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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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最近の刑事ドラマではほとんど見かけなくなりましたが、往年のアクション刑事ドラマでは多く見られた「警察署襲撃」エピソード。犯人が警察署をジャック、あるいは課長・係長級の上役を狙ったヒットマンが登場するハードなストーリーが定番としてありました。通常回よりも波乱含みの展開が続くこのようなエピソードに巡り合うと、とてもドキドキした記憶があります。印象に残ったエピソードをいくつかご紹介致します。




太陽にほえろ!

「ボスを殺しに来た女」

捜査第一係に一人の女がやってくる。藤堂は、自分と二人っきりで話をしたいと言う女の言葉を聞き入れ、取調室で女の話を聞く。二人が取調室の椅子に座った直後、突然引き金を引く音が何度も鳴り響いた。女が机の下で銃を構え、藤堂を撃とうとしたのだ。しかし、銃には弾が入っておらず、女はそのことを知らなかった様子。マカロニとゴリが取調室から逃げ出した女を追うが、女は非常口の階段から転落し、意識不明に。藤堂達が捜査を始めてまもなく、捜査第一係に男から電話がかかってくる。


サブタイトルの通り、謎の女が七曲署にやってきて藤堂を殺そうとするエピソードです。「髪を切れ」と何度も口うるさくマカロニを叱り付ける佐藤慶氏演じる本庁の石田刑事の存在感も印象的でしたね。病室で寝ている女を射殺しようとした狙撃犯の男をマカロニが追跡する時で、マカロニが3階の病室のベランダから1階に、さらに1階の屋根から地上へ飛び降りるというアクティブなアクションを見せていたところも印象に残った。ちなみに、このエピソードは、刑事貴族・風間編「宮本課長の災難」と言うサブタイトルでリメイクされています。藤堂と同様に、代官署を訪れた女が取調室で宮本課長を撃ち殺そうとする場面があったり、代官署元課長の片山刑事が石田刑事的なポジションになっていたり、見比べると中々面白いです。




大都会PARTⅡ

「城西署爆破計画」

火薬倉庫からダイナマイト10本が盗み出され、警備員が重傷を負う事件が発生。5年前の密漁事件でダイナマイトを爆発させた下平と言う男が犯人として浮上する。やがて、下平が銃乱射事件で黒岩に射殺された河合良男の実の父親であることがわかる。黒岩達が下平の行方を探す中、看護婦の今日子と共に下平が城西署の捜査課へやってきた。


息子を殺した黒岩に復讐すべく、胃癌で余命短い男が城西署の捜査課をジャック。犯人の下平役を演じる梅津栄氏は、必殺シリーズでのコミカルなオカマ役や、仮面ライダーやウルトラマンシリーズなど特撮のほうにも数多くの作品に出演されていましたが、このエピソードの犯人役は一際凄味があり印象に残りました。時折白目を剥いたり、わめきながら拳銃を向け、容赦なく刑事達を撃つなどのその怪演ぶりが際立ち見入ってしまった。とくに徳吉が捜査課に戻ってきてからの展開が面白い。徳吉と下平のやりとりが始まり、二人が揉み合う中、下平が拳銃を発砲してジンが撃たれてしまうまでの緊迫する署内の様子が約1分40秒間長回しで撮影されているところも見応えがありました。





あぶない刑事

「決断」

近藤が警察学校の講演会に出席するため港署を離れる間、鷹山が課長代理を務めることになったその最中、横浜の火薬工場でダイナマイトが盗まれる事件が起きる。会社の運搬を請け負う牛島と言う男が現場の倉庫に何度も出入りしていた事を知った鷹山達は、競馬場にいた牛島を連行し、ダイナマイトを売った男の名前を自白させようとする。牛島の取調べが続く中、捜査課に白いコートを着た男が婦人警官を連れてあらわれる。男は、突然ショットガンを発砲し、「近藤を呼べ」と叫び続ける・・・。


近藤課長に恨みを持つ男が港署をジャック、署内でショットガンを撃ちまくり大暴れをするエピソードです。冒頭でダイナマイトが盗まれるところや、犯人の岩城が婦人警官を連れて捜査課にやってくるところ、婦人警官の体にダイナマイトが巻きつけられているなど、前述の「城西署爆破計画」と展開がそっくりな部分があります。しかし、大都会のようにシリアスに展開するだけでなく、コミカルな要素を忘れないのがあぶ刑事らしい。


「鉛の弾を怖がってちゃデカはつとまらねーぜ」とユウジがトオルにキメ台詞を吐いておきなから、トイレの中で必死に防弾チョッキを着込んでいる姿が笑える。普段は課長席で鷹山や大下を怒鳴りつけているだけの近藤課長が岩城と対峙して必死に説得するなど、中心になって活躍しているところも凄く印象に残りました。あぶない刑事は、他の刑事ドラマと比べ、警察署が襲われるエピソードが数多かった。「仰天」や最終回の「悪夢」、「あぶない刑事FOREVER TVスペシャル‘98」などどれも印象深いですね。




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夜8時に放送するアクション番組を製作するに当たり、ユニバーサルは、「未来の車を登場させる」と言うコンセプトの元「ナイトライダープロジェクト」を進行させた。しかし、そのプロジェクトには一抹の不安もあったようで、それは、1960年代に製作された「母さんは28年型」の失敗によるものだった。「母さんは28年型」は、死んだ母親の魂が1928年式のT型フォードに乗り移り、そのフォードが息子と会話をしたり、危機を救うファンタジックなSFコメディドラマで、日本でもフジテレビで放送されたが、アメリカでは、「これまでで最悪のドラマ」と酷評されたドラマだった。


その影響で、このプロジェクトは、当時の名立たるプロデューサー達からことごとく断られてしまったが、そんな中、白羽の矢が立ったのは、当時「トラック野郎!B・J」や「俺たち賞金稼ぎ!フォールガイ」などのカーアクション番組をヒットさせたグレン・A・ラーソンだった。ナイトライダーの構想を練るに当たり、ラーソンは、「2001年宇宙の旅」に登場した意思を持つコンピュータHALと、HALと対立する宇宙飛行士デイブのような主人公を登場させ、2001年の未来との関連性も持たせながら、時代の数歩先を行く番組作りをめざした。


そもそもナイトライダーのコンセプトの発端は、ラーソンがプロデュースした「トラック野郎!B・J」のシーズン2の第3話「Cain's Cruiser」に登場したコンピュータ搭載のスーパーカーで、プロトタイプのスーパーカーが短気な警察署長に乱用されていて、BJがその車を取り戻すと言うストーリーだった。このスーパーカーのような車を起用した新しいシリーズを考えてくれと依頼を受けたラーソンは、ホノルルへ向かい、僅か10日間でパイロット版の脚本を書き上げた。


最初に書かれた脚本と放映された作品を比べると、随分違いがあったようだ。例えば、「キット」は、脚本では、「タット(T.A.T.T.)=Trans Am Two Thousand」になっていたが、その後ナイト2100に変更され、最終的にナイト2000になった。車はナイト2000、キットは搭載されているコンピュータのことであり、車は車で、キットは別ものだとラーソンは語っている。また、脚本にはウィルトン・ナイトの葬式のシーンや、マイケルがスタントカーレースの賞金の授与式のシーンで、タニヤとその一味を捕まえるという、全く違ったエンディングも書かれていた。


その後、ラーソンは、キットのボディになる車体選びと未来っぽさを演出するデザイン作りに全精力を注ぎ込んだ。キットのボディの候補になったのは、当時まだデザインが改良されて間もない1982年型のポンディアック・トランザムだけであった。単純に車の見た目が気に入ったそうだ。それまで映画に出てくる車と言えば、みんな色々な仕様が施されたが、トランザムは、極めてスッキリしていたのでほとんど変える必要がなかった。ラーソンがGM(ゼネラルモーターズ)の代理に話を持ちかけると、彼らはその話に色めき立ち、最初の数台は、生産ラインに乗っていたものをそのまま番組に寄付したほどだった。その直後、ディーラーに運ばれる予定だった32台の新車のトランザムを積んだ列車が脱線事故を起こした。それらの大多数は少し凹んだり、かすり傷がついたものの、ほぼ新車同然であった。スクラップにするには程度が良すぎるので、それらの車も全て番組に寄付された。ラーソンは、提供されたその車の半分をナイトライダーに使い、残りの半分を「俺たち賞金稼ぎ!フォールガイ」のスタントカーに使った。


ナイト2000の特徴的なデザインとして、キットの「目」の役割を果たしたフロントスキャナーのアイデアの出所は、やはり、ラーソンが手掛けた「宇宙空母ギャラクティカ」に登場するサイロン兵のスキャナー・ライトバーから発展したものだった。こういう機能をつければかっこいいし、車に人格や神秘性を与えることができ、ある種のパワーを持たせることができる。暗い倉庫の中でスキャナーが動くと、キットが起動したことがわかるし、導入シーンとしてはとても効果的だった。




以上の文献は、「ナイトライダー・コンプリートブック」から引用したものであり、一部省略しております。プロデューサーを務めたグレン・A・ラーソン氏のナイトライダー製作の苦労話や裏話がたくさん掲載されているので、従来のファンの方々はもちろんのこと、新たにナイトライダーに興味を持った方々もぜひご一読いただればと思います。グレン・A・ラーソン氏は脚本家としても活躍し、ナイトライダーのパイロット版の脚本も担当されました。映画ではなく、テレビシリーズでこのような夢のあるSFカー作品を実現させたラーソン氏の偉業を称えるとともに、改めてこの作品と巡り合えたことを感謝致します。グレン・A・ラーソン氏は、11月14日食道癌により死去されました。ご冥福をお祈り致します。





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チャンネルNECOで放送中の「ザ・ハングマンⅡ」は、早くも10話台に突入。当時は子供ながらリアルタイムでも見ていたし、夕方の再放送でもよく見ましたが、前のシリーズと比べると断然お色気度が上がってエロシーンが満載になっているんですよね。オショウと未亡人のよし子は毎回いちゃいちゃしているし、サブタイトルもエロチックなものが多い。当時は子供だったからとくに意識はしなかったけど、こういう作品を地上波で、しかも夕方に再放送までしていた80年代はやはり凄かったなと、改めて思ったしだいです(苦笑)。



1982年当時活躍していた女性漫才コンビの春やすこ・けいこがマイトが経営するカジノの常連客として出演していたり、6話「ヨガ秘術 しゃべる水死体」には、西部警察やあぶない刑事の舘ひろし氏が所属していたロックバンド「クールス(クールスRC)」がゲスト出演したり、懐かしいゲスト陣も見所です。クールスと言えば、マイト役の黒沢年男氏とデジコン役の名高達郎氏が出演した「爆走!ドーベルマン刑事」にもゲスト出演していましたね。派手にバイクを乗り回すシーンが少しだけありましたが、ドーベルマン刑事で東京の街をバイクで豪快に突っ走っていた場面が蘇りました。


「爆走!ドーベルマン刑事」の詳細は、「ガースのお部屋」の「爆走!ドーベルマン刑事」のページへ




8話まで見た中で一番印象に残ったエピソードと言えば・・・






「結婚殺人の甘い汁」

10年前、長野の山を登山中の親子が滝から転落し、母親の石本あきことその長男が死亡する事故が起こる。生き残ったあきこの愛人の荒井(岡崎二朗)は、事故が起きる三ヵ月前にあきこに多額の保険をかけており、同じく生き残った長女のりかは、逆行性健忘症により、事故時の記憶を失っていた。ハングマンは、荒井が保険金目当てに親子を殺害したのではないかと見て、調査を開始する。



記憶を失っているりかを暗室に閉じ込めて、殺人の道具として使われたピッケルを容赦なく見せつけ、りかの記憶を呼び覚まそうとするハングマンの拷問に近い記憶取り戻し術が面白かった。まるでりかがハンギングを受けている風に見えるところがちょっと笑えます。黒川総業と結託し、保険金を得るため事故に見せかけて殺人を繰り返す荒井の被害者を装った一人芝居も然ることながら、お寺で自分が殺した婚約者のよしこの遺体と対面し、幽霊のように蘇えったよしこを見て、腰を抜かす荒井の反応も笑えましたね。


そして、今回のハンギングのやり方は中々凄かった。巨大ダムの上にトラックが止めてあり、その荷台に手錠でつながれた荒井と黒川が乗せられ、二人の足には鉄球がつけられている。自白を拒むとリモートコントロールでトラックの荷台が上がり、二人がダムの底に落とされそうになるというものだった。実際に、(おそらく)スタントマンの方が荷台にぶら下がっているシーンがありましたが、緊迫感のある映像でした。ダムの高さをわからせるためなのか、荷台には鉄パイプ風の棒も置かれていて、荷台が上がると同時に、その棒がダムの下に落下していたが、金属音を鳴らしながら落ちて行くその様が恐怖感を演出していましたね。2に入ってからハンギングの手法もどんどん際どくなってきている感じがします。



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デトロイトと言えば、自動車産業の町というイメージがありますが、去年多額の負債により破産し、凶悪犯罪が激増して町はかなり荒廃してしまっているらしいです。この話を聞いてロボコップの世界そのものだなと、脳裏に映画の映像を思い浮かべてしまったのですが、27年前に公開されたロボコップは、まさにデトロイトの未来予想図だったのか?・・・


そんなデトロイトの現状を知ってか知らずかは定かではありませんが、今年ロボコップが復活。1987年に公開された1作目から通算で4作目になりますが、「ロボコップ4」ではなく、1作目のリブート作品。最初の2作でマーフィ刑事を演じたピーター・ウェラーは、最近「Hawaii Five-0」にゲスト出演していたが、さすがにもうロボコップをやる年齢ではなさそうだし(トロン・レガシーのジェフ・ブリッジスみたいにCGで若返らすのもありと思ったが)、オリジナルの公開から四半世紀が経って時代も変わったし、今作り直したらどんな風になるのか大変興味はありました。率直な感想を述べると、やはり、どうしても1987年版がベースになってしまうが、ストーリーは、新作も87年版もそんなに大差はなく、新作のほうは、オリジナルにはなかったマーフィの家族の物語に重点を置いてるのは好感を持てたが、アクションの痛快度やバイオレンス度、映像センスはポール・バーホーベンが監督した87年版のほうが圧倒的にズバ抜けていたし、新作は、ややインパクトに欠ける印象だった。


新作には、二種類のロボコップが登場していましたが、一つは、87年版のオリジナルを基にしたシルバータイプのものと、もう一つは、黒のメタリックで、本編で主に活躍しているタイプのもの。一番最初にあの黒いマスクに細長い赤い目を見た時、一瞬でナイト2000を思い浮かべた。ナイト2000のあの赤いフロントスキャナーは、宇宙空母ギャラクティカのサイロン兵から着想を得ているものですが、黒ロボコップのあのマスクのデザインはそれらのものを感じさせ、中々カッコいいと思った。最初は、やけに体がスマートになったし、ロボコップというよりアイアンマンの友人か、バットマンの親戚みたいな印象だったが、劇中でシャープに動き回っている映像を見てからは、その身軽な戦闘力に度肝を抜かれた。87年版の機械音を鳴らしながら重量感たっぷりにのそのそと歩く姿も好きだが、今回の黒ロボコップも悪くはなかった。黒いバイクに乗って夜の街を疾走するところや、暗闇での銃撃戦など、黒いボディを活かしたスリルなアクションは見応えがあった。


今回一番インパクトを感じた映像は、ロボコップのボディの解体シーン。ゲイリー・オールドマン演じるデネット・ノートン博士がマーフィに教えるために、あえてマーフィの機械化された体をバラバラにして、頭と心臓と肺、そして辛うじて残っている右手の部分を見せる。ロボコップ2でも敵の罠にハマったロボコップがバラバラにされてしまう展開があったが、今回のは凄く惨たらしく見えた。


第一作に登場したED209も新たなデザインで登場し、黒ロボコップと激しい戦闘を繰り広げていたが、こちらのデザインも中々カッコ良くなっていた。オリジナルのED209は、コマ撮りを用いた動きに愛嬌があり、また時に不気味にも見え、その独特な動きをする映像が面白かった。新作は当然CGなので、昔に比べ動きはとてもリアルチックなのだが、最近のSF映画に登場するロボットと同じ感じに見えて、その動きの表現に特徴がなく、あまり印象に残らなかった。


マーフィを演じている役者のことはよく知らないのですが、今回、脇役のキャスティングが中々豪華でしたね。ゲイリー・オールドマンのデネット・ノートン博士は、エアーウルフのモフェットのようにもっと狂気に満ち満ちた感じの博士なのかと思いきや、ごく普通な感じだったのがちょっと物足りない(苦笑)。マイケル・キートンがオムニ社のCEOレイモンド・セラーズを演じていたが、マイケル・キートンと言えば、ティム・バートン監督のバットマン(1989)映画で主人公を演じたことでも有名ですが、ロボコップの敵が元バットマンと言うシニカルな配役構図にはニヤッとさせられました。


ロボコップを訓練する軍人役を演じていたジャッキー・アール・ヘイリーは、最近映画やドラマでよく見かけますね。ヒューマン・ターゲットのゲレロも印象に残っているし、リメイク版「エルム街の悪夢」では、新生フレディ・クルーガーを演じていて驚いた。番組司会者のパトリック・ノヴァックをサミュエル・L・ジャクソンが演じていたが、今回一番謎の多い存在だった。まず、なぜサミュエルほどの大物に番組司会者の役をやらせたのか(笑)。それほど重要な役どころには見えなかったのですが、何か裏のメッセージがあったのかもしれませんが・・・。どっちかと言うと、サミュエルには、一作目のクラレンスみたいな役どころを期待していたのですが、いまいちハジけていなかったのが残念だった。



シルバータイプのロボコップは出番が少なかったが、ラストの再登場は中々味のある演出で良かったです。スピード感のあるガンアクションは見応えがあったし、全体的には今風のSFロボット映画と言う印象で悪くは感じなかったのですが、あえて言うなら、敵が貧弱というか、オリジナルのクラレンス一味のような凶悪さが全く感じられなかったのが残念でしたね。次回作があるなら、今度こそはマジもののバットマンと共闘する映画なんかも見てみたいですね(笑)。









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D-LIFEで引き続き放送中のチャーリーズ・エンジェル。時代が近いせいもあってか、ナイトライダーやエアーウルフなど、1980年代の海外ドラマ作品で活躍した俳優さんを数多く見かけますが、特攻野郎Aチームでフェイスマンを演じていたダーク・ベネディクトも意外やこの作品ゲスト出演(シーズン1最終回の「売春特捜班<The Blue Angels>、シーズン2の「蜘蛛男!盗みと色のテクニック<The Jade Trap>)していたんですね。ダーク・ベネディクトと言えば、4年前に製作されたリメイク版「特攻野郎Aチーム」にもモンキー役のドワイト・シュルツと一緒に出演して、久しぶりに姿を見せていましたが、宇宙空母ギャラクティカでスターバック中尉をやる前にも、有名な作品に出ていたんですね。残念ながら、ナイトライダーやエアーウルフにゲスト出演することはなかったですが、一度ぐらいはハッセルホフと競演する姿も見てみたかった。



その他にもナイトライダーやエアーウルフでも見かけたハーベイジェイソン(Harvey Jason)。シーズン2の「アイスショー!華麗なる暗殺団<Angels on Ice>」に、アイスショーの振付師の役でゲスト出演していた。上下がピンクと赤の派手なコーデの衣装で登場していたのがとても印象的でしたね。このコーデが似合う人は中々いないでしょうね(苦笑)。ちなみに、このエピソードには、刑事ナッシュブリッジスにナッシュの親父役で出演していたジェームズ・ギャモンの若かりし姿も拝めます。










ナイトライダーでは、シーズン4の「謀略!復讐の暗殺車ナイト2000!!<KILLER K.I.T.T.>」。キットのプログラミングを変更してナイト2000を乗っ取り、ナイト財団に復讐しようとする科学者マルコ・ベリオ役で出演していた。マルコの声を担当したのが、キットのプロトタイプ・カールの声を演じた麦人氏だったので、まるでキットに敗れたカールが人間に憑依してナイト財団に復讐しているかのように見えましたね(苦笑)。









超音速攻撃ヘリ・エアーウルフシーズン1「コンピュータ電子戦!! 盗まれた設計機密<MIND OF THE MACHINE>」には、科学者のウィンチェスター博士の女助手と共謀してエアーウルフの設計図を盗み出すスパイ(アレクセイ・プロボフ)を演じている。このエピソードのハーベイ・ジェイソンは、黒の革ジャンに赤のタートルネックという、ナイトライダー初期のマイケルを彷彿とさせるような衣装で出ていましたね。エアーウルフのコンピュータを制御して、機銃やミサイル装置を不能にするなど、ナイトライダーのマルコとよく似た役どころでしたね。








他にも「0022アンクルの女」「バットマン<TVシリーズ>」「女刑事ペパー」「ワンダーウーマン」「白バイ野郎ジョン&パンチ」「俺たち賞金稼ぎ!フォールガイ」「スタートレック・ネクストジェネレーション」など、数多くの有名なテレビドラマに出演していたようですが、映画の「激走!5000キロ<THE GUMBALL RALLY>」のカワサキのバイクで暴走するハンガリー人役もインパクトありましたね。ハーベイ・ジェイソンは、すでに俳優業は引退されてしまったみたいですが、ナイト2000やエアーウルフを盗む役を演じたジョン・バーノンと同じくらい、とても印象に残っている俳優の一人ですね。




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東映Vシネマが誕生25周年と言うことで、スカパーでその初期作品をちらほらと見かけます。当時(1990年代初頭)丁度私もレンタルビデオ屋に通い始めた頃で、店頭でVシネマのパッケージをよく見ました。Vシネマ第1号として製作された、ベイシティ刑事で熱いガンアクションを披露していた世良公則主演の「クライムハンター」シリーズや、あぶない刑事や勝手にしやがれ!ヘイ・ブラザーで活躍していた頃の仲村トオルが主演した「狙撃」シリーズなどなど、地上波のドラマでは決して見ることができなかったハードなアクションが売りで、レンタルビデオ屋の邦画のコーナーを席巻していました。そして、この作品もその一つ。女サイボーグの活躍を描いたSFアクションものの「女バトルコップ」



舞台は、近未来の日本の首都「ネオTOKYO」。トップテニスプレイヤーの御子柴かおるは、対犯罪用ロボットを研究中の科学者で婚約者の小泉を国際犯罪組織「カルテル」に殺され、自らも瀕死の重傷を負うが、サイボーグ戦士「女バトルコップ」となって甦り、カルテルに復讐戦を挑む。



主演は、当時、あぶない刑事に二度ゲスト出演した他、ドラマやバラエティで活躍した中村あずさ氏。1990年当時、地上波の特撮番組にはメタルヒーロー枠があり、起動刑事ジバンや特警ウインスペクターなどが放送されていたが、この作品もその時代に作られたせいか、その系統に近い作風になっている。ロボコップのように体は完全に機械化されているわけではなく、生身は残っていて(なぜかシャワーシーンのサービスまである)、ウインスペクターのように、スーツを着用して戦うのですが、サイボーグと言うよりは、単に、メタルスーツを手に入れた女性が孤独に暴走しているようにしか見えない(苦笑)。そもそも、かおるがどのような改造手術を受けたのか、具体的な映像や説明がなかったので、その辺は、見る側が勝手に想像するしかない。女バトルコップには専用のバイクやメンテナンスを行う基地もあり、劇中では、戦隊やメタルヒーローのように主題歌や挿入歌まで流れていましたが、もしかしたらシリーズ化も念頭に置かれていたのかもしれないですね。




 



女バトルコップのスーツは、まさにロボコップの女版とも言うべきもので、黒とシルバーのツートンのメタリックで女型サイボーグらしくスマートなデザイン。最近公開されたリメイク版のロボコップもかなりスマートになっていたが、もしかしたら女バトルコップの影響を受けたのか?と思うくらいでしたね。ロボコップと同じく口元が露出していますが、女サイボーグらしく赤い口紅をつけているところは色っぽいが、もしかして口紅を常時装備しているとか・・・(苦笑)。ロボコップと違うところは、女バトルコップには、その口元を覆うシールドが装備されている。戦闘に入ると、シールドが口元を覆い、完全な武装モードとなっていた。ロボコップもあれだけ激しい銃弾を受けているのに、何で口元はいつも無事なのだ?何か特別なバリアに覆われているのか?などという疑問があった(苦笑)が、女バトルコップでは、その疑問を払拭させようとしていましたね。ただ、逆さ釣りにされて敵に激しく銃を乱射される時は、口元が丸出しの状態だったので違和感ありましたが・・・。イヤリングがワイヤーになったり、腕からミサイルを発射したり、武器も個性的でした。



ロボコップをリスペクトしたような演出がたくさんありましたが、劇中の所々で挟み込まれるニュース映像のシーンもそうですね。女バトルコップが敵の罠にハマリ、鎖で逆さ釣りにされて、カルテルのコマンド部隊に銃を乱射されるところも。なんと言ってもこの作品では、「アマデウス」と呼ばれるサイキック超能力者(エスパー)のマッチョマンの存在感が凄い。マスクマンのOPを思わせるような奇妙なポージングをしたり、トライアングルの中で座禅を組んだり、顔がむくむく変形するところは、メタルダーのゴッドネロスを彷彿とさせる。アマデウスが超能力を使って戦う描写がこれまた凄まじい。フォークリフト車を動かし、女バトルコップを圧殺しようとするシーンや、研究所が襲撃されるシーンで、研究所の通路の床のタイルがめくれ上がって吹き飛ぶ瞬間の映像などが圧巻でしたね。中性子レーザー砲を食らったアマデウスの人体破裂シーンもアニメーション合成が取り入れられていて、当時の特撮らしい独特の映像が印象的だった。



脇を固める出演陣も特撮に縁のある人が多く、中々豪華な面子。カルテル日本支部長・ヘンリー大場役は、冬彦さんで大ブレイクする前の佐野史郎氏が演じており、かおるの婚約者で科学者の小泉役は、メガロマンの北詰友樹氏、刑事役に宇宙刑事シリーズでコム長官を演じた西沢利明氏、戦隊シリーズで数多くの敵ボスを演じた石橋雅史氏もカルテルのコマンド部隊・チームファントムのリーダー役で出演していた。西沢氏は、西部警察でも汚職刑事役を演じていたが、やはりこの作品でも最初は、若い刑事の良き理解者と思いきや、最後は、おもいっきりワルでしたね。



ラストは、女バトルコップとヘンリー大場が対決するのかと思いきや、あの展開は肩透かしを食らった感じでちょっと物足りなかった。しかし、女サイホーグvsエスパー・マッチョマンの対決シーンはかなりハードで見応え十分。

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