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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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日本映画専門チャンネルで「走れ!熱血刑事」と「警視-K」が放送中。以前の放送で録画に失敗したエピソードが何本かあるのでもう一度両作品を見直していますが、「警視-K」の投げ手錠で犯人を補える勝新、力ッコイイですね。刑事ドラマで活躍する勝新は、「西部警察」の「燃える勇者たち」にゲスト出演した時と、このドラマでしか見られないのでとても貴重です。

勝新の下で働く刑事役が二人いますが、両方とも他のドラマでは、見かけたことがないので調べてみたところ、リーゼントの髪型をしてシブいルックスと声を持つ水口刑事(通称ピッピ)役は、舘ひろしがかつて所属したロックグループ「クールス」のメンバーの水口晴幸。昔の舘さんとどことなく雰囲気が似ています。もう一人、メガネをかけた小柄な谷弘刑事役は、谷崎弘一という俳優の方が演じています。この方は、「暴れん坊将軍」シリーズにも出演されていたそうです。


このドラマのプロデューサーは、当初、勝新の下で働く刑事役に「俺たちは天使だ!」で共演していた柴田恭兵と渡辺篤史を起用する予定だったそうですが、勝新がそれを却下してしまったそうです。なぜ二人を使わなかったのか、勝さんが生きていたらぜひとも聞いてみたいところですが、もしこのキャスティングが実現していたらどんな作品になっていたのか、それを考えるだけでもう胸が熱くなりますね(笑)。





「暴れん坊将軍」と聞いて思い出すのは、松平健が主演した「走れ!熱血刑事」。松平健が拳銃を握って犯人を追いかけたり、ジープで走り回ったりする姿がもの淒く新鮮。脇を固める刑事役のメンバーも荒木しげるや坂上二郎など、当時刑事ドラマで活躍した役者が顔を揃え、悪役でしか見たことがなかった竜崎勝や、「エースのジョー」こと宍戸錠が捜査課長役を演じていたりと、この異色の顔合わせが非常に安定感があり、とても見応えがあります。



ということで今回は「走れ!熱血刑事」のベストアクションシーンをいくつかご紹介いたします。









「射殺志願」・・・当時のアクション刑事ドラマの定番のバスジャック回。若年癌を患った高校生が自暴自棄になってバスジャック事件を起こすというとてもヘビーなストーリーでしたが、暴走するバスがバリケードのパトカーを突き飛ばすなど、カーアクションは、「太陽にほえろ!」や「西部警察」を彷彿とさせるど派手さです。









「怒りの十五年」・・・15年前に起きた強盗事件の真犯人に迫るべく捜査を続ける刑事たち。時効を間近に控え、大介(松平健)は、辞表を提出してライフルを持ち出し、最後の賭けに打って出る。単身悪党一味に立ち向かい、派手な銃撃戦を繰り広げる大介。ゴルゴ13ばりのスナイパーぶりを見せたり、車から吹き上がった炎をバッグに走ったり、この回のマツケンは、ハードボイルドに徹していて、いつも以上にカッコ良かった。









「謎の失踪者」・・・序盤、三人組の給料強盗グループが乗る車とパトカーの派手なカーチェイスが展開。わりと長めの追跡シーンで、途中、線路下のトンネル(川口町架道橋)が出てきて、そのトンネル内からパトカーがダイブし、一般車の横っ腹に突っ込むカースタントが見られる。西部警察と同じ時代に作られた刑事ドラマだけあって、カーアクションは結構派手なんですよね。




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東映チャンネルで650話まで放送され一旦終了した「特別機動捜査隊」が451話からまた再スタートしております。レコーダーを新調してHD画質で録り直している最中ですが、改めて見直してみると、色々と気づくことが多いですね。特別機動捜査隊と言えば、「七色仮面」の波島進が演じた立石主任率いる立石班のメンバーから始まり、その後、「ウルトラセブン」のキリヤマ隊長役で有名な中山昭二が演じた藤島主任率いる藤島班が登場。放送開始8周年を記念して初登場したのが青木義朗が演じた三船主任率いる三船班。三船主任は、413話から登場したそうですが、残念ながら未見なので確認できません。できれば初回からの再放送をお願いしたいものですね(苦笑)。


450話台を改めて見直しますと、推理性、サスペンス性の強いものや、「太陽にほえろ!」の殿下(島刑事)こと、小野寺昭がゲスト出演し、当時ブームになっていたハレンチ漫画を主題に、子供の性教育について真面目に考える「マンガの世界をゆく」みたいな異色のエピソードもあったり、バラエティ豊かなストーリーがたくさんありました。当初は、格安の制作費でスタートしたこのドラマも高視聴率が続き、450話台には、なんと鹿児島と広島の2ヵ所で地方ロケが行われていました。





まず鹿児島。


「霧の中の聖女」・・・公園の池の中からコンクリートで固められた女の死体が上がる。ガイシャ(被害者)の女が乗っていた車が九州の鹿児島の駐車場に置き去られていたことや、事件の鍵を握る男が九州に向かったことから、立石班は鹿児島に飛び、捜査を進める。西鹿児島駅、西郷隆盛の銅像、鶴丸城跡の西南戦争でついた鉄砲玉の痕、南州墓地・西郷隆盛の墓、ホテル林田温泉、霧島神宮、城山観光ホテル、桜島フェリーなどの風景が映し出される他、クライマックスは桜島の火口付近で撮影された模様。



「ハイビスカスの女」・・・乱痴気パーティ中に、若者たちがカクテルに混入した毒物を飲んで死亡する事件が起こり、捜査線上に浮かんだ女と一組の新婚夫婦を追って、立石班のメンバーが指宿に向かう。鹿児島空港、池田湖、唐船峡公園のソーメン流し、国指定名勝文化財仙巌園、佐多岬などでのロケシーンが見られました。ゲームの桃太郎電鉄にもあった砂むし浴場(砂風呂)を楽しむ人達の風景や、指宿観光ホテルでのファイヤーダンスのシーンもあり。特別派手なアクションシーンはなかったですが、1970年の南国情緒溢れる当時の風景が楽しめました。






そして、広島。


「白い心の旅路」・・・特捜隊の桃井刑事は、生まれ故郷の広島に帰り、そこで一年前、犯人逮捕の際に負傷した桃井を助けた塚口奈美子と言う女性と出会う。東京で殺された奈美子の親友が広島行きの切符を持っていたことから、立石班は、奈美子が事件の鍵を握っていると見て、広島に向かい捜査を開始する。撮影は、春頃に行われた模様。広島駅、宮島ボートレース、松大船・宮島行きのりば、宮島ロッヂ、厳島神社、紅葉谷園地、キャバレー香港、広島空港、広電(路面電車)の西広島駅、サニー広島、シーサイドパレスホテル、平和記念公園。クライマックスは、蛇喰磐の川で桃井刑事と犯人が格闘する。広島ロケと言うと西部警察にもありましたが、それを遡ること12年前(1970年)の広島の風景は、中々華やかかつ賑やかでした。






  

特別機動捜査隊のスポンサーだった日産のディーラー・サニー広島に立石主任が立ち寄り、聞き込みをするシーン。思わず、「西部警察か!」と突っ込み(苦笑)。











当時は、原爆ドームのそばをこのように車両が走ることができたんですね。時代を感じさせるワンシーンです。



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世代的に「ゴリラ」と聞くと動物ではなく、「ゴリラ警視庁捜査第8班」を思い浮かべてしまうのですが(苦笑)、その石原プロのゴリラから遡ること14年前の1975年に放送された千葉真一主演のアクションドラマ「ザ★ゴリラ7」が東映チャンネルでスタートしました。


ゴリラ7は十数年前にサンテレビで見たのが最初です。当時はアナログ放送で電波の入りが悪く画質が芳しくなかったが、今回ようやくちゃんとした画質で見直しています。キイハンター、ザ・ボディガードと続いて、さらに一層凄まじい千葉アクションが堪能できます。初回に走行中の車から離陸寸前の小型飛行機に乗り移るアクションを披露していましたが、あのジャッキー・チェンに影響を与えただけあって、生身のアクションはどれも迫力があります。


キイハンターでは、走行中の列車に飛び乗ったり、ヘリから垂れ下がったロープにつかまり、そのまま宙吊りになったり、ロ一プウェイの移動中のゴンドラの下にしがみついたりと、ダイナミックなアクションを次々と見せていました。ロ一プウェイのアクションは、ザ★ゴリラ7の7話でもありましたが、やはり生身を使ったアクションは、何度見ても度肝を抜かれますね。仮面ライダーで藤岡弘や宮内洋もロープウェイのゴンドラで手に汗握るアクションをやっていたし、ジャッキーも「ポリスストーリー3」で豪快なヘリのアクションを見せていた。日本のみならず世界に多大な影響を与えた千葉アクションの神髄が詰まったアクションドラマの一つです。70年代の日本のアクションドラマは、今では考えられないくらいとても荒々しいですが、愉快かつスケールが大きくて面白いですね。



劇中のアクションも印象的ですが、なんといっても一番インパクトがあるのはOPの数々のアクションカット。





  

のっけから特撮ものを思わせるこのど派手な爆破。あれミニカーじゃないですよ(苦笑)。そう言えば、6話では、戦隊のようにゴリラのメンバーが名乗りをあげる場面があった(笑)。大平透がナレーションを担当しているし、まさに変身のない大人の戦隊ヒーローものという感じがしますね。劇中では車とバイク合わせて七台のマシーンが巨大な爆破の中を潜り抜けるアクションはなかったように思いますが、それにしても西部警察も真っ青なこの爆発力(苦笑)。












スターにしきのあきらもレギュラー出演しています。











ザ・ボディガードに続き、千葉さんの弟、千葉治郎も出演しています。このカットを見ると、「大激闘マッドポリス80」の原田(中西良太)のOPカットをつい思い出してしまう(笑)。









 

同じく志穂美悦子もザ・ボディガードに続いてレギュラー出演。見事なジャンピングハイキックを見せています。「Gメン75」に刑事役で出演していた森マリア(ゴリラ7には、マリア・エリザベス名で出演)がコミカルな演技を見せて良い味を出しています。ちなみに、ギャバンこと大葉健二もザ・ボディガードに引き続き、悪党組織の一員としてほぼ毎回出演しています。











メンバー全員が船からダイブするカット。結構な高さからメンバー全員が一斉に海に向かって飛び下りているのも淒いですが、カメラワークがまた凄い。千葉さんのアップからズームアウトして、メンバー全員のダイブの様子を映し出しています。一発OKだったのでしょうかね・・・。



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地上波テレビからアクション刑事ドラマが消えてから早十数年。かつては、どのチャンネルに合わせてもゴールデン帯に必ず殴り合い、拳銃撃ちまくり、カーチェイス、ど派手な爆破が当たり前のブッ飛んだ刑事ドラマがありましたが、気づけばそんな刑事ドラマはアメリカなどの海外ドラマでしか見られなくなってしまいました。


しかし、スカパーではかつての日本のアクションドラマが数多く放送されています。太陽にほえろ!、西部警察、特別機動搜査隊、キイハンター、プレイガール、特撮最前線、はみだし刑事情熱系・・・。今月から東映チャンネルで「ザ・ゴリラ7」がスタート。ゴリラと聞くと、石原プロの第8班のほうを思い浮かべる人がいるかもしれませんが、こちらは、千葉真一主演の警護チームの活躍を描いたアクションドラマ。「ザ・ボディガード」よりもさらにパワフルになったJACのアクションと共に、テーマ曲もとてもカッコ良い作品でした。20年ぐらい前にサンテレビの再放送で見て以来ですが、画質が芳しくなかったので高画質の画面でもう一度楽しみたいと思います。













さらに来月からチャンネルNECOで「裏刑事-URADEKA-」がスタートします。この作品は、「プロハンター」「ベイシティ刑事」の藤竜也が主演した90年代アクション刑事ドラマ。殉職した刑事が死の淵から蘇り、「裏刑事」となって法の眼を掻い潜りのさばる続ける犯罪者を闇に葬る。裏刑事の協力者として土曜ワイド劇場の「探偵・神津恭介の殺人推理」シリーズや必殺シリーズの近藤正臣が出演していましたが、藤さんと近藤さんと言えば、二年前に公開された北野武の映画「龍三と七人の子分たち」で裏刑事以来23年ぶりに共演していましたね。ちなみにこの映画も来月チャンネルNECOで放送されます。





いろんな時代の刑事ドラマが楽しめるのもスカパーの利点なのでありますが、日陰になってしまっている作品も数多いので、それらの再放送もお願いしたいですね。ひさしぶりに「誇りの報酬」や「ジャングル」など日テレの80年代アクション刑事ドラマをまったり見てみたい。







往年のアクション刑事ドラマと言えばテーマ曲。1970年~80年代の作品には、トランペットを使った名曲が多かったですが、未だに心に根強く残っていますね。ここで勝手ながら独断と偏見で選んだ刑事ドラマの名曲べスト5を発表させて頂きます(笑) 。



①大都会PART3のテーマ

②西部警察PART2~3のテーマ(ワンダフルガイズ)

③大追跡のテーマ

④大激闘マッドポリス'80のテーマ

⑤あいつがトラブル(SHOUT)



やはり欠かせないのはルパンやコブラ、マシンマンなどアニメ、特撮にも名曲が数多い大野雄二の「大追跡のテーマ」と「大激闘のテーマ」。大激闘のテーマは、ストリングスオーケストラのハイスピーディな演奏と、哀愁漂うトランペットのメロディがたまらない。とくに「特命刑事」のほうで使われていた間奏のトランペットの演奏が素晴らしい。大追跡のほうは、手持ちのカメラで勢い欲く駆け抜ける映像と非常にマッチングしたスピード感溢れる演奏が心地良く、一度聞いたら何度もリピートしてしまうほどのめり込んでしまいます(笑) 。












大都会を見る前までは、西部警察のワンダフルガイズがトップだったのですが、大都会PART3のテーマ曲を聞いてからは、刑事ドラマのテーマと言ったらもうこれしかないというぐらい、メロディが頭に焼きついてしまった。重厚かつダイナミックなブラスセクション。脳天を突き刺すようなトランペットの高鳴り。トランペットの演奏がとてつもなくカッコ良過ぎます。











この間のBSの再放送を見た後また聞きたくなったので、CDを探したところ・・・












なんと、うまい具合に先週サントラが再発売されていたのですかさずゲット(笑)。カーチェイスシーンで頻繁に流れていた4曲目の「One Floor House」も疾走感抜群の名曲でお気に入りです。「大都会一闘いの日々一」「大都会PART2」のサントラと、「特捜最前線」のサントラも同日に再発売されておりました。お求めやすい価格設定になっているので、今のうちにそろえておくのがベストですね。「あいつがトラブル」のテレビバージョンのSHOUTが欲しいんだけど、昔の音源掘り出してCD化してもらえませんかね・・・(汗。



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東映チャンネルで昨秋にスタートした「キイハンター」は早くも50話台に突入しております。今のところ欠番もなく順調に進んでいますが、Wikiによると、54話の「それゆけ発狂作戦」が欠番扱いになっているとのこと。しかし、東映チャンネルでは、今日その54話が放送されます。サブタイトルからして何やら危険な香りが漂うエピソードでございますが(笑)、「怪奇大作戦」の「狂鬼人間」やら「キカイダー01」のキ●ガイバトなど、この時代のテレビ映画は、際どい内容の作品がたくさんありましたよね。「それゆけ発狂作戦」はどんな内容になっているのか、とても気になります。



セスナ機を使ったスカイアクション、ロープウェイアクション、雪原アクション、ボートチェイスなどなど、毎回多彩なアクションで楽しませてくれるキイハンターですが、ゲストも多彩です。50話中もっともよく見かけたゲストは、室田日出男さん。「亡霊は真夏の太陽の下」のケロイド顏の幽霊船長役が中々強烈でした。「墓を掘る殺し屋たち」の中国人役、「用心棒必勝作戦」の神父姿の狙撃者役など、インパクトのある役柄が多かったですね。「吸血鬼ゴケミドロ」など当時日本の映画でも活躍した外国人女優のキャシー・ホーランも二度ゲストで出ています。「墓を掘る殺し屋たち」では、黒木キャップの元恋人役を演じていました。「死刑台から来た男」には、「木枯らし紋次郎」で人気スターになる前の中村敦夫がゲスト出演していました。



「殺人ドライブ」では、「恐怖の報酬」、「情無用の殺人旅行」では、ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」のオマージュのようなアクションシーンがありとても印象的でしたが、それら以上に強烈に印象に残ったエピソードと言えば、やはりこれです。






「西に向って大追跡」

東亜大学科学研究所でレーザー光線の研究をしている研究員が相次いで殺される事件が起きる。風間は、誘拐された発明者の朝海を見つけ出すため、朝海の同僚の門脇を追って岡山へ向かうが、門脇は何者かに狙撃され殺されてしまう。誘拐事件にレーザーのレンズになる鉱石が絡んでいることを知った風間は、朝海の恋人・康子を連れて調査を進める。



千葉真一演じる風間が孤軍奮闘するハードアクション巨編。貸物列車に飛び乗り、列車の上で激しい格闘を見せるなど、これぞ千葉アクションの真髄とも言うべきダイナミックかつスリリングなアクションシーンがたくさん見られます。このエピソードは、岡山県の湯郷温泉や水島工業地帯などで撮影されています。









この鉱山の大爆破シーンは、カラー版のOPでも見られた有名なシーン。このエピソードから引用していたんですね。この爆破シーン以外にも風間は、砂山の上から派手に転がり落ちたり、数多くのハードアクションを見せています。









拉致されたユミちゃんが乗っている列車をジープで追う風間。ジープから降りた後、なんと、走行中の貨物列車に果敢に飛び乗る。もちろん、千葉さん本人の命がけのスタントです。このシーンの風間の服装は、「宇宙刑事ギャバン」の一条寺烈を彷彿とさせますね。









貨車上での激しい格闘シーン。連結部をジャンプで飛び越えて後ろの貨車に移動しながらの激しい立ち回り。CGではない生身のリアルアクションの迫力。実に圧巻です。60年代にこんな過激なアクションをテレビドラマでやっていた千葉さんはやっぱり凄い。



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俳優の神山繁さんがお亡くなりになりました。神山さんと言えば、1960年代の人気テレビドラマ「ザ・ガードマン」のメンバーの一人、榊隊員を演じたことでも有名ですが、個人的にはやはり「ベイシティ刑事」の桜井捜査課長のイメージがあります。ドリフターズのリーダー・いかりや長介さんが演じた山崎班長と毎回激しくなじり合っていたのが記憶に残っておりますが、この二人、他にもいろんなドラマで共演していましたね。


べイシティ刑事はこの秋に放送30周年を迎えますが、同じく1987年に放送されたNHKの大河ドラマ「独眼竜政宗」に、神山さんは政宗の父である伊達輝宗の側近、遠藤基信役、いかりやさんは伊達家の重臣、鬼庭左月役で共に出演していました。いかりやさんは、「8時だよ!全員集合」が終了して役者業にカを入れ始めた頃で、この独眼竜政宗の鬼庭左月役が俳優としてブレイクしたことにより、2時間のサスペンスものや、様々なドラマで見かけるようになりました。当時どのような撮影スケジュールが組まれていたのかは定かではありませんが、もしかしたら、独眼竜政宗とべイシティ刑事の撮影が重なり、神山さんといかりやさん共に掛け持ちで仕事されていた時期があったかも?しれません。


そして、もう一つは、1997年に放送された「踊る大捜査線」。べイシティ刑事と同じくアクションものの刑事ドラマ・・・と思いきや、警察内部のドタバタを描いたコミカルな警察ドラマ。神山さんは、劇場版第一作「踊る大捜査線 THE MOVIE」に警視庁の元副総監・吉田敏明役で出演。いかりやさん演じる和久平八郎と休憩室で語り合う場面がありましたが、これを劇場で見た時に、「あっ、桜井課長と山崎班長!」と心の中で呟いたのはおそらく私一人ではなかろうかと(笑)思いますが、この共演シーンは当時とても感動しました。


神山さんは他にも「太陽にほえろ!」に数回ゲスト出演したのをはじめ、「夜明けの刑事」「新宿警察」「刑事犬カール」「特捜最前線」「大空港」「西部警察」「はみだし刑事情熱系」と、数多くの刑事ドラマにゲスト出演しています。「西部警察PARTⅢ」の「刑事無情」と言うエピソードでは、行方不明になったシャブ中の娘を探し続ける本庁捜査四課の刑事役で出演。他の刑事ドラマでは、銃を持たない役回りが多かった神山氏ですが、西部警察では拳銃を握り悪党に立ち向かうも、派手に撃ち殺されてしまう悲しい役どころでした。また、スケバン刑事では、麻宮サキの宿敵・海槌三姉妹の父、海槌剛三を演じ、ふてぶてしい強大な黒幕を熱演していました。映画では「太陽を盗んだ男」の総理大臣役や、「ブラックレイン」の大橋刑事部長役が一番記憶に残っています。


こういう男の品格を感じさせるダンディな俳優さんが最近は少なくなり、寂しい限りですね。神山繁さんのご冥福をお祈り致します。



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