。完全版と言いつつ、エアーウルフみたいに抜けエピソードがないことを祈る(指令風)。
ローランが老人に変装したらベルグストロム博士みたいに
なるんじゃないかなぁ…(苦笑)
>≫そう言えば、ローラン役のマーティン・ランドーは、アルフレッド・ヒッチコックの『北北西に進路を取れ』に殺し屋役で出演していたことを最近知った。
>マーチン・ランドーと言うと、自分は「スペース1999」に登場するコーニッグ指揮官やジョニー・デップ主演のティム・バートン監督作品「エド・ウッド」で、ベラ・ルゴシの役を演じたのが印象に残りますね。
「スパイ大作戦」と言うと、どうしてもラロ・シフリン作曲のリズミカルなメロディーや「フェルプスが指令媒体のテープをどこにあるのか探す→テープの“おはようフェルプス君・・・”で始まる指令を聞きながら『今週の仕事』の説明に耳を傾ける…」と言うあのシーンを思い出しますが、「指令のテープを探すフェルプス」に「さて、今日はどこに指令があるのだろうか?」と言う雰囲気が伝わってくるように感じました。
また、パリスを演じたレナード・ニモイとマーチン・ランドーは、「刑事コロンボ」にそれぞれゲスト出演していた(ランドー→「二つの顔」・ニモイ→「溶ける糸」)と思いますが、二人がどうやってコロンボと推理対決するのか気になるところです。
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