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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2025/01月

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スカパーの映画専門チャンネル「ザ・シネマ」でオリジナルの日本語吹替え版が放送されていたので、久々に『ブレードランナー』を堪能。監督のリドリー・スコットが再編集したファイナルカット版を見ました。デッカードの声は、ハリソン・フォードやメル・ギブソン、『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』のストリング・フェロー=ホークの声でもお馴染みの磯部勉さん。意外にもデッカード役は、今回が初めてだったとか。そして、このファイナルカット版の吹替え演出を担当したのは、エアーウルフの吹替え演出を担当していた伊達康将氏。エアーウルフの他に海外ドラマでは、「V・ビジター」や「新スパイ大作戦」、映画では、「ロッキー」シリーズなどの吹替え演出も担当されていたそうです。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のビフや、『ハイテク武装者バイパー』のジュリアン・ウィルクス博士も印象に残っているが、最近はすっかり『ザ・シールド』のヴィック・マッキー刑事のイメージが定着してしまっている谷口節さんがロイ・バッティの声を担当。ブレードランナーは、これまでに5つのバージョンが公開されているそうで、1982年に公開されたオリジナル以外にも、公開10周年を記念して1992年に公開された「ディレクターズカット/最終版」などが存在します。2007年に公開されたファイナルカット版は、新たなカットが加えられ、ブラッシュアップされたデジタルの綺麗な映像と、音響もより臨場感溢れるものになり、細部にわたって監督のこだわりが見える。人間を超える知能を持ちながらも、人間に疎まれ、4年と言う短い寿命の中で人間らしく生き抜こうとするレプリカントの哀しみがよりリアルに伝わってきた。

最初にテレビで見た時は、暗いイメージで、どちらかと言えば同時期に公開された『スター・ウォーズ』シリーズのような楽しい雰囲気のSF映画が好みだったが、今は、この映画のハードボイルドな世界観のほうがすんなり馴染んでしまう。昔は、遠い遠い未来世界の映像と言う感覚で見ていたのに、この映画の時代設定になっている2019年まであと8年なんですよね…。もう目前ですが、レプリカントも空飛ぶ車もまだまだ現れそうになそさうだ…。

この映画でいつも真っ先に目が行くのが日本の女芸者がでかでかと映る「強力わかもと」の電子看板。この映画は、ロスが舞台になっているが、無国籍風の街の雰囲気が印象的。とくにあの看板は、印象深くて、いつも不思議な感覚になってしまう。それも含めて、リドリー・スコット監督の日本文化への熱いこだわりが垣間見える。で、強力わかもとって一体何なのか…つい最近までビタミン剤の一種?かと思っていたが、実は、胃腸薬なんだそうです。当初は、ダスティン・ホフマンがデッカードを演じる予定だったそうだが、当時のダスティン・ホフマンと言えば、女装もののコメディ映画に出て話題になったが、SF映画とは、無縁のイメージだったので、ぜひとも出てもらいたかったなぁ。


ブレードランナーと言えば、ヴァンゲリスが作曲した映画のテーマ曲。シンセサイザーによるダイナミックかつシンプルなメロディが心に残る。南極物語のテーマもこの方が作曲したんでしたよね…。
 

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イタリアホラーの巨匠ダリオ・アルジェントと言えば、背筋が凍るほどのショッキングな殺人シーンに定評のある監督。血の滴る世界を寄り美しく、華麗に見せるカメラワークと映像マジックが魅力です。学生時分一時期ハマりにハマったが、20年ぐらい前は、アルジェントの映画も地上波の深夜帯によく放送されていました。テレビで初めて見たのは『フェノミナ』。その後、『シャドー』『インフェルノ』『ゾンビ』『デモンズ』などなど、様々な作品をレンタルしたが、アルジェントと言えば、なんと言っても一番有名なのは、『サスペリア』だろう。

その続編に当たる日本では、『サスペリアPART2(Profondo Rosso)』のタイトルで公開された作品があるが、実は、これ前作よりも先に制作されていたそうで、しかも、内容についてもサスペリアとは、全く関係がなかったと言う曰くつきの映画。主演のマークを演じるのは、『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』のパイロットでエアーウルフの産みの親モフェット博士を演じたデビット・ヘミングス。この映画に出演時の若きヘミングスは、細身ですらっとした二枚目で凄くカッコ良かったが、エアーウルフの時は、もうかなり太った親父になっちゃって、年月の重みを感じた…(汗)。クリスマスの夜に起きたある殺人事件を発端に、作曲家のマークが事件の謎に迫って行く内容で、テレパシーやら心霊やら、オカルトチックな要素を交えながら、姿の見えない殺人鬼によって、惨劇が繰り返されていく…。どこからともなく聞こえる不気味な子守唄や、迫り来る奇怪な操り人形、作家のアマンダが熱湯を顔に浴びせられて殺される殺人シーンなども印象的だが、アルジェント映画のもう1つの魅力と言えば、ゴブリンの音楽。ゴブリンが奏でるプログレッシブサウンドにもハマり、CDも集めるほどでした。




『サスペリアPART2(Profondo Rosso)』のテーマ曲。劇中のBGMもそそられる曲が多かった。




『フェノミナ』のテーマ曲。幻想的かつ刺激的な映像と共にこの曲にも魅せられた。ゲームミュージックじゃないよ(笑)。




ちなみに、これは、『フェノミナ』の挿入歌。ゴブリンでは、ありませんが、映画のイメージに素晴らしくマッチしていた。今聴いてもカッコ良いですなぁ
…。

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007シリーズの初期から中期の作品の音楽を担当したイギリスの作曲家ジョン・バリー氏が死去されたそうです。モンティ・ノーマンが作曲した「007のテーマ」のアレンジや演奏などを手がけ、雄大でロマンス溢れる名曲を数多く生み出した。個人的に一番印象に残っているのは、『007/ゴールドフィンガー』『007は二度死ぬ』の「You Only Live Twice」と『女王陛下の007』のテーマ。「二度死ぬ」は、日本が舞台になったことでも有名な作品ですが、そう言えば、今噴火活動が活発になっている新燃岳は、火口内に作られたスペクターのロケット基地として描かれた場所だったそうです。あの頃の日本の風景は、異国情緒に満ちていて、今の日本とは全くの別世界と言った感じでしたが、考えてみればもう40年以上前の映画ですもんね…。一時期、もう一度日本を舞台にした007が製作されるような噂がありましたが、なぜか立ち消えになってしまいました。ボンドには、ぜひまた日本に来てもらって、国内に潜んでいるスパイ組織を豪快に壊滅してもらいたいものですが…(笑)。

007シリーズ以外にも、ダスティン・ホフマンの『真夜中のカーボーイ』やブールス・リーの『死亡遊戯』、シルベスター・スタローンの『スペシャリスト』、ブルース・ウィリスの『マーキュリー・ライジング』など、数々のスターたちの映画のテーマ曲を担当したジョン・バリー。そう言えば、最近スカパーで見たニック・ノルティとジャクリーン・ビセットが共演していた『ザ・ディープ』と言う深海サスペンスものの映画のテーマ曲もジョン・バリーの作曲だった。壮大な映像との一体感、華やかで美しい世界をよりゴージャスに演出してくれる素晴らしい音楽をたくさん堪能させて頂きました。


 

「You Only Live Twice」の美しい名曲で追悼…人生は2度あるかもしれない。
ジョン・バリーよ永遠に…

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アメリカ大陸を横断する過激なレース映画は、1970、80年代に数多く作られましたが、日本でもっとも有名なのは、やはりあの『キャノンボール』。昔は、よく日曜洋画劇場や、ゴールデン洋画劇場などで見かけたが、ようやく去年の年末に日本語吹替え版入りのDVDが発売されました。東海岸のコネチカット州をスタート地点に、チャレンジ精神旺盛の一癖あるユニークな参加者達があの手この手を使って警察の取り締まりの包囲網を潜り抜けながら、ゴール地点の西のロサンゼルスへ向かう。数々の名車がど派手な走りを見せるところも注目ですが、当時のスター達が大集結しているところも見所の1つ。『トランザム7000』シリーズのバート・レイノルズや、当時は、現役のジェームズ・ボンドだったロジャー・ムーア、ジャッキー・チェンとマイケル・ホイのコンビは、日本人役で出演している。

バート・レイノルズ演じるJ.J.マクルーアは、なぜか救急車でのレース参戦で、ドム・デルイーズが演じる相棒のビクターと良いコンビネーションを見せているが、どうせなら、イーグルマスクのトランザムにでも乗って走ってもらいたかったなぁ…。ロジャー・ムーアは、本人役で出ていますが、自らを皮肉るようなセリフをズバスバと喋っているところが面白い。彼の愛用車は、もちろんアストンマーティンDB5。劇中では、特殊装置を使用する場面も見られます。ジャッキーとマイケル・ホイが乗る日本車のスバル1600は、こちらもナイトライダーのナイト2000のようなハイテクマシーンと言う設定になっていて、カーナビやロケットエンジンを積んでいて、大ジャンプをしたり、過激な走りを見せてくれる。この作品は、ジャッキーと日本車が初共演した記念すべき映画でもあります。美人の女コンビが乗る黒いランボールギーニがスピーディーに公道を激走するシーンも迫力満点。オープニングからNG集つきのエンディングまで、全編にわたって痛烈な笑いと馬鹿馬鹿しさで埋め尽くされているが、改めてあの時代の雄大さに酔いしれます…。

DVDには、フジテレビ制作の日本語吹替え版が収録されています。写真家のパメラ役を演じるファラ・フォーセットの声を、当時JACで活躍されていた志穂美悦子さんが担当している。ファラと言えば、当時、TVドラマ「チャーリーズ・エンジェル」で、日本でも一躍有名になった女優さんですが、日本のファラ・フォーセット的なイメージで志穂美さんがキャスティングされたのでしょうかね…なんとなく合点がいきます。ロジャー・ムーアとマイケル・ホイの声を広川太一郎氏が一人二役で演じきっているところも注目すべきところ。ムーアのシブい声とマイケルのおちゃらけた感じの声をアドリブを交えながら見事に演じられているのが凄い。ぜひとも続編の『キャノンボール2』も日本語吹替え版つきのDVDをリリースして欲しい。

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いや~時代はもうすっかりブルーレイですよね。私自身は、一年前にハイビジョン・レコーダー買ったばかりで、まだまだ全然時代に追いつけてませんが。DVDも最近は、映画のチケット代よりも安い価格で、過去の名作が容易く手に入るようになりました。映画ファンにとっては、まさに夢の時代。ハリウッドの人気作のビデオが一本16000円で売られていた時代を知っていますからね…。シュワちゃんの「トータル・リコール」やブルース・ウィリスの「ダイハード2」をなけなしの貯金で買ったのは、今となっては苦い思い出。ダイハードは1とまとめ買いしたっけ。しかも当然のごとくDVDみたいに字幕と吹き替えの切り替えなんかなかったしねビデオは…。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、3500円で買ったけど、日本語吹替え版だった。テレビ朝日の三ツ矢雄二バージョンじゃなかったので、ちょっと不満に思ってた事もありましたが…(苦笑)。

ビデオに代わる次世代メディアとして注目されたLDも当然ながら一時期コレクションしました。どうしてもLDでターミネーター2が見たくて見たくて。ソニーのハードでしたが、安物だったので両面再生できなくて、自分でLD盤を裏返して再生して見ておりました。ソフトは、ビデオよりも安かったけど、ただ、これも字幕と日本語吹き替えの切り替えなんてなかったし、盛り上がってきて、一番面白い時に寸断されてしまうところがなんと言ってもLDの致命傷。「またまたあぶない刑事」も買ったけど、ユージと萩原博美が良いムードな時に再生ストップ→裏面に入れ替えみたいな…。DVDよりも倍以上の大きさなのに、入る映像の容量は、両面合わせて120分。それを超える作品は、2枚組みになってしまい、1つの作品なのにLDの入れ替えを何度もしなければならないところが苦痛だった。「タイタニック」もその作業のせいでムードぶち壊しだったが、今となっては良い思い出。そう言えば、LDってデジタル映像じゃなかったんだよね…。

ビデオやLDが抱える様々な問題をすっきり解決してくれたのがDVD。コンパクトなのに映像がまるまる一枚のディスクに収まる。音声の切り替えもできる。特典映像なんかもついて、しかも高画質、高音質。DVDが出てきた時の衝撃は、凄まじかったが、今は、もう日常に当たり前のように溶け込んでいますよね。LD時代に集めたかったジャッキーの名作も今や1500円で手に入るそんな時代です。なんと今月、ジャッキー映画のDVDが24タイトルも発売されました。個人的に注目は、「キャノンボール」。ジャッキーとマイケル・ホイがチームを組んではちゃめちゃなレースを展開させる80年代の大人気シリーズの第1作ですが、なんとお馴染みの石丸博也氏の日本語吹き替えが収録されているそうです。「ポリスストーリー」シリーズのデジタルリマスター版も全て日本語吹替え版が収録されているので、これはぜひともおさえておきたいところ。「サンダーアーム」や「プロテクター」「サイクロンZ」などの80年代の傑作や「醒拳」「成龍拳」「クレイジーモンキー/笑拳」など、初期の名作もリリースされているが、これらは、残念ながら日本語吹替え版が収録されていない。字幕もいいけど、やはりジャッキーの映画は、吹き替えでも楽しみたいですよね…。来年には、マイケル・ホイの「Mr.Boo」シリーズの吹替え版収録のDVDもリリースされるそう。しばらくパラマウントから目が離せない。

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ここ数年来映画のリメイク話が続いておりますが、スカパーのニュース番組の映画紹介コーナーを見ていたら、なんと、20年前にパトリック・スウェイジとデミ・ムーアの共演で日本でも大ヒットした『ゴースト』が日本でリメイクされたとか。サブタイもオリジナルは、「ニューヨークの幻」だったが、新しい方は、「もう一度抱きしめたい」に。今流行りの韓国スターと日本人女優の共演。しかも、今回は、女性の方がゴーストになってしまうそうな。オリジナルがすでに20年前の映画であることも驚きだが、しかし、リメイクの早さにも仰天。自分の感覚では、オリジナルが公開されていたのは、つい最近の出来事のように思えてしまうのだが・・・(汗)。

20年前の1990年と言えば、シュワちゃんの『トータル・リコール』が公開された年でもありました。アーノルド・シュワルツェネッガー主演の本格的なSF映画で、監督は、『ロボコップ』などバイオレンス描写の凄まじさで定評があるポール・バーホーベン。『ロボコップ』も正統派のヒーローものアクションでありながら、バイオレンスシーンは、かなり過激さを極めていた(マーフィーが銃で蜂の巣にされる場面も凄かったが、クライマックスの廃工場のシーンでクラレンスの手下のエミールが廃液を浴びて、モンスターのようになってしまう場面が当時トラウマ)が、トータル・リコールもおそらくそんなグロテスクなシーンがあるのだろうと覚悟を決めて映画館に行ったら、ロボコップほど強烈な場面がなくて拍子抜けした。『氷の微笑』でブレイクする前のシャロン・ストーンも大胆な演技で話題になった。テレビシリーズ『V』に出ていたマイケル・アイアンサイドがシュワちゃんを追う敵役で出ていたが、最後にシュワちゃんと格闘して、エレベータに捕まったところで両手を切断されてしまう場面は、えげつなかった…。

そのトータル・リコールも近々リメイクされるとか。リメイクのサイクルが近頃目まぐるしく感じるが、リメイクでは、誰がダグを演じるのかが一番気になる。どうせならオリジナルを超える作品が見たいと思うのが世の常。トータルリコールは、テレビシリーズも制作されていたが、映像には、映画のようなインパクトがなく、日本では、あまり話題にならなかったような・・・。火星に住むミュータントたちの奇抜なメイクや衣装、セットなども凄かったが、今ならほとんどCG合成で何でも描けてしまうので、やはり、そこのところはきっちりメリハリつけてできるだけ実写での表現を期待したいところ。


そして、トータル・リコールと言えば、ジェリー・ゴールドスミスの壮大なテーマ曲。火星旅行の夢が実現するならば、ぜひとも火星に向かうロケットの中でこの曲を聴いてみたいものだが・・・。

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