10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
1960年代にアメリカで放送されたスパイアクションドラマ「0011ナポレオン・ソロ(The Man from U.N.C.L.E.)」のリメイク版「コードネーム U.N.C.L.E.」を拝見。
舞台は、1960年代前半、東西冷戦の真っ只中のヨーロッパ。謎の組織による核兵器の拡散を阻止するため、CIAエージェントのナポレオン・ソロ(ヘンリー・カビル)とKGBエージェントのイリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)が手を組むことになった。かつての宿敵同士が、核兵器を作ったドイツ人の科学者の娘ギャビー(アリシア・ヴィキャンダデル)を守りながら、組織の計画を阻止すべく動き出す。
オリジナルのテレビドラマ(全5シーズン)がスタートしたのは1964年。もう半世紀前の作品になるんですね。日本でも1966年から4年間に渡って日本テレビで放送されたそうです。さすがに私は、リアルタイム世代ではないですが(苦笑)、数年前にAXNミステリーで再放送があった時に、一応テレビシリーズ(全79話)は一通り拝見しました。シーズン1は、モノクロ放送だったので時代を感じさせられましたが、シーズン2以降は、カラーになっていましたね。
テレビシリーズで主人公のナポレオン・ソロを演じたロバート・ヴォーンは、スティーブ・マックイーンのブリットや、タワーリングインフェルノの上院議員役など数多くのアクション映画でよく見ましたが、やはり、「特攻野郎Aチーム」のハント・ストックウェル将軍役が印象に残っています。ナポレオン・ソロとコンビを組むイリヤ・クリヤキンを演じたデビッド・マッカラムは、「大脱走」のエリック役が一番記憶にあります。当初は、ソロを主人公にハードなストーリーが展開していたが、脇役のイリヤの人気が上がると、ソロとイリヤがコンビを組んで活躍するようになり、作風もコミカルなものになった。日本でも金曜や日曜のゴールデンタイムに放送され、矢島正明(ソロの声)&野沢那智(クリヤキンの声)コンビの吹替えで大人気となり、劇場版も計8作品製作されました。
1968年の「0011ナポレオン・ソロ 地球を盗む男<How to Steal the World>」以来となる今回の新作ですが、当然ながら出演者は一新され、ソロ役をヘンリー・カビル、クリヤキン役をアーミー・ハマーが演じている。二人とも知らない役者だなと思ったら、カビルは、「マン・オブ・スティール」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でスーパーマン役を演じているし、ハマーも「ローン・レンジャー」の主人公を演じていて、結構な有名俳優がコンビを組んでいたことに映画を見た後気づきました。でも、オリジナルの二人(ヴォーンとマッカラム)と比べると、どちらも今風の男前過ぎて、いまいち特徴がなく逆に物足りない感じがしましたね(苦笑)。ヴォーンとマッカラムも男前だけど、顔立ちが独特と言うか、個性的でしたが、新作の二人は、確かにカッコいいんだけどどっちも似たような顔をしていて、最初見た時、区別がつきにくかった・・・(汗)。今回一番印象に残ったのは、ギャビー役を演じていたアリシア・ヴィキャンダデルと言う女優ですね。何を着てもオシャレだし、あの独特のキュートな顔やしぐさがとても魅力的だった。ジェイソン・ボーンシリーズの最新作にも出演するみたいなので今から注目しています。
ギャビーとソロ、イリヤがそれぞれ乗る二台の車が同時に360度スピンしたり、派手なターンを繰り返して、ダンスを踊るように街中を走り捲くる冒頭のカーチェイスシーンは、少し地味に感じたが、撮影用に特殊な車を作ったり、2台の車をつないで走らせるなど、撮影手法が興味深かった。中盤のボートチェイスのシーンは、水面に振り落とされたソロが一人だけトラックに逃げ込み、パンやワインを嗜みながら必死に逃げ回っているクリヤキンのボートを眺めていると言う構図がコミカルで笑えました。コミカルと言えば、ソロを電気椅子で拷問にかけようとしたルディが逆に電気椅子に縛られて、拷問にかけられるシーン。感電中のルディの表情に思わず大笑い。そう言えば、オリジナルにもこんなシーンがありましたね。
クライマックスのアクションで特に印象に残ったのは、ソロとイリヤが敵地に攻め入る時に多彩な画面分割を使っていたところや、ソロがロッククローラーと呼ばれるパワフルな4輪駆動車に乗り、泥の中を駆け上ったり、飛び跳ねたり、湖を駆け抜けるカーアクションが見応えあった。全体的にアクションは、地味に感じたが、60年代のクラシックな雰囲気を出すためにあえて大人しめにしたのかな?とも思いました。
ストーリーやコミカルな演出は、オリジナルのオマージュを感じたし、映像や音楽のセンスも抜群に楽しめました。続編があるなら今度は、スラッシュを相手に戦うヘンリー・カビルとアーミー・ハマーの姿を見てみたい(笑)。
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去年の秋からCS/スカパーのチャンネルを中心に放送されている「西部警察 全国キャラバン!!ロケ聖地巡礼」シリーズ。西部警察の全国縦断ロケ地を30数年ぶりに再び訪ねて、当時撮影に携わった人達のインタビューや、撮影の舞台裏と共に現在のロケ地の姿を紹介する番組。これ全10話(北海道、山形、宮城、静岡、名古屋、大阪・神戸、香川、岡山、広島、福岡の10編)あるらしく、私が見たのは、まだ半分ぐらいですが、かつて西部警察に夢中になったファンには、たまらない企画で中々楽しめます。今回は、そのうちの北海道篇と山形篇についての感想を。
北海道篇で紹介された主なロケ地を簡単に説明しますと、
【北斗の叫び - カムバック・サーモン】で訪れていたロケ地
●カーチェイスシーンが行われた場所や、道警本部の外観に使われた場所(実は自動車学校だった)
●大門と沖田が犯人の父から聞き込みを行った北海道立水産ふ化場千歳支場(現在は名前が変わっている)と、大門達と犯人の父が渡り歩いていた赤い橋
●団長がスーパーZで乗り付けた札幌パークホテル
●サケが戻ってくるシーンで撮影された豊平川と、カーチェイス&爆破シーンが撮影された豊平川河川敷
●「白い恋人」の石屋製菓(現在は、白い恋人パークが建てられている)
●日産プリンス札幌白石支店
●北海道テレビ
●登別グランドホテル
【燃える原野!オロフレ大戦争】で訪れていたロケ地
●カーチェイス&爆破シーンが撮影された上登別町
●車が突き落とされたオロフレ峠
さすがに放送から30年以上経っているので現存しないロケ地もたくさんあるのではないかと思っていましたが、この北海道に関しては、かなり残っていましたね。カーアクションや爆破で使われた場所も多少の変化はあれども、見ればすぐにわかる程度には残っていたので懐かしく見ることができました。カーアクション&爆破が撮影された豊平川の河川敷の紹介では、鳩村がバイクで潜った橋の紹介もありましたが、道路と橋の間の高さが約1m80cmほど?しかないかなり低いところであったことがわかったり、団長がトラックを撃った後に映っていた傾いたロープ柵の柱がほぼそのまま残っていたりと、驚きの発見もあって面白かったです。北海道テレビの紹介の後に、西部警察ファンの人が作ったスーパーマシーンのレプリカが登場したり、徳重氏がスーパーZから降りる大門を再現していたところも印象に残りました。
次に山形篇。
【走る炎!酒田大追跡】で訪れていたロケ地
●本間ゴルフ
●酒田市中町商店街
●山居倉庫(敵のアジトになった場所)
●酒田港駅(ハトと大将がミサイルを運ぶ貨物列車に飛び降りた跨線橋や、大爆破現場)
●ホテルニュー湯の浜リゾート(現在は、リゾートホテル華夕美)
【誘拐!山形・蔵王ルート】で訪れていたロケ地
●本間ゴルフ
●大門軍団が作戦本部を置いたホテル「古窯(こよう)」
●上山競馬場跡
「誘拐!山形・蔵王ルート」のクライマックスのド派手な銃撃戦&爆破が撮影された上山競馬場は、現在は工業団地になっていて跡形もなくなっていたのが残念でしたね。逆に作戦本部として使用された古窯は、外観も当時とそれほど変わっていなかった。「走る炎!酒田大追跡」でヘンリー野口率いるテロリスト集団のアジトとして使われた山居倉庫は現在、観光スポットになっていたのには驚きましたが、これを見た時、横浜の赤レンガ倉庫のことをつい思い出してしまった(苦笑)。本間ゴルフは、現存しており、当時撮影に関わった社員さんのインタビューが面白かったですが、とくに、撮影時に団長がスーパーZでぶつけた会社の玄関前のタイルの傷をあえて修理せず、今も大事に残しているという話が印象的でしたね。
FOXクラシックで放送中のナイトライダーHD。来月から(6/22)シーズン3がスタート!シーズン3と言えば、キットの内装が一新される初回や、毒液にはまって骨組だけなってしまうナイト2000、ハロウィン、サーカス、カメレオン、レーザーと忍者、モンスタートラックや装甲車との対決、ナイト財団を裏切るマイケル、記憶を失うキット・・・などなど印象的なエピソードがたくさんありました。シーズン3を象徴するもっとも印象深いエピソードと言えば、やはりカール復活回。日本では、「悪魔のナイト2000カールまたまた出現!復讐の空中大勝負!!」のタイトルで放送されましたが、リアルタイム放送時に予告編を見た時は、「おっ、待ってました!」と言わんばかりに映像に釘付けになって、放送日を今か今かクビを長くして待ち構えていた思い出がありますね(苦笑)。カール再登場回は、順調に行けば、テレビ朝日で放送された日と同じ7月27日に放送されるみたいです。
今週は、ガースとゴライアスが再登場した「替え玉博士略奪作戦(GOLIATH RETURNS)」の後編が放送されていますが、今回は、「ナイト2000地中大突入!地図に隠された秘宝の謎を追え!!(A KNIGHT IN SHINING ARMOR)」と、「トップモデル殺人事件!宝石に隠された陰謀をブッつぶせ!!(DIAMONDS AREN’T A GIRL’S BEST FRIEND)」について。
ナイト2000地中大突入!地図に隠された秘宝の謎を追え!!
A KNIGHT IN SHINING ARMOR
デボンの友人で冒険家のチャーリー・グレンジャーがナイト財団のゲストハウスで何者かに殺害され、宝の地図が奪われた。チャーリーの娘キャサリンも狙われる可能性があることから、マイケルは、キャサリンを保護するため、彼女が通う女学院に向かう。女学院に到着してまもなく、キャサリンの乗る馬が狙撃されるが、マイケルとキットが間一髪のところで彼女を助ける。マイケルから父の死の報告をされたキャサリンは動揺し、グレンジャー家の後見人であるクリストファー・ストーンに連絡するが・・・。
地上波放送時第6話として放送されたエピソード。チャーリーの遺産を狙う犯人から彼の娘キャサリンを守るため、マイケルとキットが奮闘する。ダンスパーティでマイケルがキャサリンを無理矢理連れ出すシーンや、その後ナイト2000が見せるダイナミックなターボジャンプ(列車の荷物用車両の中を潜り抜ける)も印象的な回。パイロット版にもゲスト出演していたランス・レガルトが再び悪役を演じているところや、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでビフ・タネンを演じたトーマス・F・ウィルソンの初々しいボーイ役も必見。
このエピソードの最大の見所はやはり、クライマックスの洞窟の奥深くに眠る財宝をマイケルとキャサリンが見つけ出すシーン。これは、脚本家のトム・グリーンが地質学者の甥からジオード(晶洞石)の話を聞いたことがきっかけで生まれた場面だったそうです。テレビ局側からは、キャサリンが本物の秘宝を見つけるような話に変更しろと言われたが、グリーンは、それを拒否したとか。ちなみに撮影で使われた洞窟は、1960年代に放送された「バットマン」のテレビシリーズで、バットマンの秘密基地の洞窟の入り口のシーンにも使われたそうです。その洞窟のシーンでキットが見せた逆ターボジャンプ(バックでジャンプ)も中々インパクトがありましたね。
吹替えの新録部分。ちなみに、キャサリン・グレンジャーの声は、アニメ「エスパー魔美」の主人公や、「天空の城ラピュタ」でシータの声などを演じた横沢啓子氏。クリストファー・ストーンの声は、「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」でアークエンジェルの声を担当していた家弓家正氏でした。
①ナイト財団移動本部トレーラーの中のシーン。マイケルがデボンと話し終わった後、エイプリルのところへ向かい、彼女からチャーリーとキャサリンの情報をアップロードしたことを聞かされる。デボンの「ああ。ありがとうマイケル」のセリフから。
②ナイト2000が学生寮に辿り着き、キャサリンがナイト2000から降りた後、マイケルがキットに狙撃手について聞くシーン。
③学生寮にやってきたストーンがステイシーに話しかけるシーン。
④ナイト2000の車内でのマイケルとキャサリンの会話。キャサリンの「ええ。答えは簡単よ」からマイケルの「彼の記事にはいつも目を通した。知らない世界を教えてくれたよ。南太平洋、アフリカ、南アメリカ」のセリフまで。
⑤キャサリンがナイト2000から降りて、茂みで不貞腐れている間のマイケルとキットの会話。キットの「あなたのおかげで随分気長になったと思いますが」からマイケルの「覚えとくよ」まで。
⑥ナイト財団のゲストハウス前のシーン。ナイト2000から降りた後のマイケルとキャサリンの会話。
⑦ナイト財団移動本部トレーラーの中のシーン。マイケル、デボン、エイプリルがキットの前に集まり、キットがチャーリーの冒険談の本を調べているシーン。キットの「本としてはいまいちです」から「最終章です」のセリフまで。
トップモデル殺人事件!宝石に隠された陰謀をブッつぶせ!!
DIAMONDS AREN’T A GIRL’S BEST FRIEND
ファッションモデル・プロダクション社長のバーニー・ミッチェルのモデルの一人、レーチェル・ロビンソンが睡眠薬で自殺を図った。しかし、レーチェルのモデル仲間のローレン・ジェーンズは、彼女の死は殺人だと考え、ナイト財団に調査を依頼した。マイケルは、恋人を装ってローレンと接触し、バーニープロの撮影現場に潜り込む。
地上波放送時第15話として放送されたエピソード。モデルに高級な宝石を身につけさせて、宝石密輸をしているバーニーのモデル事務所にマイケルが潜入。バーニーの悪事を暴くため、マイケル達は、また大掛かりな作戦を実行する。「宝石強盗゙黒猫゙の正体を暴け!怪盗キャットvsナイト2000(K.I.T.T. THE CAT)」に続き、マイケル達が華やかな礼装を身につけパーティに出席し、バーニーと裏取引する場面が印象的。キットがメキシコに入国するも、税関に調べあげられた挙句、出国できないトラブルに見舞われる場面や、「今の若い人車に話しかけてたわモーリス。どうかしてるわ。返事もできないものに話しかけるなんて」と言って犬に話しかけている愛犬家のおばさんが最高に笑える。
地上波放送時はカットされていたが、キットが飛行機が苦手なことを初めて打ち明けるシーンが見られる。キットの飛行機嫌いについては、「ハイジッャク!人質ボニーを救え!!(SKY KNIGHT)」など後のエピソードで語られているが、ボニーのプログラムによるもの(ボニーが飛行機が苦手なため)だった。
アクションシーンは数少なかったが、とくに迫力があったのは、ナイト2000が車が激しく往来している赤信号の交差点をターボジャンプで飛び越えるシーン。シーズン2の実車を使ったジャンプシーンの中でも圧倒的なスケール感があり、ジャンプした後マイケルが叫び声をあげていたが、こっちも思わず叫んでしまいそうなぐらいの緊迫感があった(苦笑)。クライマックスのバーニーの車とナイト2000の対決シーンも見応えあり。マイケルがバーニーの車をおちょくるように誘導して、最後にオイルで滑らせるところが痛快でしたね。
吹替えの新録部分。ちなみに、ニーナの声を担当していたのは、「007 オクトパシー」のオクトパシーの声や、スケバン刑事シリーズや大映ドラマのナレーターなどでも知られた来宮良子氏でした。
①ローレンの撮影現場へ向かっている時のマイケルとキットの会話。キットがモデル達の服についてぼやいている。
②クリス・カールソンの自宅に向かっている時のマイケルとキットの会話。
③ナイト財団本部のデボンのオフィスで、デボンがマイケルにお茶を勧めるシーン。マイケルの「いや、結構。これからパーティだ」のセリフからデボンのため息まで。
④夜、バーニーのパーティ会場へ向かっている時のタキシードを着たマイケルとキットの会話。
⑤ナイト財団移動本部のトレーラーの中でのマイケルとデボンの会話。デボンがメキシコ行きの飛行機のチケットを手配したり、キットが飛行機が苦手なことを明かすシーン。
FOXクラシックの放送。来週は、マイケルの宿敵キャメロン・ザカリーが登場する「復讐の罠!マイケルは2度死ぬ・シグナルGO!高層ビル激走(A GOOD KNIGHT’S WORK)」が放送されます。
ディケイド辺りから平成ライダーの劇場作品に昭和ライダーが毎年登場するようになり、変身前を演じた役者さんもよく見かけるようになりましたが、今年は、映画「仮面ライダー1号」でついにあの本郷猛が本格的に復活を果たした。仮面ライダー生誕45周年の記念年ともあり、昭和ライダーの活躍が一層目覚しくなってきましたね。「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」のように、仮面ライダー3号にボコボコに殴られて、損な役割に回ってしまう昭和ライダーもちらほら見かけますが(苦笑)。
昭和だけではなく、最近は、平成ライダーの客演も増えてきましたが、最近見た「dビデオスペシャル 仮面ライダー4号」は、ある意味「仮面ライダー555」のその後を描いたようなストーリーになっていて、乾巧と海堂直也が久しぶりに顔を合わしていた。555と言えば、巧のライバル的存在だったあの草加雅人も出てくるのかと思ったが、その草加役(村上幸平)の人は、今「動物戦隊ジュウオウジャー」に鷲のジューマンの「鳥男」役で登場しています。ジューランドを嫌い、6個目の「王者の資格」を盗んで人間界に渡った謎の男。草加のように性格にちょっと癖のあるクールな男という雰囲気。いずれ6番目の戦士として、ジュウオウジャーに協力することになるのかもしれませんが、それまでに色々と波乱を巻き起こしそうですね。
ところで、戦隊の定番と言えば、やはり巨大ロボ戦ですが、最近は、戦隊だけでなく、ライダーの世界でも巨大戦を見かけることが多くなってきましたね。「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」でも、ニンニンジャーの巨大ロボ・シュリケンジンが仮面ライダードライブのトライドロンと合体して、ライダーロボと戦っていました。ロボ戦で毎年気になるのは、敵怪人の「巨大化プロセス」。ジュウオウジャーでは、デスガリアンの幹部のナリアが倒された怪人にコンティニューメダルを投入することによって怪人を巨大化させていますが、これまでにもユニークな巨大化プロセスシーンがたくさんありましたね。その特徴としては、大きく分けて2つあり、1つは自力で巨大化するものと、もう1つは、他力で巨大化してもらうものがありました。
戦隊シリーズで一番最初に巨大ロボ戦が展開したバトルフィーバーJには、エゴス怪人と同型の巨大な悪魔ロボット(エゴス怪人の弟分と言う位置づけ)が登場したが、悪魔ロボットは、巨大ロボットの設定なので、巨大化プロセスは存在しなかった。敵の巨体化シーンが初めて見られたのは、電子戦隊デンジマンのベーダー怪物から。ベーダー怪物は、自力で自由自在に体の大きさを変える事ができ、巨大化だけでなくミクロ化も可能にしていた。太陽戦隊サンバルカンの機械生命体モンガー怪物は、ブラックマグマの要塞「鉄の爪」から指令電波を受け取り、体内の巨大化システムを起動させて巨大モンガーになっていた。科学戦隊ダイナマンの進化獣は、生命の危機を感じると「ビッグバン・プログレス」と言われる細胞が急速に増加する現象を起こして巨大化し、「超進化獣」となっていた。
ビッグバン・プログレス(科学戦隊ダイナマンより)
電撃戦隊チェンジマンから光戦隊マスクマンまでは、謎の宇宙生物が怪獣を巨大化させる役割を果たしていた。チェンジマンでは、ギョダーイという名の生物が巨大な単眼から光線を放ち、倒された宇宙獣士を復活、巨大化させた。超新星フラッシュマンは、クラーゲンと呼ばれる巨大生物が飛来し、倒された獣戦士にエネルギーを照射して巨大化させていた。マスクマンは、オケランパと呼ばれる地底の生物がエネルギーを与えて、倒された地帝獣を巨大化させた。
ギョダーイ(左)とクラーゲン(右)
ギョダーイ(左)とクラーゲン(右)
超獣戦隊ライブマンは、ガードノイド・ガッシュと呼ばれるアンドロイドが「ギガ・ファントム」と呼ばれる大型エネルギー砲を照射して、倒された頭脳獣を巨大化させていた。地球戦隊ファイブマンは、巨大化獣ゴルリンと呼ばれる白いブクブクのマシュマロのような体型の巨大改造エイリアンが倒された銀河闘士の体を吸収して巨大化させていた。鳥人戦隊ジェットマンは、次元虫と呼ばれる生物が様々な物体に寄生して次元獣を生み出し、また、時に次元獣を巨大化させていた。
救急戦隊ゴーゴーファイブは、災魔一族の執事・呪士ピエールが災魔カードを使ってサイマ獣を召喚し、巨大化させた。未来戦隊タイムレンジャーのロンダー囚人は、体に抑制シールが貼られていて、それを剥がすと体組織が20倍になり自ら巨大化してしまう。天装戦隊ゴセイジャーは、ビービ虫と呼ばれる一つ目のコウモリのような姿の生物が幽魔獣に取りついて巨大化させていた。海賊戦隊ゴーカイジャーは、ワルズ幹部・インサーンが自らが開発した特殊な光線によって倒された行動隊長やスゴーミンを復活・巨大化させた。獣電戦隊キョウリュウジャーでは、デーボスの幹部・楽しみの密偵ラッキューロがスクスクジョイロと呼ばれるジョウロに入っている復元水をかけることによってデーボモンスターを復活・巨大化させていた。
と言うことで印象に残った巨大化プロセスを書き連ねてみましたが、個人的にはやはり、チェンジマンのギョダーイは、その造詣も含めて今まで一番インパクトがありましたね。最近では、ラッキューロのスクスクジョイロは物凄いユニークで笑えました。ジュウオウジャーのメダルは、どうしても仮面ライダーオーズを思い出してしまいますね(苦笑)。
FOXで放送中の『ウォーキング・デッド』。シーズン6の放送も気づけばすでに終了してしまいました。これまでのシーズンも衝撃的な結末で幕を閉じることが多かったですが、今シーズンも過激な展開が続きました。
シーズン6後半(第9話)は、ダリル、エイブラハム、サシャ達がニーガンと呼ばれる男の部下達が乗るバイク集団に囲まれる場面からスタート。その男達をロケットランチャーで一瞬で吹き飛ばしてしまったダリルに驚きましたね。いよいよダリルが「ランボー」化し始めたのか?(笑)と思いましたが、ウォーカーだけでなく敵対する人間達にも容赦ない。もう完全に生き残りマッチですよね。ウォーカーの大群に紛れ込んで、移動を続けるリック達にも危険が続きます。なんと、カールが仲間に右目を銃で撃たれて、重傷を負ってしまった。カールを抱きかかえて走るリックを見た時は、「今シーズン限りでまさかのカール退場?」かと思ったが、なんとかアーロンやヒース達がいる診療所に運ばれ、一命をとりとめたカール。まだ若いのに、右目はもう使い物にならなそうですも。ガバナーみたいに黒い眼帯をつけたら似合いそうですけど。
アレキサンドリアの町に侵入したウォーカーの大群をなんとか絶滅させたリック達。一時的ながらもまた平和な時間が訪れ、普通の生活を始める。第10話では、リックとダリルがジーザスという名の男と、食料を積んだトラックの争奪戦を繰り広げ、ちょっと笑える展開もあったが、それ以上にインパクトがあったのは、リックとミショーンのベッドシーン。えっ、この二人いつの間にできてたの?ちょっと仰天してしまったが、ミショーンもそのうちにマギーみたいにお腹を大きくして、刀を振り回す姿を見せてくれるのでしょうか。11話は、リック達がジーザスに案内され「ヒルトップ」と呼ばれる場所に向かい、リーダーのグレゴリーと出会う。グレゴリー役が「24 -TWENTY FOUR-」シリーズのジョージ・メイソン役や、「NIKITA/ニキータ」でパーシー役などでを知られるザンダー・バークレーだったので、これからレギュラー的に出演するのかと思ったが、今回限りの出演でしたね。
第12話は、リック達が「救済者」と呼ばれるニーガンのグループとの戦いを決意し、夜に救済者達がいるパラボラアンテナつきの施設に襲撃をかける作戦を決行する。またしても人間同士のバトルが激化してきましたが、ここまでやるともうリック達がただの人殺し集団に見えてきますね(苦笑)。敵を全員倒し、作戦は成功したかに見えたが、そこにネーガンの姿はなく、キャロルとマギーが連れ去られてしまった。第13話は、敵に捕まり暗室に隔離されたキャロルとマギーがメインとなり、二人がそこから脱出するまでの姿が描かれていた。この回は、女同士のバトルが印象的でしたが、マギーもあの体でよく戦闘に参加できたものですね。キャロルとマギー、二人とも素早く危機を回避し、敵をあざやかに仕留めて行くところがまるでベテランの女戦闘兵のように見え、巧みな戦闘術に圧倒されました。
第14話には、シーズン6前半に登場したドワイトが再登場。この男もやはり救済者の一人だったようですね。顔半分が焼け爛れていて不気味な感じですが、ダリルと同じくクロスボウを武器にしていて、デニースがドワイトのクロスボウで右目を射抜かれ、突然殺されてしまったシーンは、とても衝撃的だった。ここにきてダリルvsドワイトの戦いの構図が明確になってきましたが、そう言えば、ダリルは、シーズン後半に入ってからクロスボウを使わず、ロケットランチャーや、今回のようにショットガンを使って攻撃する姿を見かけますが、第6話でドワイトにクロスボウを盗まれていたからなんですね。二人がクロスボウを撃ち合いながら戦う姿も見てみたいですね。
第15話は、キャロルが車を運転中に3人の男達が乗るトラックと遭遇し、命を狙われるシーンが特に印象に残りました。服の袖の中に隠していたマシンガンをブッ放し、襲い掛かってきた男を長い棒で刺し殺すキャロルの姿が圧巻。最初は、夫にDVを受けるか弱いおばさんだったのに、どんどん殺しの手際が良くなってきて、プロの殺し屋みたいになってきましたよね。しかし、そのキャロルが突然行方不明になり、リックとモーガンが彼女を探し出した。その一方で、ダリルとミショーンとグレンは、森の中でドワイト達と遭遇し、ドワイトがダリルを撃った?場面で暗転し、エンディングになった。マギーが髪を切りショートにしていたけど、これも何か意味があるのでしょうかね。
そして、シーズン6最終回。これは今まで以上にかなりショッキングな展開でした。リック、エイブ、サシャ、カール、マギー、アーロン、ユージーン。そして、ダリルとミショーン、ロジータ、グレンと、ほとんどのメンバーが100人ぐらいいると思われる救済者に囲まれ、囚われの身となり、ついに、リック達の前にニーガンがあらわれた。ニーガンは、リック達が仲間を殺したことを相当を恨んでいるようです。まあ確かにリック達はちょっとやりすぎたかもしれない(苦笑)。リック達のメンバー全員を横一列に座らせて、一人ずつに針金のついたバットを差し向け、恐怖を煽るような言葉を投げかけていくニーガン。そして、ラストシーンは、ニーガンがリック達のメンバーのうちの一人をバットで殴り殺すシーンで終わった。最後の画面は、ニーガンに殴られているメンバーの視点になっていたので、誰が犠牲者になったのかは、視聴者側にはまったくわからない。
そう言えば、思い返すと色々と伏線が張られていましたね。11話では、ニーガンがローリーと言う名の16歳の少年を殴り殺したことをジーザスが話していたし、12話のアンテナつきの施設にリック達が侵入した時、グレンが壁に貼られた頭を潰された人の写真を見ていた。殺されたのが少年で、その名前がローリーってのも何か不吉な予感を漂わせますよね。つまり、最終回のラストでニーガンに殴り殺されたのは、ひょっとするとカ・・?まさかね・・・。シーズン7も怒涛の展開になりそうですね。
今年は、有名な海外アーティストの訃報が相次いでおりますが、先月もアメリカの人気ミュージシャンのプリンスが急死し、ショックを受けたばかり。他にもデビッド・ボウイ、ザ・イーグルスのリーダーのグレン・フライ、アース・ウィンド・アンド・ファイアーのリーダーのモーリス・ホワイトなど、2016年に入ってまだ4ヵ月しか経っていないのに、大物アーティストの死が続いております。個人的には、学生の頃に一時期アース・ウィンド・アンド・ファイアーの曲にはまって、その時に「宇宙のファンタジー」や「セプテンバー」「ブギー・ワンダーランド」などの名曲を知り、何度もリピートして聴いた思い出があります。イーグルスは、「ホテル・カリフォルニア」が有名ですが、デビュー曲の「テイク・イット・イージー」は、ナイトライダーのパイロットの挿入歌としても使用されていましたね。個人的にお気に入りの曲でもありました。
海外のミュージシャンは、日本では、中々お目にかかる機会が少ないですが、昔は、映画の中で見かけることが結構ありましたね。例えば1980年に公開された「ブルース・ブラザーズ」には、ジェームス・ブラウン、アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、チャカ・カーンなどなど、当時の名立たるブルース・ミュージシャン達が数多く出演し、話題を呼びました。また、ジェームス・ブラウンは、シルベスター・スタローン主演の「ロッキーⅣ」にも出演し、サウンドトラックの制作にも参加していました。と言うことで今回は、海外アーティストが出演した映画をいくつかご紹介致します。
戦場のメリークリスマス
第二次世界大戦中の日本統治下にあったジャワ島の日本軍捕虜収容所を舞台にした戦争映画。ビートたけしや坂本龍一をはじめ、数多くの日本人俳優が出演したれっきとした日本映画に、今年亡くなったあのデビッド・ボウイがジャック・セリアズ英軍少佐役で出演した。セリアズ役は、当初ロバート・レッドフォードや、「ゴッド・ファーザー」などで知られる映画監督のフランシス・フォード・コッポラの甥のニコラス・ケイジにオファーされていたそうですが断られ、美男で神秘的で気品がある、原作のイメージに最も近い!と言う理由で、1980年の暮れに大島渚監督がニューヨークのブロードウェイを訪れてデビッド・ボウイと直接交渉し、実現したそうです。
最近、改めて見直しましたが、当時のボウイは本当に美しい。当時話題になった坂本龍一とのキスシーンも神々しさを感じさせられました。デビッド・ボウイは、他にも「地球に落ちて来た男」や、「ジャスト・ア・ジゴロ」「ラビリンス/魔王の迷宮」などの代表作があり、役者としても活躍していましたね。
ムーン・ウォーカー
マイケル・ジャクソンが主演・原案・製作総指揮を担当したミュージックビデオ風のSFムービー。前半は、1987年から2年間行われた「Bad World Tour」のライブ映像や、マイケルのミュージックビデオで構成され、後半は、子供たちを麻薬漬けにしようとしているミスター・ビッグとマイケルが戦うストーリーと、ミュージカルが展開される。日本でも劇場公開され、後に日テレの金曜ロードショー枠でテレビ放送もされた。
「ムーン・ウォーカー」とは、「無限の宇宙を包み込む大いなる愛の使者」と言う意味で、マイケルは、銀河からやってきた正義の使者で、ミュージシャンと言う仮の姿で活動している設定。物語の途中、当時の新曲「SMOOTH CRIMINAL(スムーズ・クリミナル)」が流れ、白いスーツに身を包んだマイケルが1930年代風の酒場と近未来的な空間を融合させたようなバーで、華麗に踊りながら、悪党を蹴散らして行く。流れ星が頭上を横切った時だけ「コスモパワー」を使うことができ、マイケルがそのパワーで未来カーや巨大ロボに変身する。巨大ロボの変身シーンは、マイケルの体が鉄化して、ロボットに変形して行くプロセスがまるでトランスフォーマーのようにも見え、そのメカニカルな描写が見応えがあった。ちなみに、マイケルが変身した未来カーは、「ベルトーネ ストラトス・ゼロ」と呼ばれる車がベースになっていました。
未来警察
テレビシリーズ「私立探偵マグナム」で人気を博したトム・セレック主演の近未来SFアクション映画。ロックバンド「キッス」のボーカル&ベース担当のジーン・シモンズが悪の科学者役で出演したことも話題になった。トム・セレックは、ロボットによるトラブルや犯罪捜査を専門とする警察特別班「ランナウェイ・スクワッド」のメンバー・ジャック・ラムゼー警部補を演じている。
ロボットが日常生活に入り込んだ未来社会が描かれており、農業ロボットや家事ロボット、蜘蛛型の暗殺ロボットなどユニークなロボット達が登場する。当時としては、かなり凝っていたメカ描写が面白かったですね。まもなく来たるロボット社会を先取りしたような世界観で、家庭に当たり前のようにいるロボットたちが突如、制御不能に陥って人間を襲い出すなど、マイナス面も描かれており、ロボット社会への警告や皮肉がこめられていた。ジーン・シモンズは、凶悪な科学者チャールズ・ルーサーを演じていたが、映画初出演ながらも、中々の悪党ぶりを見せていました。とくに熱誘導ミサイル弾を撃つ姿がとても印象に残りましたね。
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