今週から始まった『特命戦隊ゴーバスターズ』。これぞ「21世紀型メカニック戦隊」と言わんばかりにビジュアルが進化を遂げた!?…色々と期待が膨らんだ第1話でした。とくにロボ戦の戦闘&破壊シーンは、ミニチュアやCGをフル活用してかなりの力の入れようで見応えがあった。ビルが倒壊するところや、また、ビルが破壊され傾いた時に、その屋内にいるの人達の様子が映ったり、傾いたビルをロボが支えたりする演出など、リアルチックな描写が多く、とてもこだわりが感じられる。基地内の司令室やマシーン/ロボ内のセットの作り込みも凄い。最近の戦隊に出てくるロボのコクピットと言えば、簡素なセットの中で、五人がただ突っ立ているとか、クイズ番組の回答席に座っているみたいな不自然さがあり、あまりコクピットには見えないものが多かったが、今回のは、初期戦隊のそれ以上に細かくデザインされていて、いかにもそれらしく見える。仮面ライダーバースのマスク内部の映像を見た時も思ったが、昔のロボットアニメに出てくるような画が次々と実写特撮でも可能になっているのは、素直に喜ばしい。
バトルフィーバーJなどがよくやっていたロボ戦と等身大戦の同時進行の戦い方や、レッドが実車のバイクに乗っているなど、初期戦隊からのリスペクトが数多く見られ、少し懐かしさも感じさせてくれる。戦隊で実車のバイクが登場するのは、何年ぶりのことでしょうか。この間たまたま見たカクレンジャーは、実車のバイクに乗っていたけど、もしかして、あれ以来…?。しかも、レッドバスター(ヒロム)のバイクは、バディロイド・チダ・ニックと呼ばれ、今風に言うとトランスフォームしてロボットになります。バイクの姿になって喋っている時は、ちょっとナイトライダーのバイク版的なノリに見える(笑)。仮面ライダーの世界では、555が乗っていたバイクがロボット(オートバジン)に変形していたし、Wでは、ロボットではないがアクセルがバイクに変形していたが、戦隊では、おそらく?初めて見る。レッドがバイクで街の中を疾走している時に、その遠方で激しいロボ戦が繰り広げられているのが小さく見えるシーンがあったが、今までにない画の見せ方で面白い。バイクで走行しながらの変身シーンも戦隊では、珍しい。また、レッドのバイクがジャンプして宙に浮き、車体を傾けながら、レッドが怪人に銃を撃ち放つバイクアクションシーンは、Wの劇場版でも似た感じの演出があったが、まさか戦隊でもあのような演出が見られるとは…。
ゴーバスターズの見た目ですが、タイムレンジャー以来のカラーゴーグル(サングラス型)を採用したマスクは、個性的なんですが、いかんせん全体的にデザインがちょっと地味め。どことなくスパイダーマンっぽいですけどね…。デンジマンやバイオマンぐらいメカニカルな感じが欲しかった。バイオマンと言えば、ゴーバスのキャラクターデザインの担当は、80年代中期(ダイナマン~フラッシュマン)の戦隊のキャラデザを担当していた出渕裕さんなんですね。25年ぶりの戦隊復帰らしいです。初回の敵ロボット(ショベルゾード/ショベルロイド)のデザインを見る限り、確かにバイオマンのメカジャイガンのようなメカメカしい感じで、ちょっと懐かしい感じがしました。今度の戦隊vsライダーの映画にシルバが出るのも、やはり、この方の影響があるのでしょうかね。できればダークナイトも見たかった(笑)。
敵幹部に素面の役者を使っているところもやはり、初期戦隊を彷彿とさせられます。ところで、エネルギー管理局特命部のクールな黒木司令官のそばにいる二人のオペレーターは、なんか途中からゴーバスターズのメンバーに加わりそうな予感がするのですが、ライブマン式に部外から突然新たなメンバーが加わるのか、はたまたサンバルカンのように最後まで三人で戦い抜くのか。幽霊退治で有名なゴーストバスターズは、メインのメンバー三人で戦ってたし、ゴーバスもこの際、最後まで三人で頑張って欲しいものだが(苦笑)。黒木司令官も嵐山長官並みにおいしいところ取りな活躍をするんでしょうかね…(苦笑)。
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