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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2025/02月

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最近は、「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」や「ワイルド・スピード SKY MISSION」など脇役で見かけることが多いジェイソン・ステイサムですが、彼の代表作と言えば、やはり、「トランスポーター」シリーズ。2012年には、クリス・ヴァンス主演でテレビドラマ(トランスポーター ザ・シリーズ)も放送された人気シリーズですが、その最新映画「トランスポーター イグニション」を拝見。


凄腕の運び屋フランク・マーティンは、謎の美女アンナから依頼を受けた。依頼の内容は、3人のブロンド美女を運ぶこと。自分のルールに反する依頼だったため、それを断ろうとしたフランクだったが、銃口を突きつけられた挙句、最愛の父が猛毒を飲まされて、余命12時間と宣告される。フランクは、父を助けるため渋々依頼を承諾し、愛車のアウディに3人の美女を乗せ走り出した。だが、美女達は、フランクと因縁のあるアルカディ・カラゾフの組織に狙われていた・・・。



前作から7年ぶりに製作されたシリーズ第4作。主演は、ジェイソン・ステイサムから若手俳優のエド・スクラインにバトンタッチ。若手と言ってもこの方すでに30代。元ラッパーで、最近俳優に転向したらしく、これ以前にはとくにこれと言って有名な映画には出演していない。ジェイソン・ステイサムもトランスポーターに出演する前は、ほぼ無名で、このシリーズをきっかけに一気にスターダムに伸し上がっていた経緯があるので、おそらくエド・スクラインもその轍を踏んで、これからアクションをはじめ様々な映画で活躍していくのでしょうね。


テレビシリーズも含めると、エド・スクラインは、3代目のフランクになるわけですが、やはり、初代のジェイソン・ステイサムと比べるとダンディな雰囲気や華やかさに欠け、インパクトも薄いが、全体的にアクションシーンのキレのある動きは良かった。ただ、主役のフランク以上に目立っていたのがフランクの父役のレイ・スティーヴンソン。今回は、フランク単独の活躍ではなく、フランク親子のコンビネーションに重点が置かれ、ストーリーも父子の愛情物語の側面が垣間見えました。ジェイソン・ステイサムが演じた初代フランクは、感情を表に出さず、常にクールに淡々と仕事をこなして、ハードボイルドな雰囲気があったが、三代目のフランクは、やや人情味が強調されている感じがしました。


この映画でもフランクの愛車は、アウディですが、これまでシリーズで使われてきた「アウディA8」から今回は、「アウディS8」に変更されたそうです。と言っても外観にさほど違いは見られず大きな変化はないが、走りがよりパワフルになっていました。海沿いやトンネル内のカーチェイスシーンでは、S8のスピーディで迫力のある走りやドリフト走行が見られ、複数のパトカーや白バイが派手に空中を舞ったり転がったり、パトカー同士が激突するシーンも数多くあった。とくにバイクのシーンは、スタントマンが体を張った転倒を見せていて、ハラハラさせられました。


中盤で繰り広げられる空港内のカーアクションも見応えがあった。離陸前のジェット機からフランク父とマリアが脱出し、機体下を走るアウディに乗り移るシーンや、ベルトローダーっぽい車をジャンプ台代わりにアウディが派手にジャンプして搭乗橋に着地し、そこからターミナルに侵入して、中を走り回るシーンも面白かった。これらのシーン全てCGなどは、一切使用せずに撮影しているところは、やはり、このシリーズの醍醐味と言うか、素晴らしいところですね。



きっとまた続編が製作されるのでしょうが、次回作にもフランク父は登場するのでしょうかね。というか、エド・スクラインのトランスポーターは、このままずっと親子で活躍するシリーズにしてもらいたいな(苦笑)。













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前々回は、懐かしのゲームで振り返った1986年ですが、今回は、映画で振り返ってみます。1986年と言うと、本格的にテレビで映画を見始めた年で、映画ではないですが「ナイトライダー」を見出したのもちょうどこの年からでした。当時活躍していた映画俳優で印象に残っているのは、やはり、スタローン、シュワちゃん、ジャッキーの3大アクションスターをはじめ、「トップガン」で一気にスターダムに伸し上がったトム・クルーズや、「プラトーン」で有名になったチャーリー・シーンなどを思い出します。「マチェーテ・キルズ」で久しぶりにチャーリーを見たけど、最近は、トム・クルーズのように映画での露出が少ないのが残念。あの頃は、「ノーマンズ・ランド」や「ヤングガン」など、いろんなアクション映画に出ていましたが、この作品もその一つでしたね。




処刑ライダー

この作品を初めて知ったのは、ナイトライダーの放送中に流れたCMでしたね。ナイトライダーと同じくドリームカーもの?と、最初は思いましたが、見てみると、確かに未来を思わせるカッコいいデザインの黒いカスタムターボ(ベースは、Dodge M4S)が登場しますが、そのマシーンが暴走族どもを次々と殺戮していくファンタスティックなSFホラーで、ナイトライダーとは、全くの別ものでした(苦笑)。


チャーリー・シーンとジョン・カサベテスの息子ニック・カサベテスの二世スター同士の共演が話題を呼びましたが、ニックのほうは、この後作品に恵まれず、チャーリーのような活躍がなかったのが残念だった。チャーリーは、フルフェイスのヘルメットをかぶり、全身黒ずくめの「破壊の死神」で、ニックは、暴走族のリーダーという、二世スターがめまぐるしく激突するところが面白かった。


山道やアリゾナの砂漠を通る道路で繰り広げられるカーチェイスは、今見ても十分に迫力があり、カスタムターボの走りっぷりも爽快で見応えがあります。最近は、ニコラス・ケイジの「ゴーストライダー」なんてのもありましたが、この作品や「ザ・カー」「クリスティーン」などの系統のマシーン映画は、めっぽう見かけなくなりました。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がアカデミー賞で6冠を獲得したニュースは驚きましたが、処刑ライダーも今なら高い評価になるかもしれませんね(苦笑)。日本にも、当時の戦隊やメタルヒーローなどで無人車の恐怖を描いたエピソードがいくつかありましたが、またこういう路線のアクション映画を見てみたいものです。









ブラックライダー

処刑ライダーが「ザ・カー」などから続くマシーンホラーものの系譜とするならば、こちらは、正統派のドリームカーもの・・・と言いたいところですが、ジョン・カーペンターの原作だけに、普通の未来カーものとはいかなかったようですね。


元CIAエージェントのクイントがFBIの極秘任務を受けて、悪徳会社の脱税の証拠となるデータを盗み出し、そのデータの入ったテープを「ブラックムーン」と呼ばれるハイテクマシーンに隠す。だが、何者かにブラックムーンを盗まれてしまい、クイントは、72時間以内にその車を見つけ出さなければならなくなる。ブラックムーンは、燃料は水素で、ブースターを作動させることによって最高速度330マイル以上のスピードを出すことができる。平べったいデザインも当時とてもインパクトがありました。都会の道路でクイントが乗るダッジ・デイトナが激しいカーチェイスを繰り広げたり、長いトンネルの中をハイスピードで駆け抜けたり、ラストのビルから隣のビルへ飛び移る(ワイルドスピード・スカイミッションでそのパロディとも思わしきアクションシーンがあった)ナイトライダー張りの派手なアクションも見応えがあったが、期待していたよりもブラックムーンの見せ場が少なかったのが残念でしたね。


主演は、当時まだ脇役が多く、日本では、無名に近かったトミー・リー・ジョーンズ。ヒロインは、「ターミネーター」で有名になったリンダ・ハミルトン。他にも名優のロバート・ヴォーンや、「ポリスアカデミー」シリーズに出演していたババ・スミスなど、今からするとキャスティングは、中々豪華で見所があります。ストーリーは面白いし、「ダーティハリー」や「燃えよドラゴン」などで知られる作曲家のラロ・シフリンが作ったテーマ曲も味わいがあり印象深い。ブラックムーンの見せ場がもっと多ければ、名作になっていたかもしれない惜しいアクション作品でしたね。










ショート・サーキット

今何かと話題に上がるロボットですが、80年代の映画の世界には、こんなロボットがいましたね。「ジョニーファイブ(ナンバーファイブ)」と呼ばれる軍事用に開発されたロボットが雷のショックを受けて自我を持ち、人間達と感情豊かに交流を深めていく。 眉の板の動きだけで様々な表情を見せるジョニーファイブのデザインが中々素晴らしかったです。全体的には、コメディタッチで描かれていましたが、戦闘用のロボットが人間と触れ合ううちに、命の大切さや生きる喜びを知り、破壊を嫌い、人間以上に人間らしくなっていくところや、ピンチを切り抜けていく姿が感動を呼びました。


軍用ロボットと言えば、「ターミネーター」があまりにも有名になってしまって、ジョニーファイブは、記憶から薄れがちですが、ガンタンクみたいだけど骨組みだけのターミネーターよりは愛嬌があるし、自我を持ったジョニーファイブは、キットと同様にユーモアに溢れていて最高に面白いやつなので、たまには思い出してやってほしいですね(苦笑)。






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ちょうど30年前に公開されたトム・クルーズの出世作「トップガン」の続編が現在製作中だそうで、前作と同じくトムが再びマーベリック役を演じるそうです。人間が操る戦闘機同士のドッグファイトは展開せず、最近何かと名前があがる「ドローン」とトムの戦闘機が対決するようなストーリーになるらしい。ドローンと言っても日本で飛んでいるラジコンのようなものではなくて、遠隔操作の無人偵察機や無人攻撃機レベルのものになる模様。前作は、CGを一切使用せず、実機を使った迫力の飛行シーンが映画の見所になっていたが、続編にもトムが実際に戦闘機に乗り込んで撮影する場面があるのかが気になりますね。


プロデューサーも前作と同様ジェリー・ブラッカイマーが務め、アイスマン役を演じたヴァル・キルマーも出演予定だそうです。前作の監督したトニー・スコットは、残念ながら4年前に他界しているので、新たな監督が抜擢されているのでしょうが、「ビバリーヒルズコップ2」や「トゥルー・ロマンス」などなど、スタイリッシュなアクション映画作りで定評のあったトニー・スコットがいないのはかなり痛いですね。あと、前作は、主題歌の「デンジャー・ゾーン」をはじめ、挿入歌を含めたサウンドトラックも大ヒットしましたが、再びデンジャー・ゾーンが主題歌として使用されるのか、はたまたそれを超える新曲が生み出されるのか、そこも気になるところです。


それにしてもトムももう53歳か・・・。トップガン公開当時は、他の作品でポール・ニューマンと共演したり、その後もダスティン・ホフマンや、前妻のニコール・キッドマンと共演して、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気俳優になっていったけど、それがもう30年前の出来事だなんてにわかには信じがたいですね。50代の戦闘機乗りってアメリカではいそうな気がしますが、身体的にはかなり負担が大きいそう。でも、トムなら何でも乗りこなしてくれそうに見えるし、「F-35 ライトニングⅡ」辺りの最新型戦闘機に乗り込んでもらって、またカッコ良いドッグファイトをがっつり見せてもらいたいですね。






トップガンと同じく、今やトム・クルーズを代表する人気シリーズになった「ミッション:インポッシブル」の第5弾「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を拝見。


IMFのエージェント、イーサン・ハントは、正体不明の多国籍犯罪組織「シンジケート」を追っていた。しかし、IMFのロンドン支部がシンジケートの手に落ち、イーサンは敵の罠にはまってしまうが、謎の女イルサによって命を救われる。一方その頃、CIA長官のアラン・ハンリーは、IMFの捜査方針を問題視し、IMFの解体を提案。それにより、イーサンは、国際手配を受けてしまう。



このシリーズも1作目の公開から今年でちょうど20年を迎えますが、今やもう完全にトム・クルーズの作品になってしまった感がありますね。2作目をジョン・ウーが監督して、完全無欠なアクション映画になってしまった時は、このシリーズは、一体どこに向かっているのか?その方向性に疑問を持ったこともありましたが(苦笑)、今回は、また一作目のノリに近いスリリングなスパイアクションが展開していて、見応えがありました。


イーサンの相棒ルーサー(ヴィング・レイムス)が今回も登場している他、3作目から登場している天才ハッカーのベンジー・ダン(サイモン・ペグ)、4作目にも出ていた分析官のウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)など、お馴染みのメンバーの姿も見られる。目新しいところでは、アレック・ボールドウィンがCIA長官アラン・ハンリー役で出演していた。アレック・ボールドウィンと言えば、「レッド・オクトーバーを追え!」のジャック・ライアン役が印象に残っていますが、あの頃は、絵に書いたような二枚目で、もの凄くハンサムな俳優でしたね。しかし、アラン役のアレックは、年取ってえらく太ったなという印象。最初見た時誰なのかわからなった・・・。


冒頭の軍用機(エアバスA400M)にイーサンがしがみつくアクションは、実際にトムが生身で挑んだアクションシーンで、寒い中、軍用機を8回も飛ばして撮影したそうです。これは本当に圧巻でした。「コマンドー」でジャンボ機の前輪にしがみついていたシュワちゃんや、ナイトライダーで小型ジェットの尾翼にぶら下がったマイケルなどを彷彿とさせる、緊迫感溢れるアクションシーンでしたね。


オペラ座の歌劇中のミッションシーンは、オリジナルのテレビドラマ「スパイ大作戦」のミッションにもありそうな、王道の格調高い雰囲気があって、かつスリリングな場面だった。中盤に繰り広げられる水中ミッションは、10日間で撮影され、これも実際にトムが水中に潜り、何分間か息を止めて撮影したそうです。水の中の泡立ちや、背景などにCGを使用したみたいですが、実際にトムが潜っているだけにハラハラさせられました。極力CGを使わず、実写で撮ろうとするトムの映画作りの姿勢は、とても素晴らしいですね。ジャッキー・チェンの映画に通じるものがあります。


モロッコ王国の首都ラバトやカサブランカで撮影された車とバイクのチェイスシーンは、イーサンの車(BMW・M3セダン)が狭い通りを走り、車をスピンさせながらバイクを倒していくところや、ラバトの段差を豪快に降りるイーサンの車と、そこを軽快に走り抜けるバイク集団の画が壮観だった。このカースタントも実際にトムがやったそうです。華麗にドリフトをきめるところなど、トムが相当のドライブテクニックの持ち主であることがわかります。



クライマックスは、とくに大きなアクション展開は見られず、わりと地味な流れになっていましたが、こういう終わり方もスパイ映画らしくていいかなと思った。ソロモンをガラスケースに閉じ込めた後、イーサンのセリフがあるが、このセリフ、いくつかの候補があったみたいです。他にどんな候補があったのかぜひとも聞いてみたかったですね。








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イマジカBSで「ジャッキー・チェン吹替劇場」なるものが放送されている。ジャッキーの初期の「拳」シリーズから、1980年代にサモ・ハン・キンポーやユン・ピョウと共演した作品、90年代に公開された「ツイン・ドラゴン」まで計19作品の日本語吹替版が見られるというなんとも豪華なラインナップ。私が一番最初に見たジャッキー映画は、テレビで放送されていた「キャノンボール」。そこから「ポリス・ストーリー」シリーズや「プロジェクトA」シリーズ、サモ・ハン・キンポーと組んだ福星シリーズ、さらにそこにユン・ピョウが加わった「スパルタンX」「サイクロンZ」と、どんどんのめり込んでいきました。


今では地上波で放送されることは少なくなりましたが、自分が子供の頃は、ゴールデン帯や深夜帯にジャッキーの映画がバンバン流れていましたね。それらを見ているうちに気づいたらジャッキー映画の虜になっていて、90年代以降の作品は、必ず劇場で見るようになっていました。しかしながら、ジャッキーのデビュー直後の作品や、「拳」シリーズなど、ジャッキーの若手時代の作品には、未見なものが多く、「少林寺木人拳」や「ドランクモンキー 酔拳」ぐらいしか記憶がなかったので、今回の放送は、とても興味深かったです。しかも全作品が日本語吹替版で見られるところも素晴らしいし、これを機会に未見だった作品をコンプリートすべく頑張ってみましたが、数本録り逃がしてしまった・・・。コンプリートとはなりませんでしたが、放送当時の貴重な吹替作品から、新しく録り直された作品まで幅広く堪能することができました。




今回見た中でとくに印象に残ったジャッキーの作品を挙げますと・・・






蛇鶴八拳(1977)





少林寺八流派の八人の長老たちによって生み出された究極の拳「蛇鶴八歩」。しかし、その後、八人の長老たちは突然姿を消し、同時に蛇鶴八歩の秘伝の書も行方不明になる。各流派が秘伝の書を探して駆けずり回る中、八人の長老の一人から、蛇鶴八拳の奥義を仕込まれた青年・徐英風(ジャッキー・チェン)があらわれる。徐英風は、八人の長老の失踪事件に関わった「肩に痣のある男」を見つけ出そうとしていた。


初期のジャッキー映画の定番と言えば、ジャッキーが未熟で弱い青年を演じ、青年が拳法の達人と出会って修行を積んで、最後は、強敵の大ボスを倒すという成長物語の側面を持った作品が多いですが、この映画のジャッキーは、最初からとにかく強い。髪型もいつもと何かが違う。作風もユーモアやギャグを散りばめたものでなく、至ってシリアス(だが、広川太一郎氏がナレーションを担当する日本劇場版の予告編は、ユーモア満載)。棒術の達人を相手に武術を見せるオープニングのシーンから異質さを放ち、各流派の手強い相手や女拳士と激しい闘いを見せたり、3人の刺客と繰り広げるラストバトルの激闘シーンも見応えがありました。



この作品が日本のテレビで初放送されたのは、1985年のTBSの「月曜ロードショー」枠。今回放送された日本語吹替版は、その時に収録されたものだそうです。四川唐門派の女総帥役が、千葉真一やブルース・リーの映画でよく見かけたノラ・ミャオだったり、その吹替えの声をナイトライダーのボニーの声などでもお馴染みの小山茉美さんが演じていたところも印象に残りました。


ところで、初期のジャッキー映画のもう一つの定番と言えば、オープニングやクライマックスの場面に、日本独自の主題歌を流すことでしたが、この作品の主題歌「デンジャラス・アイズ」も映画のイメージにマッチした中々の良曲でした。でも、なんか曲の雰囲気がどこかで聴いたことがある感じなんですよね。なんだったかなあって考えたら、頭に浮かんだのは、ミル・マスカラス。そうだ、ミル・マスカラスが入場曲に使っていた「スカイ・ハイ」とそっくり。意図的にスカイ・ハイに似せたのか、そうでないのかは定かではありませんが、聴き比べると中々面白いですね。





「デンジャラス・アイ」








「スカイ・ハイ」






他にもジャッキーが不思議なスポーツにチャレンジする「ドラゴンロード」や、第二次世界大戦下の中国を舞台に、ジャッキー率いる決死隊が活躍する「ドラゴン特攻隊」など、面白い作品を一杯見ましたが、それらについては、またいずれ・・・。





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「ラストスタンド」以降、俳優活動を完全復活させたアーノルド・シュワルツェネッガーの代表作と言えば、やはり、「ターミネーター」シリーズ。2002年の「ターミネーター3」以来、シュワちゃんが再びターミネーター役に復帰した「ターミネーター:新起動/ジェニシス」を拝見。



2029年、人類とスカイネット率いる殺人ロボット群との戦いは、ジョン・コナーをリーダーとする人類側が勝利した。スカイネットは、ジョンの存在を消すため、タイムマシンで1984年にターミネーターT-800を送り、ジョンの母親サラ・コナーを殺害する計画を実行する。人類側もまた、それを阻止すべくカイル・リースを1984年に送り込むが、そのタイムトラベルの瞬間、カイルは、ジョンが何者かに襲われるのを目撃する。

1984年に辿り着いた直後、カイルは、液体金属のターミネーターT-1000の襲撃に遭うが、勇ましい女戦士となっていたサラによって命を救われる。サラのそばには、中年の姿になったT-800がボディガード役としてついていた。サラは、幼少時にT-1000の襲撃に遭い、両親を失ったが、その時、未来からやってきたT-800に助けられた。サラは、T-800に教育を受けて育ち、カイルがやってくるのをずっと待ち続けていた・・・。




ターミネーターシリーズ第5弾。今回の映画は、1984年に公開された第1作の内容を覆すストーリーになっており、第1作で描かれたサラとカイルvsターミネーター(T-800)の戦いがリセットされている。サラは、幼少期に出会ったT-800と親子のような関係にあり、1984年に派遣されたT-800は、中年になったサラの守護者のT-800によってあっさりと倒され、未来からやってきたカイルは、女戦士となったサラと協力して、新型ターミネーターT-3000に立ち向かう・・・というこれまでのターミネーターシリーズの歴史を根元から塗り替える大胆なストーリーになっていました。


いかんせん、1作目の公開から30年以上が過ぎてしまったため、シュワちゃん演じるターミネーター(T-800)以外の登場人物は、当然ながら全員役者が代わっています。サラ役は、リンダ・ハミルトンからエミリア・クラーク、カイル役は、マイケル・ビーンからジェイ・コートニーに。T-1000役もロバート・パトリックからイ・ビョンホン。ジョン役は、「3」のニック・スタールは、微妙だったが、「4」のクリスチャン・ベールは良かったので、またベールに演じてもらいたかったが、今回は、ジェイソン・クラークと言う俳優が演じていた。


1984年に液体金属型のターミネーターT-1000が現れたり、若い頃のシュワちゃんの姿のT-800と、中年(現在のシュワちゃん)の姿のT-800がバトルしたり、導入部は、まさにセルフパロディで、懐かしさを感じさせる場面やユニークな展開が続いたが、それ以降のストーリーは、役者が変更されたことも相俟って、かなり複雑に感じた。タイトルに「新起動」とついているが、つまり、そういうことなのでしょう。見る側の頭の中も再起動して、これまで見てきたストーリーを全て記憶から抹消することができれば、わりとこの新作の内容も受け入れることができるのかも。でも、若い世代ならともかく、一作目からこのシリーズを見続けてきた長年のファンの一人としては、やはり違和感渦巻く内容でしたね。


「3」「4」はまだしも、「1」のサラとカイルの生死をかけた戦いも、「2」で描かれたサラとジョンのあの深い生き様も、全てなかったことにされ、ターミネーターって歳を取るんだ?とか、T-1000がなぜ韓国人になってしまったのか?とか、色々と製作側のご都合がモロに画面に出てしまっていたのが残念。アクションシーンは、新鮮味は薄いものの、テンポが良く迫力があり、歯をむき出しにしてぎこちなく笑う年老いたT-800の愛嬌ある姿や久々のアイルビーバックなど、シュワちゃんの演技も印象的だったので、それらは良しとしたいが、ジョン・コナーがスカイネットによってターミネーターT-3000に改造されてしまう展開は、やはり、頂けなかった。人類の希望を担っていたジョンがターミネーターに・・・ってこれでは、スターウォーズのアナキンが暗黒面に落ちてダースベイダーになるのとなんら変わらなくて、未来に希望も何もあったもんじゃない感じ(苦笑)で後味が悪い。


この作品、どうやら、3部作の第1作になるらしく、さらに続編が製作されるようですが、またシュワちゃんが出るなら見てしまうだろうなあ・・・。この映画で年老いたT-800もOKになったので、さらに年老いたシュワちゃんを見てみたい気もするが、しかし、これ以上の新展開ってありえるのだろうか。また別の時代にターミネーターを送って歴史を変えるんでしょうかね・・・。タイムマシーンで2、4、6、8時間後のドラえもんを連れてきてみんなで宿題に挑むドラえもんのような展開になりそうなターミネーターですが(苦笑)、次回作も期待しています。








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2015年も残すところ二週間余り。最近は、劇場へ行く機会が極端に減り、新しい映画もレンタルやスカパーで見ることが多くになりましたが、にしてもここ数年は、あまり新作が見れていない・・・。今年の年末のラインナップを見ると、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」「007 スペクター」「コードネーム U.N.C.L.E.」などなどシリーズものやリメイクものの大作が目白押しだし、年明けには、「あぶない刑事」のラスト映画も控えているので、この年末か正月は、久しぶりに劇場に足を運んでみようと思っていますが、スカパーのほうでもわりと面白い吹替え映画がやっていたりするし、見たいものがたくさんありすぎて本当に困りますねえ(苦笑)。


2015年もスカパーでたくさんの映画を見てまいりましたが、東映チャンネルに加入してからは、日本映画の往年の名作もたくさん見るようになったし、日本映画専門チャンネルは、最近は、映画だけでなく、北の国からや日本沈没など往年の名作ドラマも流してくれるので、ハードディスクレコーダーの容量があっという間に埋まってしまい本当に困る(苦笑)。ということで唐突ですが、今年スカパーで見た映画の中で一番印象に残った作品3本をご紹介致します。





ダーティハリー(1971年アメリカ)

ご存知クリント・イーストウッドの代表作の一つ。サンフランシスコ市警察捜査課のハリー・キャラハン刑事が44マグナムを武器に凶悪な殺人犯に挑む刑事アクション。ザ・シネマでノーカット完全吹替版を再度鑑賞。地上波でこれまで何度も見てきたハリー=山田康雄の吹替え(日曜洋画劇場版)に、地上波でカットされた部分を多田野曜平の声で追加収録した吹替バージョンが放送されていました。


改めて見直すと、ダーティハリーも地上波放送時にかなりのカットシーンがあったようですね。続編のダーティハリー2・3・4も同様に多田野曜平氏による追加収録の吹替版が放送されていましたが、ダーティハリー4なんかは、銃撃戦のシーンがまるまるカットされていたり、作品の目玉とも言えるアクションシーンが大胆にカットされていたことに改めて驚きました。「1」のカットシーンでとくに気になったのは、下記のこの2つの場面。


①(黒人の銀行強盗犯を逮捕後)ハリーが病院で足の治療を受けるシーン。

②ハリーと相棒のチコが覆面車に乗り夜のパトロール→殺人犯を追跡中に、ハリーが若い夫婦の部屋をのぞく→ハリーがのぞき魔と間違われた男に殴られるシーン。


②の一連のシーンは、約4分半近くあるわりと長いシーンでしたが、これらのシーンのハリーの声を多田野曜平氏が演じていた。ルパンはクリカンの声で慣れてしまったけど、イーストウッドは、もうこの人しかいないってぐらい本当にマッチしていて全く違和感がなかったです。他の作品でもイーストウッド=多田野の声で聞いてみたいですね。と言っても最近のイーストウッドは、「アメリカン・スナイパー」など、監督業に専念している印象ですが。そう言えば、今深夜に放送されている新シリーズのルパン三世(4期)で、クリカンと多田野さんが共演しているエピソードがあったような・・・。ダーティハリーは、何十回と見てきた作品ですが、今年は、シリーズ5作品を追加収録の吹替版(5を除く)で鑑賞でき、とても新鮮な気持ちで見ることができました。






神戸国際ギャング(1975年・東映)

昨年同時期に亡くなった高倉健と菅原文太の共演作品。敗戦後間もない無法地帯の神戸を舞台に、日本のギャング集団が中国や朝鮮の勢力と覇権争いを繰り広げ対立するアクション映画。東映チャンネルに入ってから、往年の任侠映画や千葉真一の空手アクション、そしてこの手のギャング映画なども見るようになったが、特に最近見た中で一番印象に残ったのがこの作品。


当然ながら二人とも若くて熱く、スーツ姿もとても似合っていてカッコいい。クールで凛々しい高倉健に相対して、菅原文太は、がなり荒れまくる演技がとにかく凄まじい迫力でした。夏八木勲、石橋蓮司、田中邦衛、ガッツ石松などなど脇を固める俳優も充実していて見応えあり。「北の国から」のおっとりした親父役の田中邦衛もいいけど、ピストルを持って暴れまくるギンギンな田中邦衛もいいですねえ。九竜同盟のボス役の大滝秀治も良い味出していてとても印象に残った。三国人連盟のボス役の丹波哲郎も中々の存在感だったが、すぐに殺されてしまい、出番が短かったのが残念。健さん演じる団と、文太さん演じる大滝が廃墟の中で繰り広げるラストの銃撃戦も見応え十分。この作品の後、健さんは「新幹線大爆破」に出演し、その後東映を離れてフリーに転向。文太さんもこの後、「トラック野郎」シリーズに出演して任侠路線からイメージチェンジするなど、共に転機となった作品だったようです。








ポリス・ストーリー2/九龍の眼(1988年・香港)

今年映画公開30周年を迎えた「ポリス・ストーリー/香港国際警察」の続編。物語の前半は、前作のチュウ・タオやその部下達が登場して復讐の物語が展開し、後半は、巨額の金銭を要求する爆弾テロ犯達とチェン刑事が過激な死闘を繰り広げる。


改めて見ると、やはり1以上にアクションがド派手ですね。冒頭の三菱のトラック軍団の大名行列や、デパートや警察署の爆破シーンの豪快も然ることながら、チェンが走行中のトラックのコンテナの上から対向して走る二階建てバスの屋根へ飛び移り、迫ってくる看板を次々と避けながら建物に突っ込む有名なアクションシーンもかなり絶品。クライマックスの花火工場での爆竹投げ攻撃、三段蹴りを得意とするアパアパ男とチェンの猛烈な格闘シーンなど、今見ても釘付けになってしまうアクションの連続で、改めて当時のジャッキーの身体能力の凄さを再認識しました。


イマジカBSで現在放送中の「ジャッキー・チェン吹替劇場」で再度鑑賞。吹替版には、フジテレビの「ゴールデン洋画劇場」枠で放送された時のバージョン(VHSビデオの吹替版を元にしたもの)と、新録版の2つが存在するが、イマジカでは、新録版が放送されています。今までゴールデン洋画劇場の吹替版しか見たことがなく、今年初めて新録版を堪能。ジャッキーを担当する石丸博也の声が若干御歳を召した感じの声になっていたので、ゴールデン洋画劇場の吹替とは、大分イメージが違ったが、また新鮮な感覚で楽しむことができました。






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