約一年ぶりのファミコン熱中記でございます。今回は、最近深夜にあのアニメが放映中と言う事もありまして、やはり紹介しておきたい一本『キン肉マン マッスルタッグマッチ』。玩具メーカー・バンダイ初のファミコンソフトとして話題を呼び、しかも、いきなりミリオンヒットした人気ゲームです。このソフトが発売された1985年時点で、もっとも売れていたファミコンソフトは、スーパーマリオブラザーズ、任天堂のゴルフとベースボール、マリオブラザーズなど任天堂のソフトが上位を占めていたわけですが、そこへハドソン、コナミ、ナムコなど他のソフトメーカーが次々と参入して、次々と新しいゲームを出し始めたのがこの年だったように思います。ちなみに、ハドソンがこの翌年に発売した「忍者ハットリくん」は、150万本のヒットを記録、キン肉マンの後にバンダイが発売した「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境」や、「ドラゴンボール 神龍の謎」もミリオンと、キン肉マンだけでなく、当時のテレビアニメのファミコンゲームがいかに絶大な人気であったかを裏付ける記録が残っています。
キン肉マンと言えば、当時、うちにドンジャラ(今はポンジャンと言うらしい)と言う麻雀の子供版みたいなテーブルゲームがあり、友達を呼んでよく遊びましたが、残念ながらこのファミコンソフトは買ってもらえず、友達の家に行ってよくやりました。第一印象は、画面があまりに簡素と言うかシンプル過ぎると言うか…。キン肉マンをはじめ登場する超人たちは皆2頭身で、動きが異常に鈍い…。ウォーズマンみたいに中には、スピードが速い超人もいるのですが…。アニメの中のキン肉マンみたいにリング内を走り回って逃げ合い屁試合を繰り返した思い出があります。必殺技の出し方がこれまたむずい…と言うか、リング下にいるミート君が時々投げる命の玉を取らないと必殺技が出せないのです。つまり、通常時は、大した技が出せない。やれることと言ったら、相手の背後に回ってバックドロップしたり、ロープに向かってジャンプしてフライングボディアタックを食らわせる程度。ラリアートしたくても、どうにもタイミングが合わなくて、逆に相手のパンチやキックを食らいダメージを受けることが多かった。必殺技もウォーズマンのベアークローや、バッファローマンのハリケーンミキサーなどは、スピードが速すぎて相手にヒットさせにくかったですが、他の超人たちよりは、簡単に技を出せて使いやすかったです。
使える超人たちは、全部で8人いて、その中から2人選んでタッグを組ませて試合をするわけですが、キン肉マン、テリーマン、ラーメンマン、ブロッケンJr.、ロビンマスク、ウォーズマン、バッファローマン・・・とまあここまでわかるのですが、なぜか悪魔騎士の一人アシュラマンがメンバーに入っていた。アシュラマンって当時そんなに人気あったっけ…どちらかと言うとサンシャインを使いたかったんですが、いや、でもアシュラマンも好きでしたけど。腕6本もあるし、アシュラバスターカッコ良かったし(笑)。当時は、やはり、データの容量の関係なのか8人程度しか動かせなかったんでしょう。今再度ゲーム化したら全超人が勢ぞろいして、画も繊細になり、多様な技を出せるのでしょうね…。ステカセキングの悪魔のシンフォニーとかもやってみたかったが…(苦笑)。それにしてもブロッケンJr.の毒ガス殺法は、さすがに邪道と言うべきか(笑)。ベルリンの赤い雨は再現できなかったのかと画面に向かってぼやいたこともありましたが、これも古き良き時代の笑い話でございます。
タイトル画面のBGMは、「炎のキン肉マン」のアレンジだった。
やはりここは因縁の対決を…
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |