10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
『トータルリコール』のリメイク版をようやく拝見。1990年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で公開されたSF映画のリメイクです。シュワちゃん版は、シュワちゃんの溢れるほどのパワフルさとポール・バーホーベン監督の生々しいグロテスク描写の効果も相俟って、かなり異色な映像世界になっていましたが、あの映画もかれこれ20年以上前の作品になるんですよね…。今回のリメイクは、良くも悪くも普通のSFアクションと言う感じ。主演は、シュワちゃんのような筋肉モリモリマッチョマンではなく、『マイアミバイス』のリメイク版で主役のソニーを演じたコリン・ファレル。シュワちゃん版を知っていると、どうしても画的にみすぼらしく見えてしまうのですが、アクション的には悪くなかった。そう言えば、コリン・ファレルって『特別狙撃隊S.W.A.T.』のリメイク映画でも主演していたが、なぜかリメイク系の仕事が多いですね。
前作では、シュワちゃん演じるダグラスが自分の脳の中に埋め込まれたカプセル状の発信器を取り出すため、鼻の穴に器具を突っ込んで大きな赤球を取り出すシーンをはじめ、奇抜な演出も話題になりましたが、今回は、そういうものもなくて、無理のない淡々とした映像になっていた。ガラス面に映し出される映像とか、ピアノの上で映し出されるホログラフなどは、他の海外ドラマや映画でも見たようなありきたりの映像で別段インパクトは感じない。ただ、空港の検疫所で登場するおばちゃんみたいな、前作のオマージュ的な演出もあり、そういうカットを見つけて思わずニヤリとさせられる部分があった。今回は、火星のシーンが一切なく、当然そこの住人だったクリーチャーも登場せず、富裕層と貧困層に分けられた2つの都市が巨大なエレベーターでつながっていると言うヘビーな世界観。舞台が地球だけになってしまったのは、やはり味気ない。CG時代だからこそ、本格的でリアルな火星世界を見せてもらいたかった。最近のハリウッド映画は、総じて音楽が印象に残らないのですが、今回のトータルリコールも前作のジェリー・ゴールドスミスの雄大なテーマ曲ほどの耳に残る楽曲もなく、緊迫感が薄くてやはり物足りない感じ。
CGを使った映像には、特段の新鮮味はないが、やはり、20年前の前作と比べると、未来都市の画は、より繊細にリアルチックになっていて見応えがあった。少々ブレードランナー寄りの近未来都市になっている気もしましたが…。気味悪いクリーチャーの代わりにメタルダーのローテールのようなデザインのロボット警官シンセティックが大量に登場していたり、空飛ぶパトカーのアクションシーンがあったり、前作とは異なったメカ要素を入れてその違いを見せている。パトカーは、日本のSFアニメに出てきそうなデザインで魅力的だった。
リメイク版には、前作でマイケル・アイアンサイドが演じたリクターみたいな存在はおらず、ダグラスの偽妻ローリーがリクターの分も合わせて活躍している感じに見えた。前作では、シャロン・ストーンがローリー役を熱演し、シュワちゃんと激しい格闘を見せていたが、今回は、ケイト・ベッキンセイルがファレルを食ってしまうほどの激しいアクションを見せており、まさに「女マイケル・アイアンサイド」的なクールな敵役になっていた。
前作では、シュワちゃん演じるダグラスが自分の脳の中に埋め込まれたカプセル状の発信器を取り出すため、鼻の穴に器具を突っ込んで大きな赤球を取り出すシーンをはじめ、奇抜な演出も話題になりましたが、今回は、そういうものもなくて、無理のない淡々とした映像になっていた。ガラス面に映し出される映像とか、ピアノの上で映し出されるホログラフなどは、他の海外ドラマや映画でも見たようなありきたりの映像で別段インパクトは感じない。ただ、空港の検疫所で登場するおばちゃんみたいな、前作のオマージュ的な演出もあり、そういうカットを見つけて思わずニヤリとさせられる部分があった。今回は、火星のシーンが一切なく、当然そこの住人だったクリーチャーも登場せず、富裕層と貧困層に分けられた2つの都市が巨大なエレベーターでつながっていると言うヘビーな世界観。舞台が地球だけになってしまったのは、やはり味気ない。CG時代だからこそ、本格的でリアルな火星世界を見せてもらいたかった。最近のハリウッド映画は、総じて音楽が印象に残らないのですが、今回のトータルリコールも前作のジェリー・ゴールドスミスの雄大なテーマ曲ほどの耳に残る楽曲もなく、緊迫感が薄くてやはり物足りない感じ。
CGを使った映像には、特段の新鮮味はないが、やはり、20年前の前作と比べると、未来都市の画は、より繊細にリアルチックになっていて見応えがあった。少々ブレードランナー寄りの近未来都市になっている気もしましたが…。気味悪いクリーチャーの代わりにメタルダーのローテールのようなデザインのロボット警官シンセティックが大量に登場していたり、空飛ぶパトカーのアクションシーンがあったり、前作とは異なったメカ要素を入れてその違いを見せている。パトカーは、日本のSFアニメに出てきそうなデザインで魅力的だった。
リメイク版には、前作でマイケル・アイアンサイドが演じたリクターみたいな存在はおらず、ダグラスの偽妻ローリーがリクターの分も合わせて活躍している感じに見えた。前作では、シャロン・ストーンがローリー役を熱演し、シュワちゃんと激しい格闘を見せていたが、今回は、ケイト・ベッキンセイルがファレルを食ってしまうほどの激しいアクションを見せており、まさに「女マイケル・アイアンサイド」的なクールな敵役になっていた。
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Re:間違ってます
>顔が割れるおばさんは今回は全然違う人ですよ。あのおばさんは70歳でなくなっています。
どうもご指摘ありがとうございました。
再度調べたところ、仰るとおり、オリジナルで顔割れおばさんの役を演じたプリシラ・アレンは、2008年にお亡くなりになられていました。リメイク版で顔割れおばさんらしき人物を演じていたのは、シャリーン・エアーズという女優さんだったようです。顔割れおばさんに関する文章は削除させて頂きました。誤解を与えてしまい申し訳ございません。
どうもご指摘ありがとうございました。
再度調べたところ、仰るとおり、オリジナルで顔割れおばさんの役を演じたプリシラ・アレンは、2008年にお亡くなりになられていました。リメイク版で顔割れおばさんらしき人物を演じていたのは、シャリーン・エアーズという女優さんだったようです。顔割れおばさんに関する文章は削除させて頂きました。誤解を与えてしまい申し訳ございません。
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