10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
『動物戦隊ジュウオウジャー』は、後半戦に突入しておりますが、そんな中、この9月にスーパー戦隊シリーズの放送が『秘密戦隊ゴレンジャー』から数えて通算2000回を達成したそうです。2000回記念のエピソードには、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のメンバーが登場し、ゴーバスターズからニンニンジャーまでのレジェンド戦隊(各戦隊1人ずつ)が勢ぞろいしたり、昭和の戦隊からは、サンバルカンのバルイーグルと、フラッシュマンのレッドフラッシュが勇ましい姿を見せておりました。
やはり、ゴーカイジャーの時の全35戦隊登場のインパクトが強烈過ぎたせいか、40作目の今年は、ものすごく大人し過ぎる感じに見えてしまいます(苦笑)。それにしてもあのレジェンド戦隊の活躍で白熱したゴーカイジャーがもう5年前の作品だとは・・・。自分の中では、戦隊シリーズの第一作は、『バトルフィーバーJ』であるという概念が未だに抜け切れておりませんが(苦笑)、そのバトルフィーバーJからジュウオウジャーまで、途絶えることなく続いているのは、もの凄い記録です。ウルトラマンに続いて戦隊もそろそろギネスに登録してもいい頃なのではないかと思いますが(苦笑)。
この時期になると、気になるのが来年の戦隊。すでにあちこちでタイトルの情報が出回っておりますが、スーパー戦隊シリーズ第41作品目のタイトルは、『宇宙戦隊キュウレンジャー』だそうです。宇宙というと、世代的には、『宇宙刑事ギャバン』を初めとした宇宙刑事シリーズを連想してしまいますが、最近は、ライダーシリーズにも『仮面ライダーフォーゼ』がありましたね。
「宇宙」ってタイトルがつくと、『宇宙からのメッセージ・銀河大戦』みたいな、宇宙空間を戦闘機が飛び交い、ビーム砲で激しく攻撃し合うような壮大なスケール感のある作品をどうしてもイメージしてしまいますが、はたして、来年の戦隊は、どんな世界観になるのでしょうか。「キュウレンジャー」ってことは、9人で戦う?地球の「球」の意味?それとも「救」?Qレンジャー?などなど、色々と想像させる名前ですが、このタイトルを初めて聞いた時、なぜだかオバケのQ太郎を連想してしまった・・・(笑)。
宇宙と言えば、来年の夏に「宇宙刑事ギャバン」と「特捜戦隊デカレンジャー」がコラボする映画が公開されるそうです。その名も『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』<http://www.space-squad.net/>。デカレンジャーと言えば、去年、デカレンジャーのメンバー達の10年後を描いた『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』がVシネマで公開されて復活したばかりですが、はたして、宇宙刑事と刑事戦隊がどのような連携を見せてくれるのか気になります。
ちなみに、宇宙刑事ギャバンは、当然ながら、登場するのは、2代目ギャバンの「ギャバンtypeG」のほうです。初代が登場するのかどうかは、不明。個人的には、ギャバン→シャリバン→シャイダーときて、その次の4代目の新しい宇宙刑事を早く見てみたいのですが、なかなか実現しませんね。なにはともあれ、来年は宇宙ヒーローイヤーになりそうな予感がします。
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特撮の有名なロケ地と言えば、色々と思いつく場所がありますが、昭和の特撮でとくに印象に残っているのは、仮面ライダーの戦闘シーンや「超人バロム1」「好き好き魔女先生」他、様々な特撮作品で見かけた「お化けマンション」。1967年(昭和42年)に建てられ、地上6階建ての分譲マンションになる予定でしたが、許可を得ないまま造成されたために裁判沙汰になり、また、建築基準法違反が発覚して、工事が中断されたため、取り壊しが決まった1991年までこのような不気味な外観のまま残されました。現在は、「能ヶ谷きつねくぼ緑地」として緑地化されています。
東京都の多摩市にある「旧多摩聖蹟記念館」も有名ですね。レインボーマン、電人ザボーガー、猿の軍団、アクマイザー3、秘密戦隊ゴレンジャー、宇宙刑事ギャバン、シャリバン他、数多くの特撮作品に登場しました。超神ビビューンでは、「ダイマ超神研究所」として使用されたり、「イナズマン」では、敵組織のアジトとして使われていました。あと、平成の特撮作品でもよく見かけるのが栃木県宇都宮市にある「大谷石地下採掘場跡」。幻想的かつ神秘的な空間が広がる地下の迷宮といった場所で、敵の秘密基地としてよく登場しています。
「伊豆シャボテン公園」にある「高原竜の像」は、ウルトラマンの「恐怖のルート87」の回に「高原竜ヒドラ」のモデルとして登場したり、仮面ライダーの「逆襲サボテグロン」では、敵のアジトとして使用されていました。そう言えば、戦隊シリーズでも何度か見かけました。
超新星フラッシュマン
「人間ミニミニ作戦」
人間狩りを始めたエイリアンハンター達に狙われるサラと少女。二人は、サーカウラーのヘリからの攻撃を逃れた後、伊豆シャボテン公園に逃げ込んだ。
「戦隊のヘリ・アクション」の記事でも話題にしたエピソードですが、実は、この回でサー・カウラーは、ヘリだけでなく、「高原竜の像」の背中の上にも乗っていた(立っていた)んですね。また、像の前でサー・カウラーがサラ達を小さなカプセルに閉じ込める場面も見られました。
光戦隊マスクマン
「アキラの恋人!?」
アキラは、世界一周旅行の賞品を手に入れるため、東洋武術世界一決定戦に出場する。兵どもが顔を揃える中、第1関門、アキラは、棒術使いを倒し、次に2人組の鎖使いを打ちのめし、3番目の相手である槍の使い手にも激しい戦いの末、勝利する。アキラが決勝戦の相手と激戦を展開する中、東洋武術世界一決定戦がチューブの罠だと気づいたタケル達は、アキラを救うため決戦場へ急ぐ。
JACの関根大学氏や、ゴーグルファイブのデスギラー将軍役でも知られる高橋利道氏、そして、昭和戦隊の歴代レッドのスーツアクターを務めた新堀和男氏が顔出しで登場して、アキラと激しいバトルを繰り広げているエピソード。アキラが新堀和男氏演じる槍の使い手と戦っている場所がなんと、高原竜の像の前。像の上で別の対戦グループが戦っていますが、当時はまだこのような撮影ができていたんですね。怪獣でもなく、また敵のアジトでもない高原竜の像の使われ方がなんとも新鮮でした。
6人目の戦士ジュウオウザワールドの登場で盛り上がりを見せている「動物戦隊ジュウオウジャー」ですが、ジュウオウジャーの変身アイテムと言えば、キューブ型の携帯電話機「ジュウオウチェンジャー」。携帯電話型の変身アイテムは、ガオレンジャー、マジレンジャー、ボウケンジャー、ゴーオンジャー、シンケンジャー、ゴーカイジャーと、21世紀に入ってから主流になっている戦隊の変身アイテムの一つですが、最近は、乾電池、鉄道模型、手裏剣と、様々にユニークな変身アイテムが登場していますね。
スーパー戦隊シリーズ40周年と言うことで、全40戦隊、変身の仕方もそれぞれのモチーフを活かして様々にありましたが、第1番目の戦隊「秘密戦隊ゴレンジャー」は、意外にも変身アイテムがなかったんですね。ゴレンジャーの変身プロセスは「転換」と呼ばれ、「ゴー!」という掛け声と共にジャンプしたり、その場でぐるっと回転して変身していました。「バトルフィーバーJ」も同様に、「フィーバー!」の掛け声とともに、くるっとターンするだけ。変身アイテムがないと言えば、「ジャッカー電撃隊」もそうでした。
ジャッカー電撃隊は、4人の戦士がサイボーグと言う異色の戦隊でしたが、変身の仕方も異色で、強化カプセルの中に入って、個々の動力エネルギーを浴びることによりジャッカーにチェンジしていました。携行型の変身アイテムではないために即座に変身できず、敵に襲われ危機に陥る展開もしばしばありました。戦隊シリーズに初めて変身アイテムが登場したのは、「電子戦隊デンジマン」の「デンジリング」。5人のメンバーが右手の薬指にはめている指輪型の変身アイテムで、通信機能やデンジランドに入る時の鍵としての機能、緊急時に「非常通信ロケット」と呼ばれる小ロケットを発射することもできた。
スーパー戦隊シリーズでもっとも使われた変身アイテムと言えば、やはり、腕にはめるブレスレット型のもの。ブレス型の変身アイテムが初登場したのは「太陽戦隊サンバルカン」で、三人の戦士が「バルカンブレス」を装着して変身していました。以後、「大戦隊ゴーグルファイブ」から「鳥人戦隊ジェットマン」までブレス型が定番となります。「超獣戦隊ライブマン」では、初の両腕式ブレスの「ツインブレス」が登場。男女で変身アイテムが異なる初の戦隊となったのが「地球戦隊ファイブマン」。男性戦士が「Vチェンジャーブレス」と言う名のブレス型で、女性戦士は、「Vチェンジャーコンパクト」というコンパクト型のアイテムで変身した。
「恐竜戦隊ジュウレンジャー」は、「ダイノバックラー」というバックル型のアイテムで、ベルトからバックルを取り外して、「ダイノバックラー」の掛け声と共にバックルを上下反転させることによって変身。「五星戦隊ダイレンジャー」は、またブレス型に戻り、ライブマンと同じく両腕式で、右腕用のオーラギャザー、左腕用のオーラスプレッダーで構成された「オーラチェンジャー」を使って変身した。「忍者戦隊カクレンジャー」は、印籠型の「ドロンチェンジャー」を使用していた。
「超力戦隊オーレンジャー」からまたしばらくの間ブレス型に戻ります。オーレンジャーは、ライブマンやダイレンジャーと同じく両腕式の「パワーブレス」を使って変身した。「激走戦隊カーレンジャー」の変身アイテムは、「アクセルチェンジャー」と呼ばれ、左腕に通信も可能なブレス型の「アクセルブレス」をつけて、エンジンキー型の「アクセルキー」をアクセルブレスに差し込んで変身。「電磁戦隊メガレンジャー」は、「デジタイザー」と言う名のテンキー付きのブレスを左腕につけて、3桁のシークレットコードをテンキーで入力して変身した。メガレンジャーの6人目の戦士であるメガシルバーは、「ケイタイザー」と呼ばれる携帯電話型の変身アイテムで変身していたが、これが戦隊シリーズ初の携帯電話型の変身アイテムになりました。
「星獣戦隊ギンガマン」は、「ギンガブレス」、「救急戦隊ゴーゴーファイブ」は、「ゴーゴーブレス」、「未来戦隊タイムレンジャー」は「クロノチェンジャー」、「爆竜戦隊アバレンジャー」も「ダイノブレス」と呼ばれる変身用ブレスレットを使用。「特捜戦隊デカレンジャー」は、刑事ものモチーフを活かして警察手帳型の「SPライセンス」を使用し、「エマージェンシー!デカレンジャー!」の掛け声と共に変身。「獣拳戦隊ゲキレンジャー」は、「ゲキチェンジャー」という両手にグローブ型の変身アイテムを装着して変身していた。
と言うことで、1970年代の戦隊は、変身アイテムを使わず、1980年代からブレスレット型が主流となり、1990年代もブレス型が多かったが、ジュウレンジャーのバックル型や、カクレンジャーの印籠型などの個性的な変身アイテムが登場。2000年代からは、携帯電話型が主流となり、2010年代は、個々のモチーフを活かしたユニークな変身アイテムが登場しています。
この秋にスタートする新ライダーの「仮面ライダーエグゼイド」は、ゲームをモチーフにしたこれまた異色のライダーのようですが、そう言えば、ゲームをモチーフにした戦隊は、まだ登場していませんね。はたして来年は、どんなモチーフの戦隊が登場して、どんな変身を見せてくれるんでしょうかね。
昭和の戦隊シリーズと言えば、地上では、専用バイクやマシーンを使った戦闘、海では、ボートに乗って追跡戦、空では、戦闘母艦が敵の戦闘機と空中戦を繰り広げるなど、陸海空で様々なスケールのでかいバトルを展開していました。今では味わえないダイナミックなバトルシーンとして強烈に印象に残っているのがヘリを使ったアクション。当時は、刑事ドラマだけでなく、特撮でもヘリが大活躍していました。
戦隊シリーズのヘリアクションと言えば、やはりこの3つが思い浮かびますね。
太陽戦隊サンバルカン
「大脱走・ヘリ爆破」
嵐山長官計画の新型兵器の製造が決定し、テストパイロットに飛羽の親友・山根淳一が決まった。設計図を巡りブラックマグマは、スパイ作戦に出た。山根隊員は、スパイだったのか?飛羽は友を信じ救出に向かった。(第44話予告編ナレーションより)。
バトルフィーバーロボの設計図が登場したり、イーグルのスーツが激しく破壊されたことでも有名なこのエピソード。飛羽がブラックマグマに捕らわれた山根を助けた後、二人は、敵のジープを奪って逃走しますが、その逃走シーンが驚きの連続。ブラックマグマのヘリが飛羽達のジープを追い、ヘリに乗っている戦闘兵がヘリから爆弾を投げて、飛羽達のジープにまさに絨毯爆撃とも言える激しい攻撃を仕掛ける。
その後、飛羽達は、高いつり橋から飛び降りて川に流されたり、二人が砂利を運ぶ列車に乗り込んだ後に再びブラックマグマのヘリがやってきて、列車もろとも激しい爆撃を受けるなどの壮絶なアクションが展開。ヘリアクションも然ることながら、本物の砂利運搬列車を使ったり、走行している列車のそばで爆破をしていたり、戦隊史上最もハードなアクションが繰り広げられたのではないかと思われる、まさに伝説のアクション回でした。
電撃戦隊チェンジマン
「出現!秘密の力!」
地球守備隊の日本支部が過酷な訓練を行っていた最中、宇宙から大星団ゴズマがあらわれ、宇宙獣士ガブーとゴズマ戦闘機が地球に攻撃を開始した。訓練中の地球守備隊の隊員達もゴズマ戦闘機に襲われ絶体絶命の危機を迎えるが、その時、生き残った5人の隊員達が不思議な力・アースフォースに包まれ、電撃戦隊チェンジマンに変身した。
チェンジマンの初回。地球守備隊の過酷な訓練シーンにヘリが登場しています。伊吹長官(軍曹)がヘリに乗り、ヘリからマシンガンをブッ放して、隊員達に容赦ない攻撃を浴びせる。実機のヘリに追いかけられ、多数の隊員達が逃げ惑う姿や、崖から崖へ綱渡りの訓練中の女性隊員(翼麻衣)がヘリに煽られ、ロープから落ちそうになるなどのハードな訓練風景がいくつもあった。かなり本格的に撮られていて、数分の訓練シーンながらもその過酷さがひしひしと伝わってきましたね。
超新星フラッシュマン
「人間ミニミニ作戦」
ズコンダが人間達を小さくしてカプセルに閉じ込める人間狩りを開始した。エイリアンハンターに追いかけられている少女を発見したフラッシュマンは、少女を助けるが、サラが捕まり人質にされてしまう。カプセルに閉じ込められたサラはその中で、赤ん坊の頃にエイリアンハンターによってカプセルに閉じ込められた記憶を蘇えらせる。
サー・カウラーがヘリに乗り、地上を走るエイリアンハンター達と共に一人の少女を追いかける。多勢で、しかも、ヘリも使って一人の女の子を追いかけるダイナミックなシーンに放送当時圧倒されましたが、考えてみると、一人の少女にそこまでする必要があるのか?(苦笑)と言うにわかな疑問は残りましたが、スローモーションを多用した撮影や、少女とサラをレーザーガンで激しく攻撃するなど、かなりのインパクトがありました。カウラーがカッコ良くヘリに乗っているのですが、ヘリから降りる時に、ヘリの機体に「日本農林ヘリコプター」の文字が見え思わず微笑。
ディケイド辺りから平成ライダーの劇場作品に昭和ライダーが毎年登場するようになり、変身前を演じた役者さんもよく見かけるようになりましたが、今年は、映画「仮面ライダー1号」でついにあの本郷猛が本格的に復活を果たした。仮面ライダー生誕45周年の記念年ともあり、昭和ライダーの活躍が一層目覚しくなってきましたね。「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」のように、仮面ライダー3号にボコボコに殴られて、損な役割に回ってしまう昭和ライダーもちらほら見かけますが(苦笑)。
昭和だけではなく、最近は、平成ライダーの客演も増えてきましたが、最近見た「dビデオスペシャル 仮面ライダー4号」は、ある意味「仮面ライダー555」のその後を描いたようなストーリーになっていて、乾巧と海堂直也が久しぶりに顔を合わしていた。555と言えば、巧のライバル的存在だったあの草加雅人も出てくるのかと思ったが、その草加役(村上幸平)の人は、今「動物戦隊ジュウオウジャー」に鷲のジューマンの「鳥男」役で登場しています。ジューランドを嫌い、6個目の「王者の資格」を盗んで人間界に渡った謎の男。草加のように性格にちょっと癖のあるクールな男という雰囲気。いずれ6番目の戦士として、ジュウオウジャーに協力することになるのかもしれませんが、それまでに色々と波乱を巻き起こしそうですね。
ところで、戦隊の定番と言えば、やはり巨大ロボ戦ですが、最近は、戦隊だけでなく、ライダーの世界でも巨大戦を見かけることが多くなってきましたね。「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」でも、ニンニンジャーの巨大ロボ・シュリケンジンが仮面ライダードライブのトライドロンと合体して、ライダーロボと戦っていました。ロボ戦で毎年気になるのは、敵怪人の「巨大化プロセス」。ジュウオウジャーでは、デスガリアンの幹部のナリアが倒された怪人にコンティニューメダルを投入することによって怪人を巨大化させていますが、これまでにもユニークな巨大化プロセスシーンがたくさんありましたね。その特徴としては、大きく分けて2つあり、1つは自力で巨大化するものと、もう1つは、他力で巨大化してもらうものがありました。
戦隊シリーズで一番最初に巨大ロボ戦が展開したバトルフィーバーJには、エゴス怪人と同型の巨大な悪魔ロボット(エゴス怪人の弟分と言う位置づけ)が登場したが、悪魔ロボットは、巨大ロボットの設定なので、巨大化プロセスは存在しなかった。敵の巨体化シーンが初めて見られたのは、電子戦隊デンジマンのベーダー怪物から。ベーダー怪物は、自力で自由自在に体の大きさを変える事ができ、巨大化だけでなくミクロ化も可能にしていた。太陽戦隊サンバルカンの機械生命体モンガー怪物は、ブラックマグマの要塞「鉄の爪」から指令電波を受け取り、体内の巨大化システムを起動させて巨大モンガーになっていた。科学戦隊ダイナマンの進化獣は、生命の危機を感じると「ビッグバン・プログレス」と言われる細胞が急速に増加する現象を起こして巨大化し、「超進化獣」となっていた。
ビッグバン・プログレス(科学戦隊ダイナマンより)
電撃戦隊チェンジマンから光戦隊マスクマンまでは、謎の宇宙生物が怪獣を巨大化させる役割を果たしていた。チェンジマンでは、ギョダーイという名の生物が巨大な単眼から光線を放ち、倒された宇宙獣士を復活、巨大化させた。超新星フラッシュマンは、クラーゲンと呼ばれる巨大生物が飛来し、倒された獣戦士にエネルギーを照射して巨大化させていた。マスクマンは、オケランパと呼ばれる地底の生物がエネルギーを与えて、倒された地帝獣を巨大化させた。
ギョダーイ(左)とクラーゲン(右)
ギョダーイ(左)とクラーゲン(右)
超獣戦隊ライブマンは、ガードノイド・ガッシュと呼ばれるアンドロイドが「ギガ・ファントム」と呼ばれる大型エネルギー砲を照射して、倒された頭脳獣を巨大化させていた。地球戦隊ファイブマンは、巨大化獣ゴルリンと呼ばれる白いブクブクのマシュマロのような体型の巨大改造エイリアンが倒された銀河闘士の体を吸収して巨大化させていた。鳥人戦隊ジェットマンは、次元虫と呼ばれる生物が様々な物体に寄生して次元獣を生み出し、また、時に次元獣を巨大化させていた。
救急戦隊ゴーゴーファイブは、災魔一族の執事・呪士ピエールが災魔カードを使ってサイマ獣を召喚し、巨大化させた。未来戦隊タイムレンジャーのロンダー囚人は、体に抑制シールが貼られていて、それを剥がすと体組織が20倍になり自ら巨大化してしまう。天装戦隊ゴセイジャーは、ビービ虫と呼ばれる一つ目のコウモリのような姿の生物が幽魔獣に取りついて巨大化させていた。海賊戦隊ゴーカイジャーは、ワルズ幹部・インサーンが自らが開発した特殊な光線によって倒された行動隊長やスゴーミンを復活・巨大化させた。獣電戦隊キョウリュウジャーでは、デーボスの幹部・楽しみの密偵ラッキューロがスクスクジョイロと呼ばれるジョウロに入っている復元水をかけることによってデーボモンスターを復活・巨大化させていた。
と言うことで印象に残った巨大化プロセスを書き連ねてみましたが、個人的にはやはり、チェンジマンのギョダーイは、その造詣も含めて今まで一番インパクトがありましたね。最近では、ラッキューロのスクスクジョイロは物凄いユニークで笑えました。ジュウオウジャーのメダルは、どうしても仮面ライダーオーズを思い出してしまいますね(苦笑)。
「動物戦隊ジュウオウジャー」にゴリラのジューマンが登場。ゴリラのジューマンパワーを与えられたジュウオウイーグルがジュウオウゴリラに変身。筋肉モリモリのマッチョマンのへん・・・ではなく(苦笑)、超人ハルクのようなカッチョ良いキン肉戦士になっていました。第6話では、ジュウオウゴリラのまま名乗りを上げていましたが、しばらくゴリラの出番が続くのでしょうかね。個人的にキン肉戦士のレッドと言えば、このレッドを思い出します(笑)。
第5話でデスガリアンの敵幹部のアザルドがジュウオウジャーに倒されて、早くも退場かと思われたが、6話であっさりと復活していました。ゴリラのジューマンのラリーは、英語とスペイン語混じりで喋りますが、ジューマンの世界にも人間世界みたいにいろんな言語を使う人達がいるのでしょうね。ジュウオウジャーのジューマンと同じように、ラリーの人間態も見てみたいですね。
ところで、ラリーの声を演じている石塚運昇氏と言えば、今からちょうど30年前に放送された「超新星フラッシュマン」の敵ボスの「大帝ラー・デウス」の声を担当していましたね。アザルドの声を担当している中田譲治氏もフラッシュマンにサー・カウラー役で顔出し出演していました。フラッシュマンの敵同士が30年ぶりに共演しているわけですね。デスガリアンの敵幹部の中でもう一人気になっているのが「クバル」。顔の真ん中に、ブルーの光が縦方向にヒュンヒュンと動いていて、ギャラクティカのサイロン兵を彷彿とさせるのですが、あれって何か意味があるのでしょうかね。キットみたいに電子機器を妨害したり、金庫の鍵を開けたり、タイヤをパンクさせたりはしないでしょうが(苦笑)、何か強大なパワーを秘めていそうな気がします。
現在の戦隊シリーズの敵は、ボスも幹部も着ぐるみで構成されたメンバーになっていますが、初期の戦隊シリーズは、人間の姿をした敵ボスや幹部が中心で、演じる俳優さんのどぎつい顔のメイクも見所の一つでしたね。デンジマンのヘドリアン女王やバイオマンのドクターマン、チェンジマンのアハメスなどなど、強烈なインパクトを残した人間態のボスや幹部が数多くいました。もちろん、初期の戦隊にも着ぐるみのボスや敵幹部が結構いましたが、とくに印象に残っているのは、この三人。
ヘルサターン総統
太陽戦隊サンバルカンに登場した機械帝国ブラックマグマのリーダー。右手の爪から破壊光線を発射する「サターン鉄の爪」、眼から光線を放つ「サターン眼力光」、杖から渦巻状の熱線を出す「地獄の剣」などの攻撃技を持つ。デザインは、やはり、当時日本でも大流行していた「スターウォーズ」のダースベーダーを参考にしたそうです。でも改めて比較すると、確かに雰囲気は似ているけど、顔の作りや、体のデザインもそれほど似ていない。ジャスピオンに出ていたサタンゴースのほうがベーダー卿に近いデザインでしたね。
帝王アトン
科学戦隊ダイナマンに登場したジャシンカ帝国の支配者。不老不死で超魔力を得られる伝説の10本尻尾になることを夢見て、尻尾の数を増やすことができるレトロ遺伝子を集めている。強大な妖力を出すことができる帝王剣を武器に持つ。テレビマガジンで初めてこの帝王アトンの写真を見た時は、かなり怖い顔をしていたので思わず身震いしましたね(苦笑)。見開いたままの左目がとくに怖かった。特撮の敵ボスの中では、メタルダーのゴッドネロスや、チェンジマンの星王バズーに並ぶ恐怖顔の敵ボスとして、私の頭の中に鮮明に記憶されています(笑)。
ガードノイド・ガッシュ
超獣戦隊ライブマンに登場した武装頭脳軍ボルトのアンドロイド。大教授ビアスによって生み出され、ビアスの警護を使命とする。目からカオスファントムエネルギーを放射して頭脳獣を誕生させ、大型エネルギー砲「ギガファントム」で頭脳獣を再生し巨大化させる。ガッシュガンと長剣を武器に持つ。戦隊シリーズと言えば、敵怪人が巨大化して巨大ロボと戦うのが定番。その怪人の巨大化に力を貸すキャラと言えば、チェンジマンのギョダーイや、マスクマンのオケランパなど、それ以前は、生物的なキャラが担当していたが、ライブマンでは、このアンドロイドが怪人を巨大化させていました。
毎回巨大化の時だけ必ず登場し、全体的には出番が少なかったですが、ガッシュのメイン回の時は、凄まじい戦闘能力を使ってライブマンを追いつめていたのが印象に残っています。口数の少ないクールな戦闘兵と言う雰囲気やデザインもカッコ良く、ジェットマンに出ていたグレイと並んで好きな敵幹部でしたね。
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