関東圏で放送中の『ナイトライダーNEXT』は、アメリカの放送順通り、今週は、『KNIGHT OF THE IGUANA』が放送されたようです。この話は、バハに潜伏中のテロリストグループのテロ計画を阻止するために、マイク・トレーサーとゾーイが新婚のサーファー・カップル(デボン&ボニー)を装って、バハに向かい、潜入捜査を行うと言う内容。バハと言えば、オリジナルでは、オフロードレースの話の舞台にもなったことがありましたが(「大追跡!凶悪のオフロードレース」)、『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』「空と海の一騎打ち!! 最新鋭ミサイル原潜を撃沈せよ(CROSSOVER)」で、レーザー兵器を開発した研究者とその娘に接触するためホークがバハに向かった話を思い出します。ホーク達と研究者の親子が乗る車がKGBのスパイが乗るヘリに襲撃され、車が崖から海へ転落してしまうと言うシーンが冒頭にあったが、同じく、ネクストでもマイクとゾーイが乗るナイト3000がテロリストに襲撃を受け、一瞬で海の中へ移動するシーンがありました。
オリジナルでは、ナイト2000が水上走行をやっていましたが、ナイト3000は、どうやら海の中へ潜ることができるようです。当然CGで描写されていましたが、どのように地上から海へ移動したのかが謎。こういうメカマシーンものの映画やドラマでは、結構大事なポイントなのに、その肝心な部分が描かれていないのはちょっといただけませんね(苦笑)。そう言えば、かつて映画やテレビで活躍したマシーン達の中にも水中に潜ることができる高性能なマシーンがたくさんいましたね。
ロータス・エスプリ…『007 私を愛したスパイ』でボンドカーとして使用され、その華麗な走りっぷりは、この映画の最大の見せ場にもなっていました。サイドカーやヘリの追撃をかわしながら、猛スピードで海へ突入。水中では、潜水艇に変形して、ミサイルを発射して敵のヘリを撃ち落としていた。今回のナイト3000と同じく、海の中から海岸の砂浜へかけ上がってくるシーンもありましたが、こちらは、変形シーンも含め実物表現されていたので、どことなく説得力がありましたね。
シボレー・ベルエア…『新ナイトライダー2000』と言うタイトルで日本では、テレビ放送よりも先にビデオ化されたナイトライダーの続編。好評であれば、今回のネクストのようにシリーズ化される予定になっていたのですが、残念ながら実現されなかった。マイケルが解体されかけていたキットを助けて、少しの間だけこのシボレー・ベルエアに取り付けていた。マイケルの愛車だけあってか、メインのナイト4000を差し置いて、そこそこの活躍を見せていた気がします(笑)。自動走行はできるようですが、スピードも足回りも当然ごく普通の性能。分子結合核もないので、ボディの強度もごく普通。劇中では、ナイト4000が水上走行するシーンが見られましたが、実物大の模型を使って描写されていたのが何気に凄かった。一方、ベルエアは、パトカーの追跡から逃れるために、海へ飛び込むシーンがありましたが、しかし、潜水艇になるわけでもなく、そのままひたすら海の底へ沈むだけと言う…。車内の密閉率は高く、酸素も25分も持つらしいですが、この後マイケル達は、どのようにして地上へ戻ったのか気になるところです…。
バイパー…武力に頼らず最先端の機能を使って悪人達を懲らしめたナイト2000に対し、こちらは、ミサイルやらパルスやらディフェンダー(武装)モードでど派手に武装し、悪人達を撃滅していた『ハイテク武装車バイパー』シリーズ。第4シーズンに当たる『ハイテク武装車新バイパー』の初回「チーム再結成(THE RETURN)」では、FBI捜査官のキャトレットを人質にとって逃走する犯人達のボートを止めるため、主人公ジョー・アスター達が乗るバイパー(ディフェンダーモード)が桟橋の上に立ち止まってフックを撃ち込み、ボートを引き止めようとする。ボートに車体を持っていかれないように態勢を維持しようとするが、タイヤを激しく回転させたため、その軋みに耐え切れず桟橋が崩れて、バイパーが海へ転落してしまう。完全に海の底に沈んでしまったバイパーが水中から脱出するために使ったのが「ホバークラフトモード」。第4シーズンから新たに加えられた新機能。CGで描写されていますが、海底へ沈んでからホバークラフトに変形して、海上へ浮上し、ボートを追跡するまでの描写が中々細かく描かれており、それなりに見応えはあります。ナイト3000も潜水艇なり、ホバークラフトなり、ボートなりにトランスフォームして海から脱出すればもっと面白くなったかも…(苦笑)。
>≫完全に海の底に沈んでしまったバイパーが水中から脱出するために使ったのが「ホバークラフトモード」。実は、これ第4シーズンから新たに加えられた新機能なんです。CGで描写されていますが、海底へ沈んでからホバークラフトに変形して、海上へ浮上し、ボートを追跡するまでの描写が中々細かく描かれており、それなりに見応えはあります。ナイト3000も潜水艇なり、ホバークラフトなり、ボートなりにトランスフォームして海から脱出すればもっと面白くなったかも…(苦笑)。
>バイパーがホバークラフトになる機能があるとは驚きですね。
ホバークラフトモードのバイパーはCG+ミニチュア特撮で表現されているのでは?と思いますが、バイパーのスタッフに「ナイトライダー」のファンがいるのでは?と思いました。
特殊車輌に搭載された水陸両用装備といえば、日本の「ウルトラセブン」に登場するポインターもホバーシステムで水上走行が可能と言う設定があったのを思い出しました。
また、同じ円谷プロ制作である「ジャンボーグA」に登場する特殊車輌の「バモス二世」も水上航行が可能な水陸両用車の設定だそうですが、日本の特撮にも水陸両用機能を搭載した車輌があることに気付きました。
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