来年公開される話題の映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』。すでにゴーカイジャーのEDで映像の一部が公開されていますが、まず驚いたのは、スーツがピカピカ。蒸着シーンやギャバンダイナミックを決める時のバンクシーンで見られた銀色に光り輝いているギャバンそのものだ。昔は、ピカピカのスーツにカメラやスタッフなどが写りこんでしまう問題があったため、アクション時は、別の素材のものが使用されたが、今回は、アクションをする時もピカピカのスーツのままで動くみたいですね。スーツの胸の部分も昔以上にカッコ良く光っていたが、スーツ素材の進化を感じさせられました。ギャバンだけでなく、あのドルギランも登場するようですが、やはりCG。うーん、やはり思っていた通り、昔の着ぐるみでの巨大感やミニチュアと比べると、なんとなく味気がない印象に見えてしまったのですが、でも劇中でどのような活躍を見せるのか気になります。
敵側も中々魅力的な雰囲気です。佐野史郎さん演じるウィーバル。顔出しの幹部って久々に見るなあと思ったら、実は、敵ではなく宇宙警察のボスで、ギャバンの上司なんですが、ザンギャックと繋がり、悪事を働く役どころのようです。そして、今回ギャバンのライバル的存在で最強の敵「ギャバンブートレグ」なるメタリックな戦士が登場する。黄色いレーザーブレード?のようなものを振り回してギャバンと対決するみたいです。一瞬、ギャラクティカのサイロン兵のようにも見えたが、その姿は、まさにギャバンの偽者的な雰囲気であり、いかにもな悪顔です。ジャスピオンに出てきたマッドギャランを彷彿とさせる存在ですね。
宇宙刑事ギャバンは、1982年に東映が新たに立ち上げた特撮ヒーローであったため、その年の東映まんがまつりでは、戦隊(大戦隊ゴーグルファイブ)は、公開されたが、ギャバンはラインナップされず、結局これまで一度も劇場用作品は作られていません。宇宙刑事では、シャイダーは、劇場版二作品製作されています。ギャバンが登場する初の劇場作品であり、戦隊シリーズと宇宙刑事シリーズのコラボと言う初の試みだけでなく、ギャバン(一条寺烈)を演じる大葉健二さんが、バトルフィーバーJで演じたバトルケニア(曙四郎)と電子戦隊デンジマンのデンジブルー(青梅大五郎)役も兼任する。なるほど、大葉さんの存在そのものが戦隊と宇宙刑事をつなぐ架け橋になっているんですね。それにしてもゴーカイジャーは、過去の34戦隊だけでなく、ギャバンの力も借りて戦ってしまうとは…まさに豪快と言うか、ゴージャス過ぎるカオス戦隊となってしまったなぁ・・・。
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