人気テレビシリーズ『ザ・シールド ルール無用の警察バッジ』でシェーン・ベンドレルを演じた俳優。ザ・シールドでは、ストライクチームの一員として、マイケル・チクリス演じるヴィック・マッキーらと共に犯罪を重ねた超悪刑事を演じたウォルトン・ゴギンズ。マイケル・チクリスは、『ファンタスティック・フォー』でザ・シング役で顔を覚えたが、ウォルトンは、このドラマで初めて知った…と思っていたが、実は、ジャッキー・チェン主演の「シャンハイ・ヌーン」や、「ボーン・アイデンティティー」など過去にも大作に出演していたようでちょっとびっくりした。シェーンと言う役があまりに強烈過ぎたのか、やはりこの人を見たらシェーンの人だなと思ってしまう。
かなりベテランの俳優さんなのかと思っていたらまだ41歳だそうで、ジム・カヴィーゼルよりも若いんですね。この間スターチャンネルで「プレデターズ」を見たら、なんとシェーンが…いや、ウォルトンが出ていた。強姦殺人を犯した死刑囚の役で、どことなくシェーンが生きてたらその成れの果てみたいな役どころに見えたが、プレデターと戦うも、脊髄と頭蓋骨を引き抜かれてしまうと言うえぐい死に様を見せていた。これはさすがにシェーンの時よりもインパクトがあってブッたまげた(苦笑)。
6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグとハリソン・フォードが共演したことでも話題になった『カウボーイ & エイリアン』。19世紀のアリゾナが舞台で、不思議な腕輪をつけた記憶喪失の男・ジェイク・ロネガン(ダニエル・クレイグ)がとある西部の町にたどり着き、その町を支配するウッドロー・ダラーハイド(ハリソン・フォード)と共に突如宇宙から襲来したエイリアンたちと戦うお話。監督は、「アイアンマン」のジョン・ファヴロー、製作は、ロン・ハワード、製作総指揮がスピルバーグと何気にハリウッドSF界最強の製作布陣。西部劇の世界にエイリアンが登場するところや、SF映画に出演するダニエル・クレイグも新鮮であり、また、ハリソン・フォードとコンビを組むところも意外性抜群で楽しめた。
「スターウォーズ」の新作にも出演するのではないかと噂されているハリソン・フォードは、現在70歳。「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」でも60代ながら華麗なアクションを見せていたが、この映画でも中々見せてくれています。まあスタローンもまだまだアクションの世界で健在だし、シュワちゃんも10年ぶりに俳優業に復帰して、「ラストスタンド」と言うバリバリの豪快アクションに出演しているぐらいだから、ハリソン・フォードは、その先導に立っている感じなんでしょうね。いつまでも見ていたいものですが…。
でこの映画にもウォルトン・ゴギンズが出ていました。無法者集団の一人ハントを演じています。プレデターに続いてエイリアンと戦ってくれるのかと思いきや、ジェイクに一発殴られて歯を折られ、ひたすらジェイクのことが好きだと言って知らぬ間にフェード・アウト。もうちょっと見せ場が欲しかったが、存在感はそこそこあり。こう言うコメディリリーフ的な役割のウォルトンも良い感じです。吹替えのほうも見たが、やはりウォルトンの声は、シェーンを演じていた佐藤晴男さんが一番ハマッてる。「ごめんなー、レーン!!!」のあの叫び声が忘れられない。
砂漠の地下に建てられた秘密基地に存在する超国家的組織「SCUFF」。バーン・ホワイト将軍の要請を受け、SCUFFの秘密機動部隊・メガフォースが東側のグエラ戦車隊を倒すため出動する。メガフォースとグエラ戦車隊の戦いを描いたSFアクションですが、監督がハル・ニーダムだけに、どちらかと言えばアクション寄りの作品です。公開当時は、同じ年(1982年)に公開されたブレード・ランナーと比較されて、相当な酷評を受けたらしいですが、確かにSF的には、安っぽく見えるし、メカ描写も薄いし、合成シーンは、スクリーンプロセスを多用していて今見るとしょぼい。しかし、私的には、とても楽しめた。かなりの制作費が注ぎ込まれたらしいですが、巨大な秘密基地のセットに、近未来的なバイクやバギーが数十台、装甲車や戦車などもたくさん登場し激しいアクションを繰り広げていて、それなりにお金はかかっているように見えます。それらのデザインについては確かに多少のハリボテ感もあるのですが、やはり、ハル・ニーダム。アクション演出は最高です。
冒頭の訓練シーン、3台の武装バイクがあらわれる場面のカット割りやBGMが白バイ野郎ジョン&パンチのOP風です。空中を舞う風船?のようなものにメガフォース部隊の3台の武装バイクがウィリー走行しながらミサイルを撃ち込むところが何気にカッコ良い。バイクが猛烈な爆煙に飲まれながらもウィリー走行を続けているのが良いですね。バランスを崩して倒れそうになっているバイクもあったが(笑)。ホワイト将軍達が乗る車の上を華麗にジャンプしてかっこつけて見せたり、いかにもあの当時らしい粋な演出が見られる。
予想以上に爆風が強すぎたのか煙に飲まれた右側のバイクがあわや転倒寸前
夜間にグエラの補給基地を急襲するシーンでは、もうすっかり見なくなったが、初期にゴーバスもやってたカウントダウン演出(画面の右下にタイム表示が出る)があり、メガフォース部隊が4分間で敵の基地を攻撃、爆破して見事作戦を成功させる。バイク部隊が華麗に走り回って、ミサイルやカービン銃、レーザー兵器を駆使して繰り広げる戦闘は、まるでファミコンゲームのよう。CGではない本物の爆破の連続など、その激しい戦闘描写は、それなりにど迫力。紛争地域から脱出するため、メガフォース部隊が再びグエラの戦車隊と激突するクライマックスの戦闘も見応え十分。武装バイクがジャンプして敵の戦車のハッチに爆弾を投げ入れ爆破するシーンは、いかにもハル・ニーダムらしい演出でカッコ良い。ただ、最後の空飛ぶバイクの演出はちょっと…新宇宙空母ギャラクティカにもこう言うシーンありましたけど…まあどちらも80年代製だからある程度はご愛嬌(苦笑)。
ストリートホークもびっくりの大ジャンプ。ターボブースト機能でもついているのか?
バーン・ホワイト将軍を演じているのは、ナイトライダーのデボン役でもお馴染みのエドワード・マルヘアー。やはりデボンみたいな管理職や司令官的な役が似合いますねこのお方。ランボーのトラウトマン大佐やコマンドーのカービー将軍と並んでも違和感ないですよ。ナイトライダーがスタートした年にこの映画にも出演されていたんですね。見た目がデボンそのもの(笑)。1986年の4月に日曜洋画劇場でテレビ放送されたようだが、と言うことは、日本語吹替え版も存在すると言うことですね。今度は、ぜひとも吹替え版で見てみたいものです。
テレビの吹替え版はどなたがマルヘアーの声を担当されたのでしょうね。
ひじょーに気になる。
新作スカイフォールが公開中の007シリーズですが、昨年生誕50周年を迎えたそうですね。50年で23作品。ボンドは6代目となりましたが、半世紀でまだ23作なのか。もっと多く作られている印象があったので意外にまだまだ少ない感じがします。リアルタイムではじめて見たのは、テレビで放送されていた初代ボンドのショーン・コネリーや3代目のロジャー・ムーアの作品だったと思うが、やはり、一番馴染みがあるのは、ロジャー・ムーアの作品。「私を愛したスパイ」「ユアアイズオンリー」「オクトパシー」「美しき獲物たち」は、とくによく見ました。ショーン・コネリーのは、ゴールデンタイムではあまり放送されず、深夜の放送だったり、ローカル局での放送でよく見たと思うのですが、残念ながら2代目のジョージ・レイゼンビー主演の「女王陛下の007」だけは、全くテレビで見る機会がなかった。
最近、イマジカBSで50周年を記念して007シリーズ全22作品を字幕と吹替え両方で一挙放送していて、久しぶりに全て見返しました。吹替えは、テレビ版ではなく、DVD版のほうだったので、大映ドラマのナレーションをよくやっていた来宮良子さんのモード・アダムスとか、野沢那智さんのクリストファー・ウォーケンの声は聞けなかったのが残念。しかし、ジェームズ・ボンドは、テレビ版と同じ声優(ショーン・コネリー=若山弦蔵 ロジャー・ムーア=広川太一郎)だったのでそれなりに楽しめた。ジョージ・レイゼンビーは、テレビ版のほうは、広川太一郎さんが演じられていたそうですが、イマジカBSで放送された吹替えは、小杉十郎太さんが担当していた。小杉十郎太さんは、現ボンドのダニエル・クレイグの声も担当されていますが、レイゼンビーもそれほど違和感はなくハマっていましたね。
さて、007と言えば、毎回変わる主題歌ですが、22作品の中から一番に印象に残るものと言えば…以前は、ゴールド・フィンガー、007は二度死ぬ、ダイヤモンドは永遠に辺りが好きでしたが、今回見返して改めて良いなと思ったのは…。
「007/死ぬのは奴らだ」は、ロジャー・ムーア=ボンドの初作品としても有名ですが、主題歌は、元ビートルズのポール・マッカートニーとウイングスが担当しています。ショーン・コネリー時代のオーケストラとは打って変わって、ロック調の軽快なリズムと共に展開されるボンドアクションが中々新鮮だった。二階建てバスを使ったカーチェイスや陸と海を行き交う壮絶なボートチェイスの場面でも流れていたがやはりそれまでにはなかった個性的なメロディが際立っていてカッコ良い。007にしては、少々安っぽい印象もあるけど(苦笑)、今回見直して一番耳に残った。
オクトパシーでは、リタ・クーリッジの「All Time High」が主題歌となり、映画のタイトルとは異なる曲が初めて使用されたことでも話題に。以前は全く気にも留めていなかったが改めて聴き返すと、このアダルトムードチックな曲が妙に耳に残る。アクションシーンとは合わなそうだが、この曲は、ボンドガールを演じたモード・アダムスのイメージにぴったりな曲と言える。
ダニエル・クレイグのカジノロワイヤルは、劇場で見たが、この「You Know My Name」が流れ出した途端、物凄くゾクッとしたのを覚えている。劇場でこれほどってないほどに、とにかく痺れまくった。ダニエル・クレイグの作品は、確かにアクションは多いが、それよりもクレイグのクールな演技とシリアスな演出が印象に残る。その静かでシブくて悲劇的な世界観にひたすらマッチしていたのがこの曲。
引き続き、ジャッキーのDVDのお話。今回は、ジャッキーの再デビュー間もない頃の名作「少林寺木人拳」。幼き頃に何者かによって父を殺され、その敵を討つために少林寺の門弟となった小唖巴(イーロン)。ある時、イーロンは、寺の裏の洞窟に鎖で繋がれていた男を発見する。イーロンは、その男と仲良くなり、男からカンフーの技を教えてもらう。だが、その男の名は法愚(ファー・ツー)と言い、かつて少林寺の高僧であったが、10年前に少林寺の掟を破ときって人を殺め、幽閉されていた。イーロンは、少林寺の免許皆伝を得るため、登竜門である数十体の武道人形「木人」を倒し、荒野山にいる霊空大師から少林寺拳法の奥義を伝授される。下山したイーロンは、洞窟から逃走したファー・ツーと戦うことになり…。
これ、一度だけ地上波で見たことがあるのですが、その時は、確か字幕放送だった。吹替え版の存在は知っていたので、いつか地上波で見られるものと楽しみにしていたのですが、結局、それ以後、一度も見ることはなかった。で、今回初めてDVDで吹替え版を拝見。所々吹替えがない場面もあるのですが、やはり良かった。とくにオープニングタイトルや修行場面、クライマックスで流れる「ミラクル・ガイ」と言う曲がとても印象に残った。ミラクル・ガイは、日本オリジナルの主題歌として、日本劇場公開時にもこの曲が流れたらしいのですが、時代を超えて素晴らしい曲。あのはりぼて感満載の木人との闘いの場面を字幕で見た時は、あまりの不思議な光景に思わず噴き出してしまったが(苦笑)、ミラクルガイが流れると高揚感が増して、木人のおかしさも気にならなくなった。とにかくジャッキーが闘う画と物凄くマッチしていました。酔拳の日本公開版にもカンフージョンと言うオリジナル主題歌が流れていたが、そう言えば、今回リリースされた17タイトルの中に酔拳はラインナップされていなかったですね。今度はぜひともカンフージョンの入った吹替え版を収録したDVDのほうもお願いしたいものです。
ジャッキーの声は、当然ながら石丸博也氏が担当されているのですが、ジャッキーが演じるイーロンは、幼い頃から口が聞けない(実は、そのフリをしていただけ)ので、石丸氏が喋る場面は、ほとんどなかった。それだけにクライマックスで父を殺した相手を見つけたイーロンが初めて喋った時の「なぜ殺したんだ!」と言うセリフがやけに重々しく印象に残った。
この頃のジャッキーは、ひょうきん族に出てた頃の伊丹幸雄とそっくりだな…。
皆様、あけましておめでとうございます。2013年です。昔は、21世紀なんてまだまだ先のことだと思っていましたが、気づけば、21世紀に入ってから13年目に突入しています。バック・トゥ・ザ・フューチャーの世界ならあと2年でパートⅡの未来世界の時代ですよ。ブレードランナーの世界なら6年後には、レプリカントが人類と共存している。「2012」の世界なら、世界が破滅し、人類が巨大な箱船に乗って海をさまよう。でも過ぎちゃいましたけどね(苦笑)。最近話題のiPS細胞の技術を使えば、ブレードランナーの世界には、ある意味近づきそうな未来ですが、あと2年で車やスケートボードが宙に浮かぶようなことはなさそうですね・・・。
それはさておき、昨年末、あのジャッキー・チェンの名作が再リリースされました。今回17タイトルと数が多い上に、なんと全てに日本語吹替え版が収録されている。これですよ。この仕様をずっと待ち望んでいたんです。しかも、低価格。ラインナップをあげますと、
●少林寺木人拳 〈日本語吹替収録版〉(1976)
●蛇鶴八拳 〈日本語吹替収録版〉(1977)
●カンニング・モンキー 天中拳 〈日本語吹替収録版〉(1978)
●龍拳 〈日本語吹替収録版〉(1978)
●拳精 〈日本語吹替収録版〉(1978)
●クレージー・モンキー/笑拳 〈日本語吹替収録版〉(1979)
●ドラゴンロード 〈日本語吹替収録版〉(1982)
●五福星 〈日本語吹替収録版〉(1983)
●プロジェクトA 〈日本語吹替収録版〉(1983)
●スパルタンX 〈日本語吹替収録版〉(1984)
●香港発活劇エクスプレス 大福星 〈日本語吹替収録版〉(1985)
●プロテクター 〈日本語吹替収録版〉(1985)
●七福星 〈日本語吹替収録版〉(1985)
●サンダーアーム/龍兄虎弟 〈日本語吹替収録版〉(1986)
●プロジェクトA2 史上最大の標的 〈日本語吹替収録版〉(1987)
●サイクロンZ 〈日本語吹替収録版〉(1988)
●プロジェクト・イーグル 〈日本語吹替収録版〉(1991)
70、80年代の名作がズラリという感じですが、ジャッキーとサモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウの三人の黄金コンビが競演しているプロジェクトAやスパルタンXなどに加えて、福星シリーズもしっかりラインナップされているのが注目点。これらの吹き替えについては、テレビ用の吹替え版を収録したものから、新録されたものもあったりと、そこもまた気になるところなんですよね。
で、今回その中からプロジェクトAのDVDを拝見。プロジェクトAは、8年前にもテレビ用の日本語吹替えを収録したDVDがリリースされていましたが、残念ながら、この時の日本語吹替え版は、所々吹替えが抜けているシーンがあった。今回リリースされた日本語吹替収録版は、吹替えが完全収録されています。初回テレビ放送時(日曜洋画劇場)のノーカット版の素材が使用されているようです。8年前のDVDに収録された吹替えは、再放送時のカット版だったようですね。特典映像は、8年前のDVDに収録されていたものと同じ内容でしたが、このロープライスでこれだけそろっていればもう文句なしです。
30年近く前の作品になりますが、テンポの良い白熱のアクションのてんこ盛りで、見る度に元気をもらえます。緻密なアイデアと遊び心満載のアクションが素晴らしい。三人のパワフルかつ芸術的で華麗な連携アクションは、もはや伝説。CG時代の今だからこそ逆に色褪せず、新鮮な気持ちで見られます。吹替えのほうも、フィックスメンバーのジャッキー=石丸博也さん、サモ・ハン・キンポー=水島裕さんのノリの良いやりとり、ナイト2000キットの声でも有名な野島昭生さんがユン・ピョウの声を担当し、さらに映画の面白さが倍増。水上警察部隊の一員・ひょうきんの声は、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズのマーティの声でもお馴染みの三ツ矢雄二さんが演じているのですが、そう言えば、この映画の吹替えにも数々の名言がありましたね。
最近は、ハリウッド映画で日本人が結構活躍してるのを見かけますね。「ラストサムライ」で本格的にハリウッドデビューした渡辺謙や、「キル・ビル」の栗山千明や、「ラッシュアワー3」でジャッキーと夢の競演を果たした真田広之などなど。古くは、「007/ゴールドフィンガー」のハロルド坂田とか、「レッド・サン」の三船敏郎、「ブラックレイン」の松田優作など、昔から日本人の俳優は、数多く出演していたわけですが、やはり、チョイ役ではなくて、向こうの俳優とマンツーマンで活躍していると、見応えがありますよね。
「パールハーバー」辺りからイケイケ押せ押せの超CGをたっぷり使って見せる大スペクタクル映画を量産しているハリウッド。2000年代のCG映画の進化は、めざましく、それまでにはありえなかった動きとかカメラワークとか、アニメのような自由自在な描写で見せる実写映画がたくさん生み出されましたが、この映画もその一つではないでしょうか。
「バトルシップ」
世界14カ国の海軍将兵2万人を集めて開催された環太平洋合同演習(リムパック)。その演習中、突如地球にあらわれた謎の物体が世界各地を破壊し始める。リムパックの艦隊が調査を開始し、ハワイ近辺にあらわれた謎の物体と壮絶な死闘を展開・・・。まあ、とにかくこの映画もイケイケ押せ押せのCG全開で謎の巨大球体が大都市を襲う場面は、それなりに迫力はあった。とくに、球体が高速道路の高架橋を次々と破壊していくシーンは、えらく力をかけて描かれて、「2012」を思い出してしまったが、しかし、この謎の物体、人間は狙わず、何を目的に地球にやってきて破壊行為を繰り返しているのかがいまいち理解できなかった。プレデターみたいな謎のセンサーをつけたエイリアンは、V(ビジター)のトカゲのエイリアンよりもインパクトがなくて、ほとんど印象に残らず。なんというか、1950年代のSF映画のノリで作られたレトロなエイリアンものと言う感じ。クライマックスは、かつてのインディペンデンス・デイのごとく、退役軍人のおじいちゃん達が集まったり、とにかく海兵隊全員一丸となって頑張ろうぜ的な熱い展開を見せて、力任せにエイリアンたちを見事に倒してしまう辺り、ああ、やっぱ力押しのハリウッドだなあと改めて認識したしだいで・・・(苦笑)。
で、この映画でも日本人俳優が活躍しておりましたね。浅野忠信氏が海上自衛隊の護衛艦みょうこうの艦長・ユウジ・ナガタ役を演じられていました。てっきり、エイリアンの襲撃を受けて途中で死んでしまう役かと思っていたら、最後まで生き残り、主人公のアメリカ海軍大尉アレックスとベストコンビネーションを見せて大活躍していた。このようなSF映画で日本人俳優と米俳優が対等に活躍しているのは、非常に珍しい。世界から見ると昔からちょんまげ、相撲、忍者、侍のイメージが根強い日本。かつてハリウッドの映画やドラマに出ている日本人は、不自然かつコミカルな役割が多かったが、21世紀に入ってから、ガラッとイメージが変わって、現代劇のアクションものでもよく見かけるようになりましたね。
裕次郎さんもハリウッド映画に出るとなぜかこうなっちゃうんだな・・・。
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