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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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『刑事貴族2』が日テレプラスでスタート。只今5話を放送中。このシリーズが放送されていたのは、今から21年前の1991年。牧編のOPや本編にも映っていましたが、その頃はまだ建設中で、1990年の年末に完成した新都庁ビルが2のOPで象徴的に使われているのがとても印象的です。EDの本城が傘を持って階段を上り、愛車のバンプラに乗り込む場面も新都庁の周辺で撮影されています。新都庁以外にも、本編では、当時開場3年後ぐらいの東京ドームの風景が映ったり(「女弁護士」)、初回(「ファジーでハードでホットな奴ら」)は、成田空港のロビーや駐車場などを使って、大掛かりなロケーションが行われており、バブル崩壊間近の東京の様子も今となっては非常に懐かしく見えました。そう言えば、当時の日テレ金8枠は、巨人戦の中継で潰れることが多く、そのため牧編は16回で終了。刑事貴族2の前期の放送も野球シーズンと重なったために、結局19回しか放送されていません。今だったら24回ぐらいは放送されていたでしょうね…。

過去にも主役が交代するドラマはいくつもあったが、アクション系の刑事ドラマでの主役交代劇は、当時はとても新鮮に映りました。風間演じる郷ひろみ氏からバトンを受けたのは水谷豊氏。同じ日テレ金8枠で放送された「ハロー!グッバイ」や、テレ朝系日8枠の「ザ・刑事」など、当時立て続けに刑事役を熱演していた水谷氏の抜擢は、郷ひろみほどの意外性は感じられなかったものの中々合点のいくキャスティングだと思ったのと同時に、今度は、どんなタイプの刑事を演じるのか大変興味深かった。そう言えば、水谷氏は、ビデオ撮影系の刑事ドラマの主演作は、いくつもありますが、フィルム系は、この刑事貴族が今のところ最初で最後みたいです。

水谷氏演じる本城慎太郎は、少し危なっかしいが情熱的で、変装の名人でもあり、咄嗟に思いついたユニークな捜査手法(違法捜査?)で、軽快に事件を解決する。部下の刑事たちやあるいは仲間や犯人を突然怒鳴り散らしたり、激昂するところは、相棒の右京さんにも受け継がれていますね。しかし、右京さんとは比べ物にならないぐらいに派手に動き回るのが本城。もちろん銃(デトニクス)も撃ちまくります。本城の名台詞は、一時期流行ましたね。「あ~お恥ずかしいったらありゃしない」「ああ、ラッキィラッキィ」など。マネしましたよ当時。本城が来てから代官署はさらにチームワーク抜群になり、風間編では、下っ端で控えめだったタクもさらに前面で活躍するようになった。新しく代官署に入った原田実をはじめ、部下の刑事達は、本城の影響受けてなのか、本城のように吠えまくったり、なんと言うか本城魂みたいなものを全員が持ち、見事な一体感を見せていた。

感情を極力抑制していたクールな牧編とは、180度違った情熱的な刑事貴族になったと当時はそんな印象で見ていました。これは所謂ハードボイルド路線からの脱却であり、あぶ刑事のようなオシャレ&コミカル路線への回帰なのだと。回が進むごとにタケ先輩や宮本課長もどんどん三枚目のコミカルなキャラクターへとイメージチェンジ。音楽も本城のキャラクターに合わせてか、牧編のBGMをベースにかなり遊びの入ったアレンジがなされたものもあったり、さらに陽気なサウンドへと様変わりしていた。例えば、牧編でよく使われた『Sneaking Up』『Masterplan』を聞き比べてみると、そのBGMの毛色の違いが楽しめます(共に「刑事貴族2サウンドトラック」に収録されています)。あの永ちゃん(矢沢永吉)が刑事ドラマのオープニングテーマ(Lonely Warrior)とエンディングの歌(ラストシーン)を担当したのは、当時は物凄く衝撃的でしたね。

覆面車輌も牧の愛車はアメ車のマスタング、風間は、トヨタのソアラ、そして、本城は、イギリスの名車バンデン・プラ・プリンセスとそれぞれテーマの「貴族」を意識したオシャレで高級感のある車を使っていました。サブタイトルも初回は、「ファジーでハードでホットな奴ら」となっていたが、「ファジー」って言葉が時代を感じさせます(笑)。当時の流行り言葉ですが、確か家電の製品名に取り入れられたり、ファジー機能なんてのもあったような気がします。どんな機能だったかは今となっては謎ですが…(苦笑)。ストーリーついては、また後程…。

 

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最近まで、BS日テレで「浅見光彦ミステリー」が放送してましたが、浅見光彦役に水谷豊さんと知ってびっくり。
TBS版(辰巳琢郎→沢村一樹)、フジ版(榎木孝明→中村俊介)ぐらいしか印象しかなくて。
調べたら、87年から90年と僕が小学生だったから分からない訳で、刑事貴族2の前の出演作だったのですね。
通り菅井 2012/02/18(Sat)23:11:28 編集
火曜サスペンス
>通り菅井さん
>BS日テレで「浅見光彦ミステリー」が放送してましたが、浅見光彦役に水谷豊さんと知ってびっくり。
火曜サスペンス劇場枠で放送されていたシリーズですね。水谷さんが出演するドラマは、昔からビデオ撮影のものが多かったと思いますが、このシリーズは、フィルム撮影でしたね。
ガース 2012/02/19(Sun)02:49:45 編集
今年は刑事貴族3放送開始20周年
ガースさん、こんにちは。

>>覆面車輌も牧の愛車はアメ車のマスタング、風間は、トヨタのソアラ、そして、本城は、イギリスの名車バンデン・プラ・プリンセスとそれぞれテーマの「貴族」を意識したオシャレで高級感のある車を使っていました。

>本城さんの乗る覆面パトカーは、イギリス車の
バンデンプラ・プリンセスという車でしたね。

僕もバンデンプラは、刑事貴族2・3でその存在を知りましたが、最初は「本城さんの乗る覆面パトカー」が分からずトヨタの初代ターセルじゃないのか?とおもっていました。

個人的に、牧と本城さんが乗り回す覆面パトカーがトヨタ車だったらどんな車になっていたか気になるところです。
9人のコリない日本人 2012/03/03(Sat)11:57:46 編集
あの頃のトヨタは最強
>牧と本城さんが乗り回す覆面パトカーがトヨタ車だったらどんな車になっていたか気になるところです。
牧なら黒のスープラ、本城は、黄色いMR2かトレノかレビン辺りが似合いそうな気がします(笑)。
ガース 2012/03/08(Thu)02:32:15 編集
週末のファミ劇に本城さんがキターッ!
ガースさん・おはようございます。

>≫部下の刑事たちやあるいは仲間や犯人を突然怒鳴り散らしたり、激昂するところは相棒の右京さんにも受け継がれていますね。しかし、右京さんとは比べ物にならないぐらいに派手に動き回るのが本城さん。もちろん銃(デトニクス)も撃ちまくります。本城の名台詞は「あ~お恥ずかしいったらありゃしない」「ああ、ラッキィラッキィ」など一時期流行ましたね。本城が来てから代官署はさらにチームワーク抜群になり、風間編では「下っ端で控えめ」だったタクもさらに前面で活躍するようになった。新しく代官署に入った原田実をはじめ、部下の刑事達は、本城の影響受けてなのか、本城のように吠えまくったり、なんと言うか本城魂みたいなものを全員が持ち見事な一体感を見せていた。

>「刑事貴族2」も今月からファミ劇で放映が始まりましたね。

初回は「パスポート偽造屋逮捕→印刷工である父を探してほしい女性の登場と製版屋殺し→空港での捕り物→麻生ナオミを逮捕したと思いきやバスジャック発生→印刷工殺し→繁の妹が誘拐!?」と言う展開が見ものでしたが、「OK!I GOT~」と言う本城さんを見ると「OK I GOT」を発展させたのが「本城了解」に見えました。

人物面では「いきなりモヒカン頭で初登場するミノル」が強烈でしたが「本城がいるときに出前やめて外で食べようか…」となる課長とタケ先輩を見ると「タケ先輩も回を重ねるうちにあぶない刑事の近藤課長みたいな性格になるのかな」と感じますが、“留置場に勾留された麻生ナオミが「コーヒー…ブラックでちょうだい」と呟くシーン”を見ると、3最終話「ファイナル・バトル」で『自宅に一人戻る本城さん→ふと見ると、静かな部屋の中でコーヒーメーカーが音を立てている→そこに電話がコールする・恐る恐る本城さんは電話を取る→電話の向こうから『コーヒーは…ブラックでしょ?』と言うナオミの声が響く…」なシーンがあったのを思い出しました。
9人のコリない日本人 2013/06/23(Sun)11:22:06 編集
Re:週末のファミ劇に本城さんがキターッ!
>人物面では「いきなりモヒカン頭で初登場するミノル」が強烈でしたが
あれはインパクトありましたよね。田中さんは当時NHKの朝ドラで真面目な演技をしていたし、ジャングルでも好青年のような刑事役を演じていたので、いきなりあの格好で出てきた時はとても驚きました。


>電話の向こうから『コーヒーは…ブラックでしょ?』と言うナオミの声が響く…」なシーンがあったのを思い出しました。
あのナオミが3の最終回で再登場した時は、驚きましたね。ナオミ役の人は、大柄だし、戦隊で敵の幹部役もやられていたので、アクションも十分に迫力がありましたよね。当時の水谷さんもキレのあるアクションを見せていて、最高に盛り上がった最終回でしたね。ファミ劇での放送はまだまだ時間がかかりそうですね(苦笑)。
【2013/07/25 23:46】
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