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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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リアルタイム当時、ギャバンからスピルバンまでのこの五作品を宇宙刑事シリーズだと勘違いしていた人が自分の周りもかなりいましたが、メタルヒーローシリーズのイメージをガラッと一新させたのは、やはり、スピルバンの次に放送された「超人機メタルダー」でしたね。


銀、赤、青、白、黒と来て、次はいよいよ緑のメタルヒーローが出てくるのかなと思ったら、予想を遥かに裏切るデザインだったので、当時は、かなり衝撃を受けました。何が衝撃的だったかと言えば、まず、ウルトラマンとキカイダーを合わせた様な悲哀のあるマスクと、キカイダーを意識したような機械の赤と青のツートンボディ。そして、主人公が人間ではなく、戦中に開発されたロボットであると言う設定。一応、仮の姿として剣流星と呼ばれる人間態になれるが、あくまでベースは、ロボットであること。変身時の掛け声が「怒る!」なのも当時、インパクトがありましたね。人間態の剣流星と、メタルダーの声が違うところも驚きでした。


そして、さらに驚いたのは、敵のボスが宇宙からの侵略者ではなく、桐原剛造と言う名の一見普通のビジネスマン(人間)であるところ。しかし裏の顔は、ネロス帝国のボス・ゴッドネロスで、ヨロイ軍団、戦闘ロボット軍団、モンスター軍団、機甲軍団などロボット軍団を指揮する悪の支配者。初回から総勢40体以上にも及ぶ大量の敵ロボット達が登場して、ゴッドネロスの前に集結する場面は壮観でした。あれだけの大量の着ぐるみを一気に製作するのは、やはり大変だったようで、一部のロボットは、スピルバンに登場した怪人の着ぐるみを流用していたという話もあったようです。


桐原剛造がゴッドネロスへ変貌する時の変身場面もかなりインパクトありましたね。桐原剛造役は、東映版スパイダーマンや、デンジマンのヘドラー将軍を演じた藤堂新二さんでしたが、藤堂さんの顔が見る見る得体の知れない不気味な化け物になっていく、その過程の描写が凄まじくて、当時はホントに怖くて、目を背けるほどでした。ゴッドネロスは、僕の中の怖い顔の敵ボスのベスト3に入りますね。イナズマンFのガイゼル総統、ダイナマンの帝王アトンに並ぶ激コワな敵ボスでした。


スピルバンまでの勧善懲悪のフォーマットを打ち破り、初回からメタルダーが敗北したり、あるいは敵のロボットを助けたり、敵のロボットと共闘したりと型破りの活躍を続けたメタルダーですが、このような設定が斬新過ぎたのか、当時の子供の視聴者には受けず視聴率が低迷。ゴールデン枠(月耀の夜7時)から日曜の朝(朝9時30分)に番組が移動させられてしまい、メタルヒーローシリーズがゴールデン枠から撤退するきっかけを作ってしまった。



ゴールデン枠最後の放送となったのが、第24話の「プリンセス天功VSガラドーの魔術合戦」。タイトルの通り、このエピソードには、二代目引田天功ことプリンセス天功がゲスト出演し、ネロスの爆闘士ガラドーというロボットとマジック対決をする内容になっていました。ウィズダムの息子ヘドグロスJr.が登場した15話まで硬派なストーリーが展開したメタルダーですが、3枚目キャラクターの北八荒が登場する16話辺りからやや子供向けにシフトし、20話台以降も、宇宙刑事シリーズでも見られたミステリー風のストーリーや、ネロスのロボット軍団が運動会を繰り広げるなど、わかりやすい路線変更が続いた。


そして、朝枠になって最初のエピソードは、なんと、ギャバンの大葉健二氏やシャリバンの渡洋史氏、マッドギャランの春田純一氏など、JACのスター達が勢ぞろいし、メタルダーと共闘する「とびだせ! ジャック電撃応援団」が放送された。他にもスピルバンでダイアナを演じた澄川真琴氏や、バイオマンの二代目イエローフォーの田中澄子氏なども登場し、二週に渡って、JAC軍団がダイナミックなアクションを披露するという特撮ファンにとっては大変贅沢なストーリーが展開していました。リアルタイム当時、豪華すぎる出演者に度肝を抜いて、画面に釘つけになりましたが、もっと贅沢をいうなら、ギャバンとシャリバン辺りには、ぜひとも変身してもらいたかったなあと(笑)。今なら、きっとそういう展開になりそうですよね。でも、素面のアクションだけでも十分圧倒されたし、できればこのメンバーで新たなメタルヒーロー作品を見てみたかったですね。



メタルダーと言えば、佐々木功氏が歌う主題歌「君の青春は輝いているか」や水木一郎氏が歌うエンディング「タイムリミット」も大変良い曲でした。とくに主題歌の詩の内容は、今聞くと大変耳が痛くなるが(苦笑)、とても心に残りましたね。あと、挿入歌では、シリーズ後半の瞬転シーン時にかかる「瞬転!夢の戦士」も印象的でした。劇伴(BGM)も素晴らしくて、十年ぐらい前に思わずサントラを買ってしまいましたが、とくに予告編や戦闘時に流れていた曲がしびれる程カッコ良くて、ドライブ中にも何度もリピートして聞きましたね(苦笑)。







メタルダーの劇伴は、特警ウインスペクターでも数多く使用されていましたが、そう言えば丁度今東映チャンネルでメタルダーとウインスペクターが放送されているので、この劇伴を頻繁に耳にします。改めて見直すと、ウインスペクターのある場面にメタルダーの主題歌をベースにしたBGMが使われていたり、本当にお構いなしにメタルダーの劇伴を使いまくってたんだなあと(苦笑)。まあでも、作品にマッチするなら、良い曲は何度も再利用されるべきですね。










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FOXクラシックで放送中のナイトライダーHD。パイロットに続いて「重戦車砲撃網大突破(DEADLY MANUVERS)」と「荒野の大戦争!地獄の暴走族スコーピオンズ対ナイト2000(GOOD DAY AT WHITE ROCK」を改めて拝見。






重戦車砲撃網大突破
DEADLY MANUVERS

ファンの方ならご存知の通りこのエピソードは、「日曜洋画劇場」枠で1986年12月28日に放送された「ナイトライダー6」の前半部の話です。謎の事故死を遂げたアーネスト・ラッド大佐の事件の真相を探るべく、マイケルがアーネストの娘のロビン中尉に協力し、陸軍基地に潜り込んで事件を解明する。このエピソード、単独で放送されたのは、今回が初めてだったのでまた新鮮な気持ちで見ることができました。


パイロットではターボブーストなど持ち前の機能をフル回転させていたナイト2000ですが、熱線追尾ミサイル回避のために使用したロケットブースターなど、今回も新たな機能を披露しています。また、ナイト2000で無理な牽引をすると、アルファー・サーキットと呼ばれる回路が故障して、センサーが異常を起こしたり、カーステレオが聞けなくなってしまうことが明らかになります。ナイト2000が実弾射撃中の大地を疾走し、爆撃の標的にされる中、マイケルが戦車に閉じ込められたロビンを救出。そして、またもや爆撃の中を走り抜ける・・・といった、凄まじいカーアクションが展開していましたが、やはり実車のカーアクションは見応えありますね。今見ても迫力満点でした。







気になる新録の吹替え部分。このエピソードは、日曜洋画劇場で放送されていたので、カットシーンはないだろうと思っていたのですが・・・実は、ほんのちょっとだけありました。マイケルが偽装されたミサイルを発見した後、キットに押さえつけられていた兵士達を実弾倉庫へ閉じ込めるシーン。兵士に声をかけている時の「入るんだ。ほら早くしろ。さあ入れ」の部分。















荒野の大戦争!地獄の暴走族スコーピオンズ対ナイト2000 
GOOD DAY AT WHITE ROCK

日本の地上波放送時、第20話として放送されたエピソード。マイケルが趣味の岩登りを楽しむため訪れたホワイトロックの町に、暴走グループ「スコーピオンズ」のバイク集団が現れ、町の住人達を襲い始めた。マイケルは、雑貨店を経営するシェリー達を守るため、スコーピオンズに真っ向勝負を挑む。


今回もダイナミックかつ嵐のようなカーアクションが展開。ナイト2000があの手この手を使いながら、スコーピオンズのバイクを一台ずつ倒していく姿が痛快。後に何度も再利用される(苦笑)豪快なジャンプシーンも見られました。スコーピオンズの登場シーンに、ステッペン・ウルフの「BORN TO BE WILD」が効果的に使われていたのも印象的でしたね。




  


気になる新録の吹替え部分ですが、このエピソードはかなりありました。数が多いので箇条書きにしますと、


①ホワイトロックへ向かっているナイト2000の中で、マイケルがキットと言葉遊びをしているシーン。

②マイケルとシェリーの弟のデイビーがシェリーの店から表に出て、ナイト2000の前で会話をするシーン。

③キットが日光浴中に犬と出くわすシーン。

④シェリーの店にたむろするスコーピオンズが仲裁をしに来たシェリフと話し合うシーン。

⑤マイケルがホワイトロックの頂上まで登った後、そこで待ち構えていたデイビーと話すシーン。

⑥キットがいちゃつくカップルが乗る車を押し出して保管用の駐車場から無理矢理抜け出すシーン。



①は比較的長いシーンで、現在のささきさんと野島さんの声がたっぷり聴けます。③はキットが大の犬嫌いであることが明らかになるシーン。地上波放送時は、「壮絶ジャングル戦!絶体絶命!ナイト2000底なし沼脱出不能!!(RING OF FIRE)」のエピソードでキットが犬嫌いであることを知りましたが、キットが犬と初めて出会ったのは、このエピソードだったんですね。④は、ヒリーのオリジナルの声が青野武さん、モンクが飯塚昭三さんなので、そちらと比べるとやはりやや迫力に欠ける。










さて、今週は、いよいよ日本未放映回の「炸裂サミーの壮絶スタントショー(SLAMMIN’SAMMY’S STANT SHOW SPECTACULAR)が放送されます。改めて新録の吹替えを存分に味わいたいと思います。



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スカパーに加入してからこれまで数多くの日本の刑事ドラマを見てきたが、その中で一番最古なものと言えば「太陽にほえろ!」・・・と思っていた時期もありましたが、それを超える刑事ドラマがあった。現在東映チャンネルで放送されている「特別機動捜査隊」


1961年にスタートし、テレビ朝日の前身であったNETテレビの水曜22時枠で放送されていた人気番組。水曜22時と言えば、「特捜最前線」が放送されていた時間帯。つまり特捜最前線の前番組がこの特別機動捜査隊だったわけです。残念ながらリアルタイムで見た記憶はなく、最近になってようやくこのドラマを見ることができたのですが、このドラマには、数々の伝説があります。



1.日本初の1時間連続ドラマ。
2.放送回数は、「太陽にほえろ!(全718回)」超える全801回。放送期間も1961年から77年まで16年間ノンストップで放送された。
3.番組の視聴率は常時30%以上をマーク。
4.放送開始日に、TBSで「七人の刑事」の放送も始まった。
5.全国の警察にある「機動捜査隊」を設置するきっかけを作った。
6.脇の刑事役にヒーロー番組の主演俳優を起用する東映伝統の刑事ドラマのキャスティングがここから始まった。



などなど、様々なものがあったようです。まさか、太陽にほえろ!の放送回数を超える刑事ドラマがあったなんて、知った時はちょっと仰天しましたね。当時の警視総監がこのドラマのファンだったらしく、このドラマをヒントに、それまで警視庁刑事部捜査第一課に置かれていた「初動捜査班」と呼ばれていたセクションを「機動捜査隊」と改称し、現在もこの名前が使用されているというこれまた凄い伝説を残しています。



複数のチームが登場する刑事ドラマで、レギュラーの出演者がかなり多いのも特徴の一つ。初期は、立石刑事(波島進)が主任を務める立石班と呼ばれるチームが活躍し、後に藤島班、三船班、高倉班と、続々とチームが出てきて、一つのチームが捜査する時もあれば、二つのチームが合同で事件の捜査に当たるエピソードもあったようです。レギュラーの俳優さんは、顔馴染みではない人が多いのですが、今のところ個人的にわかったのは、藤島班の藤島主任を演じる中山昭二さんと、芸名と同じ山口刑事を演じている山口暁さんぐらいでした。




東映チャンネルでは、現在、1971年に放送された490話台を放送中。500話台辺りから里見浩太朗が高倉主任を演じている高倉班が登場するそうですが、それも楽しみですね。450話台辺りから見ていますが、特に印象に残ったエピソードをいくつかご紹介致します。





「マンガの世界をゆく」

団地付近の墓地で若い女性の絞殺死体が発見される。被害者は、吉行弘子という名の女性。死体を発見したのは、団地に住む子供達で、彼らは、犯人らしき男を目撃していた。その男とは、弘子をしつこくデートに誘っていた水垣という男だが、水垣は犯行を否定。犯人として新たに浮上したのは、超売れっ子漫画家の梶浦。梶浦は、スカートめくりや女の裸など、ハレンチな漫画を描くことで有名で、奥様方に批判を浴びていた・・・。


「太陽にほえろ!」で殿下(島刑事)役をやる前の小野寺昭氏が漫画家役でゲスト出演していた。時代的に、永井豪の「ハレンチ学園」がブームになっていた頃だったんでしょうね。当時の漫画業界の過激主義や売上第一主義、でっち上げ記事を書くまくる週刊誌やらを皮肉っているような内容で、小野寺さんの漫画家役も新鮮で印象に残りました。小野寺さんと言えば、80年代に「毎度おさわがせします」というちょっとエッチなホームドラマに出演していたが、このエピソードを見た時、真っ先にそのドラマのことを思い出してしまった(笑)。昔のドラマを見ているとよく墓場のシーンを見かけるが、この時代の自由奔放さがよく伝わってきます。このドラマの中でも子供達が他人の墓の上に座って漫画を読んだり、ボールで遊んでいるシーンがあったが、ほんと自由だな・・・(苦笑)。





「青い残酷」

老齢の挿絵画家・池田が歩道橋から突き落とされて死亡する事件が起きる。池田には自殺願望があり、兼ねてから「死にたい」と呟き続けていた。池田が死亡する直前にスナック「グラナダ」に立ち寄り、そこにいた客の若者達と揉めていたことから、三舟班は、その時店にいた若者達を調査する。


工場作業員の梶山役→石橋蓮司、井川役→蟹江敬三、グラナダのマスター役→蜷川幸雄などゲスト出演者が豪華。捜査方針を巡って対立する三船主任と畑野刑事の場面が印象的だったが、それよりもさらに印象に残ったのは、三舟主任が井川を取調べる場面。自殺願望のある老人を同情心から殺してしまった井川。井川の異常染みた言い訳を聞いた後、三船主任の「泣き声一つ立てない虫けらの命だって、それはそれなりの意味がきっとあるんだ」のセリフが凄く心に響いた。そして、その言葉を聞いた井川が足元をうろついていたゴキブリを踏みつけるのですが、それがなんと本物のゴキブリ・・・。

激しい言葉のやりとりと、何度もアップで映る本物のゴキブリを使った演出がものすごく強烈だった。この取調べの場面の三舟主任は本当に迫力がありカッコ良かった。三船主任を演じた青木義朗という俳優さんは、大都会シリーズをはじめ他の刑事ドラマでは犯人役でしか見たことがなかったので、この三船主任役は、本当に新鮮でしたね。




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今月からスタートした懐かしの海外ドラマチャンネル「FOXクラシック」。一時期のスーパーチャンネル(現・スーパードラマTV)のようなラインナップで再放送も多く、自分の中では、今一番よく見ているチャンネルですが、来月からはなんとあの「冒険野郎マクガイバー」もスタートするんだとか。今「ナイトライダーHD」「Xファイル」「かわいい魔女ジニー」を見てますが、マクガイバーが増えたら、また大変なことになりそう・・・(苦笑)。



もう一つ忘れてならないのが「白バイ野郎ジョン&パンチ」。ずっと前から見たくて、スカパーのアンケートにも何度もリクエストしていた番組なんですが、ついにスカパーで待望のテレビ放送が実現、3話まで拝見しました。毎回ハイウェイ上を白バイが軽快に走るシーンがあったり、犯人の車を追跡するハードなチェイスシーンが見られる反面、ストーリーは、実にコミカルでかつ緩い。カリフォルニアハイウェイパトロール・セントラル分署に配属されている主人公のジョンとパンチの二人が白バイに乗り、ハイウェイで交通取締りをする、ただそれだけを主眼に置いたドラマに見える。高速道路交通警察隊や機動捜査隊のパトカーにテレビ局のスタッフが同行して、事件や事故を追う日本の警察24時などの番組があるが、あれを彷彿とさせる。ドキュメンタリー風に描いた白バイ野郎達の物語というのが第一印象だった。


セントラル分署のメンバー全員でスカッシュやバスケなどスポーツを楽しんだり、ジョンとパンチの二人の私生活も描かれているが、それらはほとんどおまけみたいなもので、ドラマで描かれるのは、ハイウェイ上での出来事がほとんど。撮影は、ロサンゼルスの北のサンフェルナンドバレーで行われ、交通事故などのシーンは、一般には開通されていない工事段階、または完成間もないハイウェイが使用されていたそうです。


第2話の「パンチの入院」は、レッカー車を装った強盗を追跡中に、交通事故で散乱していたボンベのガスを浴びてしまったパンチが一時入院する話で、ジョンが入院しているパンチを見舞うシーンでは、二人の友情が垣間見えましたが、ジョン役のラリー・ウィルコックスと、パンチ役のエリック・エストラーダは、当時不仲だったらしく(エリックの人気ばかりが上昇したため)、なんとシーズン5でラリーが降板してしまうアクシデントが起こった。そのため、シーズン6からは、トム・ライリーが演じるボビーネルソンがパンチの新しいパートナーになった。原題は、「CHIPs=California Highway Patrol」なので問題なかったが、日本題は「白バイ野郎ジョン&パンチ」だったので止むを得ず改題され、シーズン6の放送から「白バイ野郎パンチ&ボビー」に変更されたそうです。


テレビシリーズ終了後も二人の不仲説は続いたが、それを吹き飛ばすかのように、1993年に公開された映画「ローデッド・ウェポン1」(リーサル・ウェポンシリーズをベースにしたパロディムービー)に、ラリーとエリックが揃って出演して話題となり、99年には、「帰ってきた!!白バイ野郎ジョン&パンチ」で、再び二人が共演を果たした。二人が乗る白バイは、「カワサキZ1000POLICE」で、実際に当時のCHPでも採用されていたバイクだったそうです。日本のバイクがドラマで使用されたことで、日本での人気もグンとアップしたそうですね。



日本の刑事ドラマ「噂の刑事トミーとマツ」のタイトルは、「刑事スタスキー&ハッチ」やこのジョン&パンチをヒントに名付けられたそうですが、当時のエリック・エストラーダと松崎しげるってちょっと雰囲気が似ていると思った。笑った時の表情とか、ちょっと黒ずんだ肌とかが(苦笑)。シーズン1のテーマ曲はジャズバージョンですが、シーズン2以降のディスコバージョンよりも壮大感があり、聴き応えがありますね。テーマ曲をベースにした劇伴もなかなか魅力的なものが多くて、サントラが欲しくなった(笑)。ジョン=田中秀幸と、パンチ=古川登志夫のコンビによるテンポ抜群の吹替版のセリフのやりとりもとても良いが、どうやら、この作品にも地上波放送時にカットシーンがあったらしく、カットされた部分だけ字幕なってしまうところが少々残念だ。4話以降も楽しみですね。










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1983年から94年までの間に約1000本以上のファミコンのソフトが発売されましたが、今改めてそのタイトルを確認すると、自分が熱中していたのは、1987年までのソフトで、それ以降はやったこともなければ知らないタイトルのほうが多かった。1988年に発売されたものでやったことがあるのは、当時地上波で放送されていたナイトライダーとエアーウルフ、スーパーマリオブラザーズ3、ドラゴンクエストⅢと指で数えられる程ぐらいしか思い当たらない。



1988年は、漫画やアニメ作品は然ることながら、当時人気があったテレビドラマや映画などのファミコンゲーム化が目立っていましたね。映画作品では、シュワちゃんのプレデターや、当時ブームだったキョンシーが主役の霊幻道士、孔雀王。当時脅威的な視聴率をマークしたNHKの大河ドラマ「独眼竜政宗」や「武田信玄」などもこの年ファミコンソフト化されています。



宇宙刑事シリーズのオマージュ?らしきタイトルの「コスモポリス ギャリバン」が出たのもこの年でしたが、当時気にはなっていたけどビジュアルを見た時に違和感があったので、結局リアルタイムではやらなかった。ギャリバンには、アーケード版もありましたが、アーケードとファミコンとでは、少し内容が異なっていた。アーケード版の内容は、宇宙犯罪組織「アクー」を壊滅すべく、宇宙戦士ギャリバンが敵の基地に侵入し、首領のゴースを倒すというもので、宇宙刑事と若干ジャスピオンも入り混じった(苦笑)アクションシューティングだった。ファミコン版は、暗黒組織「マドー」を倒すため、宇宙連邦警察は、サイボーグ戦士・ギャリバンを敵の基地に送り込み、最後の戦いに挑むというもの。アーケード版は、ギャバンの敵組織の「マクー」を「アクー」に変えているのに対し、ファミコン版はシャリバンの敵組織の「マドー」をそのまま使っているところが面白いですね。





 

一条寺烈風の主人公がギャリバンに変身するこのタイトル画面を見た時は、ちょっとワクワクしたが・・・







変身ポーズはギャバン(蒸着)ではなく、シャイダー(焼結)っぽい。







変身したらブルースワットみたいになっちゃうところが摩訶不思議ファミコンテイスト!






攻撃法もアーケード版とファミコン版では違っていて、アーケード版は、パンチやキックの他、宇宙刑事シリーズには欠かせないレーザーブレードや、バスター銃(シャリバンのクライムバスターのオマージュと思われる)など剣や銃を使用。コズミッククラッシュと呼ばれる大技もありますが、これはきっとシャリバンクラッシュと、ジャスピオンのコズミックハーレーが合わさったものと推測(苦笑)。ファミコン版は、ビームブレード、メタルブレード、ファイアーブレードなどと名付けられた七種類のブレードが登場し、ブレードのレベルを上げて、攻撃力をアップさせることができる。また、ハイパーレイ、コスモブーメラン、カプセルボンバーなど、飛び道具のウェポンも使用可能。やってみると、確かに多少ながら宇宙刑事っぽさのある動きや雰囲気を感じることができたが、どちらかというと、当時ハマっていたナムコ版のスターウォーズや、ハドソンのファザナドゥなどのアクションRPGの二番煎じの印象が強かった。




ギャリバンを製作した日本物産と言えば、レースゲームのセクロスとか超高層ビルをひたすらよじ登るクレイジー・クライマーなどの個性的なアクションゲームを出していて、当時結構ハマりました。でも、なぜ日物が宇宙刑事のオマージュ作品を出しているのに、本家の東映から公式のソフトが出ないのか常々疑問に思っておりました。東映も当時「東映動画」の名でファミコンソフトを出していたので、いつかきっと宇宙刑事のゲームを出してくれるだろうと期待していたのですが、東映動画から出た実写作品のゲームは、スケバン刑事Ⅲぐらいしかなかった。東映の特撮のファミコンソフトは、90年代に入ってからバンダイから戦隊二作品と別のメーカーからソルブレインが出た程度。仮面ライダーも何本かあったけど、当時仮面ライダーより勢いがあったメタルヒーローのゲームがほとんど出ていないのが意外に感じましたね。



東映動画と言えば、「もっともあぶない刑事」のファミコンゲームも出していました。あぶ刑事の劇場版3作目をベースにしたアクションゲームでしたが、シンプルな横スクロールのアクションゲームで、当時結構ハマリました。なぜかタカよりもユウジばかりを使っていたような・・・(笑)。




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一番最初に映画館で観た映画は、確か友達と一緒に行った「東映まんがまつり1984(キン肉マン/超電子バイオマン/宇宙刑事シャイダー/The・かぼちゃワイン)」だったと思うが、その年にもう一つ観に行ったような記憶があり、なんだったか考えている時に、丁度WOWOWでゴジラの1984年版が放送されていて、それを見た時に「あっ、これだ」と思った。なんせ、1984年版のゴジラは、地上波の放送で見たっきり、20年以上見ていなかったのですっかり記憶の奥底に隠れてしまっていた。


これは確か親父と一緒に観に行ったけど満員で、座席の一番後ろで立ち見した作品だった。当然、当時は子供なたので前に立っている客のせいでスクリーンがまともに見えず、あちこち移動して見やすい場所を探しながらだった。結局、映画が終了するまで一番左側の通路に立って見たので、内容は、その時は理解できなかった。今の映画館は、完全入れ替え制になったので、次の回を見る事ができなくなりましたが、当時は、次の回も見る事ができたので、映画が終わって客が帰り出した後、座席を確保してもう一度見直した。20年ぶりにまた見ると色々と思い出すもんです。



一番印象に残っているシーンは、有楽町にあらわれたゴジラが高層ビルを破壊し、止まった新幹線の1車両を手で掴み放り投げる場面。有楽町をはじめ、都心のビル群のミニチュアセットが本当によくできていて驚きました。公道や首都高などに止まっている車は、さすがにミニカー感があるものの、当時の高層ビル郡や街並みがかなりリアルに造りこまれていて、その再現力に改めて圧巻。その場面に当時、キン肉マンや北斗の拳、ドラゴンボールなどなど数々の人気作を掲載していた週刊少年ジャンプを発刊する集英社の看板が映っていたが、それと関連して、ゴジラから逃げ惑う人々の場面に、鳥山明氏やさくまあきら氏や堀井雄二氏が出ているという逸話があると知り、さっそく確認してみたが結局見つけられなかった・・・。


当時はとくに気にしなかったがストーリーも当時の米ソ冷戦を背景に、かなり硬派な内容になっていたんですね。太陽にほえろ!や西部警察など刑事ドラマの脚本も書いていた永原秀一氏が脚本を担当していたことも改めて知りました。アメリカとソ連がゴジラの撃退に核兵器の使用を提案するのに対し、「もしあなた方の国の首都、ワシントンやモスクワにゴジラが現れたとしたら、躊躇わずに核を使用する勇気はありますか?」と、総理大臣役の小林桂樹が非核三原則を根拠にキッパリと突っぱねる場面がカッコ良い。この映画の小林桂樹氏を見ていると、「日本沈没」の田所博士に見えてしまったが、やはり、このゴジラは、それらの東宝のパニック映画の流れを汲んだものだったようです。ソ連の地上攻撃用核衛星からゴジラめがけて核弾頭が発射され、日本政府の要請を受けて沖縄の嘉手納基地から発射されたアメリカの弾道弾迎撃ミサイルが東京上空の成層圏でソ連の核弾頭に命中し、都心での核爆発を阻止するところなど、ゴジラを巡って緊迫する日米ソのやりとりも今見ると中々面白いです。


ラストは、ゴジラは超音波発生装置で三原山へ誘導されて、噴火中の火口へ落ちていく場面で終わるのですが、三原山と言えば、この映画公開の2年後(1986年)に大噴火しました。想像通り、当時は噴火はゴジラの祟りか?とか色々と言われたそうです。武田鉄矢が浮浪者役で出演していたが、奥村尚子役の沢口靖子と一緒に映った時、このツーショット、どこかで見たような気がした。そう言えばこの二人、「刑事物語3」で共演していましたね。劇場で観た時は、スーパーXに乗り込む隊員役で出ているのかと思ったが、随分違っていたな・・・。



ちなみに、この映画は、第一作のゴジラ(1954年)から30周年を記念して製作されたもの。ハリウッドのCGバリバリの動きが明快なゴジラも良いが、でも1998年版のあのゴジラは、ゴジラと言うよりもジェラシックパークの巨大版にしか見えなかったし・・・。私にとってのゴジラは、やはりこの1984年版ですね。








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