10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
今年も残すところ半日ほどになりました。さて、この頃はスカパーのほうでも全く放送されなくなってしまった往年の刑事ドラマですが、来年の2月からなんと、ホームドラマチャンネルで石原裕次郎さんの生誕90年を祝して石原プロの刑事ドラマが多数放送されるそうです。つい最近までファミリー劇場で放送されていた西部警察シリーズをはじめ、大都会シリーズやゴリラ警視庁捜査第8班、代表取締役刑事などのタイトルが続々放送されるとのこと。
西部警察シリーズは、2001年ごろからファミリー劇場が放送を始めて、約20年間ぐらいリピート放送されてきましたが、ホムドラでは初の放送になりますね。大都会シリーズは、以前と言っても10年ぐらい前にチャンネル銀河でやってたのを記憶していますが、このシリーズの放送は久しぶりですね。ゴリラと代表取締役刑事は、やはりファミリー劇場で放送されていたと思いますが、これらもかれこれ7、8年ぐらい前で随分ブランクがあります。
ホムドラでの刑事ドラマの放送っていつ以来なのでしょうか。沖雅也主演のはぐれ刑事はこのチャンネルで放送されたような気がするのですが、ちょっと記憶が定かではないです。確か「ベイシティ刑事」がこのチャンネルで放送されたことがありましたね。と言ってもこれももう10年以上前のことでかなりのブランクがあります。ちなみにベイシティ刑事は、最近東映チャンネルでリピート放送されています。
最近は東映製作の刑事ドラマは東映チャンネルで放送されることが多いし、さすらい刑事旅情編やはぐれ刑事純情派もこのチャンネルで放送されています。大空港などの松竹の刑事ドラマは、日本映画専門チャンネルで放送されていますね。刑事貴族シリーズなどの東宝系の刑事ドラマが放送されなくなって久しいですが、はだかの刑事は東映だったと思うのでその辺りの刑事ドラマも東映チャンネルで放送して欲しいですね。そう言えば、Gメン75の放送が150話で中断したままなのでそれも早く再開してほしいものです。
ということで年の瀬の刑事ドラマ談義でした。来年も更新を続けていく予定なので引き続きよろしくお願いいたします。それでは良いお年を!!
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東映チャンネルで放送されていた「Gメン'75」が150話の放送をもって休止期間に入りました。キイハンターとプレイガールも途中で休止期間があったので、放送回数が355回もあるGメンもきっとそうなるだろうと思っていたのですが、まさにビンゴ。さっさと再開してもらいたいところですが、来年までお預けでしょうかね。
初期からシリアスかつハードボイルドなGメンですが、やはり、立花警部補が加入した辺りからよりGメンっぽくなったというか、丹波さんと若林さんがそろってこそのGメンだなと再確認。そして、倉田保昭さん演じる草野刑事がいないと香港カラテシリーズが成立しないから、やはり草野刑事も欠かせない。150話中香港ロケは2回ありましたが、これらは香港カラテシリーズにはカウントされていません。つまり、東映チャンネルではまだ香港カラテシリーズが放送されていない。
香港・マカオシリーズ第二弾の126話の「南シナ海の殺し屋」、127話「マカオの殺し屋」は、ヘロインの運び屋を殺したプロの狙撃者が東南アジアに潜伏しているとの情報を聞いた草野刑事が香港に向かい、そこで暗躍する殺し屋たちと対決する。香港カラテシリーズが始まったのは、175話の「香港カラテ対Gメン」からだそうです。126・127話は言わば、香港カラテシリーズのプロトシリーズとも言うべきアクション編だったわけですね。
香港カラテシリーズにセミレギュラー的に登場していたヤン・スエは、「燃えよドラゴン」などブルース・リーの映画で活躍した有名なアクションスターで、126・127話で草野刑事と初対戦していましたが、この後、「Gメン対香港カラテ軍団」や、「Gメン対香港の人喰い虎」など、13回の香港カラテシリーズに登場します。
とどのつまり、何が言いたいのかというと、さっさと放送を再開しろってことでありまして、それ以外の何ものでもありません(笑)。ちなみにこの香港カラテシリーズはGメン75の続編に当たるGメン82にもあり、ヤン・スエはこれにも出演していました。Gメン82も続けて放送してくれると良いですね。
あぶない刑事の新作の情報がパタンと出なくなって久しい昨今。確か、横浜でアクションのロケができなくて神戸のほうで撮影していたけど、舘さんが新幹線での移動ができなくなって、さらに天候問題でロケがうまくいかない、みたいな話を最後に情報が止まっていると思うのですが、この情報が出たのが去年末辺り。おそらくその後また撮影を再開しているとは思うのですが、まさか、お蔵入り?なんてことがないよう祈るばかりです。
刑事ドラマの神戸ロケと言うと、刑事貴族で牧と岩田が黄色い帽子を被った殺人犯に命を狙われている女子大生をガードするために神戸にやってきて、神戸の港で牧と殺人犯が格闘するアクションシーンがありましたね。西部警察みたいな派手なカーチェイスはなかったけど、ポートピアホテルとか、ラインの館、商店街、あとポートライナーなどでのロケシーンもありました。
刑事貴族が放送されていたのは1990年なので、このロケ回は阪神大震災前の神戸の貴重な映像でもあるわけですが、あぶ刑事でももしかしたらその辺りでロケされているのでしょうか。30年前と比べ、神戸の街もかなり様変わりして、横浜と同じくビルだらけだし、当時はなかった神戸空港もあるし、ロケ地としてはまあ悪くはない場所ですが、はたしてハマのタカとユージと神戸の街がマッチするのか?そこがちょっと気になるところではあるのですが、ポートアイランドにはカーチェイスしやすい広い道路が結構あるし、アクションするには悪くない場所ではありますね。
できれば横浜でのアクションが見たかったけど、神奈川の知事は最近不倫で話題になった元アナウンサーの黒岩知事か。不倫は良いけどアクションはダメなのか。大都会の黒岩とは大分イメージが違うけど。もうちょっと寛容な人だったらなんとかなったのでしょうかね。なにはともあれ、その後の情報に期待しています。
ちまたではまたまた「あぶない刑事」復活の情報が流れていますが、「さらばあぶない刑事」の公開から早6年。舘さん、恭兵さん両者とも70代を超えてのあぶない刑事の新作が製作されるそうです。テレビではアクション系の刑事ドラマが消え、銃撃戦やカーチェイスなども全く見かけなくなってしまった昨今、再びタカとユージが大暴れしてくれるのは嬉しい限りなのですが、はたして今回はどんな内容になるんでしょうね。
劇場版では何度も殉職しかけてはまた復活し、実は二人は幽霊だったみたいな作品もあったようななかったような、色々あって今度こそ最後と言われた「さらばあぶない刑事」では二人は刑事を辞めてニュージーランドで探偵業を始めたみたいなところで終わったと思います。その二人が日本で発生した事件の解決のために日本に戻ってくるところから新しい物語が始まるそうです。
撮影は来月の上旬からスタートするらしいですが、気になるのは監督。前回は村川さんが担当していましたね。もう結構なご高齢のような気がするのですが、再びメガホンを握るのか、はたまた全く今まで関わってこなかった若手の監督が担当するのか。港署の他の刑事たちはどういう形で登場するんでしょうね。「さらば・・・」の段階で退職していた刑事が何人かいたような気がするのですが、彼らもまた呼び寄せられるのか、別の形で登場するのか。
トオルは近藤課長のような立ち位置になっていて、新人刑事を怒鳴りつけていそうな、そんな場面が浮かんでくるのですが、もしかしたら栄転して横浜でないところで刑事職を続けているのかも。あと、タイトルはどうなるんでしょう。「帰ってキター!あぶない刑事」「いよいよあぶない刑事」「そろそろあぶない刑事」「またもやあぶない刑事」「やっぱりあぶない刑事」他にも色々浮かびますけど、洒落た感じのタイトルを期待してしまいますね。
色々と想像が絶えませんが、コロナ渦なので高齢のキャスト、スタッフの方々にはくれぐれもお体に気を付けて撮影を頑張って頂きたいです。
去年の5月から「Gメン75」のDVDコレクションが発売されておりますが、東映チャンネルでも昨年末にGメン75の放送がスタートしました。特捜最前線のほうはセレクションという形で放送されたことがありましたが、Gメンはファミリー劇場でGメン82が放送されて以来約10年ぶりぐらいの再放送になりますかね。2000年代にファミリー劇場で全話放送されていますが、東映チャンネルでの全話放送はもしかしたら今回が初なのでしょうか。もろんのことこれはHD画質で、ファミ劇での放送よりも画質が向上しています。
ファミ劇で放送されていた時は200話台から見始めてほとんど見れなかったので、初回からしっかり見るのはこれが初めて。初期からハードな世界が描かれ、当時の社会問題を盛り込んだストーリーが散見されます。キャスト面でも色々と見所がありますが、第2話の「散歩する囚人護送車」に苅谷俊介さんが銀行強盗団の一人として出演していました。大都会や西部警察など石原プロの刑事ドラマの刑事役のイメージが未だにありますが、Gメンに出ていたのは意外でしたね。第4話の「殺し屋刑事」に若林豪さんが銀行襲撃犯に妻子を殺された紅林刑事役で出演していました。
若林さんは後に立花警部役でGメンにレギュラー出演しましたが、この時点ですでに刑事役を演じていたんですね。復讐の鬼と化し、徹底的に容赦なく犯人を追いつめる姿は凄まじい迫力で、立花警部を思わせるクールさとシブ味のある演技が印象に残りました。第12話の「漂流死体」には山城新伍さんが自動車解体業の光村役で出演。山城さんというと、個人的に「新ハングマン」のチャンプが印象にありますが、当時は東映作品の常連だったこともあってか、Gメンにも顔を出されていたんですね。
第16話の「Gメン皆殺しの予告」は深作欣二さんが監督した話で、警視庁に三億円を要求する犯人の男がGメンの響圭子刑事を拉致・監禁して、血を抜いて殺そうとするストーリー。そう言えば、大都会PARTⅢの「ドクター宗方の証言」で石原裕次郎さん演じる宗方医師が犯人に監禁されて血を抜かれる描写がありましたが、Gメンのほうが先にこういう描写を取り入れていたんですね。犯人役を川津祐介さんが演じているのですが、サングラスをかけていて最初は川津さんだとは気づかなかった。なんとも言えない不気味な形相で響刑事とやりとりする姿が印象的で、とても凄味のある犯人役を熱演れていました。
第18話「警察の中のギャング」は白バイ警官に扮した犯人が現金輸送車を襲撃し、その犯人が警察の関係者であることがわかり、Gメンが警察内部にいる犯人を見つけ出そうとする話。この頃の刑事ドラマってわかりやすくて、ゲスト出演者を見れば誰が犯人なのかがすぐにわかってしまうこの時代の特性みたいなものがありまして、この回は冒頭の一分ぐらいで誰が犯人なのかがわかってしまいました(笑)。この回は直接のやりとりはなかったものの、中田博久さんと小林稔侍さんのキャプテンウルトラのコンビがゲスト出演していたのも見所の一つでした。
Gメンは355回と西部警察を上回るエピソードがある刑事ドラマなので、これからまだまだ楽しめそうです。
誇りの報酬とあきれた刑事は無事終了。残すは日専で放送中の大空港のみとなったスカパーでの懐かしのアクション刑事ドラマの放送状況。誇りの報酬は改めて見直すとやはり、元祖あぶない刑事というイメージが一層強くなりましたね。
地方ロケがあぶ刑事よりも多かったところや、30話台の後半から根津甚八さんが演じている萩原の出番が少なくなって、その代わりに 伊藤蘭さん演じる女刑事の結城緑と中村雅俊の芹沢がコンビを組むカップルの刑事ものになっていたのが印象的でした。あと、覆面車にスカイラインが登場した辺りからカーアクションも激しくなってきて、緊急の知らせを受けてスピンターン発進の場面が数多くありました。
大空港ほど派手ではないものの銃撃戦もそこそこあり、芹沢と萩原の会話があぶ刑事のタカとユージような軽い感じのノリのところなど、あぶ刑事との対比で見るとまた色々と見所が増して面白かったですね。 柳生博さんが演じた捜査課長の田沼も常に怒鳴り散らして近藤課長そのものって感じがしたし。そう言えば、田沼課長の秘書としてシリーズの前半に登場していた篠ひろ子さんの真山幸子。あぶ刑事にも真山薫ってのがいましたが、これは偶然なのか、何か意図を持たせてつけられたものなのか、そこはよくわかりませんが、この二作品の共通点の一つとも見れますね。
あきれた刑事は実はリアタイでは視聴していなくて(裏でやってたナイトライダーを見ていたからか・・・)、今回ようやく全話鑑賞できましたが、時任三郎さん演じる内海がとにかくアグレッシブに動き回っていた印象が強く、相棒の永島敏行さんが演じたは黒木は意外と出番が少ない感じに見えましたね。
この二人、あぶ刑事のように刑事のコンビだと、リアタイ時は思っていたのですが、実はそうではなくて、黒木は元暴力団員で、内海に呼び出されて報酬を受け取って捜査に協力するという感じで毎回登場するんですね。だからあぶ刑事と同じ感覚で見ると、二人の関係性がいまいち薄くてとても違和感を持ってしまうんですが、コンビネーションは抜群でテンポ良く豪快に事件を解決してしまう辺りはあぶ刑事を彷彿とさせます。
あとカーアクションが所々あぶ刑事よりもド派手な場面があり、とくに内海がプロの逃がし屋のカースタントマンになりすまして、銀行強盗の犯人たちを車に乗せた後、狭い路地でパトカーと繰り広げるカーアクションは中々見応えがありましたね。
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