10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
FOXクラシックで放送中の「白バイ野郎ジョン&パンチ シーズン1」は、現在17話まで放送され早いもので残すところ後5話。以前にも触れたようにジョナサン・A・ベーカー(ジョン)役のラリー・ウィルコックスと、フランシス・ルウェリン・パンチョレロ(パンチ)役のエリック・エストラーダは、撮影当時は、撮影以外では一言も口をきかないほど、二人の仲は最悪の状態だった。その原因となったのがエストラーダの人気の上昇で、ウィルコックスは、それに相当な嫉妬心を持っていたそうです。
ドラマ出演者の不仲は、今でもよくありますよね。日本でも「あぶない刑事」のタカ(舘ひろし)&ユージ(柴田恭兵)は、最初はあまり仲が良くなかったそうですが、撮影中の事故をきっかけにしだいに二人の仲は良くなり、それからは抜群のコンビネーションを見せるようになって、以後30年も続く人気シリーズとなった。ジョン&パンチも実は、撮影中にエストラーダが大怪我を負う大事故を起こしたことがあり、その時は、さすがにウィルコックスもエストラーダを介抱し、彼が意識をなくさないよう必死に声をかけ続けたそうです。しかし、二人の関係は、あぶ刑事のようにはならず、その後も修復しないまま、ウィルコックスはシーズン5をもって降板してしまいます。
しかし、仲が悪いながらもシーズン5まで二人の活躍は続きます。やはり当時のこの番組の人気の高さが窺えますね。ちなみに、ジョン&パンチは、現在リメイク映画の製作が進行中で、その撮影風景なども公開されています。かつての人気を再燃できるのか。テレビシリーズのような豪快なアクションも期待したいですね。
14話ほどまで拝見しましたが、とくに印象に残ったエピソードをいくつかご紹介致します。
オンボロバス必死の背走
MOVING VIOLATION
燃料切れを起こしてハイウェイに不時着した小型飛行機の様子を見に行ったパンチは、その飛行機に乗っていた美女にすっかりメロメロに。その夜、パンチは、その美女を自分のトレーラーハウスに乗せてデートに出かけるが、方向指示器を出さず右折してしまい違反切符を切られてしまう。その事をギトレア警部に知られるのを恐れたパンチはジョンに相談し、身分を隠して教習所に通うことになるが・・・。
冒頭の小型飛行機をハイウェイに着陸させるアクションシーンが凄い。CGではなく実物を使って撮影しているのでやはり緊迫感が違います。ヘビ泥棒が乗る車がジョン&パンチのバイクとチェイスした後、派手に横転したり、盗難された教会のバスが坂道を背走し、パンチが必死にバスを食い止めようとするなど、見応えのあるアクションシーンが多かった。スピード違反をしてジョン&パンチに違反切符を切られた大男が怒り狂って自分の車をボロボロになるまで破壊し続けた後、その場に車を置いたまま歩いて帰る姿が笑えました。
美女とデートをしている最中に交通違反をし、変装して教習所に通うはめになるなど、ドジっぷり満載のパンチに相反して、パンチに部下扱いされたり、事故死した男性の家族にその報告をしにいくなど、何かと損な役回りが多いジョン。二人のキャラの明暗が色濃く出ていた面白いエピソードでした。
偽警官は誰か
One two Many
トレーラーハウスが故障してパンチが寝場所を探していることを知ったジョンは、一晩だけパンチを自分のアパートに泊める。大荷物を抱えてジョンの家にやってきたパンチは、ジョンの女友達を見るなり大ハッスル。寝る時は、いびきや歯ぎしりをしてジョンを悩ませる。一方その頃、ジョンにそっくりのニセの白バイ警官が現れ、町の女性に声をかける事件が続発していた。
ジョンにそっくりの白バイ警官が登場して、次々と騒ぎを起こす話。自分の偽者が事件を起こして悩み続けるジョンの気持ちを逆なでするがごとく、ジョンの部屋を散らかしたり、大音量でラジオを聴くパンチには呆れるばかりだが、それにたまりかねて隣の女友達の部屋に逃げ込むジョンもかなり大胆(苦笑)。最後は、パンチに自分のアパートの鍵を渡して、アパートも車もステレオも女友達も好きに使えと言って完全にキレていたジョンが面白かった。少年が盗んだ車で暴走するアクションシーンで、ギトレア警部が珍しく活躍していたのが印象に残りました。
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チャンネルNECOで放送中のザ・ハングマン4。やはり、4になってからアクションがやや強めに押し出されている印象がありますね。サファリは撃ちまくる、クレイは殴りまくる、オショウは、睡眠ガス入りのジッポを噴射しまくる・・・。表稼業がタクシー会社なので、カーアクションも増えています。ジャッキーは、スクーターに乗って尾行している場面が目立ちますが、「女高生が非行理事長に食いものにされる!」では、女子高生に変装したり、「大学マフィアが女子大生をポルノさせる!」では、女子大生になりすまして大学に潜入するなど、「新ハングマン」のマリア以上に活躍していますね。
そのマリアがなんと第8話と9話に再登場。寺の行事のため京都へ行ったオショウの代役として、久々にハングマンのメンバーとして活躍していました。マリアと言えば、やはりレオタードを着てエアロビクスしている姿が印象に残っていますが、「帰ってきたマリアをナイフが襲う!」でET(サファリ)と再会した場面でのフィットネスウェア姿も中々キマッていましたね。髪型のせいかまた随分とイメージが変わり、やけに声が掠れていたのが気になりました。酒焼けなんでしょうか。そう言えば、男2人、女2人のメンバー構成のハングマンを見たのは、これが初めてでした。放送当時は、男女雇用機会均等法の改正の影響もあったのか、戦隊シリーズのメンバー構成もそれまで女1人だったのがこの年(1984年)から2人に増えたり、80年代の後半以降は、ドラマの中においても男性と同様に女性が活躍する作品が増えたように思います。
現在8話まで拝見しましたが、その中で特に印象に残ったエピソードは・・・
「大学マフィアが女子大生をポルノさせる!」
川原で炎上した車の中から男女の焼死体が発見される。男は、週刊ホットニュースのルポライターの峯尾洋二、女は、城南大学の女子大生松島ゆかりで、ゴッドの調査により二人の死に偽装心中の疑いがあることが判明する。ハングマンは、城南大学の学生を食い物にする犯罪組織の実態を掴むため行動を開始。ジャッキーは、女子大生になりすまして城南大学に潜り込み、クレイは、ゆかりがアルバイトしていたのぞき部屋に向かう。
サブタイトル然り、内容もかなりセンセーショナルなエピソード。舞台が大学ということで、「女高生が非行理事長に・・・」に続き、ジャッキーのメイン回でした。今回ジャッキーは、女子大生に扮して大学内に潜む犯罪組織の実態を調査。このシリーズでは、オショウとジャッキーがコンビを組むことが多いですが、今回は、オショウも大学の清掃員になりすましてジャッキーと仲良く仕事していたのが印象的でした。クレイと空手部の学生達の激しい格闘シーンや、サファリが乗る赤いソアラのタクシーのチェイスシーンなどアクションも多く、ラストのクイズ仕立てのハンギングシーンも面白かった。クイズ式ハンギングと言えば、「2」の「クイズ!? 電気ショックの恐怖」が強烈だったが、今回も問題の出し方が中々ユニーク。し●し●ルームで思わず吹いてしまった(笑)。
敵陣の俳優が中々豪華でしたね。城南大学自治会会長の寺井信子役に堀川まゆみ氏(大激闘マッドポリス'80の緑川悠子など)や、新ハングマンの25話のゲスト出演に続き、今回は、城南大学新聞部部長の郷田役で内藤剛志氏が出演していました。
「帰ってきたマリアをナイフが襲う!」
何者かによって殺人犯に仕立てられてしまった田山という男を救うため、ゴッドは、その真犯人を見つけ出すようハングマンに調査を依頼する。クレイは、田山の友人で、キャバレーの従業員の宮下から情報を聞き出そうとするが、その矢先、宮下が二人組の男に襲われ重傷を負う。クレイは、宮下のロッカーから田山の女の名前を記したタイムカードが見つける。サファリは、田山の女の服部良子をガードするため、ハングマンの元メンバーのマリアに協力を求める。
マリア再登場回第一弾。マリアがオショウの代わりにメンバーに加わったことにより、史上初の男メンバー2人、女メンバー2人のハングマンが実現。とは言っても、今回は、ほぼマリアの活躍がメインでジャッキーの出番は少なかった。タミーやマリアと比べるとジャッキーはどうしても子供に見えてしまい、この4人だとちょっとバランスの悪さを感じましたが、やはり、元メンバーが登場すると盛り上がります。女ボディガードということで、のっけから二人組の男と格闘したり、逃げ回ったりと激しいアクションを見せるマリアがとても印象に残りました。クレイとのコンビネーションも抜群。このコンビはもっと見たかったですね。
歌舞伎町の新宿コマ劇場前でのハンギングシーンが豪快でしたね。犯人達がクレーン車のアームに吊るされながら罪を自白していましたが、ギャラリーも多い中でよくこんな撮影できたなと感心するばかり(笑)。ハングマンでは、これまでにも新宿コマ劇場前でハンギングする場面が何度か見られましたが、こんなど派手なのは、初めてで見応えがありました。当時のギャラリーの人達は、今みたいにクレーム入れる人やカメラの前で騒ぐ人がいなかったから、やはり撮りやすかったんでしょうかね。最後、マリアがトヨタのMR2に乗り込んで走り去っていましたが、ゲスト出演にも関わらず、ちゃんとマリアの専用車まで用意されていたのは驚きましたね(笑)。
先頃、デビッド・ハッセルホフ(David Hasselhoff)が「デビッド・ホフ(David Hoff)」に改名したらしい。ハッセルホフと言えば、近年は、本人役でテレビドラマや映画に出演することが多いですが、鮫が空飛ぶパニックアクションの最新作「シャークネード エクストリーム・ミッション」では、NASAの宇宙飛行士役を演じて大活躍しているようです。
あの頃の海外ドラマの出演俳優は、妙に長くて珍しい名前の人が多かったですね。エアーウルフなんて、ジャン・マイケル・ビンセントにアーネスト・ボーグナイン、ジーン・ブルース・スコット・・・と、レギュラーメンバー全員が長い名前でインパクトがあった。やはり、デビッド・ハッセルホフは、「デビッド」よりも「ハッセルホフ」のほうがインパクトがあって親しみがあったので、「ホフ」になってしまうと、個人的にはちょっと違和感というか物足りなさを感じてしまうな・・・(苦笑)。でも、向こうでは、「ザ・ホフ」の愛称で呼ばれているそうだし、本人も愛着があるようだから、私もこれからは「ホフ」と呼ばせて頂こうと思います(笑)。
FOXクラシックで放送中の「ナイトライダーHD」。先週は「殺しの暗号トパーズの謎!大追跡!ジェット機に飛び乗れ!!(THE TOPAZE CONNECTION)」が放送されておりましたが、今回は、地上波未放映の2本「大統領暗殺犯を追え!記憶喪失の養女の謎(FORGET ME NOT)」と、「闇の武器商人を追え!マイケル決死の潜入捜査!(HEARTS OF STONE)」をレビュー致します。
大統領暗殺犯を追え!記憶喪失の養女の謎
FORGET ME NOT
訪米中の中南米サンミランダ国の新大統領カサブランカの暗殺計画を阻止すべく、マイケルは、カサブランカの娘マリーとカップルを装い、サンミランダの旧体制の残党ルディが主催するパーティに潜り込む。そのパーティ会場で、ミッキー・ブラッドバーンという女性が二人組の男達に連れ去られる事件が起きる。それを目撃したマイケルは、男達の車を追跡するが、ミッキーは、自力で車から脱出し、その際に崖から落ちて記憶を失ってしまう。
サンミランダの旧軍事政権体制の残党で、大統領の命を狙うルディが雇った殺し屋を見つけ出すため、マイケルがその手がかりを握る女性の記憶を取り戻そうとするお話。ミッキー役の女優(ジュディ・ランダース)は、シーズン3の「トンネル爆破!ナイト2000暗黒からの脱出!!(KNIGHT STRIKE)」にも出演していたので印象に残っていますが、日本語吹替版のミッキーの声が物凄く今風な感じの声だったので、余計に印象に残りました(笑)。
海岸の崖沿いの道での追跡シーンや、乗馬場での馬とナイト2000の追い掛け合いなど、今回もユニークかつ豪快なカーアクションが目白押しでした。西部劇のカウボーイのように、マイケルが投げ縄を使って、見事に犯人を捕まえる場面は圧巻でしたね。キットが砂浜にいるマイケルを助けに行くため、高い崖から飛び降りる時のジャンプシーンは、「ザ・カー」のアクションシーンを借用したもの。「激闘!善と悪2台のナイト2000」の時のカールの転落シーンに続いてまたしても使用されていましたね。
ちなみに、ザ・カーで使用された車は、「リンカーン・マークⅢ」。ナイト2000のベースになったトランザムとは、まったく形状が異なるボディなのでよく見るとその違いがよくわかります。このリンカーン・マークⅢのカスタムを担当したのは、最近亡くなったジョージ・バリス。ジョージ・バリスと言えば、初代「バットモービル」の生みの親としても知られ、ナイト2000も彼が手掛けたそうです。
闇の武器商人を追え!マイケル決死の潜入捜査!
HEARTS OF STONE
マイケルは、最新型の高性能ライフル「Nunn X-19」を密売する闇組織に潜入するため、武器商人になりすまし、仲介人のアンジ―を連れてリッキー・ストーンの一味と接触し、取引を約束する。ところが、アンジーは、取引相手に金を渡さず、恋人のロベルトと逃亡してしまう・・・。
マイケルとキットが違法な武器の密売を阻止すべく動き出すも、敵対するギャング同士の抗争に巻き込まれてしまうお話。今回からキットのインジケータがこれまでの赤く光るだけのものから、3本ラインの上下に赤く伸びるLEDモジュラー・インジケータに変更されました。話の冒頭で、キットがマイケルに新しい音声モジュレーターの感想を聞き、マイケルが「いいねキット、気に入った」というやりとりをしているのが印象的です。また、ナイト財団移動本部のトレーラーもこれ以前に登場していた白いトレーラーから全面黒塗りのトレーラーに変更されています。これは、エグセクティブ・プロデューサーのロバート・フォスターの意向によるもので、トレーラーとキットが一緒に走りながら、キットがトレーラーのコンテナの中に入ったり、また降りたりする演出もロバート・フォスターによって生み出されたものだったそうです。音楽もこの回からドン・ピークが指揮するようになりました。
倉庫に閉じ込められたマイケルを助けるたる、ナイト2000がターボブーストで倉庫の扉をブチ破るジャンプシーンは、中々インパクトがありましたが、このジャンプシーンは、シーズン2のオープニング映像にも使用されていましたね。地上波放送時は、このジャンプがいったいどのエピソードで使われたものなのかがとても気になっていましたが、結局地上波では放送されなかったため長年の謎になりました(苦笑)。
マイケルとキットがアンジーが乗るヘリを追跡する時に、「マイクロウェーブ妨害装置(MICRO JAM)」を使ってヘリの飛行を妨害していましたが、これ以降、ナイト2000がヘリを相手にする時は、必ずといっていいほどこの機能が使用されていましたね。このシーンを見た時、シーズン2の「殺人ヘリ攻撃ミサイルの恐怖!決死の空中戦・超パワー全開(MERCHANTS OF DEATH)」のナイト2000と攻撃ヘリとのバトルを思い出しました。マイケルがナイト2000のルーフから身を乗り出して、ヘリのソリに捕まろうと必死に腕を伸ばすも届かず、道が途絶えてナイト2000が緊急停止し、マイケルがつんのめりになる一連のアクションシーンは中々緊迫感がありました。
この回は、ナイト2000が機関銃やロケットランチャーなどで派手に撃たれまくるシーンが多かったですね。クライマックスで、ナイト2000がターボジャンプして走行中のストーンの車の荷台の上に着地し、マイケルが自力で車の運転席に移動してストーンを倒すアクションも見応えがありました。このアクションシーンを見ると、西部警察の北海道ロケ(オロフレ大戦争)のカーアクションもついつい思い出してしまう(苦笑)。ストーンをナイト2000のボンネットに乗せてデボンの元に戻ってきたマイケルが「デボン、ロベルトはアンジーの身を案じてかけつけたんだ」とデボンに話しかけていたが、こんな締め括りのシリアスな場面においても駄洒落を入れ込んでくる日本語吹替版のセンスに圧倒されましたね(笑)。
FOXクラシック、今週はまた日本未放映のエピソード「偽札大量生産!平和な町にはびこる組織犯罪(A NICE INDECENT LITTLE TOWN)」が放送されます。この回には、「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」でケイトリン役を演じたジーン・ブルース・スコットがゲスト出演しているので、それも合わせて注目ですね。
ポール・ウォーカーのあの衝撃の事故死からまもなく2年。彼がクランクアップ前に事故死したため製作が危ぶまれたが、今年ようやく公開されたワイルド・スピードシリーズ第7弾の「ワイルド・スピード SKY MISSION」を拝見。
仲間と共にオーウェン・ショウ率いる国際犯罪組織を倒したドミニク。だが、恋人のレティの記憶は一向に戻らなかった。一方その頃、DSS(アメリカ外交保安部)本部のホブス捜査官の部屋に元イギリス特殊部隊員でオーウェンの兄でもあるデッカード・ショウが侵入した。デッカードは、弟の復讐を遂げるために、ホブスの端末からドミニクの仲間の情報を探り出し、最初にホブスを狙い、次に東京に住んでいたハンを事故に見せかけて殺害。そして、ブライアンの自宅に爆弾を送り、彼の家を吹き飛ばした。ドミニクは、デッカードの打倒を決意し、アメリカ政府の秘密工作組織のリーダー格のミスター・ノーバディに協力を求める。ノ-バディは、その条件として、中東のテロリスト・ジャカンディの一味に捕えられたハッカーのラムジーと、彼が開発した監視プログラム「ゴッドアイ」の奪還をドミニクに依頼する。ドミニクは、その依頼を受け入れ、仲間を連れてアゼルバイジャンの山奥に向かった・・・。
今回は、ヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカーなどこれまでのレギュラ・メンバーに加えて、前作の「ワイルド・スピード EURO MISSION」でちょっとだけ顔を見せたジェイソン・ステイサムと、「デス・プルーフ in グラインドハウス」以来、久々にアクション映画で姿を見せたカート・ラッセルの2大スターの共演もあり、カーアクション映画と言う枠を超え、これまで以上のハイスペクタクルなアクション映画になっていたという印象が強いです。
登場する車のラインナップも今回はもの凄い。ドミニクの愛車の黒いプリムス・クーダをはじめ、ダッジ・チャージャー(黒)、ダッジ・チャレンジャー SRT-8(緑)、ダッジ・バイパー SRT-10(黒・レティが乗車)、シボレー・カマロ Z28(銀・ローマンが乗車)、マクラーレン・MP4-12C(青・ブライアンが乗車)、フェラーリ・458イタリア(黄・テズが乗車)、ブガッティ・ヴェイロン(白・ローマンが乗車)、BMW・M3(白)、スバル・インプレッサ WRX STI GDB-F(青)などなど、往年の懐かしの名車から最新のスポーツカーまで幅広く使っているところが素晴らしい。デッカードが乗る車もマセラティ・ギブリ(灰色)、ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4(黒)、アストンマーチン・DB9(灰色)など、豪華な車が多かった。日本車ツウだったポールは、日産・スカイラインGT-R R35(青)や 、トヨタ・スープラ JZA80(白)など、今回も複数の日本車を運転していましたね。
これまでにも様々なカーアクションを見せてきたこのシリーズですが、今回も迫力のある場面が数多くありました。まず、1万2千フィートの上空を飛ぶ軍輸送機から車ごとパラシュートで降下する場面。これ、CGではなく、実際に実車を何台もダイビングさせたそうで、この撮影で34台の車が使われたそうです。一台ぐらいは失敗しそうな車があっても良さそうだけど(苦笑)、ドミニクをはじめ全員の車が見事に着地し、そこからまた山中の道路を豪快に走り出すところがカッコ良かったですね。
次に、その山中で繰り広げられたドミニクの車両部隊とジャカンディの武装車のバトル。ドミニクの車両部隊が縦一列になって、前を走るジャカンディらの武装車に突っ込み、次々と蹴散らかしていくところは壮絶でしたね。武装したバスに乗り込んだブライアンがジャカンティの部下達と格闘している間にバスが横転→そのままバスが崖に向かって滑り続け、ブライアンは車内に閉じ込められる→バスが車体の半分を突き出してギリギリ崖の上に止まる→ブライアンがバスの車内から脱出し、落下し始めたバスのボディの上を走って、間一髪ジャンプ→やってきたレティの車に捕まる一連のアクションシーンも凄まじい迫力だった。
そして、アブダビでのミッション。超高層ビル上でのカーアクションで使用されたスポーツカーは、赤色の「Wモーターズ・ライカン ハイパースポーツ」と呼ばれる超高級車。ライカンがペントハウス内を暴走してガラスの壁を突き破り、隣のビルからまた隣のビルへと2度に渡って大ジャンプをキメる場面が凄まじかった。それと同時にその場面を見て、約30年前に製作されたトミー・リー・ジョーンズ主演の映画「ブラックライダー」の1シーンが脳裏に浮かんだ。ブラックライダーは、「ブラックムーン」と呼ばれるハイテクマシーンが登場するサスペンスアクション映画で、クライマックスに、ブラックムーンが超高層ビルの高層階からジャンプして隣の高層ビルへ飛び移るアクションシーンがあったのですが、ライカンのカーアクションは、まさにそれを意識したようなアクションにも見え、ちょっと懐かしい感じがしました。
ラストのロスでのドミニク達とデッカードのバトルも凄まじい迫力。ドミニクとデッカードのストリートファイトや、ブライアンとキエットのバトルをインパクトあったが、入院していたホブスがドミニク達を心配して戦闘にかけつけるところがとくに印象的だった。コマンドーのシュワちゃんのごとく戦闘の準備をして、ジャカンディのヘリにM134の機関銃を乱射しているホブスの姿が爽快でしたね。その後、ドミニクが乗るプリムス・クーダが崩れていく立体駐車場を走り抜けて、ジャンプしてジャカンディのヘリに接近する場面も見応えがあった。そう言えば、ナイトライダーにもこんなシーンがありましたね(苦笑)。最近、ドラマや映画で無人機を使ったアクションを数多く見かけますが、この作品でも無人機vs車のど派手なアクションが描かれていて圧倒されました。
一番気になっていたのは、やはりポール・ウォーカーの撮り残しの場面。一体どうなるのか気になっていましたが、どうやら、ポールの二人の弟達が代役を務めたようですね。ポールの弟達がどの場面に出演しているのか、色々探ってみましたが、それらしき場面だと思ったのは、ドミニクとその仲間たちが横一列になってロスのビル群を見つめながら話している場面と、ラストのビーチでブライアン夫婦が息子と遊んでいる場面。実際はもっとあるみたいですが、わかったのはそれぐらいでした。最後にドミニクとブライアンの回想場面が映し出されて、「FOR PAUL」の字幕が出た時はさすがに涙が出そうになりましたね。ワイルドスピードシリーズはこれからも続くとしても、もうブライアンの姿は見られない。まだまだブライアンを見たかった・・・。
俳優の阿藤快さんがお亡くなりになりました。つい最近まで地上波のバラエティ番組や映画、舞台などで活躍されていたそうですが、あまりに突然の訃報のニュースに思わず声を上げてしまうほど大変驚きました。阿藤さんと言えば、後年はバラエティ番組や旅番組などのリポーターなどで活躍されていましたが、個人的には、やはり映画や、テレビの刑事ドラマ、時代劇で演じていた悪役(阿藤海)時代の阿藤さんの姿がとても印象に残っています。
映画では、松田優作の遊戯シリーズ、蘇える金狼、野獣死すべし。スカパーで悪役時代の出演ドラマも数多く見てきましたが、やはり一番強烈だったのは、ザ・ハングマンの「地獄へ送る世紀の大魔術」で、ボンテージ姿で演じたゲイバーのママ役でしたね。刑事ドラマでも数多くの悪役を演じられていましたが、中でも特に印象に残っている作品をいくつかご紹介致します。
大空港
「衝撃の無差別殺人!」
グローバル航空の乗客が何者かに次々に射殺される無差別殺人事件が発生する。犯人は1000万ドル(日本円で20億円)を要求し、用意できなければ再び殺人を起こすという内容を記した脅迫文を送りつけてくる。薮下刑事(田中邦衛)は、過去に現金強奪事件を起こした暴力団組員の島本という男が事件に関与しているものと見て、男の行方を探し始める。
外国人の観光客が無差別に射殺されたり、観光バスが崖から転落するなど、冒頭からショッキングな場面が続き、車に仕掛けられた罠によって火まみれになり、重傷を負いながらも必死で犯人を追う薮下刑事の姿がとても印象的だったエピソード。このエピソードで、阿藤さんは、赤いジャンパーとサングラスをかけた凶悪な殺し屋を演じていました。この頃の阿藤さんは、不気味さが漂っていて、恐ろしい雰囲気がありましたね。クライマックス、空港の駐車場に止めた車の中に潜み、再び観光客をライフルで狙う(阿藤さん演じる)殺し屋の姿が印象に残りました。そして、間一髪で薮下刑事に発見され、銃の一撃で倒されてしまう場面もとてもインパクトがありました。
噂の刑事トミーとマツ
「敵は脱獄犯! トミマツ死の珍道中」
無期懲役の判決を受け関東刑務所に服役していた二人の殺人犯が脱獄し、富士見署管内に逃げ込んだ。トミーは、殺人犯の一人・足立の情婦の川村みゆき(浅野真弓)が住むマンションに向かい犯人達の居所を聞き出そうとするが、逆にみゆきに拉致されてしまう。一方、強盗事件の捜査に当たっていたマツは、その犯人を追跡中に偶然にも脱獄した殺人犯達の隠れ家を発見するが捕まり、トミーと共に監禁されてしまう。
このエピソードでは、阿藤さんは、凶悪な脱獄犯の一人・足立を演じていました。三白眼の鋭い目つきでトミマツにがなり立てている姿がとても印象に残りました。シリアスな大空港とは打って変わって、こちらはコミカルな刑事ドラマでしたが、阿藤さんの犯人役はやはり怖い雰囲気がありましたね。マツにトミコと叫ばれて超人になったトミーが脱獄犯達と戦うも二人を倒しきれず、代わりに森村婦警が足立の腹に何発もパンチを連打していたところも印象的でした。
西部警察 PARTⅡ
「トリック・ジャック」
ジョー(北条刑事)は、偶然にも誘拐事件の取り引き現場に遭遇するが、身代金を持っていた宝石店社長の永松は、車に轢かれて死亡する。誘拐された永松の娘の洋子は、腎不全患者で、一刻も早く血液透析を受けなければ命が危険になる。ジョーは、身代金を持って取り引き場所の喫茶店に入るが、そこに突然、銃を持ったシャブ中毒の男があらわれ、喫茶店がジャックされてしまう。
阿藤さんは、西部警察には、計5本のエピソードに出演されていましたが、リアルタイムで一番最初に阿藤さんの犯人役を見たのがこのエピソードだったので、とても記憶に残っています。しかもこの時、阿藤さんが演じたのが、「喫茶店をジャックするシャブ中毒の男(牛原常次)」という役どころだったのでさらに強烈に印象に残りましたね。覚せい剤の禁断症状を出しつつ、銃を乱射して暴れまわるという凄まじい迫力の演技がとても見応えありました。
もう一度だけ、豪快に暴れまくる阿藤さんのワル役を見てみたかったですね。
阿藤快さんのご冥福をお祈り致します。
来年シリーズ40作目を迎えるスーパー戦隊。スーツのデザインやキャストなど詳しいことはまだ発表されていませんが、タイトルは、「動物戦隊ジュウオウジャー」となるそうです。動物戦隊と言えば、2年前に製作されたVシネマ「帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ」の中で登場したもう一つのゴーバスターズを思い出しますが、それとはとくに関連はないみたいですね。
過去にも動物モチーフの戦隊はたくさんいましたが、動物がモチーフの時は、3人戦隊であることが多いイメージがあります。戦隊シリーズ初の動物モチーフとなった太陽戦隊サンバルカンは男3人の戦隊。超獣戦隊ライブマンは男2人と女1人の3人戦隊でしたが、後に男2人が加わり5人戦隊になりました。獣拳戦隊ゲキレンジャーもライブマンと同様に最初は3人、そして、ゴーバスターズもそうでした。ということは、もしかすると、ジュウオウジャーも最初は3人戦隊?ガオレンジャーみたいに最初から5人の戦隊もいたから必ずしもそうとは限りませんが、メンバー構成も気になるところですね。ジュウオウジャーと言う名前を聞いた時にふと思い出したのが、超電子バイオマンに登場したジュウオウと呼ばれる敵怪人のこと。バイオマンの劇場版では、ジュウオウをセンターにジューノイド5獣士が名乗りを上げるシーンがありましたが、まさにあれはジューノイド戦隊ジュウオウジャーでしたね(笑)。
後半戦に入った手裏剣戦隊ニンニンジャーの34話に、なんと「世界忍者戦ジライヤ」のジライヤが登場。忍者の特撮ヒーローつながりということで、27年ぶりのテレビ出演となったようですね。劇中ではジライヤのオープニング映像(並走する2台のトラックの上をジライヤが飛び移るカットや、ジライヤが窓を突き破ってオフィスの床を滑べるカットなど)を再現したアクションシーンや、必殺技の磁光真空剣・真っ向両断を披露していました。山地闘破役の筒井巧氏も当時着ていた道着姿で登場し、串田アキラ氏が歌う主題歌や、真っ向両断のシーンの時は、当時のBGMを使用するなど、懐かしい曲が次々流れていました。
ジライヤは、メタルヒーローシリーズの一作品として数えられていますが、超人機メタルダーの後番組だけに当時は、「これってメタルヒーロー?」と、それまでのメタリックなヒーローとは相反したコスチューム姿にとても驚いた記憶があります。メタルヒーローと言うよりも、マシンマンの路線に近い感じがした。もしかして路線変更?この作品以降はずっとこのような感じのヒーローものになるのかと思っていたが、この翌年にまた、メタリックなデザインのジバンが登場して路線回帰したので、ジライヤはこのシリーズの中でも異色中の異色なヒーローと言う印象が未だに強いです。
磁光真空剣がレーザー刀に変わる演出など、メタルヒーローを彷彿とさせる場面も所々見られましたが、それ以外は、かなり独特な世界観でした。ユニークな世界忍者が次々に登場したり、忍者なのにフェアレディZがベースの黒いマシーン(ブラックセイバー)に乗っていたり、ストーリーも一風変わった展開が多かった。ジライヤが放送された1988年は、仮面ライダーBLACKや仮面ライダーBLACK RXが放送されており、どちらかというとそちらのほうがメタルヒーローの路線を受け継ぐような内容だったので、あえてジライヤのような別路線のヒーローが生み出されたのかもしれませんね。
メタルヒーローシリーズは、宇宙刑事シリーズ(ギャバン、シャリバン、シャイダー)は、金曜の夜7時30分のゴールデンタイムに放送されていましたが、次作のジャスピオンの途中から放送時間が月耀の夜7時に変わり、メタルダーの途中から日曜の朝9時30分に移動した。ジライヤは、メタルヒーローシリーズの放送が日曜の朝になったその最初の作品ということになります。当時の日曜の朝は特撮番組が花盛りの時代でしたね。朝9時からは、東映不思議コメディーシリーズ系の「じゃあまん探偵団 魔隣組」があり、9時30分からジライヤ、10時からは「仮面ライダーBLACK」&「仮面ライダーBLACK RX」と、それぞれ別のチャンネルですが3つの特撮番組が連続して放送されていました。
ジライヤと同時期に放送された戦隊と言えば、「超獣戦隊ライブマン」。現在ニコニコで放送中ですが、久しぶりに見ると巨大迷路とかキョンシーとか、当時の流行りものもたくさん出てきてとても懐かしい気分になりました。ライブマンは、戦隊シリーズ10作目(当時は、秘密戦隊ゴレンジャーとジャッカー電撃隊は戦隊シリーズに含まれなかった)に当たる作品だったので、有名俳優をキャスティングしたり、1号と2号ロボを合体させるなど、放送10周年を記念して様々な新機軸が打ち出されましたが、40作目に当たる来年のジュウオウジャーは、はたしてどのような新機軸が見られるのか!?でも、一番気になるのは、やはりスーツデザインですね・・・。
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