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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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往年のサスペンススリラー系の名作が最近ドラマシリーズになって復活しているのをよく見かけます。例えば「ハンニバル」は、ジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスが主演して大ヒットした「羊たちの沈黙」を初めとしたハンニバル・レクター博士のシリーズのリメイクであるし、1960年代後半に公開されたロマン・ポランスキー監督の「ローズマリーの赤ちゃん」も最近「ローズマリーの赤ちゃん~パリの悪夢~」と言うタイトルでドラマ化された。この流れだと、「エクソシスト」とか「オーメン」辺りもいずれまた映画かドラマで復活しそうな気配を感じますが、サスペンススリラーで忘れてはいけないのは、やはり「サスペンス映画の神様」と呼ばれたアルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」


サイコは、1960年に公開されたヒッチコックの代表作。モーテルの管理人ノーマン・ベイツの異常な殺人を描いたモノクロ映画で、シャワーを浴びる女性が襲われる衝撃的な殺人シーンや、バーナード・ハーマンが作曲した音楽は、日本のテレビ番組でも多用されあまりにも有名。解離性同一性障害=多重人格やマザー・コンプレックスなど、当時としては、斬新かつ画期的な異常心理が表現され、ノーマンが別人格を露にするラストシーンも強烈なインパクトを残した。以後、シリーズ化され、第4作まで製作されました。


昔はこういうサスペンススリラー系の映画も地上波のゴールデン帯でよく放送されていましたね。私は、日曜洋画劇場で放送された「サイコ2」を先に見てしまったため、「サイコ」と言われると、どうしてもこの「サイコ2」のほうを思い浮かべてしまいます。「サイコ2」は、1983年の公開ですが、その当時すでにヒッチコックは他界していたため、別の監督によって製作されています。ノーマン・ベイツの吹替えを担当したのは、天知茂の「明智小五郎」シリーズをはじめ、当時サスペンスドラマの常連だった松橋登。松橋氏自身も明智小五郎シリーズで特異な犯罪者を演じていましたが、そのせいかノーマンの声を演じても全く違和感かなく、ぴったりマッチしていたのが印象的でしたね。ちなみに、この映画に登場したジョン・ハント保安官役のヒュー・ギリンという俳優は、ナイトライダーでもワルの保安官役を演じたり、当時は、エアーウルフなどいろんな作品で見かけましたね。




あまりにも鮮烈なインパクトを残したサイコですが、これも最近テレビドラマでリメイクされております。リメイクと言っても、この映画の前段とも言うべき内容で、タイトルは、「サイコ前章 ベイツ・モーテル(BATES MOTEL)」。映画では、白骨化した母親の遺体と暮らすノーマンの異常心理が描写されていましたが、このテレビドラマでは、生前の若い頃の母親と少年時代のノーマンを軸に物語が展開します。ノーマンが異常な殺人者になっていく過程が丹念に描かれ、時代設定も現代に置き換えられており、とても新鮮。ノーマンの青春物語の側面もあり、母親ノーマとの関係や、ノーマンの恋愛模様も描かれています。



企画・製作総指揮は、「刑事ナッシュブリッジス」や、「LOST」の製作総指揮を担当したことでも知られるカールトン・キューズ。ノーマン役のフレディ・ハイモアは、「チャーリーとチョコレート工場」に出演したイギリスの若手俳優ですが、映画でノーマン役を演じたアンソニー・パーキンスの雰囲気や面影があって、まさにハマリ役。演技力も抜群で、とくにノーマンが急に人が変わったように怒り出す時の演技が絶品。ノーマンの母親ノーマ役のヴェラ・ファーミガは、個人的に他では、あまり見かけたことがない女優ですが、魅惑的な美貌とわがままで凄まじい執着心を兼ね揃えた母親のイメージにぴったりで、吹替えの演技も合わさって、中々見応えのある演技を見せてくれます。


ノーマンの同級生で彼に恋心を寄せるエマ役のオリヴィア・クックも良いですね。エマは、のう胞繊維症を患っていて、常に鼻にチューブを差した状態で動き回るのですが、その姿が可愛らしい。ノーマンが同級生のブラッドリーに夢中になっていることを知りつつも、常に彼のそばにい続けようとするエマの姿が健気です。しかし、最終話では、ノーマンのそんな態度に嫌気を差して、とうとう彼から離れてしまいます。そして、ノーマンが執着するブラッドリー役は、「トランスフォーマー/ロストエイジ」でテッサ役で出演していたニコラ・ペルツが演じています。


マックス・シエリオットがノーマンの異母兄弟で兄に当たるディラン役を演じていますが、ノーマンには、こんな頼りがいのある良い兄貴がいたんですね。ノーマンだけでなく、ノーマの危機を救うために保安官と銃撃戦を繰り広げたり、仲間のために人殺しまでやってしまう。ドラマの中ではちょっとしたヒーロー的な存在。他に印象的な人物と言えば、後半に登場していたジェイク・アバナシーですね。こいつもノーマを危機に陥れようとする人物ですが、吹替えの声が山路和弘氏だったこともあり、ワルだけどカッコいい雰囲気があった。




このドラマ、シーズン1は全10話で終了しましたが、本国では、すでにシーズン3まで放送済み。来月からシーズン4がスタートする予定だそうです。日本では、シーズン2に当たる「ベイツ・モーテル~サイコキラーの覚醒~」がWOWOWで放送中。ハンニバルは、どうやらシーズン3(全39話)で終了してしまったみたいですが、ベイツモーテルはまだまだ続きそうですね。「ザ・シールド ルール無用の警察バッジ」でカーティス・レマンスキー刑事を演じたケネス・ジョンソンがシーズン2から登場しているので、それも含め、今後のノーマンの変貌ぶりが気になります。



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ちょうど30年前に公開されたトム・クルーズの出世作「トップガン」の続編が現在製作中だそうで、前作と同じくトムが再びマーベリック役を演じるそうです。人間が操る戦闘機同士のドッグファイトは展開せず、最近何かと名前があがる「ドローン」とトムの戦闘機が対決するようなストーリーになるらしい。ドローンと言っても日本で飛んでいるラジコンのようなものではなくて、遠隔操作の無人偵察機や無人攻撃機レベルのものになる模様。前作は、CGを一切使用せず、実機を使った迫力の飛行シーンが映画の見所になっていたが、続編にもトムが実際に戦闘機に乗り込んで撮影する場面があるのかが気になりますね。


プロデューサーも前作と同様ジェリー・ブラッカイマーが務め、アイスマン役を演じたヴァル・キルマーも出演予定だそうです。前作の監督したトニー・スコットは、残念ながら4年前に他界しているので、新たな監督が抜擢されているのでしょうが、「ビバリーヒルズコップ2」や「トゥルー・ロマンス」などなど、スタイリッシュなアクション映画作りで定評のあったトニー・スコットがいないのはかなり痛いですね。あと、前作は、主題歌の「デンジャー・ゾーン」をはじめ、挿入歌を含めたサウンドトラックも大ヒットしましたが、再びデンジャー・ゾーンが主題歌として使用されるのか、はたまたそれを超える新曲が生み出されるのか、そこも気になるところです。


それにしてもトムももう53歳か・・・。トップガン公開当時は、他の作品でポール・ニューマンと共演したり、その後もダスティン・ホフマンや、前妻のニコール・キッドマンと共演して、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気俳優になっていったけど、それがもう30年前の出来事だなんてにわかには信じがたいですね。50代の戦闘機乗りってアメリカではいそうな気がしますが、身体的にはかなり負担が大きいそう。でも、トムなら何でも乗りこなしてくれそうに見えるし、「F-35 ライトニングⅡ」辺りの最新型戦闘機に乗り込んでもらって、またカッコ良いドッグファイトをがっつり見せてもらいたいですね。






トップガンと同じく、今やトム・クルーズを代表する人気シリーズになった「ミッション:インポッシブル」の第5弾「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を拝見。


IMFのエージェント、イーサン・ハントは、正体不明の多国籍犯罪組織「シンジケート」を追っていた。しかし、IMFのロンドン支部がシンジケートの手に落ち、イーサンは敵の罠にはまってしまうが、謎の女イルサによって命を救われる。一方その頃、CIA長官のアラン・ハンリーは、IMFの捜査方針を問題視し、IMFの解体を提案。それにより、イーサンは、国際手配を受けてしまう。



このシリーズも1作目の公開から今年でちょうど20年を迎えますが、今やもう完全にトム・クルーズの作品になってしまった感がありますね。2作目をジョン・ウーが監督して、完全無欠なアクション映画になってしまった時は、このシリーズは、一体どこに向かっているのか?その方向性に疑問を持ったこともありましたが(苦笑)、今回は、また一作目のノリに近いスリリングなスパイアクションが展開していて、見応えがありました。


イーサンの相棒ルーサー(ヴィング・レイムス)が今回も登場している他、3作目から登場している天才ハッカーのベンジー・ダン(サイモン・ペグ)、4作目にも出ていた分析官のウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)など、お馴染みのメンバーの姿も見られる。目新しいところでは、アレック・ボールドウィンがCIA長官アラン・ハンリー役で出演していた。アレック・ボールドウィンと言えば、「レッド・オクトーバーを追え!」のジャック・ライアン役が印象に残っていますが、あの頃は、絵に書いたような二枚目で、もの凄くハンサムな俳優でしたね。しかし、アラン役のアレックは、年取ってえらく太ったなという印象。最初見た時誰なのかわからなった・・・。


冒頭の軍用機(エアバスA400M)にイーサンがしがみつくアクションは、実際にトムが生身で挑んだアクションシーンで、寒い中、軍用機を8回も飛ばして撮影したそうです。これは本当に圧巻でした。「コマンドー」でジャンボ機の前輪にしがみついていたシュワちゃんや、ナイトライダーで小型ジェットの尾翼にぶら下がったマイケルなどを彷彿とさせる、緊迫感溢れるアクションシーンでしたね。


オペラ座の歌劇中のミッションシーンは、オリジナルのテレビドラマ「スパイ大作戦」のミッションにもありそうな、王道の格調高い雰囲気があって、かつスリリングな場面だった。中盤に繰り広げられる水中ミッションは、10日間で撮影され、これも実際にトムが水中に潜り、何分間か息を止めて撮影したそうです。水の中の泡立ちや、背景などにCGを使用したみたいですが、実際にトムが潜っているだけにハラハラさせられました。極力CGを使わず、実写で撮ろうとするトムの映画作りの姿勢は、とても素晴らしいですね。ジャッキー・チェンの映画に通じるものがあります。


モロッコ王国の首都ラバトやカサブランカで撮影された車とバイクのチェイスシーンは、イーサンの車(BMW・M3セダン)が狭い通りを走り、車をスピンさせながらバイクを倒していくところや、ラバトの段差を豪快に降りるイーサンの車と、そこを軽快に走り抜けるバイク集団の画が壮観だった。このカースタントも実際にトムがやったそうです。華麗にドリフトをきめるところなど、トムが相当のドライブテクニックの持ち主であることがわかります。



クライマックスは、とくに大きなアクション展開は見られず、わりと地味な流れになっていましたが、こういう終わり方もスパイ映画らしくていいかなと思った。ソロモンをガラスケースに閉じ込めた後、イーサンのセリフがあるが、このセリフ、いくつかの候補があったみたいです。他にどんな候補があったのかぜひとも聞いてみたかったですね。








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この間「TED2」を拝見。1作目と同様、喋るテディベアの動きや表情がとてもユニークで面白かったが、相変わらずの下ネタ全開の内容で、セリフのやりとりがますます強烈になっていましたね(苦笑)。このシリーズと言えば、懐かしい映画やドラマの小ネタがたくさん出てきますが、前作に続き「フラッシュ・ゴードン」が出ていた他、コミコン(オタクの祭典)の場面にスター・ウォーズ、ニンジャ・タートルズ、スター・トレックなどの人気キャラが登場していました。リーアム・ニーソンが96時間のシリーズの主人公のイメージで登場したのは驚いたが、できれば、ダークマンの格好で出てもらいたかったですね(顔が見えないか(苦笑))。


ちなみに、ジョンのスマホの着メロは、今回もナイトライダーのテーマでした。実は今回、コミコンの会場のシーンに、マイケル役のデビッド・ハッセルホフとナイト2000(キット)が登場する予定になっていたのですが、なぜかカットされてしまいました。会場でキットとテッドがちょっとしたバトルを繰り広げる場面が撮影されていたようです。カット理由はわかりませんが、久々にマイケルとキットがそろったのにホントにがっかりでしたね。その様子は、発売中のブルーレイの特典ディスクで確認することができるのでぜひチェックしてみてください。





FOXクラシックで放送中の「ナイトライダーシーズン2HD」。先週は、「驚異のスーパーカーナイト2000水上爆進!黄金像の謎を暴け!(RETURN TO CADIZ)」が放送されていましたが、今回は、「刑務所脱獄!復讐の時限爆弾を探せ!!(BROTHER`S KEEPER)」と、「殺人ヘリ攻撃ミサイルの恐怖!決死の空中戦・超パワー全開(MERCHANTS OF DEATH)」について。







刑務所脱獄!復讐の時限爆弾を探せ!!

BROTHER`S KEEPER

第2級殺人で有罪判決を受けたピーター・マッコードに政府から仮釈放の命令が下るが、マッコードは、それを拒む。FBIから依頼を受けたデボンは、刑務所にマイケルを送り込み、マッコードを脱獄させる。作戦は無事成功するが、異常に怯えるマッコードの姿を見たマイケルは、真相を探るべく独自で調査を開始。市の中央部に最新型のミノタウロス爆弾を仕掛けた犯人が、マッコードの身柄の引渡しを要求していることを知る。


地上波放送時、第2話として放送されたエピソード。凶悪犯が街に仕掛けた時限爆弾を見つけるため、マイケルとキットが奔走するストーリー。マッコードと共にFBIに追われる身となったマイケルが爆弾犯の居所を掴み、爆弾を見つけ出すまで終始手に汗握るスリリングな展開が続き、CMが入る前に必ず爆弾のタイマーを映し出すなど、緊迫感溢れる演出が見られる。個人的にシーズン2のエピソードの中で一押しのエピソードです。



シーズン2からさらにキットの機能がパワーアップし、様々な新機能が搭載されていきますが、今回は、プラスチック爆弾専用の「電子探知モジュール」(マイケルはピコピコ装置と表現していた)をエイプリルが取り付けていました。また、マイケルがマッコードの娘のリサを撮影現場から連れ出して逃走している時に、警察の目をカモフラージュするため、ナイト2000のナンバープレートを「KNIGHT」から「KNI667」に変えるシーンが見られます。ちなみにこのシーンは、地上波(テレビ朝日)放送時は、カットされていました。


このエピソードでキットは、4回のターボジャンプを見せています。1・2回目はマッコードを刑務所から脱獄させる時。3回目は、爆弾犯一味の車に追いかけられているマッコードを救出しようとする時。4回目は、トランクに爆弾を乗せたままバリケードのパトカーを飛び越える時。どれもハラハラドキドキさせられるジャンプシーンばかりでとても見応えがありました。とくに、刑務所からマッコードを脱獄させる時のアクション演出が最高ですね。


ナイト財団の移動本部トレーラーからナイト2000が自動走行で車道に下りて出発するところから始まり、キットがターボジャンプで高い壁を飛び越え刑務所に侵入→警備員の激しい銃撃の中、マイケルとマッコードがナイト2000に乗り込み、再び壁越えのターボジャンプ→外の道路へ着地→脱獄を嫌がるマッコードが無理矢理ハンドルを操作して車を止めようとする→蛇行するナイト2000→オートクルーズモードに切り換わり、ナイト2000の走行が安定するところまでのスリリングなカーアクション演出が素晴らしい。マッチ感抜群のBGM、ジャンプ時の高鳴るブースト音も凄くカッコ良いですね。




気になる吹替えの新録部分。このエピソードで初めて新録のエイプリルの声(潘恵子氏)を聴くことができますが、当時とほとんど声質が変わっていなくて驚きました。
  

①マイケルとキットが写真撮影をしているリサを見ながら会話をするシーン。

②撮影現場から逃走した後、マイケルとリサがナイト2000の中で会話するシーン。リサの「どこへ行くの?・・・」のセリフから、キットがナンバープレートを変更して追跡してくるパトカーを振り切るシーンまで。

③ナイト財団本部の豪邸の庭でデボンとエイプリルが話しているシーン。デボンの「その通りだ」から。

④ナイト財団本部の部屋で、エイプリルがリサの過去の思い出話を聞いているシーン。











殺人ヘリ攻撃ミサイルの恐怖!決死の空中戦・超パワー全開

MERCHANTS OF DEATH

デボンの元恋人アメリア・クレルモンが失踪し、その娘のカメラが財団に助けを求めてきた。マイケルは、カメラと共にアメリアの自宅に行って彼女の私物を探り、サープラス・ヤードと呼ばれる武器倉庫の写真を発見する。武器倉庫に侵入したマイケルは、そこで最新鋭のミサイルを装備した攻撃ヘリ「SX‐411」を目撃する。


地上波放送時第14話として放送されたエピソード。デボンが元恋人のアメリアとの恋話を打ち明けるデボンのメイン回。さらに、マイケルとナイト2000が最新鋭のスレッジハマーミサイルを装備した攻撃ヘリ「SX‐411」と激闘を繰り広げる。キットが攻撃戦闘ヘリを相手にバトルする初のエピソードです。ちなみに、日本の放送では、このエピソードから放送時間が水曜夜9時から月耀の夜8時に移動。月曜の夜8時枠で放送された最初のエピソードでもあります。



前回に続き、この回もSX‐411に対抗するため、エイプリルがキットに様々な機能を装備します。ヘリのコントロールを麻痺させるため、通常の3倍の強度に設定された「マイクロウェーブ妨害装置(MICRO JAM)」。敵の熱線追尾ミサイルをかわすための「ウルトラマグネシウム・チャージ(ROCKET FIRE)」。ヘリとの戦闘時は、スモーク(SMOKE RELEASE)や、お馴染みのターボブーストも活用。それ以外のシーンでは、「X線(X-RAY)」の機能も初披露されていました。


修理代を稼ぐため、キットのタイヤをパンクさせようとするガソリンスタンドのせこい親父や、女性への乱暴をマイケルに止められ、それを逆恨みしてマイケルの前に何度もあらわれる二人組のバイカー・ギャングなど、コミカルなシーンに登場する人物達とキットのコミカルなやりとりもとても印象的。バイカーのシーンは、地上波放送時にカットシーンがあったので、今回見直したら大分印象が変わりました。走行中のナイト2000がバイカーに囲まれるシーンで、キットが見せる片輪走行は、正面からアップ目に撮られていることもあり、中々インパクトがありました。


ゲスト俳優で気になったのは、やはり、「冒険野郎マクガイバー」でフェニックス財団の要人ピーター・ソーントン役を演じたダナ・エルカーが悪党役で出演していること。ちなみに、デボン役のエドワード・マルヘアーと、ボニー役のパトリシア・マクファーソンは、マクガイバーにゲスト出演しています。


本放送当時にナイト2000とSX‐411の戦いを見た人は、きっとこう思ったのではないでしょうか。「もしSX‐411がエアーウルフだったら・・・」と(苦笑)。私もこの戦闘シーンを見ながら、何度も妄想しましたね。エアーウルフとならどんな戦闘になったのか?玩具で実践した事もありました(苦笑)。今年は、スーパーマンとバットマンが対決する映画が公開されるそうですが、いつかナイト2000とエアーウルフが対決する映画も作って欲しいものですね(笑)。


気になる吹替えの新録部分。カメラの声は、「特捜刑事マイアミバイス」のケイトリン(シーナ・イーストン)や、アニメの「スペースコブラ」のアーマロイド・レディなどでも有名な榊原良子氏が担当。クレイゲンを、「私立探偵マグナム」などトム・セレックのフィックス、「仮面ライダーストロンガー」のジェネラルシャドウ、「仮面ライダーBLACK RX」のジャーク将軍(2代目)などでも知られる柴田秀勝氏が担当していました。

  

①店の前で女性に乱暴を働こうとした二人組のバイカーギャングをマイケルが咎めるシーン。

②二人組のバイカーが走行中のナイト2000の前にやってきた時のキットとマイケルのセリフ「例の二人です」「しつこい奴らだ」

③アメリアの自宅でマイケルがデボンに武器倉庫で目撃したことを話すシーン。

④キットがナイト財団移動本部トレーラーに乗り込む→トレーラー内でのマイケルとエイプリルの会話→クレイゲンのいるプールバーへ向かう途中のマイケルとキットの会話。






FOXクラシックで放送中のシーズン2。今週は、「宝石強盗゛黒猫゛の正体を暴け!怪盗キャットvsナイト2000(K.I.T.T.THE CAT)」が放送されます。詳しい内容を知りたい方はこちらへ。


NHK BSプレミアムで放送中のシーズン1。こちらは、キットのライバル、カールが初登場する「激闘!善と悪2台のナイト2000!(TRUST DOESN'T RUST)」と、「決死の替え玉作戦!ナイト2000凶悪武装軍団マル秘計画を暴け!!(INSIDE OUT)」が放送されます。今週分のエピソードの詳細を知りたい方は、こちらをどうぞ→「キットvsカールの激闘!」




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東映チャンネルで放送中の「特別機動捜査隊」。現在、1972年に放送されたエピソードを放送中ですが、1972年と言えば、日本テレビで「太陽にほえろ!」がスタートした年。「太陽・・・」が始まった時点でこの特別機動捜査隊は、すでに500話台まで進んでいたことになるんですね。ついこの間まで日本で一番長く続いた刑事ドラマは、太陽にほえろ!だと思っていましたが、1961年の秋から始まり、1977年の春に終了するまで足掛け16年間続いた特別機動捜査隊は、やはりとてつもない記録を残した刑事ドラマであったことを改めて認識致しました。


ドラマスタート時の主役は、七色仮面などで有名だった波島進氏が演じる立石主任。自分が見始めた450話以降のエピソードでも立石班の活躍を確認することできたが、もうこの頃になると、ウルトラセブンの隊長役などで知られる中山昭二氏が演じた藤島班と合同捜査をする話が多くなり、立石班のみの活躍はどんどん少なくなっていきましたね。500話台以降は、青木義朗氏が演じる三船主任を中心に、三船班の活躍が描かれていますが、そこに里見浩太朗氏が演じる高倉主任の新たなチーム・高倉班が加わる。最近、海外ドラマにもCSI(マイアミとNY)シリーズ内の合同捜査エピソードや、Hawaii Five-OとNCISのクロスエピソードなどもありましたが、40年以上も前にそのような合同捜査を描く刑事ドラマが日本にあったとは。特別機動捜査隊は、まさにその先駆的なドラマだったわけですね。



主役チームが活躍しているところに、また新たなチームが加わって合同で捜査をする展開は、面白いですね。話の幅が広がるし、多彩なキャストも登場するのでより見応えがあります。80年代なら、「西部警察×太陽にほえろ!」または、「あぶない刑事×ベイシティ刑事」、「トミーとマツ×夜明けの刑事」などのクロスエピソードを見てみたかったですね。ホント実現してもらいたかった(苦笑)。相棒なんかもこういう手法を取り入れたらまた面白くなりそうな感じもしますが、相棒に対抗できる刑事ドラマがないのが残念なところ・・・。



さて、最近見たエピソードの中で特に印象に残ったエピソードは・・・。






ある男と女

マンションで女の絞殺死体が発見される。被害者は、美容院の経営者の早坂瑛子で、入浴中に果物ナイフで心臓を刺されていた。高倉班は、事情をよく知るものの犯行と見て捜査を開始。瑛子の美容院で働く女性の証言で、瑛子が糸吹証券の社長の糸吹と株を巡るトラブルを起こしていたことが判明する。高倉達がマンションの住人に聞き込みを続ける中、水木刑事と畑野刑事は、故障中のエレベータから男が出てきて立ち去るのを目撃し、男の後を追う。


高倉主任のメイン回。このエピソードは、1971年の終わり頃に放送されていますが、ちょうどその年に起きた「ドル・ショック」を背景にした殺人事件が描かれていました。ニクソン大統領の時代か。ウォーターゲート事件よりも前とか・・・(苦笑)。このエピソードの辺りから、ようやく知ってる俳優さんをちょくちょく見かけるようになりましたが、この回には、藤竜也氏が糸吹役でゲスト出演していた。藤さんと言えば、今東映チャンネルで放送中の「新宿警察」の刑事役でも見かけますが、70年代の初期から刑事ドラマで活躍されていたんですね。高倉役の里見浩太朗氏と藤氏の共演は、刑事ドラマ以外でも今まで見たことがないのでとても新鮮に見えました。


複雑な人間関係を浮き彫りにし、犯人が仕掛けた巧妙なトリックを着実に暴いていく高倉主任が良いですね。糸吹が故障中のエレベータに閉じ込めらてしまった後、フランス映画の「死刑台のエレベータ」的な展開になるのかと思ったが、糸吹がわりとあっさりエレベータから抜け出してしまうのを見て、拍子抜けした(苦笑)。







爆弾時代

交番が過激派の男達に襲われた夜、交番近くの津村鉄骨工場が爆発した。爆発は二度起こり、一度目の爆発で工場の工員、二度目の爆発で野口巡査が爆発に巻き込まれた。二人の体から破片が摘出され、野口巡査に突き刺さっていた破片の中から、歯車の部品が見つかる。三船達は、犯行に時限爆弾が使用されたと見て、時限爆弾が仕掛けられていた車を工場に入れた岡崎という工員から事情を聞く。


立石班時代にあったかもしれませんが、450話台以降では初めての爆弾事件を描いたエピソード。冒頭から交番が爆破されたり、工場が大爆発したり、西部警察も顔負けの衝撃的な爆破映像が続く。犯人の意外な犯行動機や、女装する犯人、クライマックスの三舟と犯人の直接対決から、水木刑事が犯人の持っていたダイナマイトを持ってビル街を走り回り、プールに投げ込むまでの緊迫した展開などがとても印象に残った。犯人に啖呵を切る三船主任が相変わらずカッコ良いです。いつもは、複雑な人間関係が絡んで、捜査も複雑になることが多いこのドラマですが、今回は、わりとシンプルな展開でしたね。



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昨日の朝は、例のミサイルのせいで、もしかしたら去年みたいにまた戦隊の放送が報道特番で中止になったのでは?と思ったが、晩にレコーダーをチェックしたところきっちり録画されていた。あと2時間早く飛んでいたらまた去年の二の舞になるところでしたね。ということで無事にフィナーレを迎えた「手裏剣戦隊ニンニンジャー」


「忍ぶどころか暴れるぜ!!」のキャッチフレーズのごとく、文字通りこの一年間熱いアクションの連続で、昭和戦隊のダイナミックなアクションを彷彿とさせる凄まじい勢いを感じました。昭和戦隊風味なニンニンジャーのスーツデザインも然ることながら、牙鬼軍団のデザインもそれぞれインパクトがあり調和がとれていて、五人が並んだ時の画がとてもカッコ良かったですね。とくに牙鬼幻月のデザインは、いかにもな大ボス感を漂わせる凄味があり印象に残りました。魔法忍者とかいうFFのジョブか?と思わせる設定や、ニンタリティという不思議なキーワードも出てきたり、「ラストニンジャ」って結局なんだったのか理解しきれない部分もあったが(苦笑)、牙鬼幻月が復活した44話辺りからの最終決戦は、かなり熱い展開で見応えがありました。


親子3代そろってアカニンジャーに変身するところは面白かったが、思いのほか好天と旋風の変身が早く解けてしまい、活躍時間が短かったのがちょっと残念。でも、好天が背後から久右衛門に刺されて敗れる展開は、思わず息を呑みました。最終回のパワーアップした久右衛門と復活した妖怪たちにニンニンジャーたちが生身で戦う展開がこれまた熱かった。できれば、5人が敵の城内に攻め込んでいく展開や、最後に久右衛門の人間態も見てみたかったですね。そう言えば、ニンニンジャーと久右衛門が激闘を繰り広げた後、久右衛門が持っていた封印の手裏剣が緑色の忍シュリケンに変わっていましたが、もしかするとこれは・・・






あ、やっぱりVシネマの『帰ってきた手裏剣戦隊ニンニンジャー ニンニンガールズVSボーイズ FINAL WARS』で、久右衛門がミドニンジャーに!?


ミドニンジャーの中の人を演じるのは、久右衛門の声を担当していた潘めぐみさん(エイプリル・・・ではなく潘恵子さんの娘さん)だそうです。なるほど、このために緑を残していたのか。そう言えば43話に「忍風戦隊ハリケンジャー」のシュリケンジャーがレジェンド戦士として登場していたが、シュリケンジャーの登場は、この作品につながる伏線でもあったわけですね。


この作品には、天晴の母親・桜子が登場するそうですが、その桜子役を演じるのは、特撮作品には、平成ガメラシリーズ以来の出演となる中山忍さん。おや、名前が忍んでいる。何か意味がありそうな起用ですね。天晴、八雲、凪、キンジの4人のニンニンボーイズと、風花、霞、新メンバーのルナ、そして数合わせのため加わる旋風の4人のニンニンガールズが伊賀崎流の名前をかけて真剣勝負。さらに有明の方が復活して、ニンニンジャーに分裂工作を仕掛けるそうですが、最後の最後にまた熱い展開が繰り広げられそうですね。



スーパー戦隊シリーズ40周年を記念して、様々な戦隊のレジェンド戦士が登場していましたが、戦隊ではないジライヤが登場した時は驚きましたね。忍者部隊月光とか赤影とかキャプターとかダイナブラックなどにもニンニンジャーと共闘してもらいたかったですが、今年は、藤岡弘、が再び本郷猛を演じる「仮面ライダー」が映画で奇跡の復活をするし、来週から始まるジュウオウジャーにもレジェンド戦士が色々出てきそうなので、そちらに期待しましょう。





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チャンネルNECOで放送が始まってから3年目を迎えるハングマンシリーズですが、「4」に続いて来月から「ザ・ハングマンⅤ」がスタート。これまでハングマンのリーダーは、男(ブラック、マイト、ET、サファリ)でしたが、このシリーズでは、初の女リーダーが登場しています。元刑事とか元傭兵などこれまでは、屈強なイメージのリーダーばかりでしたが、Ⅴのリーダーは、なんと「主婦」。パートでハングマンの仕事をやるという、これまでにない斬新な設定が話題を呼びました。


ザ・ハングマンⅤがスタートしたのは、今から丁度30年前の1986年2月7日。80年代前半ぐらいまでの日本のアクションドラマは、シリアスかつハードな作風のものが多かったのですが、後半に入ると、「あぶない刑事」をはじめ、軽妙なコメディタッチの作風のものがどんどん増えていった。そんな時代の流れからか、ハングマンも初期のハードな雰囲気が消え、このシリーズからコメディ色が一層増していきました。


この作品からゴッドが登場しなくなり、ゴッドの代理人が、ある事件に関わったクラブのママ(後に結婚して主婦になる)をリーダーにして、新しいハングマンを結成させます。新リーダーの英(はなぶさ)蝶子(コードネーム:パピヨン)を演じるのは、日活映画や当時土曜ワイド劇場など2時間枠のサスペンスドラマなどによく出ていた山本陽子氏。4でクレイを演じた佐藤浩市氏がサブリーダーの伊吹賢司(コードネーム:ファルコン)役で引き続き出演。メカニック担当の星野良一(コードネーム:エジソン)役は、数々の必殺シリーズに出演していた火野正平氏。そして本シリーズの若手で最年少ハングマンの若月清志(コードネーム:バニー)役を、松下一矢氏が演じている。松下氏は放送当時まだ17歳で、免許も持っていなかったので、これまでのような(歴代の若手のハングマンたちが担当していた)バイクアクションは見られなかった。


これまでのシリーズと比べると、やや地味な印象が強かったⅤですが、でも相変わらず過激なサブタイトルが乱立しておりましたね(苦笑)。子供の時は、おばちゃんハングマンにやや抵抗感がありましたが、自分がおじさんになった今なら、見え方も大分変わるだろうし、早く見直してみたいです(笑)。






さて、現在放送中の「ザ・ハングマン4」。16話まで拝見しましたが、その中で印象に残ったエピソードをいくつかご紹介します。




恋人の体が新札偽造のいけにえにされる!

財務省の新札プロジェクトチームの研究員・森岡(丹波義隆)が恋人の祐香(泉じゅん)とレストランで食事中に姿を消す。森岡は、偽札密造グループに誘拐されたと見られ、オショウの調査により、その黒幕が民由党の大物政治家・永谷清次郎であることが判明する。永谷の秘書の小沢(宮内洋)が森岡を誘拐したと見られるが、監禁場所は不明のままだった。サファリは、香港マフィアになりすまし、偽札密造グループに潜入する。 


今回は、事件を調査中のクレイがアイスホッケーのマスク(ジェイソンを意識?)をかぶった犯人に追われ、足を骨折するアクシデントがあったり、ジャッキーも調査中に犯人に捕まって祐香と共に監禁されてしまうなど、ハングマンたちの相次ぐトラブルが目立っていましたが、何気にジャッキーのメイン回でした。初期のジャッキーは、父親が殺された後だからなのか影があり性格が暗い印象でしたが、回をおうごとにどんどん明るいキャラクターになっていくんですね。後のあぶ刑事の薫を彷彿させる陽気なキャラというか、その原点を見ているような感覚になります。
 
ギロチン台にいる犯人達の顔にインクをかけて、お札の顔にしてしまうコミカルなハンギングシーンも印象的でしたね(原理は意味不明だが)。スペードエース(丹波義隆)とビッグワン(宮内洋)が出演しており、特撮(ジャッカー電撃隊)好きを唸らせるゲスト陣の共演も見所でした。ちなみに、ギャラの運び役の三島ゆり子のコスプレショー、今回は獅子舞でした。







ストリッパーが刑事のバケの皮をはぐ!

二人の強盗殺人の犯人に仕立てられ、真犯人を追って逃亡中の泉沢重行の行方を探すため、クレイは、泉沢の恋人でストリッパーの永野照代(朝比奈順子)の見張りを始める。しかし、泉沢は、犯人にされたまま二人組の男に殺されてしまう。調査により、銃撃戦に見せかけて二人の刑事が泉沢を射殺したことが判明。クレイは、刑事たちから照代を守らなければならなくなった。


照代を見張るために、クレイが照代の隣の部屋を借りて「竜村探偵事務所」を作り、アクション探偵ドラマさながらの活躍を見せる。クレイが泉沢と照代の電話の会話を盗聴している時に、「傷だらけの天使」OPのショーケンの食事シーン(トマトをかじり、牛乳を飲む)を再現していたところが面白かった。ヘッドホンをつけながら食事するところや、牛乳瓶のキャップの開け方までそっくり。ジャッキーが楽しそうにハングガンの弾の材料(わさび、コショウ、唐辛子、ラー油、ブラックペッパー)を混ぜているところや、オショウがその味見をして声が出なくなってしまうなど、コミカルなシーンが目白押し。

日の出劇場のストリップ小屋でやっていたクイズ形式のハンギングもかなりコミカルだった。Ⅴでもっとコミカルな作風になるハングマンですが、この時点ですでにコミカルな演出が垣間見えますね。ちなみに、今回の三島ゆり子のコスプレショーは、ちんどん屋の太鼓持ち。どんどん派手になっていきますなあ(笑)。





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