皆様、あけましておめでとうございます。2013年です。昔は、21世紀なんてまだまだ先のことだと思っていましたが、気づけば、21世紀に入ってから13年目に突入しています。バック・トゥ・ザ・フューチャーの世界ならあと2年でパートⅡの未来世界の時代ですよ。ブレードランナーの世界なら6年後には、レプリカントが人類と共存している。「2012」の世界なら、世界が破滅し、人類が巨大な箱船に乗って海をさまよう。でも過ぎちゃいましたけどね(苦笑)。最近話題のiPS細胞の技術を使えば、ブレードランナーの世界には、ある意味近づきそうな未来ですが、あと2年で車やスケートボードが宙に浮かぶようなことはなさそうですね・・・。
それはさておき、昨年末、あのジャッキー・チェンの名作が再リリースされました。今回17タイトルと数が多い上に、なんと全てに日本語吹替え版が収録されている。これですよ。この仕様をずっと待ち望んでいたんです。しかも、低価格。ラインナップをあげますと、
●少林寺木人拳 〈日本語吹替収録版〉(1976)
●蛇鶴八拳 〈日本語吹替収録版〉(1977)
●カンニング・モンキー 天中拳 〈日本語吹替収録版〉(1978)
●龍拳 〈日本語吹替収録版〉(1978)
●拳精 〈日本語吹替収録版〉(1978)
●クレージー・モンキー/笑拳 〈日本語吹替収録版〉(1979)
●ドラゴンロード 〈日本語吹替収録版〉(1982)
●五福星 〈日本語吹替収録版〉(1983)
●プロジェクトA 〈日本語吹替収録版〉(1983)
●スパルタンX 〈日本語吹替収録版〉(1984)
●香港発活劇エクスプレス 大福星 〈日本語吹替収録版〉(1985)
●プロテクター 〈日本語吹替収録版〉(1985)
●七福星 〈日本語吹替収録版〉(1985)
●サンダーアーム/龍兄虎弟 〈日本語吹替収録版〉(1986)
●プロジェクトA2 史上最大の標的 〈日本語吹替収録版〉(1987)
●サイクロンZ 〈日本語吹替収録版〉(1988)
●プロジェクト・イーグル 〈日本語吹替収録版〉(1991)
70、80年代の名作がズラリという感じですが、ジャッキーとサモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウの三人の黄金コンビが競演しているプロジェクトAやスパルタンXなどに加えて、福星シリーズもしっかりラインナップされているのが注目点。これらの吹き替えについては、テレビ用の吹替え版を収録したものから、新録されたものもあったりと、そこもまた気になるところなんですよね。
で、今回その中からプロジェクトAのDVDを拝見。プロジェクトAは、8年前にもテレビ用の日本語吹替えを収録したDVDがリリースされていましたが、残念ながら、この時の日本語吹替え版は、所々吹替えが抜けているシーンがあった。今回リリースされた日本語吹替収録版は、吹替えが完全収録されています。初回テレビ放送時(日曜洋画劇場)のノーカット版の素材が使用されているようです。8年前のDVDに収録された吹替えは、再放送時のカット版だったようですね。特典映像は、8年前のDVDに収録されていたものと同じ内容でしたが、このロープライスでこれだけそろっていればもう文句なしです。
30年近く前の作品になりますが、テンポの良い白熱のアクションのてんこ盛りで、見る度に元気をもらえます。緻密なアイデアと遊び心満載のアクションが素晴らしい。三人のパワフルかつ芸術的で華麗な連携アクションは、もはや伝説。CG時代の今だからこそ逆に色褪せず、新鮮な気持ちで見られます。吹替えのほうも、フィックスメンバーのジャッキー=石丸博也さん、サモ・ハン・キンポー=水島裕さんのノリの良いやりとり、ナイト2000キットの声でも有名な野島昭生さんがユン・ピョウの声を担当し、さらに映画の面白さが倍増。水上警察部隊の一員・ひょうきんの声は、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズのマーティの声でもお馴染みの三ツ矢雄二さんが演じているのですが、そう言えば、この映画の吹替えにも数々の名言がありましたね。
年末にまた悲しい訃報が飛び込んできました。声優の谷口節さんがお亡くなりになられたそうです。幼少の頃からテレビで聞き馴染んでいた声だけに、残念でなりません。谷口さんと言えば、映画や海外ドラマの吹替えをたくさん担当されていましたが、最近は、やはり「ザ・シールド」のヴィック・マッキー刑事の印象が強く残っています。脇役でも数多くの作品に出演していた谷口さんですが、このドラマでは、主演のマイケル・チクリスの声を担当。チクリスのイメージと物凄くマッチしていて、とても見応えがありました。
「特攻野郎Aチーム」では、シーズン5から登場したフランキー・サンタナの声、「ハイテク武装車バイパー」では、バイパーの開発者・ジュリアン・ウィルクスの声を担当されていました。ベイ・ウォッチでは、デビッド・ハッセルホフが演じたミッチ・ブキャナンの声を演じておられましたが、地上波で初めてベイウォッチを見た時は、ちょっと違和感を持ってしまいました(苦笑)。ナイトライダー終了後に、ハッセルホフが新たに主演したドラマだったので、やはり、佐々木功でないとしっくりいかなかった(苦笑)。数年前までスパドラで放送されていた「炎のテキサス・レンジャー」では、チャック・ノリスが演じた主人公のコーデル・ウォーカー役を担当されていました。このドラマは、数回ほどしか見れなかったのですが、サモハン・キンポーが「LA大捜査線 マーシャル・ロー」の主人公役でゲスト出演した回と、アーネスト・ボーグナインがゲスト出演した回は、覚えています。ボーグナインは、元レスラーで、乗っ取り屋に狙われるレスリング団体のオーナー役を演じていました。
あの渋い声は、映画でもよく聞きました。「バック・トゥ・ザ・フューチャー(DVD/ビデオ版)」のビフ・タネン、007は二度死ぬのDVDを買ったら、なんと丹波哲郎さんが演じたタイガーの声を担当されていた。「燃えよドラゴン」のDVD版では、ブルース・リーの声を演じられていました。地上波のほうでは、缶コーヒーBOSSのCMに出演中のトミー・リー・ジョーンズの声を担当されていたそうですが、去年公開された「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」でも、トミー・リー・ジョーンズが演じたチェスター・フィリップス大佐の声を担当されたとか。
他にもいろんな作品で声を聞いてきましたが、やはり自分の中では、ヴィック・マッキーが強烈に印象に残りました。まだまだいろんな作品で聞きたかった声なのに、本当に残念です。今年は、青野武さんも亡くなられ、映画や海外ドラマの吹替えで大活躍してきた二大声優がこの世を去られた。谷口節さんのご冥福をお祈り致します。
2012年も残り僅かとなりましたが、今年一年も超ぼやきをご覧頂きましてありがとうございました。来年も引き続き、様々なジャンルの話題を書き込んでいくつもりですので、どうぞよろしくお願い致します。それでは、皆様良いお年を。
最近は、ハリウッド映画で日本人が結構活躍してるのを見かけますね。「ラストサムライ」で本格的にハリウッドデビューした渡辺謙や、「キル・ビル」の栗山千明や、「ラッシュアワー3」でジャッキーと夢の競演を果たした真田広之などなど。古くは、「007/ゴールドフィンガー」のハロルド坂田とか、「レッド・サン」の三船敏郎、「ブラックレイン」の松田優作など、昔から日本人の俳優は、数多く出演していたわけですが、やはり、チョイ役ではなくて、向こうの俳優とマンツーマンで活躍していると、見応えがありますよね。
「パールハーバー」辺りからイケイケ押せ押せの超CGをたっぷり使って見せる大スペクタクル映画を量産しているハリウッド。2000年代のCG映画の進化は、めざましく、それまでにはありえなかった動きとかカメラワークとか、アニメのような自由自在な描写で見せる実写映画がたくさん生み出されましたが、この映画もその一つではないでしょうか。
「バトルシップ」
世界14カ国の海軍将兵2万人を集めて開催された環太平洋合同演習(リムパック)。その演習中、突如地球にあらわれた謎の物体が世界各地を破壊し始める。リムパックの艦隊が調査を開始し、ハワイ近辺にあらわれた謎の物体と壮絶な死闘を展開・・・。まあ、とにかくこの映画もイケイケ押せ押せのCG全開で謎の巨大球体が大都市を襲う場面は、それなりに迫力はあった。とくに、球体が高速道路の高架橋を次々と破壊していくシーンは、えらく力をかけて描かれて、「2012」を思い出してしまったが、しかし、この謎の物体、人間は狙わず、何を目的に地球にやってきて破壊行為を繰り返しているのかがいまいち理解できなかった。プレデターみたいな謎のセンサーをつけたエイリアンは、V(ビジター)のトカゲのエイリアンよりもインパクトがなくて、ほとんど印象に残らず。なんというか、1950年代のSF映画のノリで作られたレトロなエイリアンものと言う感じ。クライマックスは、かつてのインディペンデンス・デイのごとく、退役軍人のおじいちゃん達が集まったり、とにかく海兵隊全員一丸となって頑張ろうぜ的な熱い展開を見せて、力任せにエイリアンたちを見事に倒してしまう辺り、ああ、やっぱ力押しのハリウッドだなあと改めて認識したしだいで・・・(苦笑)。
で、この映画でも日本人俳優が活躍しておりましたね。浅野忠信氏が海上自衛隊の護衛艦みょうこうの艦長・ユウジ・ナガタ役を演じられていました。てっきり、エイリアンの襲撃を受けて途中で死んでしまう役かと思っていたら、最後まで生き残り、主人公のアメリカ海軍大尉アレックスとベストコンビネーションを見せて大活躍していた。このようなSF映画で日本人俳優と米俳優が対等に活躍しているのは、非常に珍しい。世界から見ると昔からちょんまげ、相撲、忍者、侍のイメージが根強い日本。かつてハリウッドの映画やドラマに出ている日本人は、不自然かつコミカルな役割が多かったが、21世紀に入ってから、ガラッとイメージが変わって、現代劇のアクションものでもよく見かけるようになりましたね。
裕次郎さんもハリウッド映画に出るとなぜかこうなっちゃうんだな・・・。
一時期に比べるとスカパーで放送されている特撮作品の数が減少傾向でございますが、チャンネルNECOも例外ではなく、只今放送されている特撮の本数は、僅かに一本。前は、2から3作品ぐらい枠があったのにどういうわけか減ってしまったのは、非常に残念でございます。と言ってもこのチャンネルの場合、円谷プロの作品、しかもウルトラマン以外のものが中心なので、特撮がお茶の間を席巻していた1970年代の作品が多いです。一度だけ東映が製作したコンドールマンを放送していたことがありましたが、本当にそれっきりで、以後東映作品は、放送されていない。
スカパーに加入してからまもなく6年ぐらいになりますが、東映以外の作品は、ほとんど見たことがなかったので、70年代の多様な作品が見られたのは良かった。で、最近放送されている「プロレスの星 アステカイザー」も中々面白い作品。原作は、デビルマンやキューティハニーの永井豪。前々から特殊な構成で話題になったと聞いていたので、一体どんな作品なんだろうと気になっていたのですが、このヒーローもの、実写なのですが、クライマックスの戦いの部分がなんとアニメになっている。主人公のアステカイザーが「カイザー・イン!」と叫ぶと同時に主題歌がかかって、画面は、実写からアニメにチェンジし、サイボーグ格闘士を倒し終わるとまた実写に戻るという変わった趣向が取り入れられているのです。アニメ部分は、まさにデビルマンなどの永井さんのアニメを見ている感覚になりますが、でもこれって、肝心かなめの戦いの部分をアニメにしてしまったら、実写で撮っている意味があまりないような気がするのだが、当時の子供達は、どう思って見ていたのでしょうね。宇宙刑事で例えるなら、マクー空間での戦闘シーンがすべてアニメになってしまうようなもんですからね。きっと私がガキの頃、リアルタイムで見ていたら、多少げんなりしていたかもしれないが、今見ると、中々特殊性があって面白く見える。一応、実写パートにも戦うシーンはたんまりあるのですが、できれば、サイボーグ格闘士を倒すところまでを実写で見てみたかったですね。
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実写からアニメへカイザー・イン!
ブラック・ミストに兄を殺された元プロレスラーの鷹羽俊が速水博士の開発したファイティングスーツを着てアステカイザーとなり、サタン・デモンが送り込んでくるサイボーグ格闘士と激闘を繰り広げるのですが、実際に当時活躍していたプロレスラーが数多く登場するところもこの作品の見所。なんてたってこの頃は、プロレス全盛期。新日本プロレスが全面で協力してますからね。初回には、あのアントニオ猪木が顔を出しているし、初代タイガーマスクの佐山聡や、藤原喜明、小林邦昭など、かつての新日のスター選手がこれだけ顔をそろえているヒーローものは他にはありえない。さらに、サタン・デモンに洗脳され、偽アステカイザーとなって、本物と対決する元チャンピオンのジャガー春木役を、キカイダー01など当時、特撮もので活躍していた池田駿介氏が演じているし、初回には、デンジマンでバンリキ魔王を演じた大前均氏がストロング・リキと言うレスラー役で出演しています。ブラック・ミストの幹部サタン・デモンを演じる山本昌平氏は、チェンジマンでギルークという敵の幹部を演じたのは知っているが、スターウルフでは、ヴァルナ軍団の司令官を演じていたり、わりと昔から敵幹部を数多くやっていたんですねえ。
それにしても、アステカイザーが乗っている三輪バギーカーのマッハビート号のダイナミックな走行シーンが迫力があって好きだ。海辺でも砂地でもギュンギュンかっ飛ばしているところを見るとかなりパワフルなマシーンだったのではと推測できるが、最近あんなバギーは街では見かけませんものね。昔のヒーローものは、ヒーローも個性的だが、マシーンも個性的で実際に公道などでアクションやっているから面白いんですよね。
最近、深夜に日テレプラスでキン肉マンが放送されている。キン肉マンと言えば、週刊少年ジャンプで連載され80年代に人気を誇った格闘漫画。私がジャンプを読み始めるきっかけとなった作品でもあります。個性的な超人たちが次々に登場して、キン肉マンとリングで熾烈な戦いを繰り広げる。友人達が学校にジャンプを持ってきて、必死に読んでいる姿に釣られて、私もいつの間にか一緒になって読むようになり、気づいたら、毎週買って読んでいました。最初見た時は、何でこんな不細工な主人公が人気あるんだろうと思ったが、その中で描かれる熱い友情やら、激烈なファイトに魂を揺さぶられ、気づいたら作品の世界にメロメロに溶け込んでいた。キン肉マン以外にも当時のジャンプは、北斗の拳、キャッツ・アイ、ドラゴンボール、ウイングマン、キャプテン翼、こちら葛飾区亀有公園前派出所などなど、後にテレビアニメ化された人気作品がたくさん連載されていて、一週も欠かすことができないバイブル的な一冊になっていましたね。
キン肉マンと言えば、当時流行ったのがキン消し(キン肉マン消しゴム)。デカケシのほうだったがこれも友達に釣られて集めました。キューブマンとかタイルマンとかオイルマンとかスプリングマンとかスクリューキッドとかサンシャインは持っていた記憶があるが正義超人は、まったくそろわなかったなあ。バッファローマンとかウォーズマンとかロビンマスクとか欲しかったけど、近所の玩具屋どこ回ってもなく、結局一つも入手できなかった。キン肉マンさえ手に入らなかったし。それだけ当時はバカ売れだったんですね。
アニメ、やはり今でも面白いですね。サンバルカンや宇宙刑事シリーズの歌を担当した串田アキラ氏の熱い主題歌やエンディングも最高にマッチしているし。ただ、作画は、ちょっと雑な感じがする。やはり原作の画のほうが好きだな。現在、「夢の超人タッグ編」が始まったばかりですが、いやはや懐かしい。ちょうど自分がジャンプを読み始めた頃に連載されていたシリーズだ。それ以前のシリーズは、単行本やアニメで埋め合わせをしたが、やはりその中でも一番思い入れのあるシリーズ。黄金のマスク編で辛くも生き残ったアシュラマンとサンシャインによって、キン肉マンたちの友情パワーが奪われて、再び超人たちが打倒キン肉マンを目指して、富士山近くに現れたトーナメントマウンテンで激烈な戦いを繰り広げる。キン肉マングレートがいるよ。これまた懐かしい(笑)。ブラックホールがなぜだか生き返ってるし(笑)。リキシマン何回死んだんだよ、また復活してるじゃん(笑)。リキシマンって原作では、ウルフマンって名前だったんですよね。当時相撲で活躍していた千代の富士のあだ名をとってつけられた名前だったようですが、その千代の富士に配慮したのか、アニメでは、リキシマンと名前を変えて登場していました。
改めて見たら声優の使い回し率が半端なかったんですねこのアニメ(苦笑)。悪魔将軍=委員長だし、ロビンマスク=アシュラマンだし、ジェロニモ=スクリューキッドだし、ステカセキング=スニゲーター=ベンキーマン=キン骨マン=銀のマスクの声だった。キン骨マンをはじめ、たくさんのキャラを担当していたのは、二又一成さんと言う声優さんですが、当時忍者ハットリくんのケンイチくんの先生の声も担当されていましたね。ナチグロンとキン骨オババの声も同じ人(山本圭子)だったか。まああれだけたくさん超人がいたら、一人三役ぐらいこなさないとカバーできないよな。リアルタイムで見ていた時は、そんなこと全然気にならなかったが(笑)。
そう言えば、キン肉マンって現在も連載が続いているんですね。キン肉星王位争奪編以降のシリーズは、未読なんですが、WEBで公開されている最新作見たら、またブラックホールとペンタゴンのコンビが活躍していた(笑)。
ファミリー劇場で放送中の刑事貴族、今週分から風間編がスタートしていますが、風間編の主演と言えば、郷ひろみ氏。当時、このキャスティングは、本当に驚きで、舘さんの次がなぜ郷ひろみなんだろうと不思議でならなかった。風間刑事の設定がニューヨーク帰りの元FBI出の刑事と言う事もあってか、この放送の一年ぐらい前まで実際にニューヨークに住んでいた郷ひろみが大抜擢されたのでしょうか。実際に渡米経験があり、ニューヨークを連想させる日本の俳優・・・と言えば、やはり、当時は、この方だったのでしょうかね。先に郷氏の出演が決まっていて、設定は後付けだった可能性もあるでしょうが。個人的には、ベストテンとか夜のヒットスタジオなどの歌番組でよく見かけてトップアイドル的なイメージのほうが強かったので、「あの郷ひろみがハードボイルドな刑事ドラマの主演?マジで???」てな反応になった。でも、その前から映画やドラマで俳優としても活躍されており、刑事ドラマの主演は、2時間ドラマの「翔んでる警視」シリーズですでに経験済み。そのドラマでは、東大出身の秀才警視と言う役どころだったみたいですが、残念ながら未見です…。
意外なゲストが登場することも見所の新七人の刑事にその郷ひろみがとてつもなく凶悪な脱獄犯役で出演していました。「野獣の日」と言うエピソードで、郷氏が演じるのは、滝まさとと言う名の凶悪犯。警官二人を刺し殺して、殺人罪により東府中刑務所に入所していた滝は、ある夜、刑務所から出発するトラックの荷台に積まれた家具の中に身を隠して、見事脱獄に成功する。滝は、警官を刺し殺して制服と拳銃を奪った後、車の中でいちゃついていたアベックを襲い、男を射殺して、女を人質にとる。原っぱに乗り捨てられていたバスの中で女を監禁し、逃亡劇を繰り広げるのだが、佐々木刑事が劇中で言うように、まさにジャングルの中に住んでいる野獣みたいな男。
当時超売れっ子アイドルだった郷氏がこんな役を演じていたとは、いやいや意外。当時かなり話題になったのではないでしょうか。中々の迫真の演技で、その獣のような凶悪ぶりは、アイドルのイメージを覆すほど。命乞いする男を容赦なく射殺したり、スーパーでレジの金を奪い、警備員を射殺したり、ついには、監禁した女まで…。とにかくその暴虐非道ぶりが半端なかった。踊る大捜査線のテレビスペシャルかなんかでスマップの稲垣吾郎が湾岸署内に篭城する犯人役を演じていたが、あれと同じようなものか。でも、やはりこっちのほうが物凄くインパクトがある。
滝が原っぱで出会った少年とキャッチボールをし、少年と心を通わす場面があったが、滝が捕まった後、そのニュースを聞いた少年が豹変し、雨の中、原っぱに乗り捨てられた車にボールを投げつけ獣のような表情を浮かべている姿がとても印象的だった。
しかし、なんと言ってもこの話の最大の見所は、遊園地で元恋人を人質にとり観覧車に逃げ込んだ滝を、北川刑事がジェットコースターに乗りながら拳銃で狙撃する場面だ。ジェットコースターから射撃って…大門団長やリキでもそんなマネはできないであろう(笑)。
ある意味、射撃の腕前ナンバー1の北川刑事。カッコ良すぎだろ…。
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