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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2025/01月

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CGが発達してからと言うもの、自由自在に巨大生物を動かし、街をリアルに破壊するSF映画が増えてきた。「ジェラシックパーク」の恐竜を巨大化させたような動きで、いまいちゴジラと言う雰囲気ではなかったが、ハリウッド製「GODZILLA」を劇場で見た時のインパクトは物凄かったし、「クローバー・フィールド」の巨大生物の不気味な動きも中々迫力があった。そして、今回見た「パシフィック・リム」もこれぞ新世紀の怪獣映画と言う雰囲気が漂っていて、圧巻でした。


冒頭からサンフランシスコのゴールデンゲートが惜しみもなく無残に破壊され、不気味な巨大生命体が海上を蠢く。そこに現れるのが人類がテクノロジーを結集して開発した巨大兵器イェーガー。日本的に言うとやはり鉄人28号かはたまた、エヴァンゲリオン的な感じに見えるロボットですが、頭部に人が乗っています。一人では負担が大きいと言うことで、二人で操縦するようです。動かす前に「ドリフト」と呼ばれる二人の脳を同期させるプロセスが必要で、うまくシンクロしないと、映画の中のようにロボットが暴走してしまうことも。戦隊のロボは、五人の力を合わせないと合体できないとか、そういう細かい描写はあまり見られないですが、二人で力を合わせると言えば、やはり、ウルトラマンエース。イェーガーを操縦するローリーとマコを見ていたらふと思い出したが、しかし、エースでは、男女合体の変身ヒーローは弱々しいなどと当時評判が悪く、結局途中から北斗一人がエースになる設定に変わってしまった。きっとエースの中でも北斗と夕子がローリーとマコのような感じで戦っていたに違いない。そう、見ていると知らぬ間にこのように脳内に日本のいろんなヒーローやロボット達のことが駆け巡る。そんな映画です。


最近、海外ドラマでも東洋系の俳優をよく見かけるが、日本人は、まだまだ数少ない気がします。しかし、この映画には、二人の日本人が出演していた。途中からローリーの相棒になる森マコ役の人は、日本では、あまり見かけたことがないが、ハリウッド映画に数多く出演している女優らしいです。マコの子供時代を演じている子役も日本で活躍している日本の子役。地上波見ないのでよくわからないが、わりと人気があるようです。劇中では、巨大生物のことを怪獣と呼んでいるが、字幕版でも、モンスターとは言わず、「kaizyu」と日本語で呼ばせているところを見るに、この映画を監督した人は、相当な日本の特撮フリークであることは確かなようだ。ギレルモ・デル・トロってそう言えば「ブレイド2」も監督していたか。どことなく大和魂を感じさせてくれる人ですね。


ロボットのメカ描写は、トランスフォーマーを彷彿とさせるリアルさと徹底したディティールのこだわりがとにかく素晴らしい。破壊される街の風景も描写が細かいし、怪獣の無敵に近いパワフルな動きが恐怖や絶望感を生み出し、今まで味わったことのない緊迫感みなぎる映像になっていた。ただ、ハリウッド製のロボットは、リアルチック過ぎて、戦ってる最中にすぐ壊れてしまったり、それによって弱々しく見えてしまうのが難点なのだが、そういうのも含めて、やはりリアルな演出なんでしょうね。最近の戦隊のロボもずんぐりむっくりとした動きにくそうなデザインが多いが、イェーガーは、形が人っぽくて、肉付きはいいが、頭がやけに小さいのが気になった。どうせならバトルフィーバーロボぐらいのスマートさと、もっと力強さのあるフェイスが欲しかったところ。


ところでこの映画の吹替版は、思ってた以上に豪華な面子揃いで驚いた。環太平洋防衛軍の管制官官テンドー・チョイ役に千葉繁氏、Dr.ニュート・ゲイズラー役に古谷徹氏、Dr.ハーマン・ゴッドリーブ役に三ツ矢雄二氏、ハーク・ハンセンに池田秀一氏などなど、いずれも名立たるロボットアニメ作品に出演していた声優ばかり。そして、環太平洋防衛軍 (PPDC) の司令官スタッカー・ペントコスト役には、シュワちゃんの声で御馴染みの玄田哲章氏。玄田さんと言えば、アニメのトランスフォーマーシリーズでコンボイ司令官の声を担当されていたことでも有名ですね。


ローリーとマコがイェーガーに乗り込んで、ドリフトに失敗した後、二人とスタッカーが会話するシーンで、スタッカーが「私が黙っているからと言って、調子に乗るんじゃないぞ、ベケット!」と言う場面があるが、なぜだかコマンドーの最後の殴り合いのシーンを思い出してしまった。「地獄に堕ちろ、ベケット!」(笑)。









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『ワイルド・スピード』シリーズで主人公のブライアン・オコナーを演じていたポール・ウォーカーが交通事故で亡くなった。映画の中では、型破りのドライビングテクニックを見せ、実際にもスカイラインGT-Rを愛車にするほどのカーマニアだったポールの死は、かなりの衝撃。芸能活動は、ワイルドスピードで有名になるずっと前からやり続けていたようですが、私自身が彼のことを知ったのは、やはり、ワイルド・スピードを劇場で見たのがきっかけだった。


トヨタ、日産、ホンダ、マツダなど日本の名立たるメーカーの車を集結させ、ストリートで過激なカーバトルを展開させる。あれだけの日本車が並んだアメリカ映画は、公開当時は前代未聞で、カーアクションファンとして期待を大にして映画を観に行ったが、期待通りの過激なカーアクションに大興奮したのが最近の出来事のように思い出されます。本来は、日本映画でこういうものを撮ってもらいたかったけど、あの当時からすでに日本のカーアクション映画は、壊滅傾向だっただけに、より期待が大きくなった。


スカイラインGT-R、インテグラ、RX-7、エクリプスなどなど、かつて、日本のアクション系刑事ドラマでも活躍していた名車たちが次々と登場して、豪快かつ熱い走りを見せた。ただ、映画に出ている役者は、当時ほとんど無名の人達ばかりだったので、映画を見るまでは、いまいち取っ付き難い印象があった。しかし、潜入捜査官のブライアンは、まさしく21世紀型の新しいヒーロー。命知らずにぐいぐいとスポーツカーをブッ飛ばすブライアンに一気に夢中になった。


続編でもやはり、ブライアンは、スカイラインGT-Rでレースに参加し、橋からジャンプしたり、ブッ飛んだ走りを見せた。しかし、残念なことにその次に公開された「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」にブライアンは登場しなかった。東京を舞台にしたカーレース映画として当時は話題になったが、かろうじてドミニク・トレット役のヴィン・ディーゼルがカメオ出演していた程度で、出演者は一新。内容もいかにもアメリカ視点の少し違和感のある日本が描かれ、コミカルな雰囲気の作品になっていた。


しかし、4作目に当たる「ワイルド・スピードMAX」で再びブライアンが戻ってきた。「ワイルドスピードX2」から6年の月日が経ち、ブライアンは、FBIの捜査官になり随分と印象が変わっていたが、青いスカイラインGT-Rに乗り、ストリートレースしている姿を見て熱くなった。ドミニク役のヴィン・ディーゼルもこの作品から完全復活し、1作目のような白熱したムードが漂っていた。


映画の中では不死身の走りを披露したブライアン役のポール・ウォーカーが交通事故で死ぬなんてなんとも皮肉な話ですね。事故当日は、チャリティ・イベントに参加し、その帰りに友人が運転するポルシェで悲劇の事故に遭ってしまったそうです。ポルシェってリアエンジンで、燃料タンクがフロントに積んであるから、今回の事故のようにおもいっきり街路樹に正面衝突すると、爆発してしまうんですね。しかも、事故現場の映像や写真を見る限り、相当な勢いで街路樹に突っ込んで、運転席まで木が食い込んでいたから、かなりスピードを出していたのではないだろうか。映画さながらのストリートレースをやってしまったのか・・・。ポール本人が運転していたわけではないから、尚更悲運を感じてしまう。ジェームス・ディーンもポルシェを運転していた時に事故に遭って、24歳の若さでこの世を去ってしまったが、彼もカーレースに参加するほどの車好きだった。なんかポールと色々とかぶるところもあって、悪い歴史がまた繰り返されたような、そんな気分になります。


現在、ワイルドスピードの7作目が撮影中だったらしく、ブライアンの重要なシーンの撮影がまもなく行われる予定だったらしい。ブライアンがいなくなってしまっては、もう続編は不可能になるかもしれないが、しかし、この7作目だけは、ポールの追悼を込めてぜひとも完成させて欲しい。ワイルド・スピード以外にも、最近『逃走車』と言うカーアクション映画を自ら製作総指揮し、主演もしていたが、車内視点でカーアクションが描かれる車好きのポールらしい作品で、見応えがあった。ポール・ウォーカーのご冥福をお祈り致します。



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シュワちゃんが約10年ぶりにスクリーンにカムバックした記念すべきアクション映画『ラストスタンド』を拝見。元ロス市警の麻薬課の捜査官で、今は、メキシコ近くの田舎町で保安官をしているレイ・オーウェンズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)が、町にやってきた凶悪な脱走犯を相手に大奮闘する。以前のような派手な動きは減ったものの、御年66歳にしてシブ味を増したアクションを見せていた。


さすがに登場した姿を見た時、歳取ったなあと思わず口に出してしまうほどだった。スタローンがコップランドと言う映画で、ぶくぶくに太ったさえない中年保安官を演じた事があったが、あの時の衝撃とよく似ている。でも、スタローンは、当時まだ50過ぎだった。シュワちゃんの場合、その上、10年以上もずっと映画の世界から離れていたから、もう浦島太郎的な感覚になっても仕方がない。映画の中でも自分で「歳かな・・・」なんてセリフを言ってたし、まあそれは自分自身の皮肉を込めたものだったのかもしれないが、でも久しぶりの主演映画で60代になってからのアクション映画だから相当しんどかったじゃないだろうか。かと言って極力CGを使わず、ここぞと言うところで力強いアクションを見せるシュワちゃんはやはりさすがとしか言いようがない。


かつてのコマンドーとかプレデターとか、トータルリコールなどで見せたずっしりとした重量感のあるパワフルアクションは失せて、もうクリント・イーストウッドのような哀愁感さえ漂わせている。でも、少し枯れちゃって大人しくなったかなと思っていたら、昔取った杵柄のごとく、派手にカービン銃を撃ちまくったり、カーチェイスを繰り広げたり、時にはあの大きな体を酷使してドカーンと転がって見せ、あの頃のシュワちゃんを垣間見せたりする。メキシコ国境付近の田舎町が舞台と聴いて、そんなのどかな町にシュワちゃんが似合うわけがないと思っていたが、歳相応に結構ハマっていた。オーソドックスな西部劇風の演出もぴったりとハマるシュワちゃんを見て、なぜだか新たな息吹を感じた。


シュワちゃん以外に気になった人と言えば、FBI捜査官役を演じていたフォレスト・ウィテカー。『ザ・シールド 〜ルール無用の警察バッジ〜』でストライクチームを執拗に追い詰めたキャバナー捜査官役が記憶に新しいが、この映画の中では、残念ながら目立った活躍はしておらず、あまり印象に残らなかった。どうせなら、シュワちゃんと一緒に派手な撃ち合いをしてもらいたかったが、思っていたより影が薄かった。


カーアクションは、中々豪快だった。華麗なターンを見せてバックしながら猛烈に走るコルベットZR1がカッコ良い。ZR1とカマロZL1がもろこし畑の中をガンガン走り抜けるシーンは、スティーブ・マックイーン主演の『ハンター』でマックイーンが運転するトランザムがもろこし畑の中を激しく走り回るシーンを彷彿とさせるものがあった。



この映画見てたら、一度シュワちゃんの西部劇が見たくなってきた。いや、この映画は、むしろ西部劇にするべきだったんじゃないかなと思う。ともあれ新たな存在感を見せたシュワちゃんの次回作に期待したい。










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この前、バーン・ノーティスのシーズン4を見ていたら、バート・レイノルズが引退したスパイ役で出ていた。テレビで見るのは物凄く久しぶりだったが、すっかり白髪になって御歳を召された感じでした。あの濃かった胸毛は健在なのでしょうかね…。昔は、トム・セレックと見分けがつかなかった(苦笑)バート・レイノルズの出世作と言えば、「トランザム7000」シリーズ。ナイトライダーで使用されたトランザムよりも一世代前の、ボンネットにイーグルのマークをつけたトランザムが活躍するはちゃめちゃなカーアクションムービーだった。


スティーブ・マックイーンの『ブリット』から始まったカーアクションは、1970年代後半辺りになると、さらに過激さを増して、スタントマン達が命がけできわどいスタントを披露していた。スタントマン出身の監督ハル・ニーダムだけあって、カースタントは、見応え十分。ギャグ漫画のような追っかけ合い、予想のつかない展開に圧倒された。


トランザム7000の翌年に公開された『グレートスタントマン』もバート・レイノルズとハル・ニーダムコンビによる強烈なカーアクション映画だった。スタントマンの物語なので、トランザム7000よりもさらに過激にきわどいカーアクションが展開していた。この映画でも二代目の赤いトランザムが活躍します。小さな街の中で盛大に繰り広げられる爆破と破壊とカーアクション。猛烈な爆発の中を駆け抜け豪快な走りを見せるトランザム。西部警察でも煙突倒しがあったが、この映画では、トランザムが倒れる煙突の下をスピーディーに擦り抜けていくと言うカーアクション映画史に残る名シーンがある。もちろんCGではなく実写で撮影されているのでブッたまげた。ラストの渓谷越えの大ジャンプシーンは、後のナイトライダーのナイト2000を彷彿とさせるダイナミックな映像だった。若いスタントマン役でエアーウルフのジャン・マイケル・ビンセントが出演していた事も忘れられない。







ハル・ニーダムのもう一つのヒットシリーズが『キャノンボール』。やはり、この映画にもバート・レイノルズが出ていた。テレビシリーズ『チャーリーズ・エンジェル』で当時超人気だったファラ・フォーセットや、『007』シリーズの3代目ジェームズ・ボンドのロジャー・ムーア、本格的にハリウッドに進出し始めたジャッキー・チェンなど、当時の大スター達が勢揃いして繰り広げる空前絶後のカーレース映画。バート・レイノルズは、ここでもトランザム乗りかと思いきや、なんと救急車に乗っていた。ロジャー・ムーアは、劇中でも本人役で出ており、007のボンドカーと同じくアストンマーチンを運転していた。ジャッキー・チェンとマイケル・ホイは、なぜか日本人役で登場し、三菱のスバル1600でレースに参加していた。魅力的な車がたくさん登場していたが、一番印象に残ったのは、美女コンビが運転する黒いランボルギーニだった。後ろに乗る男が肥満体のため、画面に出る度ずっとウィリー走行し続けている二人乗りのハーレーダビッドソンには爆笑した。




他にも『メガフォース』や『ストローカーエース』など数多くのカーアクション映画を製作したハル・ニーダム監督が先頃お亡くなりになられたそうです。命をかけて勇気と情熱と笑いを注ぎ込んだ作品の数々、大いに楽しませて頂きました。こう言う大味なカーアクション映画は、最近は中々出てこないですが、ハル・ニーダムのような規格外の監督が再び出てきたら、アクション映画がまた盛り上がるでしょうね。ご冥福をお祈り致します。



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ニコラス・ケイジ、ジェイソン・ステイサム、ブルース・ウィリス…最新映画でよく見かける顔ぶれですが、この人もよく見かけますねトム・クルーズ。ここ数年、ナイト&デイ、ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル、アウトローなど立て続けにアクション映画に出続けています。


トム・クルーズと言えばやはり、トップガンのマーベリックを真っ先に思い出します。日本でも大ヒットして、サントラも売れていました。商店街とか百貨店とか校内放送とかあちこちで流れていたのを覚えています。ケニー・ロギンスのデンジャー・ゾーンなんか今聴いても最高だし、イントロ聴いただけでF-14がアグレッシブに飛んでドッグファイトしている映像が蘇ってきます。一時期、続編の話もありましたが、去年の監督のトニー・スコットが亡くなってしまったので難しくなったかも。でももし、やるなら最新機を使って、またおもいっきり派手な空中戦を見せてもらいたいものですね。ただ、今だとCGだらけになりそうであれだけど…。さすがに訓練生の役は無理なので、おそらくトムは、航空戦訓練学校の教官役になってしまうのでしょうねきっと。そして新たなトップガンを育成する。つまり、世代交代ですね。かつて、ポール・ニューマンが映画「ハスラー」で若きビリヤードプレイヤー・エディを演じ、次作の「ハスラー2」でそのエディがトム・クルーズ演じる若きハスラー・ビンセントに自分のテクニックを教えたように…。



そんなトム・クルーズが「宇宙戦争」以来、久しぶりにSF映画の主演を務めた「オブリビオン」を拝見。西暦2077年、エイリアン・スカブが60年前に地球を侵略し、人類は、放射能汚染によって荒廃した地球を離れ、土星の衛星タイタンに移住した。元海兵隊司令官ジャック・ハーパーとヴィクトリア・オルセンの二人だけが地球に残り、偵察活動を続けていた。ジャックは、毎日同じ夢を見ていた。それは、ニューヨークのエンパイヤビルの展望台で美しい女性とデートしている夢だった。ある日、ジャックは、カプセルに乗っていた女性を救う。その女性は、夢で見た女性とそっくりだった。やがて、何者かに襲撃され、囚われるジャック。ジャックの前に現れたのは、マルコムビーチという名のレジスタンス軍の指揮官だった。そして、マルコムビーチから衝撃の真実が明かされる…。


これまでのこの手の映画と比べると、豪快なアクションシーンは、やや控えめ。丸型の無人偵察機ドローンとのバトルシーンは、中々派手で印象に残った。ドローンは、一見強そうで、人間を一瞬で消し飛ばしてしまうほどの武器を備えていて恐ろしいが、ロボコップのED209のような、変な愛嬌があるというか、不思議な存在だった。


監督がトロン・レガシーを作ったジョセフ・コシンスキーなので、映像は全体的に透明感があり、ハイクオリティで美しかった。メカのデザインも良いし、怪しい雰囲気のモーガン・フリーマンも良い、セットも作り込まれていて見応え十分。それにも増して、音楽が素晴らしかった。ブレードランナーのヴァンゲリスの楽曲を彷彿とさせる壮大さがあり、全編に渡ってとても聴き応えがあった。戦闘スタイルは、スター・ウォーズ、話の内容は、ブレードランナー、トータルリコールとか、既存のSF映画の要素をブレンドした世界観のように見えたが、話のオチも、やはり、既視感があるなあ(苦笑)。どちらかと言えば、ブレードランナー寄りなのかなあ。最後までせつない雰囲気が漂っていて、そこもまた良かったです。


機械生命体テットの正体は、結局謎のまま。テットって、喋るテディベアではなくて、エアーウルフのホークの愛犬のほうを思い出すから、別の名前にして欲しかったわ(苦笑)。でも、湖付近に建つ丸太小屋も出てくるし、変に接点があるんですよね…。しまいには、宇宙服着ているトムがホークに見えてくるし…(苦笑)。あと、バイクが2077年になってもまだタイヤつきなのには驚いたが(苦笑)、ホンダCRF450Xと言う日本製のバイクがベースになっているし、砂漠を走るシーンが雄大だったので、大目に見ます(笑)。トップガンの頃から随分と歳を取ってしまったトム・クルーズですが、まだまだアクションはイケますね。












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刀を使って戦う映画で思い出すのは、『ブレイド』『キル・ビル』『リベリオン』『ラストサムライ』などハリウッド映画でも結構あります。最近は、海外ドラマでも『ウォーキングデッド』に登場する黒人の女剣士ミショーンが日本刀を使ってウォーカーをサクサク斬り殺しているし、あの『ナイトライダー』のマイケルだって刀を使って戦ったことがあったし…ともあれ、刀を使う作品を数多く見かけるようになりました。


ハリウッドの映画やドラマに出てくる忍者や侍の描き方って、ひと昔前は、へんてこりんで、日本文化の捉え方がかなり不思議な印象がありました。最近は、そのへんてこりんな印象を残しつつも、刀を使ったアクションは、かなり派手なものが増えてきたと思います。リベリオンにあった人の顔面だけを斬り落とすシーンは、最初に見た時は、かなり衝撃でしたね。CGが発達してからは、斬られた人の描写がかなりグロくなったと思います。普通に、首手足が切断されるし、血飛沫は、激しく飛び交うし、あらゆる角度から人の体を斬り込み、バラバラにしちゃうのもその手の映画では、もう日常茶飯事。ある意味ホラー映画を超えています。ウォーキングデッドのミショーンもウォーカーの首をサクッと斬りおとしていますが、日本刀ってあんなにサクサクと簡単に切れるものなんでしょうかね。ウォーカーの体は、腐ってるから、切れやすいのかもしれませんが。でも実際、切れ味は抜群らしいですね…。


1980年代にも『ブラインド・フューリー』など刀を使ったアクション映画がありましたが、これも隠れた名作。藤岡弘主演の『SFソードキル(1984)』。『仮面ライダー』でも知られる藤岡弘氏が単身ハリウッドに乗り込み、戦国時代のサムライを演じたSFアクション。日本人が主演するハリウッド映画なんて、最近では、あまり耳慣れませんが、なんと、藤岡弘氏は、この映画のために真剣を持ち込んで、本格的な居合いを披露している。ストーリーは、1522年にマカベ一族の武士タガ・ヨシミツが雪が降り積もる山中で敵の攻撃を受けて湖に落ち、氷漬けになってコールドスリープの状態のまま、400年後に発見される。ロサンゼルスの研究所に送られたヨシミツは、そこで蘇生実験を受けて見事に蘇る。ヨシミツは、研究所を抜け出し、未来の文化や異国の街並みに戸惑いつつも、女性ジャーナリストと心を通わせながら、街にはびこる悪党を次々と斬り倒していく。


真剣による殺陣は、オープニングでいきなり見ることができる。本物を使っているだけに、やはり互いの緊張感がよく伝わってきます。さすがに今の映画みたいな派手な鍔迫り合いや攻めぎ合い、刀を激しくぶつけ合いながらのスピーディーな立ち回りはないが、これぞ侍魂と言うか全てが真剣勝負。藤岡氏演じるサムライの存在感とハードな空気感が半端ない。最近は、日本人と称して中韓の俳優達がハリウッドの映画やドラマに出捲くっているが、これぞまさしく、ハリウッド製の日本映画って感じがします。あくまで自分の意見を押し通して自身の思い描いたサムライ像を演じ切り、ハリウッドのスタッフ陣を圧倒させた藤岡弘氏はやはり凄い。もっといろんな作品に出てもらいたかったですね。


さて、うち的に触れておかなければいけないのは、やはり、脇役の俳優さんについてです。ヨシミツと心通わせる女性ジャーナリストのクリス・ウェルズを演じていたジャネット・ジュリアン。この女優さん、どこかで見かけたことあるなあと思っていたら、『ナイトライダー』シーズン3の「凶悪バイク・ギャング!顔を消した男!!」に犯人の恋人ジョディ役で出ていたあの人でした。ヨシミツと白馬に乗ったり、時折、日本語を喋っていました。そして、医師のアラン・リチャーズを演じていたジョン・カルビンもナイトライダーの「幽霊殺人事件・謎のゴリラを追え!」や、エアーウルフのパイロットなど、当時の人気海外ドラマに数多くゲスト出演していた名脇役です。そう言えば、エイプリル役のレベッカ・ホールデンも日本に来て、草刈正雄と共演していたなあ。






 

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