10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
地上波の映画枠は形こそ残ってはいるものの、最近は映画をやらずにバラエティ番組を流したり、むしろそっちがメインになってしまっているようで本当嘆かわしい限り。昔よりもCMの入り方が悪くなるし、常にテレビ画面の隅にテレビ局のロゴと映画のタイトルが表示されていて見難いし、肝心な場面をカットしたり、妙なところにぼかしを入れて表現規制するなど、もう見れたもんじゃない。なので、10年ほど前にスカパーに加入して映画は必ず映画の専門チャンネルで見るようになったが、最近は、BSチャンネルの映画枠も見ています。
BSの映画枠はテレビ局のロゴは出るものの、当然ながら昔よりも画質は良くなっているし、先に述べた地上波のような妙な規制や編集もなく、昔テレビで放送された映画の吹替版をそのまま放送してくれるのでとても見やすいし、地上波では流さなくなった懐かしい作品を数多く放送してくれるから非常にありがたい。最近TBSのBSの映画枠で「ロボコップ」の吹替え版が放送されていた。昔テレビでよく見たテレビ朝日版の吹替え(マーフィ=磯部勉、ルイス=小宮和枝、ジョーンズ=中村正)だったのでついつい見てしまったが、CMの入り方も昔のまんまで見やすかった。
このテレビ朝日版の声優陣は中々豪華でしたね。ロボコップの声をエアーウルフのホークの声でもお馴染みの磯部勉氏、敵役のリチャード・ジョーンズをナイトライダーのデボンの声でも知られる中村正氏、クラレンス・ボディッカーをシドニー・ポワチエやバート・レイノルズ、テレ朝の警察24時やゴレンジャーなど戦隊シリーズのナレーションでも知られる田中信夫氏、他にもロボコップの開発者のロバート・モートンの声が富山敬氏、オムニ社の会長の声が納谷悟朗氏、ジョー・コックスの声は、ジャッキー・チェンの声でお馴染みの石丸博也氏と今見るとまさに夢の共演とも言える。最初にこの吹替版を見たのは、1990年の4月に「日曜洋画劇場」でロボコップがテレビで初放送された時でしたが、この時の視聴率は30%を超え、当時話題になりました。以降、毎年どこかの地上波のチャンネルでこの吹替版を見かけましたが、あれから25年。さすがに地上波のゴールデン帯で放送されることはなくなったが、こうしてまたたまにBSで放送してくれるのが良いですね。
他にも数年前から時々見ているのが、BSJAPANの「シネマクラッシュ・金曜名画座」。ここも昔の懐かしい洋画や邦画を放送していて、過去には、山田康雄の「ダーティハリー」シリーズや007シリーズの吹替版、新作映画の宣伝も兼ねてか、マッドマックスシリーズの吹替版もここで見ました。数年前にスカパーの映画チャンネルで007シリーズ全22作品の字幕版/吹替版が一挙放送されたが、その時の吹替版は、DVD用に新しく作られた新録版だった。ボンドの声はお馴染みの声優(ショーン・コネリー=若山弦蔵、ロジャー・ムーア=広川太一郎など)だが、それ以外の声優は一新されていて、昔テレビでよく見た吹替版ではなかったので多少の違和感があった。
シネマクラッシュでは、昔日テレの「水曜ロードショー」やTBSの「月曜ロードショー」などでよく見たテレビの吹替版を最近よく放送してくれるので、やはりついつい見てしまいます。「オクトパシー」のモード・アダムスの声はやっぱり来宮良子だなあ・・・「ユア・アイズ・オンリー」のメリナ(キャロル・ブーケ)の声は戸田恵子だったのか・・・ミロス・コロンボが小林清志で、ビビ・ダールが潘恵子・・・と声優陣の意外な組み合わせが面白く、改めて当時の吹替版を見直すと新しい発見があったり、会話のセンスやテンポも良くて引き込まれてしまった。
来月には、3代目ジャームズ・ボンド役のロジャー・ムーアの最後の出演作となった「美しき獲物たち」の吹替版が放送されますが、美しき獲物たちの吹替版で印象に残っているのは、野沢那智氏のクリストファー・ウォーケン。新録版の山路和弘氏のクリストファー・ウォーケンも良かったけど、懐かしいほうをもう一度見て、改めて聞き比べてみたいですね。
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あの衝撃的な死から早一年半。ポール・ウォーカーの事実上の遺作となった「ワイルド・スピード SKY MISSION」が日本でも大ヒットしたみたいですが、去年公開された「フルスロットル」もポール・ウォーカーらしい面白いアクション映画でした。フルスロットルは、11年前にフランスで製作されたアクション映画「アルティメット」のリメイクであり、その主演者の一人ダヴィッド・ベルは、今回のリメイクにも再び出演し、ポールと絶妙なコンビネーションを見せていました。オリジナルで脚本・製作を担当したリュック・ベッソンもこのリメイクの脚本を担当しています。
オリジナルの製作時は30歳だったダヴィッド・ベルもこのリメイク製作時には40歳になっていたようですが、あの驚異的かつアクロバティックなパルクール(フランス発祥の運動法)アクションは、全く衰えを感じさせず、リメイクでも高層マンション内を走り抜けたり、屋上を飛び回り、屋上から屋上、あるいは上の階の窓から下の階の窓へ飛び映るなど、超人的な動きを見せていた。ポール・ウォーカーは、この映画でも刑事役を演じており、映画の後半では、ダヴィッド・ベルと共に豪快なアクションを繰り広げていた。二人を見ていると、若い頃のジャッキー・チェンのアクション映画を見ているような気分になりましたね(笑)。とくに印象に残ったアクションは、二人がゴミ箱を踏み台にして側宙を決めて、正面衝突した二台の車のボンネットの上に着地するシーン。
アルティメットとフルスロットルとの主な違いと言えば、まず舞台がパリからデトロイトに変更されたことと、オリジナルでは、レイト(ダヴィッド・ベル)がギャングにさらわれた妹を救出する話だったが、リメイクでは、リノ(ダヴィッド・ベル)がマフィアに誘拐された恋人を救う。刑事と地元民の二人の主人公が協力して、無法地帯に持ち込まれた時限爆弾を食い止めるなどのストーリーの流れは、オリジナルとほとんど変わらないが、ハリウッドでのリメイク色を強く感じさせられたのは、カーアクションの部分。最近では、テレビドラマのナイトライダーネクストや、「ゲッタウェイ スーパースネーク」でも使用されていた黒のフォード・マスタングがこの映画のカーチェイスシーンに登場していた。やはり、ポール・ウォーカーと言えば、「ワイルド・スピード」のイメージがあるし、カーアクションは欠かせなかったのでしょうね。この映画でもポールがマスタングを運転していたし。まさにアルティメットとワイルド・スピードの融合=ルスロットルと言う印象を受けました。
あと気になったのは、映画の後半に登場し、二人の主人公と派手に戦っていた怪物男。オリジナルと同様にフルスロットルにも登場していたが、オリジナルよりもさらに巨体の大男になっていてかなりのインパクトがあった。大男を演じたのは、ロバート・マイエというカナダ出身のプロレスラーで、身長は約210cmほどあるらしく、ジャイアント馬場さんを凌ぐでかさだそうです。
ポールが亡くなってしまったのでおそらく「フルスロットル2」はないでしょうが、「アルティメット3」、もしくは、別の形でパルクールを活かしたアクション映画を見てみたいですね。
スカパーのザ・シネマでなつかしの吹替え版の映画をよく見ますが、先月フジテレビ吹替え版の「トップガン」が放送されていた。トム・クルーズが演じる主人公のマーベリックの声を俳優の渡辺裕之氏が演じたバージョンだった。テレビで初めてトップガンを見たのは、「ゴールデン洋画劇場」のこの吹替え版だったのでとても懐かしみながら見ました。ゴールデン洋画劇場と言えば、当時テレビで活躍していた俳優やタレントを映画の主人公の吹替えによく起用していましたね。例えば、『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』のハワードの声を所ジョージが担当したり、一番有名なのはやはり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティの声=織田裕二などなど。
トップガンと言えば、現在もアクション/SF系の映画で活躍中のトム・クルーズの出世作であり、私もこの映画で始めてトム・クルーズを知ったのですが、そのトム・クルーズの声を一体誰が演じるのか非常に興味がありました。渡辺裕之氏は、当時、フジ系の昼ドラの「嵐シリーズ」に出演していてそっちのイメージが強かったので、やはり、最初マーベリックの声を聞いた時は、とても違和感があったのですが、今改めて聞くと、当時の先入観がなくなり、マーベリック=渡辺裕之も結構いける、アリかなと思うようになりました。最近もDVDで映画の吹替え版を見る時に、声優ではないアイドルやら歌手などの人達が吹替えをしている作品に巡りあう事があるが、たまあに演技力のない人がおり、とんでもなく棒読みで吹替えしているのがいて度肝を抜くことがある。演技力よりも話題性で売りたい映画会社の思惑もあるのだろうが、そういうコンセプトで売るのであれば、せめて演技力のある俳優さんを活用してもらいたいものですね。
当時日本でも人気だったトップガンの主題歌「デンジャー・ゾーン」。
トップガンの最大の見所と言えば、やはり、本物の戦闘機を使ったCGなしの空中戦。アメリカ海軍の全面協力を受けているので、リアルな迫力のある映像が楽しめるところが良いですね。通称トムキャットと呼ばれていたF-14や、スカイホークと呼ばれた小型攻撃機のA-4など当時アメリカ海軍で活躍していた戦闘機が大空を滑空し、F-14と敵機として登場するソビエトのミグ戦闘機(MiG-28)との白熱のドッグファイトがとても見応えがありました。また、空母艦への着陸シーンや、パイロットが戦闘機のコクピットから脱出する際の射出時の事故シーンなども印象的だった。ちなみにMiG-28として登場した機体は、実は、アメリカの戦闘機「F-5E タイガーⅡ」を黒く塗り替えたものだったらしい。今この手の航空アクションものは、アメリカ映画でさえCGを使ったものが主流になってしまっているので、トップガンのような本物の戦闘機を使った作品は滅多にないから今となっては貴重です。
トップガンが公開された1986年と言えば、アメリカと当時のソビエト連邦(現:ロシア)が冷戦下にあり、この映画でもソビエトは敵として扱われています。エアーウルフもそうでしたが、当時のアメリカのアクション系の映画やドラマは、当時の時代背景もあってかソビエト=敵として描いた作品がとても多かったですね。ロッキー4のロッキーvsドラゴ戦もそれを象徴する作品だった。クリント・イーストウッドが主演した「ファイヤーフォックス」は、元アメリカ空軍パイロット達がソビエトが開発した高性能新型戦闘機「MiG-31 ファイヤーフォックス」を盗み出すため、ソビエトに潜入するスパイアクションでしたが、この映画のクライマックスのドッグファイトシーン(ファイヤーフォックス1号機と2号機のバトル)も見応えがありました。
映画の出演者の顔ぶれも今となっては懐かしい。マーベリックのライバルのアイスマン役は、バル・キルマー。バル・キルマーと言えば、「バットマン フォーエヴァー」でブルース・ウェイン役が有名ですが、最近は、「ナイトライダー ネクスト」でキットの声を担当していました。ジェスター役は、当時、「V(ビジター)」や「特攻野郎Aチーム」など、テレビドラマでも活躍していたマイケル・アイアンサイド。最近も「アイスソルジャー」など、数多くの映画に出演しているようです。メグ・ライアンは、この映画で有名になり、後に「インナースペース」などのSF映画に出演したり、「恋人たちの予感」「めぐり逢えたら」などの恋愛映画で活躍しました。
トップガンは、現在4つの吹替えバージョンがあるらしく、前述のフジテレビ版の他に、日本テレビ版とテレビ東京版、そしてDVD/Blu-ray収録版が存在する。残念ながらフジテレビ版以外の吹替え版は未見なのですが、個人的に気になったのは、トム・スケリットが演じたバイパーの声。日本テレビ版は磯部勉氏、DVD/Blu-ray版は野島昭生氏が担当しているそうです。また時間があれば、他のバージョンも見て、聞き比べてみたいですね。
トップガンのエンディング、「マイティ・ウィングス」。
最近目立って活躍しているハリウッドの若手のアクションスターと言えば、ジェイソン・ステイサム、ニコラス・ケイジ、トム・クルーズ・・・あれっ?と思うぐらい他に活躍している若手のアクションスターがいない。ジェイソンやニコラス、トムでさえもう若手とは言えないぐらい年を重ねてしまっている。1980年代には、日本にもいたが、あの時代、いかに世界的にアクションスターが持て囃されていたのかを再認識させてくれるのが、2010年代から恒例となったエクスペンダブルズシリーズ。シルベスター・スタローンの呼びかけで集まった往年のアクションスター達が軍団となって巨悪に立ち向かう、お祭りアクションシリーズの決定版の第3弾「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」を拝見。
今回は、スタローン率いる傭兵軍団の面子に、新たにハリソン・フォード、アントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプスが加入。脱税容疑で3年間刑務所に服役していたウェズリー・スナイプスが久々にアクション映画に顔を見せていたが、劇中でその脱税をギャグにして、自らを皮肉っていたのが面白かったですね。ウェズリー・スナイプスと言えば、やはり思い出すのが「ブレイド」シリーズ。ブレイドほどのハードな役柄ではないものの、往年のパワフルなアクションは健在で、大物アクションスターが名を連ねる中、中々の存在感を見せていました。できれば、ブレイド風の格好で出てもらいたかったな(苦笑)。
アントニオ・バンデラスは、重鎮のアクションスターよりも目立ちたかった?のか、あえて3枚目役を引き受けて、コミカルな演技を見せていたのが印象的でしたね。シュワちゃんと初顔合わせした時に「俺も久々に頑張ったのに、なんだよ、良い役持って行きやがって!!」と妙に実感こもったやりとりを見せていたのが面白かったです。できれば、「デスペラード」のギター銃のパロディを見せて欲しかった(苦笑)。
最近、小型飛行機操縦中に墜落事故を起こして負傷し、その容態が気になるハリソン・フォード。年末に公開予定の「スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒」の予告編で、数十年ぶりにハン・ソロとチューバッカのツーショット映像が公開されていましたが、こちらのほうも大変気になります。エクスペンダブルズでは、スタローンが演じるバーニーに作戦を与えるCIAの作戦担当官のドラマー役を演じていましたが、もちろん、クライマックスでは、ドラマー自身も作戦に参加し、ヘリの操縦で活躍していました。早く回復して欲しいですね。
そして、今回エクスペンダブルズの敵役を引き受けたのは、「マッドマックス」シリーズや「リーサルウェポン」シリーズなど、数々のアクション映画の代表作を持つメル・ギブソン。「2」の敵役は、ジャン=クロード・ヴァン・ダムでしたが、今回はさらに強力なメル・ギブソンを持ってきたか・・・相手に不足なしと言う感じですね。クライマックスでは、スタローンと激しい殴り合いを見せていましたが、まさに「夢の殴り合い対決」がここに実現したという印象でした。できればこの対決は、80年代に実現してほしかった(苦笑)。
シリーズに連続出演しているシュワちゃんは、スタローンとは最近「大脱出」でも競演していたが、今回さらに出番が増えて、アグレッシブに活躍していました。ジェイソン・ステイサムやドルフ・ラングレンは、他の面子よりは、一歩引き下がった感はあったものの、そつなく活躍していた印象。ジェット・リーは、やはり出番が少ない印象が拭えなかったが、最後のほうでシュワちゃんと良いコンビネーションを見せていたのが良かった。しかし、できればカンフーアクションを見せて欲しかったですね。
往年のアクションスター大集結のお祭り映画ともなれば、吹替え声優陣もやはり超豪華なお祭り常態。スタローン=ささきいさお氏、シュワちゃん=玄田哲章氏などお馴染みのフィックス声優の方々をはじめ、ハリソン・フォードとメル・ギブソン両方を兼任する磯部勉氏は、今回メル・ギブソンを担当し、ハリソン・フォードは、「スター・ウォーズ」シリーズや、「インディジョーンズ」シリーズでフォードの声を演じた村井国夫氏が担当していたのが面白いところでした。ウェズリー・スナイプスの声を江原正士氏が演じていたのが懐かしかったですね。デモリションマンで悪役を演じていた頃のスナイプスを思い出してしまった。
ヘリを使った空中戦は、ほぼCGだったのが残念だが、それ以外の銃撃戦、肉弾戦は、これまでと同様重量感があり、ダイナミックな迫力ありで見応え十分でした。すでに4作目の製作も決まっているようですが、そろそろというか、今度こそはジャッキーにも出演してもらいたいところですね。カート・ラッセルやエディ・マーフィー、テレビドラマもありなら、「バーン・ノーティス」のジェフリー・ドノバンもいいかもしれない。個人的には、デビッド・ハッセルホフに出てもらって、吹替えのほうは、スタローン&ハッセルホフまさかのWささき吹替えを見てみたいなあ(苦笑)。
今回は、スタローン率いる傭兵軍団の面子に、新たにハリソン・フォード、アントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプスが加入。脱税容疑で3年間刑務所に服役していたウェズリー・スナイプスが久々にアクション映画に顔を見せていたが、劇中でその脱税をギャグにして、自らを皮肉っていたのが面白かったですね。ウェズリー・スナイプスと言えば、やはり思い出すのが「ブレイド」シリーズ。ブレイドほどのハードな役柄ではないものの、往年のパワフルなアクションは健在で、大物アクションスターが名を連ねる中、中々の存在感を見せていました。できれば、ブレイド風の格好で出てもらいたかったな(苦笑)。
アントニオ・バンデラスは、重鎮のアクションスターよりも目立ちたかった?のか、あえて3枚目役を引き受けて、コミカルな演技を見せていたのが印象的でしたね。シュワちゃんと初顔合わせした時に「俺も久々に頑張ったのに、なんだよ、良い役持って行きやがって!!」と妙に実感こもったやりとりを見せていたのが面白かったです。できれば、「デスペラード」のギター銃のパロディを見せて欲しかった(苦笑)。
最近、小型飛行機操縦中に墜落事故を起こして負傷し、その容態が気になるハリソン・フォード。年末に公開予定の「スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒」の予告編で、数十年ぶりにハン・ソロとチューバッカのツーショット映像が公開されていましたが、こちらのほうも大変気になります。エクスペンダブルズでは、スタローンが演じるバーニーに作戦を与えるCIAの作戦担当官のドラマー役を演じていましたが、もちろん、クライマックスでは、ドラマー自身も作戦に参加し、ヘリの操縦で活躍していました。早く回復して欲しいですね。
そして、今回エクスペンダブルズの敵役を引き受けたのは、「マッドマックス」シリーズや「リーサルウェポン」シリーズなど、数々のアクション映画の代表作を持つメル・ギブソン。「2」の敵役は、ジャン=クロード・ヴァン・ダムでしたが、今回はさらに強力なメル・ギブソンを持ってきたか・・・相手に不足なしと言う感じですね。クライマックスでは、スタローンと激しい殴り合いを見せていましたが、まさに「夢の殴り合い対決」がここに実現したという印象でした。できればこの対決は、80年代に実現してほしかった(苦笑)。
シリーズに連続出演しているシュワちゃんは、スタローンとは最近「大脱出」でも競演していたが、今回さらに出番が増えて、アグレッシブに活躍していました。ジェイソン・ステイサムやドルフ・ラングレンは、他の面子よりは、一歩引き下がった感はあったものの、そつなく活躍していた印象。ジェット・リーは、やはり出番が少ない印象が拭えなかったが、最後のほうでシュワちゃんと良いコンビネーションを見せていたのが良かった。しかし、できればカンフーアクションを見せて欲しかったですね。
往年のアクションスター大集結のお祭り映画ともなれば、吹替え声優陣もやはり超豪華なお祭り常態。スタローン=ささきいさお氏、シュワちゃん=玄田哲章氏などお馴染みのフィックス声優の方々をはじめ、ハリソン・フォードとメル・ギブソン両方を兼任する磯部勉氏は、今回メル・ギブソンを担当し、ハリソン・フォードは、「スター・ウォーズ」シリーズや、「インディジョーンズ」シリーズでフォードの声を演じた村井国夫氏が担当していたのが面白いところでした。ウェズリー・スナイプスの声を江原正士氏が演じていたのが懐かしかったですね。デモリションマンで悪役を演じていた頃のスナイプスを思い出してしまった。
ヘリを使った空中戦は、ほぼCGだったのが残念だが、それ以外の銃撃戦、肉弾戦は、これまでと同様重量感があり、ダイナミックな迫力ありで見応え十分でした。すでに4作目の製作も決まっているようですが、そろそろというか、今度こそはジャッキーにも出演してもらいたいところですね。カート・ラッセルやエディ・マーフィー、テレビドラマもありなら、「バーン・ノーティス」のジェフリー・ドノバンもいいかもしれない。個人的には、デビッド・ハッセルホフに出てもらって、吹替えのほうは、スタローン&ハッセルホフまさかのWささき吹替えを見てみたいなあ(苦笑)。
スーパーウーマンが活躍する映画はこれまでたくさん見てきましたが、特に印象に残っているのは古くはスーパーガールにバットガール。「バットマン・リターンズ」でミシェル・ファイファーが演じたキャットウーマンは衣装を含めインパクトありました。最近だとバイオ・ハザードシリーズのミラ・ジョボビッチが真っ先に浮かんできますね。ミラ・ジョボビッチと言えば、リュック・ベッソンの「フィフス・エレメント」でブレイクして、私もその時初めて知ったのですが、バイオハザードのアリスを演じるようになってからは、ジョボビッチ=アリスのイメージが定着して、アクション女優のイメージが強くなりましたね。リュック・ベッソンの映画には、か弱い女性がパワフルな女性に変貌していく作品が数多くありましたが、代表的なのはやはり「ニキータ」。「レオン」でナタリー・ポートマンが演じたマチルダも印象に残るヒロインでした。そして、去年公開された「LUCY/ルーシー」もその作品の一つ。
台北でマフィアの取引に巻き込まれてしまった女性ルーシー。彼女は、通常10%までしか活用されていない人間の脳の潜在能力を極限まで高めることができる「CPH4」と呼ばれる麻薬が入った袋を下腹部に埋め込まれてしまう。ルーシーは、マフィアに麻薬の運び屋役を命じられるが、それを狙うマフィアに捕まり、激しい拷問を受ける。その拷問中に、彼女の体内にある袋が破れてしまい、麻薬の力によってルーシーの脳は覚醒し、彼女は、驚異的な力を身につけるが、力が増すごとに彼女の人間性は少しずつ奪われていく・・・。
ニキータとレオンの場合は、普通の女性が教育を受けて力強い暗殺者となる成長物語を兼ねていましたが、このルーシーは、特別な麻薬の力によって普通の女性が超人的な力を身につけて、マフィア達と戦う。ニキータとレオンとは違ってかなりSF要素の強い作品で、昔テレビシリーズであった「バイオニック・ジェミー」とか、スティーブン・キングの「キャリー」を彷彿とさせる。その能力とも言うのも様々あって、重力無視の浮遊術?や、痛みをコントロールして無敵になったり、驚異的な知識量を得たり、凄まじいガンプレイとドライブテクニックを持ったり。テレキネスのような念力を使って人の動きを止めることや、人を宙に浮かしたり、吹き飛ばすこともできる。ルーシーが自分の力で髪型を変えてしまうシーンを見た時は、「ヤヌスの鏡」じゃあるまいし(苦笑)と、さすがに突っ込みを入れてしまったが、映像的には、アメリカンヒーローも真っ青なパワフルなフランスのヒーローものという感じに見えた。ハードなガンアクションとカーアクションもあったが、とくにガンアクションは、ニキータを思わせるところもあって見応えがありました。
それ故に、既視感も拭えなかったのですが、クライマックスの展開が中々強烈。なんと、ルーシーが人類数十億の歴史を辿り、さらにその先の未来の姿まで見せてしまう。何やら得体の知れない物質に変貌を遂げていくルーシー。ザ・フライみたいな身の毛もよだつ奇怪な怪物になるわけでもなく、原子レベルの物質へ進化しているのかあるいは退化しているのか。人間の脳の潜在能力が100%に到達すると、どうやら人間の姿でなくとも生きていけるらしい(笑)。幻想的な映像マジックでルーシーが変貌していく様子を描いているところは面白かったが、でもこの演出では、今一つ確たるメッセージが伝わってこなかった。くだらないことで殺し合いを繰り返す人間達は、もう一度原子レベルに戻ってやり直せって意味だったのかな・・・(苦笑)。
映画のテンポは良く、あっという間の90分でしたが、ルーシーの最後の変化に関しては、もっと時間をかけて丁寧に描いてもらいたかったですね。ルーシー役のスカーレット・ヨハンソンが魅力的で良かっただけに、ラストがやや強引な幕引きになっていたのが残念。SF的には物足りないが、アクション映画としては、それなりに迫力があって楽しめました。スカーレット・ヨハンソンと言えば、ブラック・ウィドウ。彼女も歴としたスーパーウーマンでしたね。
「ニード・フォー・スピード」や「フルスロットル」などなど、最近のアメリカのアクション映画に必ず登場しているマスタング。向こうではマックイーンがいた時代からずっと人気車のようでありますが、日本と言うか、身近ではあまり見かけることがないですね。
マスタングと言うと、個人的には、「007 ダイヤモンドは永遠に」でボンドカーとして使用され、片輪走行などアグレッシブなカーアクションを見せていた2代目モデルを真っ先に思い浮かべますが、最近のマスタングと言えば、やはり「シェルビーマスタングGT500」。ナイトライダーのリメイク版「ナイトライダーネクスト」や、「ニード・フォー・スピード」でも主人公が乗りメインで活躍していた車ですが、とにかく今ドラマや映画で引っ張り凧の車です。トランスフォーマーシリーズの「トランスフォーマー ユナイテッド」には、シェルビーGT500に変形するロボット(ウインドチャージャー)がいたり、もう挙げ出したらキリがないくらい。そしてまた新たにシェルビーGT500が活躍する映画を拝見。タイトルは、「ゲッタウェイ スーパースネーク」。
元プロレーサーのブレントの妻・リアンが何者かに誘拐された。ブレントは、リアンを誘拐した男の要求に従い、地下駐車場に停められていたシェルビー・マスタングGT500に乗り込み、クリスマスシーズンのブルガリアの街を暴走し始める。その最中、突如マスタングの持ち主を名乗る少女が車に乗り込んできた。男の指示通り、ブレントは、その少女を助手席に乗せ、さらに暴走し続ける・・・。
タイトルだけ聞くと、マックイーンの映画を連想するのですが、わりとそれにも近いノリがあるというか、70年代の熱いカーアクション映画を彷彿とさせる内容で中々良かったです。妻を誘拐された主人公ブレントが乗る車は、「シェルビー・マスタング2008GT500スーパースネーク」。映画では、130台の車両が使用され、2台のスーパースネークを含む9台のマスタングが撮影に使用されたそうです。この話を聞いて、かつてシカゴを舞台に数十台のパトカーとはちゃめちゃなカーアクションを繰り広げた「ブルース・ブラザーズ」のことを思い浮かべたが、それに匹敵するぐらい、過激なカーアクションがてんこもりの映画だった。
カーアクションのシーンは、ほぼ夜に撮影されており、昼間の撮影シーンは、ラスト辺りでしか見られなかったが、当然ながらクラッシュシーンには実車が使われており、90分の映画の中でかなりの車がオシャカになったことは言うまでもない。CG全盛のこの時代に、街の中心地を使ってこれほど過激なカーアクションが繰り広げられているのがなにより驚異的だ。日本だって一昔前は市街で結構過激なカーアクションの撮影をやっていたものだが、今は、公道もまともに使えなくなってるらしいから、もう幻滅するしかないけども(苦笑)、海外ではまだまだこの手の映画は勢いがあって良いですね。何より最新車を使って、ガンガンパトカーや乗用車にぶつかっていく爽快感がたまりません。
やはり、パワフルな走りを見せるには持って来いのマスタング。この映画でも豪快かつワイルドに活躍していました。とくに中盤の操車場でのマスタングとバイクのチェイスシーンは、超ド迫力。追っ手のバイクからの銃撃を食らいつつも、レールの上を激走するマスタング。積荷をなぎ倒し、ホームにぶつかりながらスピーディーに走るその姿が実にカッコいい。マスタングがホームにぶつかった時に右のドアミラーが壊れていたが、次のシーンでは、なぜか壊れたはずのドアミラーが直っていた。直ったんだと思って見ていたら、次のシーンでまた壊れていたり・・・。撮影の都合上仕方がなかったのでしょうが、そんなアラも気にならないくらい、終始マスタングの熱狂的な走りに酔いしれた。大炎上するレールの上を走り切り、猛烈な爆発をバッグにジャンプを決めるマスタングを見ると、ナイトライダーネクストでもこういうシーンを見てみたかったなあと。ナイト3000のターボジャンプシーンのイメージを重ねつつ、このシーンを見ると余計に興奮した(苦笑)。
マスタングの走りに夢中でストーリーのほうはあまり気にならなかったが、最後に少しだけ顔を見せたジョン・ボイトが一番印象に残りました。吹替えの声だけ聞いてるとゲイリー・ビジーなんだけど(ちなみにジョン・ボイトの声の担当は樋浦勉氏)、役名も与えられていないのに、ちょっと顔出ししただけで大きな存在感を感じさせるボイトはやはり凄いですね。
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