今年に入ってから、テレビっ子だった自分が一番テレビを見ていた時代に活躍されていた俳優さんが次々とお亡くなりになられていて、本当に寂しい気分になりますが、またしても日本を代表する名優の訃報が…。数々の映画やテレビドラマで活躍されてきた原田芳雄さんがお亡くなりになりました。
若い頃の風貌は、長髪にグラサン姿で、一般的によく言われるアウトロー+野性味溢れるシブい役者さんというイメージだった。一番最初に見た時は、松田優作さんにそっくりな人だなと思っていたが、実際は逆で、松田さんが原田さんに影響を受けて、原田さんとよく似たファッションをされていたのだと言うことを後に知り、納得しました。原田さんと松田さんは、『竜馬暗殺』と言う時代劇で共演しているが、現代劇での共演は、あまり見た記憶がありません。この二人にまつわるエピソードと言えば、やはり、『西部警察PARTⅢ』の最終回。松田優作さんが国際テロリスト・藤崎礼次役を演じるはずだったが、「渡さんを殺す役は、たとえドラマの中でもやりたくない」と松田さんが出演を断り、原田さんが引き受けることになった。ただ実際は、藤崎は、大門を殺すまでには至っていないのだが、松田さんが読んだ脚本では、藤崎が大門を仕留める設定になっていたのだろうか。その辺りの真相は、未だに気になるところだ。他の刑事ドラマには、レギュラーはもちろんのことゲストでもあまり出演されることがなかった原田さんが演じる藤崎は、西部警察の最終回にふさわしく、これまでにない異様さと殺気を漂わせるまさに凶悪かつ危険なテロリストで、数ある凶悪犯と死闘を繰り広げてきた大門を脅かす存在となり、最高の好敵手であった。原田さんを思い出す時、やはりこの時の原田さんの圧巻の演技が一番に頭に浮かびます。
そして、この五年後、再び石原プロが製作した刑事ドラマ『ゴリラ警視庁捜査第8班』の初回に原田さんが再びゲスト出演。渡さん演じるゴリラのリーダー・倉本と原田さん演じるテロリスト・秋葉がフィリピンの広大なジャングルで大激突した。西部警察の最終回を彷彿とさせる二人の壮絶な闘いに大興奮したのは言うまでもありません。日本の刑事ドラマで、しかも海外で戦争アクション映画並みのバトルを繰り広げたのは、このゴリラが今のところ最初で最後ではないだろうか。刑事ドラマの枠で壮大な男の闘いを見せてくれた原田さんに改めて拍手を送ると共に、ご冥福をお祈り致します。
>≫そして、この五年後…再び石原プロが製作した刑事ドラマ『ゴリラ警視庁捜査第8班』の初回に原田さんが再びゲスト出演し、渡さん演じるゴリラのリーダー・倉本と原田さん演じるテロリスト・秋葉がフィリピンの広大なジャングルで大激突した。西部警察の最終回を彷彿とさせる二人の壮絶な闘いに大興奮したのは言うまでもありません。
>「ゴリラ・警視庁捜査第8班」の初回は、渡哲也さん演じる倉本さんと原田芳雄さん演じる秋葉がフィリピンを舞台に戦うそうですね。
日本の刑事ドラマで「所轄の刑事が海外に出張捜査」と言うネタはよくありますが、「刑事が海外を舞台に戦争アクション並みの戦いをする」と言うのは、後にも先にも「ゴリラ・警視庁捜査第8班」だけではないのか?と思いました。
そういえば、先ごろ“「西部警察」と『大都会』シリーズが初めてDVD化”と言うビッグニュースが流れたそうですね。
西部警察・大都会以外では、1978年にテレビ朝日で放送された「浮浪雲」や舘ひろしさん主演の「ただいま絶好調」「ゴリラ・警視庁捜査第8班」「代表取締役刑事」「愛しの刑事」もDVD化されるそうなので、「ようやく石原プロのドラマがソフト化!」と言うことに嬉しくなりました。
個人的には、西部警察・大都会のDVD化をきっかけにして「ゴリラ・警視庁捜査第8班」「代表取締役刑事」「愛しの刑事」がファミ劇かCSのドラマ専門チャンネルで放送されることを切に願うばかりです。
「ザ・ガードマン」や「アイフル大作戦」「Gメン'75」などでも海外ロケをしたエピソードがありましたが、よその国であれほどにど派手なジャングルアクションを展開した日本のドラマは、後にも先にもこのゴリラの初回しかないと思います。映画として公開してもいいぐらいのクオリティだったと思いますが、あえてテレビでやったところに当時の石原プロの勢いと言うか凄さを感じますね。
>「ようやく石原プロのドラマがソフト化!」と言うことに嬉しくなりました。
「ただいま絶好調」はまだ未見でスカパーでも放送された事がないみたいなので見てみたいですね。ゴリラ辺りは、DVD発売を期にそろそろスカパーで放送されそうな気配を感じますが、他の作品もぜひ放送して欲しいですね。
>≧そして、この五年後…再び石原プロが製作した刑事ドラマ『ゴリラ警視庁捜査第8班』の初回に原田さんが再びゲスト出演して渡さん演じるゴリラのリーダー・倉本と原田さん演じるテロリスト・秋葉がフィリピンの広大なジャングルで大激突したが、西部警察の最終回を彷彿とさせる二人の壮絶な闘いに大興奮したのは言うまでもありません。
>ゴリラ・警視庁捜査第8班の初回2時間スペシャルである「ポリス・アドベンチャー」での原田芳雄さんと渡哲也さんの共演は「大門死す!男たちよ永遠に」を思わせるキャスティングでしたが、秋葉がアジトで上半身裸で座禅を組み、倉本さんにかけられた手錠を手に「面白れぇじゃねぇか…今度あいつに手錠をかけてジャングルの中を散歩させるか…」と不敵な笑みを浮かべ「よし、倉本はおれがやる…」と子分に指示するシーンも見ものでしたね。物語は、警察官を退職し漁師として生活していた倉本さんが刑事時代に取り逃がした秋葉を追って台湾とフィリピンへ飛ぶ…という初回に相応しい内容で、夜の台湾市内で秋葉に関係のある男を追い詰める谷川と風間やマニラの闘鶏場で倉本さんたちと合流する伊達・広大なセメント工場跡地での銃撃戦・秋葉グループにとらわれた伊達を救出する倉本さん→ジャングルでの秋葉たちとの死闘という大掛かりなアクションシーンにも圧倒されました。
「ポリス・アドベンチャー」は登場人物の紹介を兼ねた内容でしたが、倉本さんをサポートする助っ人的存在の中田や塩田さんや麻生刑事部長の口から語られる「倉本さんの本庁でのただ一人の理解者だった小暮警視」のエピソードや射撃訓練でグエンさんに「ナンバーワンだ」と褒められ「I‘m YOUNG RAMBO!」と自慢する谷川・白タク運転手を装って初登場し北京語に堪能かつ財テク野郎の風間・マニラのプールで美女とグラスをかわし風間からタクシー代を借りて谷川や風間とともに犯人を車で追う伊達というキャラクターが描かれていますが、マニラで倉本さんたちをサポートする元軍人のグエンが倉本さんに手渡したナイフが滝つぼでの秋葉との対決で役立つ展開も息をのみました。
もしこの時裕次郎さんが生きていたらどんな役柄でこのドラマに出ていたのかとても気になりますね 。やはり麻生刑事部長みたいな裏で倉本をサポートする上司役を演じていたかもしれないですね。できれば敵ボスを演じている裕次郎さんも見てみたかったです(笑) 。
>射撃訓練でグエンさんに「ナンバーワンだ」と褒められ「I‘m YOUNG RAMBO!」と自慢する谷川
まさにこの初回はランボーのような豪快なアクション満載のエピソードでしたね。フィリピンでこのようなハイスケールな撮影ができたのは後にも先にもこのゴリラだけ。そう思うとやはりこのエピソードは、日本のドラマ史において大変貴重な作品と言えますね。
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