10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
まだまだ続く30年前を振り返る特集。1988年(昭和63年)に放送された特撮は、戦隊、ライダー、メタルヒーロー、そして、フジテレビで放送されていた不思議コメディシリーズと、意外にも特撮花盛りの年でありました。タイトルは以下の通り。
■超獣戦隊ライブマン
■仮面ライダー BLACK RX
■世界忍者戦ジライヤ
■じゃあまん探偵団 魔隣組
そしてこの年、もう一つ東宝で制作され、日本テレビで放送されていた特撮作品があったことを覚えておられるでしょうか。その名は・・・
電脳警察サイバーコップ
1999年の近未来、凶悪犯罪が多発するTOKYOシティーを守るべく、警視庁は、特殊部隊ZAC(ザック、ZERO-SECTION ARMED CONSTABLE 0課装甲警察部隊)を編成した。織田久義キャップを中心に、パワードスーツを身につけたサイバーコップ達が「デストラップ」と呼ばれる犯罪組織に立ち向かう。
左からマーズ(緑)、 サターン(白黒)、マーキュリー(水色)、ジュピター(赤)
一見ロボットのようにも見えるサイバーコップのデザインや、登場人物達の人間性を重視したストーリーも斬新だった。3クール目に入ると、インターポールからZACに加入した新米警察官の主人公・武田真也とヒロインの上杉智子、サイバーコップのリーダーの北条明と敵幹部ビーストマスタールナの恋愛が物語のメインとなり、一層シリアスなストーリーが展開された。
ヒーローと敵の恋愛を描いた特撮と言えば、後の鳥人戦隊ジェットマンを思い出しますが、それよりも前にこのような特撮作品があったとは驚きですね。当時の特撮と言えば、フィルム撮影が主流でしたが、この作品は、ビデオ(VTR)撮影で製作されています。特撮番組ならではの決めゼリフや変身ポーズなどは廃止され、キスシーンを思わせる場面や飲酒シーンなど、大人の視聴層を意識した場面が数多く描写されるなど、従来の特撮ではありえなかったことを数多く試みたが、やはり、子供層には受けなかったらしく、関連する玩具もあまり売れなかったそうです。
今のようなCG技術がまだ確立されていない時代の作品なので、合成のシーンなどはVTR撮影であることも災いしてか、やや安っぽく見えてしまうのですが、様々な機能のついたビットスーツのデザインは今見ても魅力があります。メンバーにはそれぞれジュピター、マーズ、マ一キュリーなど惑星のコードネームがつけられていましたが、セーラームーンよりも先に惑星の名前で呼ばれていたヒーローがいたんですね。
デストラップの支配者・バロン影山を演じていたのは、コンドールマンの主人公・三矢一心や数多くの刑事ドラマで活躍した佐藤仁哉。ちなみにこの方、『仮面ライダーV3』の風見志郎の候補だったそうです。
デストラップの首領フューラー。その実態は、オプチカルワークで表現された睦五朗。
ジュピター専用の大型高性能バイク「JP-CMX-01A ブレードライナー」。仮面ライダー龍騎のライドシューターを思わせるデザインですね。
トヨタのランドクルーザーをベースにしたZAC専用車両「ZACローダー」。
ファイヤースラッガー、ディスクラッシャー、スラッシュキャリバー、ボルトワインダーなど、サイバーコップたちそれぞれが自分の腕や肩に装着する特殊武器も見所の一つだった。
日本テレビで放送されたマシンマンやバイクロッサーと同じく、サイバーコップも3クール(全36話)で終了となりましたが、当時はかなり画期的なヒーロー番組であったことは確かです。ヒーローがサポートメカを装着するアイデアは、この翌年に放送された機動刑事ジバンや、ウインスペクターを初めとしたレスキューポリスシリーズにも影響を与え、このアイデアを元に「電光超人グリッドマン」では、サポートロボットを登場させた。今年30周年を迎えたサイバーコップ。今のCG技術を駆使し、ビジュアル的に進化したサイバーコップも見てみたいですね。
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Re:サイバーコップといえば、
>アイキャッチの曲がTVチャンピオンのラウンド開始ジングルとして長年使用され続けた事で余りにも有名ですね…w
長年使用されている特撮の曲と言えば、TBSが毎年改編期に放送しているオールスター感謝祭(クイズ!当たって25%)の予選落ちの曲がジライヤのBGMなのも有名ですよね(笑)。
長年使用されている特撮の曲と言えば、TBSが毎年改編期に放送しているオールスター感謝祭(クイズ!当たって25%)の予選落ちの曲がジライヤのBGMなのも有名ですよね(笑)。
未来から来たやつれるほどトーシローな戦士
ガースさん、こんばんは。
>≫デストラップの首領フューラーの実態は、オプチカルワークで表現された睦五朗さんでした。
>睦五郎さんといえば、織田キャップ(武田たちのZACの上司)を演じた大門正明さんが主人公を演じた「ゴジラ対メカゴジラ」でゴジラによく似たロボット怪獣・メカゴジラを作った悪の宇宙人のボスを演じており、人間に擬態するも銃弾に撃たれて猿人のような正体を現すシーンが強烈でした。
本作での大門さんはオレンジ色のスカイラインを乗り回すシーンがあったのを覚えていますが、脇を固める役者も科学者役の平田昭彦さんとインターポールの刑事を演じる岸田森さんを筆頭に「流星人間ゾーン」の防人光を演じた青山一也さんと「バイオニック・ジェミー」のリンゼイ・ワグナーの声を担当した田島令子さんやチョイ役で佐原健二さんが出ていました。
>≫当時の特撮と言えばフィルム撮影が主流でしたが、この作品はビデオ合成のシーンなどはVTR撮影であることも災いしてか、やや安っぽく見えてしまうのですが、様々な機能のついたビットスーツのデザインは今見ても魅力があります。
>同時期に放映された「超獣戦隊ライブマン」や「世界忍者戦ジライヤ」など東映の特撮ヒーロー作品はフィルム撮影でしたが、サイバーコップはビデオ撮影による特撮ヒーロー番組でしたね。
フィルム撮影による特撮映像を見慣れた自分もビデオ撮影によるサイバーコップの合成や特撮シーンを見るとチープな雰囲気を覚えますが、もう少し時代が遅かったらサイバーコップの視覚効果にデジタル合成やCGなどが導入されていたのではないか?と思いました。
印象に残る回としては、ジュピターの装着者である武田真也とマーズの装着者である北条明の対立やサイバーボミング発動時に無意識になるジュピターが起こす「無意識でのコントロール」を克服しようとする武田を描く第7話「殺人ジェット!!東京市街戦」や人工衛星があと少しで落下しようとする街に向かって空しそうに呼びかけ、「東京の危機が救えない!」と弱音を吐きジュピターの死に「お前こそホントのサイバーコップだった!」と叫ぶも生還したジュピターに「生きてるなら連絡ぐらいしろよ!」とツッコむサターンの姿が印象に残る「衛星が落ちる!! ジュピター殉職!」や武田が未来人である記憶を取り戻し、ルシファーとバロン影山と武田に未来世界で何が起きたかを描く「5人目のコップ! 究極のサイバー・ルシファー」があります。
個人的には、「許さねぇ!」と怒りを爆発させてサイバーボミングを発動するジュピターを見ると「ブルースワット」で主人公のショウが怒りのパワーを爆発させて超時空の戦士ゴールドプラチナムを召喚させる展開を思い出しますが、街のあちこちにサイバーコップの特殊武器を輸送するブラックチェンバーの認証システムがあるところが面白かったです。
余談になりますが、武田役の吉田友紀さんといえば「刑事貴族2」の第2話で武田という名前の青年を演じていたと記憶していますが、サイバーコップのオマージュに感じるのは僕だけでしょうかね。
>≫デストラップの首領フューラーの実態は、オプチカルワークで表現された睦五朗さんでした。
>睦五郎さんといえば、織田キャップ(武田たちのZACの上司)を演じた大門正明さんが主人公を演じた「ゴジラ対メカゴジラ」でゴジラによく似たロボット怪獣・メカゴジラを作った悪の宇宙人のボスを演じており、人間に擬態するも銃弾に撃たれて猿人のような正体を現すシーンが強烈でした。
本作での大門さんはオレンジ色のスカイラインを乗り回すシーンがあったのを覚えていますが、脇を固める役者も科学者役の平田昭彦さんとインターポールの刑事を演じる岸田森さんを筆頭に「流星人間ゾーン」の防人光を演じた青山一也さんと「バイオニック・ジェミー」のリンゼイ・ワグナーの声を担当した田島令子さんやチョイ役で佐原健二さんが出ていました。
>≫当時の特撮と言えばフィルム撮影が主流でしたが、この作品はビデオ合成のシーンなどはVTR撮影であることも災いしてか、やや安っぽく見えてしまうのですが、様々な機能のついたビットスーツのデザインは今見ても魅力があります。
>同時期に放映された「超獣戦隊ライブマン」や「世界忍者戦ジライヤ」など東映の特撮ヒーロー作品はフィルム撮影でしたが、サイバーコップはビデオ撮影による特撮ヒーロー番組でしたね。
フィルム撮影による特撮映像を見慣れた自分もビデオ撮影によるサイバーコップの合成や特撮シーンを見るとチープな雰囲気を覚えますが、もう少し時代が遅かったらサイバーコップの視覚効果にデジタル合成やCGなどが導入されていたのではないか?と思いました。
印象に残る回としては、ジュピターの装着者である武田真也とマーズの装着者である北条明の対立やサイバーボミング発動時に無意識になるジュピターが起こす「無意識でのコントロール」を克服しようとする武田を描く第7話「殺人ジェット!!東京市街戦」や人工衛星があと少しで落下しようとする街に向かって空しそうに呼びかけ、「東京の危機が救えない!」と弱音を吐きジュピターの死に「お前こそホントのサイバーコップだった!」と叫ぶも生還したジュピターに「生きてるなら連絡ぐらいしろよ!」とツッコむサターンの姿が印象に残る「衛星が落ちる!! ジュピター殉職!」や武田が未来人である記憶を取り戻し、ルシファーとバロン影山と武田に未来世界で何が起きたかを描く「5人目のコップ! 究極のサイバー・ルシファー」があります。
個人的には、「許さねぇ!」と怒りを爆発させてサイバーボミングを発動するジュピターを見ると「ブルースワット」で主人公のショウが怒りのパワーを爆発させて超時空の戦士ゴールドプラチナムを召喚させる展開を思い出しますが、街のあちこちにサイバーコップの特殊武器を輸送するブラックチェンバーの認証システムがあるところが面白かったです。
余談になりますが、武田役の吉田友紀さんといえば「刑事貴族2」の第2話で武田という名前の青年を演じていたと記憶していますが、サイバーコップのオマージュに感じるのは僕だけでしょうかね。
Re:未来から来たやつれるほどトーシローな戦士
>フィルム撮影による特撮映像を見慣れた自分もビデオ撮影によるサイバーコップの合成や特撮シーンを見るとチープな雰囲気を覚えますが、もう少し時代が遅かったらサイバーコップの視覚効果にデジタル合成やCGなどが導入されていたのではないか?と思いました。
サイバーコップと言えば、テレビ放送前にパイロット版が作られたそうなのですが、それはフィルムで撮影されており、テレビではなかったジュピター達が名乗りやポーズをキメるシーンもあるらしいですね。今のCG技術ならかなり洗練された映像になりそうですけどね。
>ルシファーとバロン影山と武田に未来世界で何が起きたかを描く「5人目のコップ! 究極のサイバー・ルシファー」があります。
ルシファーは後半から登場していましたが、今で言うところの戦隊の6人目の戦士みたいな印象でしたね。
>個人的には、「許さねぇ!」と怒りを爆発させてサイバーボミングを発動するジュピターを見ると「ブルースワット」で主人公のショウが怒りのパワーを爆発させて超時空の戦士ゴールドプラチナムを召喚させる展開を思い出しますが、街のあちこちにサイバーコップの特殊武器を輸送するブラックチェンバーの認証システムがあるところが面白かったです。
地下通路を渡って特殊武器が届く演出は面白かったですね。ジュピターが「許さねぇ!」と言って怒りを爆発させるシーンは確かにブルースワットを思い出しました(笑)。
>余談になりますが、武田役の吉田友紀さんといえば「刑事貴族2」の第2話で武田という名前の青年を演じていたと記憶していますが、サイバーコップのオマージュに感じるのは僕だけでしょうかね。
本城の情報屋で、結婚前に殺し屋に殺されてしまう青年役でしたよね。吉田友紀さんと言うと、「あばれはっちゃく」シリーズのほうをどうしても思い出してしまいますね(笑)。
サイバーコップと言えば、テレビ放送前にパイロット版が作られたそうなのですが、それはフィルムで撮影されており、テレビではなかったジュピター達が名乗りやポーズをキメるシーンもあるらしいですね。今のCG技術ならかなり洗練された映像になりそうですけどね。
>ルシファーとバロン影山と武田に未来世界で何が起きたかを描く「5人目のコップ! 究極のサイバー・ルシファー」があります。
ルシファーは後半から登場していましたが、今で言うところの戦隊の6人目の戦士みたいな印象でしたね。
>個人的には、「許さねぇ!」と怒りを爆発させてサイバーボミングを発動するジュピターを見ると「ブルースワット」で主人公のショウが怒りのパワーを爆発させて超時空の戦士ゴールドプラチナムを召喚させる展開を思い出しますが、街のあちこちにサイバーコップの特殊武器を輸送するブラックチェンバーの認証システムがあるところが面白かったです。
地下通路を渡って特殊武器が届く演出は面白かったですね。ジュピターが「許さねぇ!」と言って怒りを爆発させるシーンは確かにブルースワットを思い出しました(笑)。
>余談になりますが、武田役の吉田友紀さんといえば「刑事貴族2」の第2話で武田という名前の青年を演じていたと記憶していますが、サイバーコップのオマージュに感じるのは僕だけでしょうかね。
本城の情報屋で、結婚前に殺し屋に殺されてしまう青年役でしたよね。吉田友紀さんと言うと、「あばれはっちゃく」シリーズのほうをどうしても思い出してしまいますね(笑)。
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