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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2025/02月

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リーアム・ニーソンを最初に見たのは、「ダーティハリー5」の映画監督役。スピルバーグの「シンドラーのリスト」に出演して以降は、有名な映画祭でノミネートされる俳優の常連となり、アクション映画からは遠退いていましたが、最近また、アクション映画で主演を張ることが多くになりましたね。個人的には、なんといっても「ダークマン」の超人役がインパクト強くて忘れられないのですが、近作では、「96時間」シリーズの元CIA工作員役や、リメイク版「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」のハンニバル役も印象に残っています。それらに並ぶのが最近公開された「フライトゲーム」。この作品でニーソンは、一癖ある航空保安官役を熱演しており、渋みのある演技が印象に残りました。




航空保安官のビル・マークスは、ニューヨーク発ロンドン行きの飛行機に乗り込んだ。飛行機が大西洋上空を飛行する頃、マークスの携帯電話に差出人不明のメールが入り、それには「指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺害する」というメッセージが書き込まれていた。そしてメール文の通り、機内で次々と犠牲者が出始める。ところが指定された口座の名義人は、マークスものであり、それを知った乗客達は、マークスが犯人なのではないかと疑い出した・・・。




飛行機を舞台にしたサスペンスものと言えば、ジョディフォスターの「フライトプラン」を思い出しますが、気づけばこの映画、かれこれ10年前の作品になるんですね。フライトプランは、航空機の設計士が飛行中の飛行機内で姿を消した娘を探す話でしたが、フライトゲームは、航空保安官が飛行機内に潜む殺人犯を探り当てるというもので、主人公が疑われてしまうところなど、若干筋書きがフライトプランと似ているところもあったが、リーアム・ニーソンのカッコ良さも相俟って、最後まで緊迫感があり楽しめました。


この作品でニーソンが演じているビルと言う男は、アルコール依存症で、重い過去を引き摺っているので、終始暗くて重たい雰囲気があり、96時間のブライアンのような有能で超人的な男とは相反するキャラクター。しかし、映画の後半では、ビルがブライアンみたいにテキパキとした有能な仕事ぶりを見せ、面白かった。何百人といる乗客の中から真犯人を探し出すというシチュエーションも良く、最後まで犯人が読めない展開も良かった。ビルが携帯で犯人と会話している場面での、メール文の画面演出も面白かった。


「乱気流・タービュランス」のように犯人が暴れ出して、クライマックスはパニックムービーになるのではないかと予想したが、概ねその予想は当たっていたが、タービュランスほどの派手さはなく、最後まで地味で淡々とした演出が続いた。しかし、犯人が見つかってからの展開は、いかにもハリウッドのアクション映画って感じで、エアポートシリーズを彷彿とさせる豪快さがありました。ただ、犯人役がこれまた地味過ぎて物足りない感じがしたが、あまりに有名な俳優を使うとすぐに犯人役だってばれてしまっただろうからこれで良かったのかもしれませんね。



ダイハードシリーズの一つにあってもおかしくない内容だと思ったが、意外にもダイハードには、飛行機を舞台にした作品は作られていないんですよね。「ダイハード2」はあくまで空港が舞台で、テロリストに管制塔が乗っ取られ、着陸前の飛行機の乗客が人質に取られる設定でしたが、フライトゲームは、ビル→マクレーンでも成立しそうな映画でしたね。ラストでニューヨーク市警の刑事がビルに協力するところを見て、余計にそう思ってしまった。でも、ダイハードは「3」で舞台を広げすぎてしまったから、その後に飛行機内を舞台にしたものが作られいたら違和感を持ったかも(苦笑)。リーアム・ニーソンには、昔思い出してもらってもう一度ダークマンみたいなブッ飛んだ主人公を演じてもらいたいものですね・・・(爆)。











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ここのところ邦画のアクション映画と言えば、東映チャンネルで千葉真一の空手映画や高倉健の若い頃の作品などを見るのが定番で、最近のはあまり見ていなかったのですが、久しぶりに近作を拝見。「藁の楯」と言うアクション・スリラー作品を見てみた。



日本経済界の蜷川隆興は、自分の孫娘を殺した男に10億円の懸賞金をかけ、インターネットサイトで告示した。犯人の清丸国秀は、福岡に潜伏していたが、ネットで懸賞金のことを知った男に殺されそうになり、身の危険を感じて福岡県警に自首する。清丸を福岡から東京へ移送するため、警察庁の上層部は、警視庁警護課第4係の銘苅一基警部補と、第3係の女性SPの白岩篤子巡査部長、捜査一課の奥村武と神箸正貴を中心としたチームに清丸の警護を任命する。福岡から東京まで1200キロ、タイムリミットは、48時間。1億人以上の人間達が清丸の命を狙っている状況の中、護送チームは、異常犯罪者の命を守らなければならない・・・。



久々にスケール感のある邦画に巡りあえた感じですが、まずおおっとさせられたのが陸路での護送シーン。清丸と護送メンバーが乗る護送車を数十台のパトカーが取り囲んで走行する車の大名行列シーンに圧倒された。パトカーの数は、西部警察のエンディング映像を彷彿とさせる数の多さ。いや、それ以上かもしれないが、その大名行列が高速を走行している時の空撮映像も圧巻・・・と思ったら、実はその空撮シーンは、ポリゴンを使ったCG映像だったようです。



飛行機に細工する整備士が現れてしまったため空路での護送は断念し、鉄路を使うため、再び護送車を使った護送が続くが、そこへニトログリセリンを積んだタンクローリーが突進してくる。タンクローリーには、画面でわかりやすくするためか、ニトログリセリンのプレートが映っていたが、西部警察っぽい演出に思わずニヤッとしてしまった(笑)。そのタンクローリーがパトカーに次々と体当たりして護送車に接近してくるカーアクションが圧巻。タンクローリーに激突されたパトカーがクラッシュしている場面は、実際に撮影されていると思われるが、やはりこのシーンも西部警察っぽくて見応えありました。近年作でここまでやったのは驚きですね。タンクローリーが爆発して頭から一回転するシーンは、もちろんCGだったが、もし実車を使っていたらどんな映像になっていたのか、凄く気になりました。



その後、護送チームは、新幹線に乗り込みますが、なんと日本では、許可が下りず、台湾の鉄道を使って撮影されたそうです。それを言われなければそれなりに新幹線っぽく見える映像でしたね。新幹線大爆破の時も当時の国鉄が撮影を断って、新幹線の映像は、ほとんどミニチュアで撮影されていましたが、なんというか日本の鉄道会社はいつの時代もケ○ですな(苦笑)。新幹線内にも清丸の命を狙ったヤクザが現れて銃撃戦が展開し、護送メンバーの一人がやられてしまうなど、ガンアクションも印象に残りました。



清丸の命を狙う刺客として登場する、個性豊かな俳優陣の面々も中々面白かったです。とくに、新神戸のホームで幼女を人質に取り、清丸を殺そうとする会社経営者の男を演じた長江健次氏や、女タクシードライバー役で登場した余貴美子氏が印象に残りました。もう少し銘苅と清丸の逃避行が見たかったのに、クライマックスははしょり気味で盛り上がりに欠けていたのが残念でしたが、異常犯罪者の清丸を演じた藤原竜也氏の圧巻の演技も見応えがありました。



アクションとしては、主に前半部が面白く、後半は、異常者犯罪者と警察の激しい心理戦の展開でしたが、1億人が清丸の命を狙うという絶妙な設定の面白さも相俟って、最後までスリル感が途絶えず面白かった。ただ、ラスト辺りにもう一波乱起きてカーアクション展開が見たかったですね(苦笑)。











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2015年。ついにバック・トゥ・ザ・フューチャー2の舞台になった年がやってまいりました。でも、車は空を飛んでいなければ、浮かぶホバーボードもまだないし、若返りの技術もまだ発展途上?。子供の頃は漫画で描かれていたような、人類はロケットで宇宙を行き来し、都市では、乱立する高層ビルの周りを自動運転の車が飛び回っているみたいな未来像が漠然とありましたが、確かに30年前と比べると東京や大阪などの日本の大都市には近未来的な高層ビルが増えたし、街の様子も様変わりしました。一番進化したと思えるのはやはりPCや携帯などの情報端末。


30年前は情報を知る手段と言えば、テレビや新聞、雑誌などを直接見る方法しかなかったが、今ではインターネットがあり、PCに留まらずスマホやタブレットなど様々な機器を使って情報を得ることができる社会になった。車の自動運転技術もまだ発展途上だが着実に進歩しているし、Bluetoothで車と携帯の電波をつないで車内電話もできて、ちょっとしたナイトライダー気分も味わえる。ネットで世界中のいろんな映像や音楽を見聞きできるとか、買い物できるとか、おそらく30年前の人達にそんなことを話しても信じる人はほとんどいないでしょうね。



今から30年前と言えばバック・トゥ・ザ・フューチャーの一作目が公開された年でしたが、それ以外にもいろんなヒット作がありました。「スペース・バンパイア」「バタリアン」「死霊のえじき」などホラー映画豊作の年。「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」の続編も公開されていましたね。アクション映画もいろんな名作が生まれた年でした。





グーニーズ

「The Goonies 'R' Good Enough」 Cyndi Lauper





この時代、子供達を主人公にした映画やドラマがたくさんありましたが、85年でやはり思い出すのはやはりこれ。屋根裏部屋で見つけた宝の地図を頼りに、少年達が大洞窟を探検するアドベンチャー映画でした。当時の日本は子供が多かったし、夢が溢れていた時代だったこともあってか、このような子供をメインにした映画も大ヒットしていました。翌年に公開された「スタンド・バイ・ミー」もそうでしたね。シンディ・ローパーと言えば、当時マドンナと並んで日本でもブレイクした女性アーティストでしたが、私は当時、日本で流行していたウーパールーパーと絡めた駄洒落やギャグをよく言っていたような気がします(苦笑)。劇中にもシンディ・ローパーが出演してこのテーマ曲を歌っていましたが、この曲を聴くとどうしてもファミコンソフトのグーニーズのBGMのほうを思い浮かべてしまいますね(笑)。






ロッキー4 炎の友情

「Hearts On Fire」 John Cafferty




 
この年、シルベスター・スタローンは、ランボーの続編「ランボー/怒りの脱出」とロッキー4を公開しています。ロッキー4は、ソ連のボクサー、イワン・ドラゴがロッキーの親友のアポロを試合で殴り殺し、アポロの仇を討つべくロッキーが再びリングに上がるというストーリーで、当時の米ソの冷戦時代を反映した内容にもなっていました。イワン・ドラゴを演じたドルフ・ラングレンは、スウェーデンの出身の空手家ですが、この映画を初めて見た時は、本当に冷酷無比なソ連のボクサーに見えました。それだけこの役がハマりにハマっていたということなのでしょうが、「レッド・スコルピオン」を見るまでは、悪役の印象が拭えなかったですね。スタローンとラングレンは30年前のこの作品で初共演しましたが、最近は「エクスペンダブルズ」で何度も共演しています。「Hearts On Fire」は、スタローンとドラゴのトレーニングシーンで流れていた曲ですが、大雪山で凄まじいトレーニングをするロッキーに対して、政府の科学者チームによる最新技術を施されながらトレーニングするドラゴの二人の対比が面白かったです。







ポリスストーリー 香港国際警察

英雄故事 Jackie Chan






まもなく還暦のジャッキー・チェンですが、最近も「ポリス・ストーリー/レジェンド」でシリアスな演技と激しいアクションを見せていました。ポリス・ストーリーもこの30年で様々な続編やスピンオフ的な作品が作られましたが、やはりなんと言っても最初のこの作品が一番思い入れが深いです。当時のジャッキーは、今では考えられないくらい超人的な動きを見せていましたよね。ほとんど本人がアクションをこなしていることもあって、今見ても全く見劣りしないし、未だ持って世紀を超えたアクション映画の大傑作と言えます。日本でも地上波で何度も放映され、日本語吹替えも数バージョン存在しますが、個人的に一番印象に残っているのは、ゴールデン洋画劇場版の吹替え。どれだけ新録されてもやはり、ジャッキー=石丸博也だけは永遠にフィックスです。この作品でジャッキーは、監督、原案、主演、武術指導、そして主題歌も担当していました。もう主題歌は歌わないのかなジャッキー・・・。




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アメリカのカーアクション映画に登場する車の定番と言えば、やはりマスタング。1968年に公開されたスティーブ・マックイーンの『ブリット』は、映画史上初のカーチェイスシーンが登場したことでも知られる映画ですが、モータースポーツが趣味だったマックイーンが自らカースタントをこなして、サンフランシスコの急坂を華麗に突っ走った時に乗っていた車もマスタング(フォード・マスタングGT390)だった。その後も007やかの有名な『バニシングIN 60』などでも強烈な活躍を見せていました。


最近では、ナイトライダーネクストのナイト3000のベース車(シェルビー マスタングGT500KR)として使用されたり、トランスフォーマーでは、「ディセプティコン」軍団のメンバーとしてパトカー型のマスタングに変形するロボットなども登場していました。そして今年もまたマスタングを主役としたカーアクション映画が公開されましたがそれがこれ。





「ニード・フォー・スピード」

自動車修理工場を営む天才ドライバーのトミーは、夜な夜な仲間達と過激なストリート・レースに明け暮れていた。ある日、トビーは、かつてのパートナーであったディーノに誘われてレースに参加するが、その最中、弟分のピートが乗る車がディーノの車と接触事故を起こし、ピートは命を落とす。ディーノは事故現場から逃走し、トビーはその事故の責任を負わされ逮捕されてしまう。仮釈放され出所したトビーは、ディーノに復讐するため、全米最大のストリート・レース・グランプリ「デレオン」への参加を決める。仲間のビルからマスタングを借り、サンフランシスコに向かって熾烈なレースに挑む。



1994年から発売されているレースゲームの実写版なのですが、「激走!5000キロ」や「キャノンボール」シリーズなど、かつての大陸横断レースものの映画を想起させる派手な演出も多分に楽しめます。登場する車もかなり豪華です。黒のランボルギーニ・セスト・エレメントや白のサリーンS7、黒とオレンジツートンのブガッティ・ヴェイロン、赤いマクラーレンP1、黄色いGTAスパーノ、ケーニグセグ・アゲーラRなどなど、現在の最高級の車たちが勢ぞろいです。


ここ数年のアメリカのカーアクション映画もCGの使用が増えておりましたが、なんとこの映画はCGを一切使わず撮影されたそうです。前半の見所ともいえる3台のケーニセグを使ったレースシーンでは、ケーニセグが公道を走る普通車をぐいぐい追い抜いたり、トミーが乗るシルバーのケーニセグが対向車線を暴走したり、スピーディーかつ激しい走りを見せています。橋上でピートが乗る白のケーニセグがディーノの赤のケーニセグと接触して、空中回転するシーンはちょっとCGっぽい感じもしたのですが、なんとフレームつきのケーニセグをスライドさせて、路上に設置したジャンプ台のパイプにフレームを乗せる形で車を吹き飛ばしたとか。CGが当たり前となった今、わざわざこのような仕掛けを造って実車を飛ばすところにこの映画の本気度を感じますね。



デレオン・グランプリのシーンでは、トビーは、シルバーのシェルビー・マスタングGT500に乗り、路上で華麗なターンを決めたり、熱い走りを見せてくれます。パトカーの追跡から逃れてデトロイトの公道を激走するシーンは、「バニシングIN 60」のカーチェイスを彷彿とさせ、トンネルを抜け出て、隣の車線の向こう側に立つ木に向かって大ジャンプを決めるシーンは、いかにもナイトライダー的で迫力満点。トビーの仲間のベニーが乗るヘリコプターが地上スレスレで飛行する場面も中々の迫力。走行中の給油シーンや、マスタングが4WDのグループによる襲撃を受け、ベニーが軍用ヘリに乗ってトビー達の元にやってきて、ヘリでマスタングを吊り上げるシーンなど、ど派手なアクションが多く見応え十分。レースとは無関係なところでは、トビーの仲間のフィンがいきなりオフィスで服を脱ぎ出して、全裸でエレベータに乗り込むシーンも印象に残ったが、この人は何なの、ただの露出狂・・・!?(苦笑)。



最大の見せ場である太平洋沿岸ハイウェイでのレースシーンでは、先に紹介した豪華なマシーン達が勢ぞろいして過激なレースが展開し、アグレッシブな走りや激烈なクラッシュシーンが見られます。車内視点の映像を存分に活かした沿岸道路での激走シーンは言うまでもなく、豪華なマシーン達が次々と豪快に転倒する場面も凄まじい迫力。久々に骨太なレース映画を堪能することができました。










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2014年も残すところ一ヵ月を切りましたが、今年も新旧数多くの映画を見ました。旧作品のほうは主にスカパーの映画チャンネルでしたが、今年公開30周年を迎えたビバリーヒルズ・コップやグレムリン、スタートレックの劇場版/他、昔地上波で放送された日本語吹替版を中心にチェックしました。そう言えば、夏には、80年代の大人気ホラー『13日の金曜日』シリーズがPART8まで一挙放送されたが、その日本語吹替え版が先月放送されていましたね。



日本語吹替え版が存在するという事は、つまりこの13日の金曜日シリーズはほとんど地上波で放送されていたということになるんですよね。やはり、1980年代の地上波は自由だった。なぜかPART7だけは、吹替版が存在していないそうですが、と言うことは、PART7だけは地上波で放送されなかったことになりますが、その理由が気になるところです。リアルタイムでは、ゴールデン洋画劇場で放送されたPART6とPART8ぐらいしか見ることができなかったので、今回の吹替え版の一挙放送はとても注目していました。



PART6と言えば、オープニングタイトルの演出が007のパロディ(↓の動画参照)だったり、ジェイソンの殺人描写もコミカルな要素が加味されてかなりお笑いタッチになっていた。ゴールデン洋画劇場での放送時は、その007のパロディシーンがCM前のアイキャッチとしても使用されていましたが、ザ・シネマでの放送では、途中でCMが入らないためか、そのアイキャッチはカットされていました。








PART6の主人公のトミー青年は、4作目に当たる『13日の金曜日・完結編』で初登場したキャラクターですが、その時はまだ子供で、特殊メイク好きの少年と言う設定だった。自分の髪を剃り落とし、幼き頃のジェイソンになりきって子供ながらにしてジェイソンに立ち向かったトミーの姿が強烈な印象を残しました。トミー少年を演じていたコリー・フェルドマンと言う俳優は、80年代に公開されたグレムリンやグーニーズ、スタンド・バイ・ミーなど数々のヒット作品に出続けた有名な子役でしたが、最近はゾンビ映画にも出ているらしいですね。


1作目にケビン・ベーコンが端役で出演していたのは意外でしたね。ケビンのことは、トレマーズやフラット・ライナーズの頃に始めて知ったのですが、それよりも随分前から俳優活動していたんですね。当たり前だけどめっちゃ若かった。PART1では、ジェイソンはまだ殺人鬼として登場しておらず、ジェイソンの母親がクリスタルレイクのキャンプ場にやってきた若者達を襲うストーリーだったのが新鮮でした。2作目からようやくジェイソンが殺人鬼として登場するのですが、その時はまだ紙袋をかぶっていてホッケーマスクをつけておらず、ホッケーマスクの姿が定番となるのは、3作目からだったんですね。



吹替陣の面々で特に印象に残ったのは、ジェイソンの母親・ボリーズ夫人の声を来宮良子氏が担当されていたこと。来宮良子氏と言えば、大映ドラマのナレーションなどでも有名で、独特のクールな低音ボイスが魅力的でしたが、ボリーズ夫人もまさにハマリ役という感じでとても良かった。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでマーティの声を担当したことでも知られる三ツ矢雄二氏は、PART6のコート青年の他、それ以前の作品にもよく出演していたようですね。PART8には、ナイトライダーなど往年の海外ドラマでよく見かけたピーター・マーク・リッチマンが出演していたが、その声を最近亡くなられた家弓家正氏が演じられていました。やはり、リッチマンみたいなタイプの俳優と家弓さんの声はとてもマッチしますね。船長役の声を富田耕生氏が担当していましたが、エアーウルフで共演したお二人の声がまた聞けてとても面白かった。



あと5作目の『新・13日の金曜日』に出ていた黒人少年レジーの声を堀絢子氏が演じていたのがとても印象に残った。堀さんと言えば、最近新作が製作されたアニメの『忍者ハットリくん』のハットリくんの声でも知られていますが、吹替え版のレジー少年を見た時、以前どこかで見たような既視感をものすごく感じたんですね。そうそう、当時放送されていた海外ドラマ『アーノルド坊やは人気者』で、主人公の黒人少年アーノルドの声を担当されていたのも堀さんだった。レジーがどことなくアーノルド坊やに見えてしまったのは、そのせいだったのだと再認識(苦笑)。ちなみに『チャイルド・プレイ』のグッドガイ人形の声の吹替えも掘さんが担当されていましたね。




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デトロイトと言えば、自動車産業の町というイメージがありますが、去年多額の負債により破産し、凶悪犯罪が激増して町はかなり荒廃してしまっているらしいです。この話を聞いてロボコップの世界そのものだなと、脳裏に映画の映像を思い浮かべてしまったのですが、27年前に公開されたロボコップは、まさにデトロイトの未来予想図だったのか?・・・


そんなデトロイトの現状を知ってか知らずかは定かではありませんが、今年ロボコップが復活。1987年に公開された1作目から通算で4作目になりますが、「ロボコップ4」ではなく、1作目のリブート作品。最初の2作でマーフィ刑事を演じたピーター・ウェラーは、最近「Hawaii Five-0」にゲスト出演していたが、さすがにもうロボコップをやる年齢ではなさそうだし(トロン・レガシーのジェフ・ブリッジスみたいにCGで若返らすのもありと思ったが)、オリジナルの公開から四半世紀が経って時代も変わったし、今作り直したらどんな風になるのか大変興味はありました。率直な感想を述べると、やはり、どうしても1987年版がベースになってしまうが、ストーリーは、新作も87年版もそんなに大差はなく、新作のほうは、オリジナルにはなかったマーフィの家族の物語に重点を置いてるのは好感を持てたが、アクションの痛快度やバイオレンス度、映像センスはポール・バーホーベンが監督した87年版のほうが圧倒的にズバ抜けていたし、新作は、ややインパクトに欠ける印象だった。


新作には、二種類のロボコップが登場していましたが、一つは、87年版のオリジナルを基にしたシルバータイプのものと、もう一つは、黒のメタリックで、本編で主に活躍しているタイプのもの。一番最初にあの黒いマスクに細長い赤い目を見た時、一瞬でナイト2000を思い浮かべた。ナイト2000のあの赤いフロントスキャナーは、宇宙空母ギャラクティカのサイロン兵から着想を得ているものですが、黒ロボコップのあのマスクのデザインはそれらのものを感じさせ、中々カッコいいと思った。最初は、やけに体がスマートになったし、ロボコップというよりアイアンマンの友人か、バットマンの親戚みたいな印象だったが、劇中でシャープに動き回っている映像を見てからは、その身軽な戦闘力に度肝を抜かれた。87年版の機械音を鳴らしながら重量感たっぷりにのそのそと歩く姿も好きだが、今回の黒ロボコップも悪くはなかった。黒いバイクに乗って夜の街を疾走するところや、暗闇での銃撃戦など、黒いボディを活かしたスリルなアクションは見応えがあった。


今回一番インパクトを感じた映像は、ロボコップのボディの解体シーン。ゲイリー・オールドマン演じるデネット・ノートン博士がマーフィに教えるために、あえてマーフィの機械化された体をバラバラにして、頭と心臓と肺、そして辛うじて残っている右手の部分を見せる。ロボコップ2でも敵の罠にハマったロボコップがバラバラにされてしまう展開があったが、今回のは凄く惨たらしく見えた。


第一作に登場したED209も新たなデザインで登場し、黒ロボコップと激しい戦闘を繰り広げていたが、こちらのデザインも中々カッコ良くなっていた。オリジナルのED209は、コマ撮りを用いた動きに愛嬌があり、また時に不気味にも見え、その独特な動きをする映像が面白かった。新作は当然CGなので、昔に比べ動きはとてもリアルチックなのだが、最近のSF映画に登場するロボットと同じ感じに見えて、その動きの表現に特徴がなく、あまり印象に残らなかった。


マーフィを演じている役者のことはよく知らないのですが、今回、脇役のキャスティングが中々豪華でしたね。ゲイリー・オールドマンのデネット・ノートン博士は、エアーウルフのモフェットのようにもっと狂気に満ち満ちた感じの博士なのかと思いきや、ごく普通な感じだったのがちょっと物足りない(苦笑)。マイケル・キートンがオムニ社のCEOレイモンド・セラーズを演じていたが、マイケル・キートンと言えば、ティム・バートン監督のバットマン(1989)映画で主人公を演じたことでも有名ですが、ロボコップの敵が元バットマンと言うシニカルな配役構図にはニヤッとさせられました。


ロボコップを訓練する軍人役を演じていたジャッキー・アール・ヘイリーは、最近映画やドラマでよく見かけますね。ヒューマン・ターゲットのゲレロも印象に残っているし、リメイク版「エルム街の悪夢」では、新生フレディ・クルーガーを演じていて驚いた。番組司会者のパトリック・ノヴァックをサミュエル・L・ジャクソンが演じていたが、今回一番謎の多い存在だった。まず、なぜサミュエルほどの大物に番組司会者の役をやらせたのか(笑)。それほど重要な役どころには見えなかったのですが、何か裏のメッセージがあったのかもしれませんが・・・。どっちかと言うと、サミュエルには、一作目のクラレンスみたいな役どころを期待していたのですが、いまいちハジけていなかったのが残念だった。



シルバータイプのロボコップは出番が少なかったが、ラストの再登場は中々味のある演出で良かったです。スピード感のあるガンアクションは見応えがあったし、全体的には今風のSFロボット映画と言う印象で悪くは感じなかったのですが、あえて言うなら、敵が貧弱というか、オリジナルのクラレンス一味のような凶悪さが全く感じられなかったのが残念でしたね。次回作があるなら、今度こそはマジもののバットマンと共闘する映画なんかも見てみたいですね(笑)。









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