スパドラで4月からスタートした『スパイ大作戦シーズン2 HD完全版』は、早いもので今週で終了。IMFの新たなリーダーにジム・フェルプス(ダン・ブリッグスの声をあてていた若山弦蔵氏が引き続きジムの声を担当)を迎えて、5人のメンバーが様々なスパイ活動を展開させる。震災の影響で今回シーズン2初回に当たる「地下よりの脱出(The Survivors)」が放送休止になってしまった。来週から再放送がスタートするが、そこでもこの話は、放送されないらしい。IMFが地震発生装置を使って人工地震を作り出し、敵に捕まった科学者の夫婦を救い出すと言う作戦が展開する内容なので時が時だけに致し方がないが、ぜひとも、また改めて再放送の機会を作って欲しいものです。
ローラン(意外にもローラン役のマーティン・ランドーは、このシリーズからレギュラー扱いにされ、OPにも登場するようになった)やシナモン、バーニー、ウィリーたちは、シーズン1に引き続き登場。テープレコーダーに録音された指令を聞いた後に、「なお、このテープは、自動的に消滅する。成功を祈る」のメッセージが流れ、レコーダーが白い煙に包まれて消失するこのドラマ御馴染みの演出もこのシリーズで定着したようです(シーズン1では、レコード盤やスピーカーなど様々なものに指令が吹き込まれていた)。ナイトライダーやエアーウルフにも関わっていた監督や俳優を多数見かけるところも、興味深いが、このシリーズの特徴と言えば、やはり、新リーダーのジム・フェルプスの存在感の大きさと全シリーズ以上に手の込んだ奇抜なトリックが展開するところでしょう。そのリアルチックなトリック描写の中から面白かったものをちょっとご紹介しますと、
「ヒスイの印璽(いんじ)」…うちのハードディスクレコーダーに「璽」の字が登録されていなくて、タイトル打つのに一苦労したのは、さておき(笑)、あるアメリカ人の美術品コレクターからヒスイの印璽を取り戻す作戦に使われたトリックとは・・・
猫。
第1シーズンでは、IMFの作戦の邪魔をする猫もいたが、この話に登場した猫は、警備万全なコレクションルームに差し込まれた鉄板の上を歩いてケースを開け、中のヒスイの印璽を取り出してジムたちのところまで持ち運ぶ。CGではなく、実在の猫ちゃんがやっているので、見ているほうもドキドキ。中々スリリングな動きを見せてくれます。
「殺人者の罠」…この話は、IMFの任務ではなく、ジムが濡れ衣を着せられた友人を救うため、メンバーを集めて作戦を展開する。リーダー個人の都合で作戦が実行されるのが異例で、ローランの変装回数が多く、またいつも以上に大胆なトリックを使っているところも印象的。ローランがジョージ・コーレイと言う男に変装し、警察関係者にそのコーレイが死ぬところを見せつけるため、使われたトリックとは…
青いリモコンカー。
ローランが本物のコーレイ(死亡済み)を車に乗せた後、バーニーによってコントロールされる。舗装されてない曲がりくねった道を土煙を巻き上げながら猛スピードで走り抜ける青い車。運転席に視認用のカメラの設置もせず、ずっと山の頂上付近で、ラジコンを操るかのごとく車を操作しているバーニーが凄い。シフトレバーやアクセルが自動的に動いているのを見ると、やっぱりキットを連想しちゃいますね…(苦笑)。最後はジャンプまでやってくれました…。
印象に残った面白いトリックがまだまだ一杯ありますが、またいずれ…。
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