脚本家の市川森一氏がお亡くなりになられました。『傷だらけの天使』などのテレビドラマから映画まで様々なジャンルの脚本を執筆されましたが、市川さんと言えば、特撮作品などの子供番組の名作も数多く残されています。円谷作品では、『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA』『シルバー仮面』など。『仮面ライダー』にも企画段階から携われていたそうです。市川さんが書いた戦隊作品も見てみたかったですね。
『太陽にほえろ!』『代表取締役刑事』など刑事ドラマでもいろんな名作を残されましたが、『太陽にほえろ!』と言えば、とくに思い出すのが「危険な約束」。ゴリさんと待ち合わせをしていたスナック「旅路」でマカロニ(早見)刑事が拳銃強盗犯の男と出くわし、人質にされてしまうお話。強盗犯を追って店で張り込みをしていた刑事やヤクザの師弟、不倫中の男女、若いカップル、飲んだくれの老人に店のマスターも人質になり、自分だけが助かろうと本性をむき出しにする自分勝手な人質達の様々な人間模様と共に、ヤクザを装ったマカロニに女を連れてくるよう命令する強盗犯の男と、男との約束を守り行動するマカロニの奇妙な友情が描かれる。愛する女に裏切られた挙句、マカロニが刑事だと知り、「刑事の癖に俺の気持ちをわかった振りをしたてめぇが許せねぇんだ」と怒りをぶつける強盗犯の男。しかし、マカロニが最後まで約束を守り通したことを知り、男は、驚愕する。マカロニ演じる萩原健一さんの哀愁と深みのある演技と、全く無駄のない緊迫感あふれるストーリー展開に圧倒された。
「危険な約束」と言えば、『刑事貴族』風間編で、「刑事たちの忙しい夜」と言うタイトルでリメイクされたことでも有名です。マカロニの役どころが風間に置き換わり、その他の設定やストーリー展開は、ほぼ同じ。刑事貴族での密室劇は珍しく、リアルタイムで見た時は、少し違和感があったが、後で「危険な約束」のリメイクと知り納得。ちなみにスナックの名前は、「ダリア」になっていた。こちらでは、本筋の合間に泉とより子のデートシーンもインサートされていたのが印象的だった。
オリジナルとその18年後にリメイクされた刑事貴族版「危険な約束」。
リメイク版から18年以上経ってしまったが、残念ながら現在日テレの刑事ドラマは皆無の状況…。何かの形でまた現代版リメイクが見てみたいものです。市川森一さんのご冥福をお祈りいたします。
>≫市川さんといえば『傷だらけの天使』などのテレビドラマから映画まで様々なジャンルの脚本を執筆されましたが、市川さんと言えば、特撮作品などの子供番組の名作も数多く残されています。円谷作品では、『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA』『シルバー仮面』などを書かれていますが、『仮面ライダー』にも企画段階から携われていたそうです。
>市川森一さんといえば、「傷だらけの天使」やNHKのテレビドラマを書いた印象が強いですが、ウルトラシリーズ(「シルバー仮面」は円谷プロを退社した元スタッフが立ち上げた日本現代企画と実相寺昭雄さんの「コダイグループ」が参加したそうですね)や「太陽にほえろ!」でも脚本を書いていた印象が強いですね。
特に「ウルトラセブン」の「V3から来た男」におけるクラタ隊長のキャラクターや「北へ還れ」でのフルハシ隊員とお母さんの無線越しでのやり取りや「ウルトラセブン参上!」で「べムスターに苦戦する新マンの前に新アイテム・ウルトラブレスレットを携えたウルトラセブンが駆けつけた!」と言う展開は、今も印象に残っています。
市川さんといえば、「ウルトラマンA」で脚本を書いた際に「ネズミのペスト菌を繁殖させる力とノミのジャンプ力を併せ持つ超獣が出現した。北斗星司
は超獣のペスト菌に感染するも、夕子の看護で奇跡的に回復する・・・」と言うストーリーを考えたらNGになった・・・と言うエピソードがあったことを知ったときは意外に思えましたが、「なぜ『ペストを撒く超獣』がボツになったのか?」と言う疑問も感じました。
“「仮面ライダー」で市川さんが脚本を書いた回”と言うと、「人喰いサラセニアン」のことを指しているのでしょうね。
架空の○○菌とかウィルスに感染してピンチになるヒーローは、これまでにたくさんいたと思うのですが、やはり、実在するペスト菌では、子供番組には、生々し過ぎて駄目だったのでしょうかね。セブンの被曝星人の件もあったし、その頃の円谷は、色々と神経質になっていたのかもしれませんね。
>≫『太陽にほえろ!』『代表取締役刑事』など刑事ドラマでもいろんな名作を残されましたが、『太陽にほえろ!』と言えば、とくに思い出すのが「危険な約束」だ。
>市川森一さんといえば、今年が放送40周年を迎える「ウルトラマンA」と「太陽にほえろ!」の脚本を書いていますが、刑事ドラマでは「刑事くん」の脚本を書いていますね。
広島の図書館で借りた「夢回路 魔法・怪獣・怪奇・ウルトラマン・青春・犯罪」と言う市川さんのシナリオをまとめた本を借りましたが、その中に「刑事くん」で市川さんの書いたエピソードが7本収録されていました。
最初に収録されたシナリオ「もどらない日々」では、萩原健一さんが井上鷹之と言う役名で出演されていますが、「三神鉄男が婚約中のカップルの車に同乗し、誘拐犯を追いかける」と言うファーストシーンに始まり、萩原さん演じる井上鷹之は「懲戒免職になった刑事」と言う設定が出ているところを見ると「萩原さんはマカロニを演じる前か?」な雰囲気を覚えました。
また、「許されない愛」は沢田研二さんがラジオ局のディレクター役でゲスト出演されており、「ラジオ番組で流れた親殺しの手紙を頼りに、三神は同僚の板垣刑事(演じるは「ジャンボーグA」の立花直樹さん)と捜査を開始する・・・」と言うストーリーでした。
「刑事くん」と言うと、「特捜最前線」の脚本を書いた長坂秀佳さんがスタッフで参加したイメージが強いですが、「太陽にほえろ!」の脚本を書いた市川さんが参加していたことを改めて知りました。
市川さんはA・太陽の放映開始40周年を待たずに他界されましたが、もし生きていたら「ウルトラマンA」「太陽にほえろ!」の40周年にメッセージをよこしていたのではないのか?と思いました。
そのシナリオは、実際に刑事くんで映像化されているのでしょうかね。ぜひとも機会があれば見てみたいですね。マカロニの原点とも言うべきショーケンの初々しい刑事役の姿を拝みたいです(苦笑)。
>また、「許されない愛」は沢田研二さんがラジオ局のディレクター役でゲスト出演されており、「ラジオ番組で流れた親殺しの手紙を頼りに、三神は同僚の板垣刑事(演じるは「ジャンボーグA」の立花直樹さん)と捜査を開始する・・・」と言うストーリーでした。
ジュリーもゲスト出演していたんですね。新七人の刑事では、太陽を盗んだ男に勝るハードボイルドな犯人を演じておられましたが、こちらの演技も気になります。
>市川さんはA・太陽の放映開始40周年を待たずに他界されましたが、もし生きていたら「ウルトラマンA」「太陽にほえろ!」の40周年にメッセージをよこしていたのではないのか?と思いました。
40周年を記念して新たな脚本を書いてもらいたかったですね。今年は、トシさんを演じた地井武男さん、最近脚本家の長野洋氏も亡くなられ、年々寂しくなって行きますね。そう言えば、40周年を記念したイベントみたいなものは、結局なかったみたいですね。
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