スパドラで新しい海外ドラマが始まった。『ヒューマン・ターゲット(Human Target)』。元刑事で私立探偵のクリストファー・チャンスは、クライアント(ターゲット)の命を守るボディガード。死を恐れず、自らが「ヒューマン・ターゲット(身代りの標的者)」となる。初回は、高速列車の設計を担当するステファニーの護衛。カリフォルニアの高速列車の中で大活劇が繰り広げられます。トム・クルーズの『ミッション・インポッシブル』のようなビジュアルだったが、いや、本当に負けていません。テレビシリーズでここまでやるか!!!というくらい、パワフルなアクションが展開していました。
クリストファー・チャンス役のマーク・バレーは、フリンジにも出演していたが、それ以外は、あまり見た事がない。すでに40代を超えるベテランの俳優さんのようですが、それにしては、かなり俊敏に動き回って、力強いアクションを見せてくれます。ダクトの中をほふく前進する姿は、まるでマクレーン刑事のよう(苦笑)。日本人の投資家が登場していたが、ダイハードのナカトミビルの社長のように、あの日本人もテロリストに…と思ったが関係なかった。既存のアクション映画を彷彿させるような場面もちらほらあるようです。
最近のテレビシリーズは、ある種の連続性が保たれているので、一話でも見逃すとストーリーがわからなくなってしまう事が多いが、このシリーズは、基本一話完結のようなので中々見やすい。最近のアクションものと言えば、『CHUCK/チャック』も新しいスパイものと言った印象で、アクションシーンも派手だが、こっちは、本格的なスパイアクションで、ハードな雰囲気があり、あちらほどおちゃらけてはいないので、静かにのめり込めそう。そう言えば、チャックとヒューマン・ターゲットは、マックGが製作総指揮を担当しています。確かに作風は似て非なるが、映像演出は、どこかしら似た雰囲気があります。近々AXNで放送される予定のニキータの新シリーズもこの人が関わっていますね。ハリウッドのアクションドラマにマックG旋風が荒れ狂っています(笑)。ラストのほうで、『リーサル・ウェポン』シリーズや『プレデター2』に主演したダニー・グローバーが出ていた。次回も出るのかな…?
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