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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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原田芳雄さんと言えば、「西部警察PARTⅢ」最終回で大門と死闘を繰り広げたテロリストの藤崎役や、「ゴリラ警視庁捜査第8班」初回、第8班のリーダー、倉本の宿敵・秋葉役も強烈に印象に残っています。犯人役のイメージが強く、この人が主演の刑事ドラマは今まで一度も見たことがなかったのですが、東映チャンネルで最近こんなドラマが放送されています。

















原田芳雄主演の「五番目の刑事」。今から丁度半世紀前の1969年に放送された刑事ドラマで、「太陽にほえろ!」の先駆け的な作品。主人公の名前は、原田芳雄の芸名をそのまま使ったのかは不明ですが、原田刑事。革ジャンにジーパンスタイルのはみだし青年刑事がジープを乗り回しながら犯人を追いかける当時としてはとても画期的な刑事ドラマだったそうです。ジープに乗る若い刑事と言えば、太陽にほえろのマカロニを思い出しますが、ひょっとするとこの原田刑事の影響があったのではないかと思ってしまいますね。


東京・新宿の「東新宿署」が舞台になっており、山田部長刑事役に中村竹弥。庄田刑事役は「まんが日本昔ばなし」のナレーションでも知られた常田富士男、立花刑事役は、ミラーマンのS.G.M.の藤本隊員を演じていた工藤堅太郎。第12話から野呂刑事役で殿山泰司が登場している。



この形事ドラマの劇中で流れるBGMの中には、「キカイダー01」や「バトルフィーバーJ」などで聞いたことのある曲も流れているが、それらは、このドラマのオリジナル曲だったようです。音楽の担当が渡辺宙明氏ということもあり、特撮ファンに耳馴染みのあるメロディをたくさん聞けるところもこのドラマの魅力の一つとも言えますね。


アクション刑事ドラマの先駆けということで、原田刑事のジ一プを使ったカーアクションもたくさん見られます。1970や80年代のアクション刑事ドラマと比べると派手さは感じられないが、高層ビルがまだ一つも建っていない東京のど真ん中で自由奔放にジ一プをカッ飛ばしている原田刑事の姿は実に爽快でカッコ良い。


ちなみに、第15話の「傷だらけのタイトロープ」には、当時、「特別機動捜査隊」で三船主任を演じていた青木義朗がゲスト出演している。この話でも青木氏は刑事役を演じており、暴走する三船主任という感じで、必死に犯人を追いつめていく姿が印象的でしたね。
















4話。ダンプを追跡する原田刑事のジ一プ。この後、原田刑事がジ一プからダンプの荷台に乗り移るアクションを見せていたが、バイクでダンプに乗り移ったハトやタカを思わせるアクションシーンでしたね。
















8話。ドラム缶から漏れ出たオイルが燃え広がり、炎の中で立花刑事と犯人(森山周一郎)が激しい格闘を繰り広げる。CGではない本物の炎の中での殴り合いは、とてつもない緊迫感と迫力があった。



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鉄道系の刑事ドラマで思い出すのは、個人的には、リアルタイムで見ていた「さすらい刑事旅情編」ですが、「走れ!ケー100」を初め、鉄道を題材にしたドラマは、1970年代にすでに確立されていたようですね。石立鉄男の「鉄道公安官」や、そして、西郷輝彦主演の「新幹線公安官」もその一つ。



鉄道公安官は、石立鉄男のキャラを前面に押し出したとてもコミカルな作風でしたが、新幹線公安官のほうは、至ってシリアスで、アクション系の刑事ドラマ色の強い作風になっていました。当時の新幹線と言えば、映画「新幹線大爆破」でも活躍したひかりの0系。鉄道公安官たちが新幹線の中で起こった事件を捜査するために日本各地を駆け回り、地方の各駅や観光施設を訪れたり、鉄道ドラマならではの観光気分を味わえる内容になっています。



東映チャンネルで現在も放送中ですが、70年代のフィルム作品にしてはやたら画質が綺麗で、40年前の懐かしい日本の風景が楽しめるのも良い所ですね。最近見た28話には、江戸川乱歩の美女シリーズの明智小五郎役で有名な天知茂がゲスト出演していて、「非情のライセンス」の会田刑事ばりの活躍を見せていました。サブタイトルも「非情のライセンス」を意識したものなのか、「非情の捜査線」となっていましたね(笑)。印象に残ったエピソードは他にもたくさんあります。







360キロの恐怖

ひかり132号で起こった立てこもり事件。逃亡中の殺人犯の男(石橋蓮司)が人妻を人質に取り、一千万円の身代金と共に、ひかりを熱海で止め、自分の女房をそこへ連れてくるよう要求する。しかし、芝辻啓介室長(山村聡)は、ひかりを止めずに解決するよう久我公安官(西郷輝彦)に指令を出す。


熱海に着くまでに犯人の女房を連れてこなければ人質の命が奪われる。だが、犯人の女房は、事件に巻き込まれるのを恐れてそれを拒否する。映画「新幹線大爆破」を思わせるようなパニック系のストーリーで、必死に犯人の説得に当たる久我公安官の奮闘ぶりと、ブローニングの拳銃を持つ犯人がいる乗務員室に強行突入し、腕を撃たれながらも犯人に手錠をはめる久我の姿が印象に残った。






爆発一秒前の告白

建設会社の警備係長を殺してダイナマイトを奪い、新幹線に乗って山口県へ逃亡した男(根岸一正)を追って、久我達は山陰線の列車に乗り長門湯本へ向かう。男は久我達と同じ列車に乗っていたが、間一髪、久我達に見つかることなく列車を降り、長門湯本駅前に止まっていた観光バスをジャックする。


今回は、新幹線内の事件ではなく、長門湯本で起こったバスジャック事件の解決に鉄道公安官達が全力を尽くす。竹村公安官が暴走するバスの扉に必死にしがみついたり、犯人の男がダイナマイトを爆発させたりと、太陽にほえろ!や西部警察を思わせるアクション回。長門湯本や、秋吉台、秋芳洞などでもロケが行われており、当時の山口の観光名所が楽しめる。「夜明けの刑事」の山口百恵がゲスト出演した回も山口ロケで、百恵ちゃんが秋吉台の山焼きの中を駆け回る姿が印象的でしたが、新幹線公安官がバスジャック事件を解決してしまう展開がなんとも斬新というか、こういうノリ好きです(笑)。


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つい最近亡くなられた津川雅彦さんが赤城チェックマン役でレギュラー出演していたドラマと言えば、「ザ・ガードマン」の出演者とスタッフが再結集して制作されたアクションドラマ「シークレット部隊」。初回の「黄金の七人 嵐の大脱走」は、貨物船トラベル号で起きた火災の発生原因を調査するため、保険調査機関のブレーンリサーチが八丈島沖へ向かい、巨大な組織の陰謀を暴く話で、赤城チェックマンも大活躍しました。








初回と言えば、海上で繰り広げられるハイスケールなアクションも見所ですが、当時の豪華なゲスト陣も見所の一つ。竹馬海運の社長・竹馬役に岡田真澄、船の乗組員役に中尾彬、岸部シロー、シップナース役のジュディ・オング、そして、コメディアンの欽ちゃんこと萩本欽一が竹馬の子分役で出演している。バラエティ番組では見せたことがない欽ちゃんのあくどい顔がとても印象的。わりと出番も多く、拳銃を撃ったり、クライマックスのチェックマンたちとの対決シーンでは、ボートの上からダイナマイトを投げたり、楽しそうにワルを演じているように見えました。









 

「女がやった!ズッコケ自動車レース」・・・富士急ハイランド内で展開する激烈なカーアクション。猛スピードで雪上を華麗に滑り続ける二台の車。











「連休はハレンチ一家で大冒険」・・・悠木千帆時代の樹木希林さんがゲスト出演している回。レンタカーでドライブ中の夫婦がダイヤモンド強盗事件に巻き込まれ、宝石に欲が芽生えた夫婦が犯人を追跡していた関秀人チェックマン(藤巻潤)と三つ巴の宝石争奪戦を繰り広げる。車のトランクに隠していた死体が関に見つかりそうになり、必死に関を誤魔化そうとする時の樹木さんの演技が面白かったですね。









このエピソードも富士急ハイランド付近で撮影されたものと思われますが、自動車の教習所のような場所でコミカルなカーチェイスが展開します。ドアやボンネットがはずれてボロボロになった車に必死にしがみつく赤城チェックマンの姿も印象的でしたね。


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バイクアクションドラマの決定版「爆走!ド一べルマン刑事」が再び東映チャンネルで再放送中ですが、「ピンスポ」と言うこのチャンネルのインタビュー番組になんと主演の黒沢年男(現:黒沢年雄)さんが登場し、当時の思い出を語っていました。今までやったテレビドラマの中で三本の指に入るほどドーベルマン刑事は印象に残っていることや、シリアスなものよりもこの作品のような現実離れしたような作品のほうが好きだとも言われていましたね。あと共演者の名高達郎氏の話も少しだけありました。来月も続きがあるそうなので、お見逃しなく。






西部警察にもバイクアクションがよくありましたが、ドーべルマン刑事はそれに勝る超迫力のバイクアクションシーンがてんこ盛りでした。個人的にインパクトのあったべストアクションをあげてみますと、
















土手を走る現金輸送車襲撃犯のバイクに平田刑事(矢吹二朗)が飛び乗り、犯人らのバイクを転倒させるシーン。捨て身のアクションにひんやりさせられました。
















五十嵐刑事(志穂美悦子)のバイクの大ジャンプシーン。
















加納(黒沢年男)のバイクが犯人を追って歩道橋やその階段を走り降りたり、モノレールのホームに乗り込んでいくシーン。ここまでやるか!ってぐらい豪快かつスピーディーなバイクアクションが展開した。



「爆走!ド一べルマン刑事」は、「北斗の拳」でも知られる武論尊氏原作の漫画「ドーベルマン刑事」を元に製作されたそうですが、漫画とTVドラマではかなり作風や設定が異なっていたようです。例えば、漫画の主人公・加納錠治は、凶悪犯罪専門の警視庁特別犯罪課、通称“特犯課”に所属する刑事で、愛用する拳銃はニュースーパーブラックホーク。バイクは、ハーレーダビッドソンに乗っていた。TVドラマ版の加納錠治は、黒いヘルメットに革ジャン、黒塗りのナナハンに乗り、三匹の警察犬を従えて捜査をする黒バイ刑事部隊のリーダーという設定でした。
















ドーベルマン刑事の単行本第22.23巻には、「爆走!ド一べルマン刑事」で主人公の加納錠治を演じた黒沢年男さん(第22巻)と、マンガには出てこなかった白鳥冴子刑事を演じた神保美喜さんのインタビューが掲載されていました。











「マンガの加納錠治は、一匹狼的なところがあり、かれの獅子奮迅の活躍で事件を解決する顛末は、痛快そのものだ。TVのほうは、私が隊長をしている七人の黒バイ隊が登場して、一体となって事件にとりくむ。隊長の私としては、捜査指揮、あるいは現場での適切なアドバイスをしなければならない。それだけではない。われわれは刑事である前に、ひとりの人間なのである。チームワークを乱したり、落伍者がでないように、黒バイ隊をひっぱっていくこともたいせつな仕事だ。そのためには、隊員ひとりひとりのプライベートな相談にのったりすることもある。その点では、刑事たちのヒューマニズムに感動する場面も、おみせすることができると思う。」











「わたしはドラマの方では、原作にはいない、加納刑事率いる黒バイ隊の一員、白鳥冴子を演じています。原作のイメージを思い描きながら、自分なりのキャラクターで、白鳥刑事の存在を作っていこうと思っています。三森刑事のエレガントの中にまじる正義感、沙樹ちゃんの明るくかわいい感じを、うまくミックスしたものが加えられれば・・・と努力しています。」



当時のお二人のドラマにかける意気込みがひしひしと伝わってくる文章でなかなか貴重です。白鳥刑事は、漫画に出てくる警視庁新宿署少年係の三森竜子と、警視庁特別犯罪課婦警の綾川沙樹をミックスしたキャラクターだったんですね。(いつもブログにコメントをくれる9人のコリない日本人さんの情報に感謝いたします)。


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平昌五輪が終了して早半年過ぎましたが、フィギュアスケートの選手の中にちょっと気になる名前の方がいましたね。今もそうかもしれませんが、子供の頃はきっとこう呼ばれていたのではないでしょうか・・・。





















1971年から6年間TBSで放送された30分の刑事ドラマ。第1部から3部まで桜木健一が主演を演じた。刑事くんは、約10年程前にファミリー劇場で見たのが最初でしたが、その時の主演は桜木健一ではなく星正人だった。調べてみたら星正人版の刑事くんは第4部に当たるらしく、星正人は二代目刑事くんであることが後々わかりました。



星正人版には、主人公の勝山剛刑事のガールフレンド・白石香織役の浅野ゆう子や、宮内洋が剛のライバル的な刑事・風間義勝役で出ていたり、若さ溢れる青春コメディタッチで描かれていたが、今回初見の桜木健一版は思っていたよりもシリアスな作風だった。



24話ほど拝見したが、一番印象に残ったエピソードは、「冬の旅 青春の旅」。逃走中の殺人犯の青年が客が一人もいない休憩中の観光バスに逃げ込み、女性バスガイドを人質に取る。青年を追っていた三神刑事がバスや車を運転して東京から名古屋に行くロードムービー的なお話。バスガイド役を小林幸子、殺人犯の青年役を「変身忍者 嵐」の南城竜也が演じていた。


バスガイドの女にナイフを向ける青年を必死に説得する三神刑事。犯人の青年の話を聞くうち、青年に情を持ち、彼を助けようとするバスガイドの女。青年が恋人と再会するまでの間、三人は友達のように仲良く名古屋の名所を巡る。バスガイド役の小林幸子が健気に名古屋の名所を観光案内したり、突然「わからずや!」と言い出して三神刑事にビンタする姿が印象的でしたね。








他にも当時の華やかなスター達がドラマに出ていました。











「太陽にほえろ!」に出演する前の萩原健一。三神刑事の先輩役で登場。どことなくマカロニの雰囲気を漂わせていた。
















「柔道一直線」で桜木健一氏と共演した近藤正臣。北海道から来た牧師役でゲスト出演。
















「ウルトラマンA」に出演する前の高峰圭二。九州の小倉からやってきて、行方不明になっている花札職人の父親を探す高校生役。父親が偽札事件に関わっていたことを知って逆上し、夕陽をバックに三神刑事を殴る姿が鮮明に残りましたね。



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一昔前のテレビには定期的に教師ものドラマのヒット作がありましたね。「3年B組金八先生」「スクール・ウォーズ」「教師びんびん物語」「GTO」などなど。金八よりも前にヒットしたのが水谷豊主演の「熱中時代」シリーズ。このドラマは自分が幼かったせいもあってか未見なのですが、主題歌だけは知っています。地上波のバラエティ番組などで今もよく流れていますよね。




その「熱中時代」に刑事編なるものがあったのをご存知でしょうか。






















西部警察がスタートする半年前に始まったこのドラマは、元交通課の白バイ警官で、大門署捜査一係の新米刑事・早野武(水谷豊)がある事件をきっかけに知り合ったテキサス出身のミッキーに恋をし、言葉の違いを乗り越えながら、結婚。ニ人の夫婦生活と共に、大門署管内で起きる様々な事件に早野刑事が立ち向かう姿が描かれるラブアクションコメディ。



大門署捜査一係刑事のメンバーは、潮田衛太郎係長(藤岡琢也) 、菅谷一平部長刑事(宍戸錠)、矢頭文治刑事(小松方正)、前原国彦刑事(細川俊之)、間哲雄部長刑事(森本レオ)、千馬隆盛刑事(谷隼人)。太陽にほえろ!に鮫島刑事役でサブレギュラー的に出演していた藤岡琢也が係長役で出ていたり、ザ・ハングマンやその他の刑事ドラマ、時代劇では悪役の印象が強かった小松方正が普通の刑事役を演じていたり、やや珍妙なキャスティングが面白い。主題歌は水谷豊が歌う「カリフォルニア・コネクション」。


夜明けの刑事では、若さのあまり暴走する刑事を演じていた水谷豊がこのドラマでは、軽妙かつコミカルな刑事を熱演。ドラマで見せている軽快な動きは、後の刑事貴族2.3の本城を思わせるところもあります。






















早野刑事の愛車は、黄色いスバル360。第5回において早野刑事が15万円出して中古のポンコツを購入した。初回には、赤色のスバル360も登場したが、カーアクションシーンで燃えてしまった。



ゲストも当時の個性豊かな面々が数多く出演していますが、初回の「新米刑事現わる」にはなんとこの人が登場していました。


















ルパン三世の声で有名な山田康雄(画像・左)。本筋の事件には絡まず、ただの酔っぱらい役で出演。初回は、大門署捜査一係のメンバーの奇抜な変装や派手なカーアクションも見所でした。





















第5回 「赤頭巾と熱中刑事」に出ていた指パッチンで御馴染みのポール牧(画像・右)。「お笑いウルトラクイズ」で再ブレイクし、何かと日テレの番組でよくお見かけしました。深々と被っている巨人の野球帽が時代を感じさせますね。


当時主流であったフィルム撮影ではなく、VTR撮影。当時のVTRはまだ技術が乏しく、映像があまり芳しくない状態なのが残念ですが、町のど真ん中でど派手に犯人を追い回す早野刑事の姿を見ていると、当時の日本のドラマのパワーを感じずにはいられなくなります。


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