CSで放送されていた最新の海外ドラマがこの秋軒並み最終回を迎えました。まずは、『NIKITA / ニキータ 』。21年前に公開されたリュック・ベッソン監督のオリジナルのストーリーから3年後の世界が描かれたテレビシリーズは、マギーQのクールな魅力とニキータの妹分に当たるアレックスの活躍が印象的だった。【ここからはネタバレなので注意】シリーズ前半は、ニキータが孤独にディヴィジョンに立ち向かっていく姿が勇ましく、ディヴィジョン内にいる訓練生のアレックスと端末で連絡を取り合って、内部の情報を掴んで、うまい具合にディヴィジョンが仕掛けた罠をスリリングに切り抜けていくところが面白かった。シリーズ後半からは、ニキータと敵対していたマイケルがニキータの味方になってしまって、やや拍子抜けな印象。やはり、ニキータには、最後まで孤独に戦ってもらいたかったが、共に恋人や家族をディヴィジョンに殺されたもの同士、何か惹かれるものがあったのでしょう。ニキータが味方を増やしてより力強くなっていくのに相対して、共にスパイデビューを果たした同期の訓練生を次々と失ったアレックスのほうは、最終回に近づくに連れ、昔のニキータのような孤独さが増していき、「こっちのほうが本物のニキータやん!(笑)」と思わず突っ込んでしまうぐらいの存在感があった。アマンダだけは、最後までディヴィジョンへの忠誠を守りきるかと思いきや、「おまえも裏切るんかい!(笑)」。ニキータと通じていることを知り、アレックスの首に仕込まれた殺人チップを起動させるも、アレックスを助け逃がしたアマンダ。訓練生の一人や二人ぐらいたやすく殺してしまいそうなぐらいの冷酷っぷりと妖しい雰囲気をあれだけ滲ませていたのに、うーん、この展開は、なんとも解せない(苦笑)。ブラックボックスの謎も来シーズンに持ち越しだし、シーズン2では、ニキータとアレックスの所謂「姉妹コンビ」の関係がどのように変化していくのか、楽しみであります。
常夏の国ハワイで起きる凶悪事件に州知事によって組織された特別チーム「FIVE-0」の4人が挑む『HAWAII FIVE-0』。オリジナルは未見なので、このリメイクがどれほどオリジナルに忠実なのかはわからないが、カマロのカーアクションあり、軽い銃撃戦あり、たまに爆破もあり、カッコ良いオープニング良しととりあえず一話完結もののアクション系ポリスものとしては及第点の面白さだった。シリーズ中盤からスティーブの父殺しに関与した日本のヤクザ組織が登場し、以後、スティーブと彼の宿敵ウォー・ファットとの対立が伏線として描かれるようになった。【ここからはネタバレなので注意】最終回は、かなり衝撃的な展開。以前にも登場した州知事の秘書のローラさんが劇中の冒頭で爆死してしまったよ…(愕)。一瞬刑事貴族の岩田刑事の殉職シーンが過ぎったが(苦笑)、来シーズンは、ぜひともレギュラー入りして欲しいキャラだっただけにちょっと残念。しかも、本来狙われていたのは、スティーブであり、彼は、ローラ殺害の濡れ衣を着せられてしまう。スティーブは、兼ねてから疑惑を持っていた州知事の部屋に潜り込んで、直接知事から話を聞こうとするが、そこへあらわれたのがウォー・ファット。ウォー・ファットは、スティーブを気絶させ、なんとスティーブの銃を使って州知事を射殺してしまった。ローラ殺しに加えて州知事殺害の汚名を着せられてしまったスティーブ。さらに以前、首に爆弾を巻きつけられたチンを助けるために、スティーブ達が警察本部の地下保管庫から大金を盗み出したことがあったが、その現場を目撃したおばさんの証言によって、コノも逮捕されてしまう…。あーあ、FIVE-0から逮捕者が二人も…。物凄く尾を引くラストだったが、シーズン2冒頭では、この二人どうなってしまっているのか・・・それも含め来シーズンも期待大。
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