海賊戦隊ゴーカイジャー最終回。いやあ、凄かったですね。何が凄かったってそのスケール感やらアクションも含めもう何もかもです。初期戦隊がいったいどのような活躍をするのか気になって一年間追っかけてまいりましたが、まず何より凄いのは、歴代34戦隊の戦士たち全員を登場させて見せ場を作っていたことですね。残念ながら初期戦隊は、結局レジェンド回もなく終わってしまいましたが、バトルフィーバーJは、ペンタフォース、デンジマンは、デンジパンチ(劇場版ではデンジブーメラン)、ゴーグルファイブは、ゴーグルリボン、ダイナマンは、スーパーダイナマイト、バイオマンは、スーパーエレクトロンなどなど必殺技でその特徴がアピールされていました。チェンジマンとフラッシュマンのバズーカ攻撃が見られなかったのは、残念。とくにフラッシュマンのローリングバルカンは、迫力あるし、大いなる力の一つになれそうだったのに…。
変身前の人達にもしっかりスポットを与えていたのが凄い。50話に出た「恐竜戦隊ジュウレンジャー」のマンモスレンジャー=ゴウシの登場によって、テレビシリーズ&劇場版と合わせて歴代34戦隊の中からそれぞれ(最低でも一人ずつ)客演が出そろった。出演できる人から順番に登場させるのかと思っていたら、まさか34戦隊すべてそろえてくるなんて、いやはやびっくり仰天。49話には、サンバルカンの2代目バルイーグル=飛羽さんが軍服姿で登場。かつて太陽戦隊の指揮を取った嵐山長官を彷彿とさせるような雰囲気がありました。最終回にも少しだけ出ていましたが、マーベラスたちとの直接のやりとりも見てみたかったですね。他にもチェンジグリフォンの疾風やグリーンフラッシュのダイ、ブルーマスクのアキラ、ファイブイエローの星川レミもいた。ゴーカイジャーがその五人にチェンジして戦う場面では、それぞれの主題歌が流れるという素晴らしいサプライズが。欲を言えば、ゴーグル&ダイナブラックを演じた春田純一さんにテレビシリーズのほうにも出てきてもらいたかったなあ。まあライダーWのスピンオフにも出演していたし、まあいいか(笑)。
クリスマス回には、大葉健二さんがバトルケニア役で登場しましたが、劇場版では、デンジブルー、さらに、『ゴーカイジャーvs宇宙刑事ギャバン』では、ギャバン=一条寺烈役としても登場し、30年前と変わらない素晴らしいアクションを披露されていた。そして、最終回の最後を締め括ったのは、戦隊の礎『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャー=海城剛を演じた誠直也さん。出番少しだけなのに一瞬で画面が引き締まった。さすがスーパー戦隊のリーダー。20年前はまだゴレンジャーは、戦隊シリーズ枠外のヒーローでしたが、仲間入りして本当に良かった。もう感無量です。この1年はほんと凄すぎた。35年分の東映ヒーローの歴史を回想するかのごとく、子供の頃見たヒーロー達が頭の中をかけめぐった。ありがとう東映、ありがとうスーパー戦隊。しかし戦いはまだまだ続くんですね。ゴーカイジャーから次の特命戦隊ゴーバスターズにバトンタッチされ、これからまた新たな戦いの歴史が積み重なっていくのです。さらに映画で今度は、スーパー戦隊と歴代ライダーたちがまたまた勢ぞろいして対決するんですか…(苦笑)。おいおい、よりにもよって、この映画にシルバが出るとか(爆)。まだまだ終わらない東映ヒーロー祭り。
そして、歴代戦隊のロボット達とゴーカイオーの合体コラボも凄かった。最後には、バリブルーンまで出てきて、ゴーカイオーを空でサポートしていましたが、個人的には、ゴーオンジャー回に出てきたマッハルコンとゴーカイオーが合体した姿が一番印象に残りました。なぜだかヤットデタマンの大巨人を思い出してしまったわ(笑)。ザンギャックの残虐さが描写不足であまり伝わってこなかったのが残念なところですが、ゴーカイレッドvsバスコ戦の白熱の戦いは良かったし、最終回のボス戦で見られた歴代34戦隊早替わりフルチェンジの戦いもスピード感があって面白かった。ゴーカイジャーと歴代戦隊の戦士達にお疲れさん&敬礼。
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