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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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今年で40周年を迎える西部警察。そして、西部警察を超える刑事アクションドラマとして作られたのが、今から丁度30年前、平成元年にスタートした「ゴリラ警視庁捜査第8班」。初回は、台北、フィリピンを舞台に、秋葉礼次をリ一ダ一とする国際強盗団と、警視庁が極秘裏に組織した倉本省をリーダーとする通称「ゴリラ」と呼ばれる精鋭チームがフィリピン奥地のジャングルで激しい戦闘を繰り広げた。



日本の刑事ドラマ史上、海外を舞台に大スケールかつド派手なサバイバルアクションを展開したのは、後にも先にもこのゴリラだけだと思います。フィリピン大統領府全面協力の下、マニラ市街地での大ロケーション、熱帯雨林での戦闘シーンの撮影では、実銃や軍用ヘリコプターなどが貸し出され、さらに当時の大統領の義弟が元レンジャー部隊指揮官として番組に出演するなど、国家的規模で制作されたことも驚き。まさに和製ランボーと言っても過言ではないくらいハードなアクションの連続に圧倒されました。



当時アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「ゴリラ」というアクション映画がありましたが、この刑事ドラマもそれに負けないくらい破壊力抜群のアクションシーンを見ることができた。当初は、戦闘服を身につけたコンバットスタイルでの活躍が目立ったが、路線変更にともないその姿での登場はなくなった。
















当初は、このような傭兵部隊のイメージが強かったゴリラ。















フィリピン奥地、橋上で挟み撃ちにされながら激しい銃撃戦を見せる。




西部警察と同じく、国内でも大規模な地方ロケーションを敢行したゴリラですが、その第一弾となった九州ロケの「博多大追撃」では、当時開催されていたアジア太平洋博覧会の会場を舞台に、ゴリラのチームがブラックマーケットで盗品を売りさばく唐沢一味と対決。壮絶な銃撃戦&カーアクションに加えて、人工海浜ではボートの爆破シーンが撮影された。













 

ゴリラのメンバーが乗る車の中でとくにカッコ良かったのが、伊達刑事が乗っていたガルウィングのスタリオン。このエピソードでは、爆発の煙や粉塵にまみれながらも犯人の車を追跡する姿がとても印象でしたね。





「危険地帯」では、研究所から数百万人分の致死量に相当するボツリヌス菌を奪った犯人一味と対立。ゴリラ率いるパトカー軍団が激しい爆撃を受けたり、ホイールローダや巨大なダンプも登場して大バトルが展開した。炎に飲まれ、激しくクラッシュするパトカー、ホイールローダに押されて崖から転落するパトカーもいたり、西部警察さながらの凄まじいカーアクションシーンに圧倒されました。平成元年。日本にも熱い刑事ドラマがありましたねえ。













 

ホイールローダのバケットに押し潰されるパトカー。













 

西部警察や刑事貴族など、様々な刑事ドラマで見せていた舘さんダイブ。ゴリラのこのエピソードでも披露していました。


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ス一パ一Zなどの特殊車両が出ていたからなのか、西部警察がスーパー戦隊ものに見える人が結構いるみたいです。初期の戦隊は、確かに刑事ドラマっぽい雰囲気がありましたよね。西部警察の刑事から戦隊のレッドになった方もいました(笑)。でも、戦隊シリーズにあのような特殊車が出ていたのって、「ジャッカー電撃隊」ぐらいしか思い当たらない。他の昭和の戦隊は、車一台(ジープ)+復数台のバイクという組み合わせが多かったと思います。西部警察みたいな実車のスーパーマシーンが何台も登場する戦隊、死ぬまでに1度は見てみたいものですが(苦笑)。


西部警察の特殊車は未だに絶大な人気があり、ちまたの雑誌でよく特集を組まれておりますが、その他の刑事ドラマの車はあまり取り上げられることがない・・・と思っていたら、なんとあの「ゴリラ警視庁捜査第8班」のス一パーマシーンを大きく特集していた本を発見!








この本、今までに何度か購入したことがありますが、今回は、ゴリラの特殊車両であった三菱のギャラン、スタリオン、デボネア、パジェロ、エクリプスの五台の車を25ページにわたり徹底紹介していました。足回りやエンジン内部、車内の解説はもちろんのこと、それぞれの車がどのエピソードで活躍していたのかも詳細に解説されていました。


ものすごく久しぶりにゴリラのマシーン達を見ましたが、車内のメカ類が非常に細かく作り込まれていて、その力の入れ具合に改めて圧倒されました。ギャランやスタリオンは、センターコンソールにメインコンピュータや無線機類を配置したために、エアコンの操作パネルが運転席の下、デボネアは、助手席側に配置されていたり、エクリプスにおいては、グローブボックスに無線機が収納されていたり、パジェロは、ヘッドライトの下にバルカン砲が設置されていたりと、機器類の配置の仕方がとても興味深かったです。







スタリオン、エクリプスなど、今では見かけなくなったリトラクタブルライトにガルウィング型のスポーティな車はやはり今見てもカッコ良いですね。西部警察以上に特殊車に魂を込めていた番組だっただけに、途中から人情路線に変わり、特殊車の出番が少なくなったのがとても残念でなりません。


ゴリラだけでなく、西部警察(スーパーZ、サファリをはじめ全特殊車)、あぶない刑事(レパード他)、太陽にほえろ! (スープラ、セリカ他)、特捜最前線(スカイライン)、ベイシティ刑事(セドリック、フェアレディZ)、刑事貴族(ソアラ、カリーナED他)などの刑事ドラマの車輌も紹介していて、応年の刑事ドラマファン必見の濃い内容になっておりました。


ヒーローものですが、一応刑事ドラマということで宇宙刑事ギャバンのジムニーの紹介や、ナイト2000のページもあり、私的にはとても大満足の一冊でありました(笑) 。応年の刑事ドラマの車が好きだった方々、今ならまだ間に合います。本屋さんに急げ!(もしくは早めにネットでポチっとな)。



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昨年末に『ゴリラ・警視庁捜査第8班 セレクション-2 DVD-BOX』が発売され、セレクション1で収録されなかったエピソード全26話がDVD化されました。これにて、ゴリラもようやく完全DVD化されたわけでございますが、気になったのは、CS/スカパーで欠番扱いにされた第18話「ゴリラの熱い一日」ですが、これもこのDVDに収録されています。ファミ劇では、現在ゴリラが再放送中ですが、どうやら今回の放送でもこのエピソードは放送されなかったみたいですね。なにはともあれ、二十数年ぶりにまた綺麗な映像で見ることができて大満足。この件については、以前にもこのブログ(タイトル:「ゴリラの欠番」)に書きましたが、もう一度さらっとストーリーだけ書いておきますと・・・



【ストーリー】原爆製造をたくらむ国際的な爆弾製造グループを追うゴリラ。伊達達は、取引現場に現れたグループの主犯格・望月を捕まえるが、その時突然、何者かに襲撃され、プルトニウムを積んだトラックが奪われた。伊達は、トラックのコンテナの後ろに飛び乗るが途中で振り落とされて気絶。そのまま、犯人に拉致され、爆弾つきのプルトニウムと共にコンテナの中に閉じ込められてしまう。犯人は、現金2億円を要求。風間達は、奪われたプルトニウムの放出阻止と伊達を救うため、取引現場の横浜に向かう。



なんといってもこのエピソードの最大の見所は、プルトニウムと共にトラックのコンテナの中に閉じ込められた伊達を救出すべく、犯人の指示に従い、暴走する風間の姿。事件で誰かが誘拐されたり、また仲間が人質に取られたりして、犯人の無理な指示に従って暴走する刑事の姿は、これまでにもいろんな刑事ドラマで見ましたが、とくに個人的に一番印象に残っているのは、「ベイシティ刑事」の「ヘビの入れ墨をした女」。このエピソードでは、星野が男女二人組の殺し屋に拉致され、小池が横浜の中華街を走らされる展開がありました。つい最近東映チャンネルで放送されていた「はみだし刑事情熱系」の「2月17日の恐怖!命を賭けた殺人ゲーム」では、女の子が何者かに誘拐され、高見刑事と杉浦刑事がセーラー服を着せられて30キロの荷物を背負いながら駅周辺を歩かされると言う場面があった。ちなみに、リアルタイム放送時、このエピソードは、タイトル通り、2月17日に放送されているが、東映チャンネルで放送された日も偶然重なったのか2月17日でした。



「ゴリラの熱い一日」は、最初のほうは、横浜で撮影されており、山下公園やマリンタワーなど、「あぶない刑事」と同じく古き良き横浜の街並みが見られるところも見所の一つ。中盤、風間が運転する2tラックに時速20キロを下回ると爆発する爆弾がセットされていることがわかると、そこから映画の「新幹線大爆破」のような展開になっていくところが面白いですね。「西部警察」にもスピードが落ちると爆発する爆弾がセットされたバスやトレーラーなどが出ておりましたが、まさにそのゴリラ版とも言うべき展開でした。



倉本が爆弾を製造した望月を説得し、彼にトラックの爆弾を解体させるため、ゴリラ専用のヘリコプターG8に望月を乗せて、走行中のトラックのコンテナの上空に接近し、そこから望月が縄梯子を使ってトラックのコンテナの上に降りるという場面がありますが、例のBGMと相俟って中々カッコいいアクションシーンでしたね。ちなみに望月を演じていたのは、遠藤憲一氏。ゴリラのメンバーでないにもかかわらず、望月の活躍が一番印象に残ったエピソードでもありました。

 




ちなみに、例のBGMとは↓の曲のことですが、この音源、残念ながらリアルタイム放送時に発売された2枚のサウンドトラックには収録されなかったんですよねえ。だからタイトルも未だにわからないのですが、まさに遠藤憲一のテーマって感じでしたよね(笑)。




7、80年代のアクション刑事ドラマや、西部警察の様々なエレメントを凝縮したようなエピソードであったことは間違いありません。もう一度再見されたい方は、DVDのほうでご覧くださいませ。





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ファミリー劇場で再び放送中の『ゴリラ警視庁捜査第8班』。なんと来月セレクションDVD-BOXの第2弾が発売されるそうです。7枚組で26話収録。セレクションDVD-BOXの第1弾で抜けていたエピソードが完全収録されます。つまり、これでゴリラは完全DVD化となるわけですが、ならセレクションではなく放送順通りに収録して欲しかった・・・。と言うことは、去年のファミ劇の放送で欠番になっていた「ゴリラの熱い一日」もようやく解禁されるわけですね。放射能を扱ったエピソードと言うことでずっとお蔵入りか?と思われたが、綺麗な画面で再び見られることができそうです。



先月、刑事ドラマの記事でトラックアクションについて取り上げましたが、ゴリラにも「ニトロトラック」と言う名作がありましたね。


12トンのニトログリセンを積んだタンクローリーを晴海の冷凍倉庫まで運ぶよう本庁から極秘任務を受けるゴリラ。しかし、倉本は本庁が何かを隠していると疑念を持ち、独自で調査を開始する。一方、伊達達は、タンクローリーの運転席のシートの中から無線機を発見。無線機から男の声が聞こえ始めた。男は、明日の午後一時までにタンクローリーを山梨県の剣峠に運ぶよう指示し、時間通りに到着しない場合、人質を殺すと脅迫してくる。ニトロの運搬に少女の誘拐事件が絡んでいることを知ったゴリラは、犯人の男の指示に従い、120キロ先の目的地に向かってタンクローリーを走らせる。


後半期はほとんどスーツ姿が多かったゴリラのメンバーですが、初期はコンバットスタイルで任務に挑むことが多く、「何でもやるコマンド部隊」というイメージが強かったですね。残念ながらゴリラのトラックアクションはこのエピソードと、「危険地帯」に工事用の超大型トラックが登場したエピソードぐらいしか思い当たりませんが、やはり、ただのトラックではなく、「ニトロ満載のトラック」と言うところがネックで緊迫感が凄まじいです。ゴリラが放送されていた年に公開されたシルベスター・スタローン主演のバディコップ映画「デッド・フォール」でも、冒頭にタンクローリーが登場し、スタローン扮する刑事の車やパトカーがそれを追跡するカーアクションがあったが、こちらのタンクにはニトロではなく白い粉末状???のものが入っていて唖然とさせられましたね(苦笑)。



ニトロのトラックを題材にした映画は昔からありますが、古くは、1953年にフランスで公開された「恐怖の報酬」。油田で発生した火災を止めるために、4人の男達がニトロを満載にした2台のトラックに乗り込んで、500キロ先の火災現場に向かうお話。77年には「エクソシスト」の監督でも知られるウィリアム・フリードキンがロイ・シャイダー主演でリメイクしています。ゴリラのこのエピソードもおそらく、この映画をオマージュしたものと思われますが、日本を舞台にしたニトロトラックものって他の刑事ものでは見たことがない。アイフル大作戦の「ハラ! ハラ! 殺人ドライブ」と言うエピソードもニトロではないが、ダイナマイトを積んだトラックが危険な山岳地帯を走るアクションが展開していたが、映像演出というか画作りがまんま「恐怖の報酬」だったので驚いたが中々緊迫感がありました。



ゴリラに話を戻すと、まず、国会議事堂の前にニトロ満載のタンクローリーが止まっているところが何気に物凄く危機感を煽る演出で最初からドキドキさせられます。ニトロの危険性を視聴者にわからせるためにか、冒頭で車を一台爆破しますが、これがまた石原プロらしい醍醐味と言いますか太っ腹な演出でしたね。中盤、林道に入ったタンクローリーに様々な障害が襲います。まず前夜の激しい雨によって崩れた土砂が進路を塞ぐ。タンクローリーのニトロを使って、土砂に埋まってる岩を砕くシーンは、もうハラハラもの。さらに、タンクローリーが砕いた岩のそばを通り過ぎる時に、突き出た木がタンクの吐出口の蓋に当たり、ニトロの滴が漏れ出す場面。谷川が間一髪のところで気づいて、吐出口の蓋を閉め直すが、漏れ出たニトロの滴が谷川の腕を伝い垂れていくところも切迫感があって中々良い演出だった。


 

目的地到着後、犯人の指示で再び峠を下るタンクローリー。走行中にブレーキに仕掛けられた爆弾が爆発し、タンクローリーは急速に坂道を下り始める。伊達が助手席からタンクの後ろに移動して、後ろを走っている谷川が運転するパジェロのウィンチを引っ掛けてタンクローリーを止めようとします。舘さん本人がスタントマンなしでやってましたが、やっぱり役者本人がやってると、緊張感が倍増します。タンクローリーは、ターゲットの特急列車へ突っ込んでいくが、タイミングが合わず衝突は回避され、タンクローリーはそのまま砂地を駆け下りて大爆発。ヘリでタンクローリーを監視していた倉本が犯人を発見し、ゴリラのOPをバッグにヘリで犯人を追跡。その時の空撮画がカッコいい。最後に採石場で決着をつけるところも良かったですね。



犯人役は、当時アクション刑事ものの悪役でよく見かけた中田譲治氏。戦隊好きな人には、フラッシュマンのサー・カウラーやライブマンの大教授ビアスなどで知られていますが、最近は仮面ライダーオーズのナレーションを担当されていましたね。中田氏の犯人役と言えば、個人的は、ベイシティ刑事の「襲われた美しいテニスギャル」のヤクチュウの暴走犯や、刑事貴族の牧編最終話のサブマシンガンを持つ現金強奪グループの一人とかもとても印象に残っていますが、ゴリラのこの犯人役も最後の死に様を含めて物凄くインパクトがありました。




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ファミリー劇場で一年前にスタートした『ゴリラ警視庁捜査第8班』が先週ついに終了。ご存知の通りゴリラは、前半期の軽快なコンバットアクション路線から、30話台後半からは、ゴリラのメンバーの私情が入るようになり、やや人情路線にシフトしてしまいます。そういう事情もあって、リアルタイム時は、残念ながら途中で視聴を止めてしまったのですが、今回改めて全46話を視聴しました。後半期は、倉本聰氏が脚本を担当されていることもあってか、今見直すと、撮り方とか作風の雰囲気が『大都会 闘いの日々』に似ていると改めて感じました。


最初は、『あぶない刑事』のような軽い雰囲気のドラマだったのに、突然、倉本の病気の妻が出てきたり、伊達が悪性骨腫瘍になったり、当初とは違う重たい作りについていけなかったのですが、今見るとそれはさほど気にならなかった。当時は、大都会シリーズを知らなかったので、人情路線の雰囲気に馴染めなかったのですが、闘いの日々を見た後だと、違和感なく見ることができた。30話以降も田中美奈子(役名もそのまま)の加入と赤いエクリプスの登場、その後すぐに札幌ロケの地方ロケ編があったりと、やや大人しめになったもののアクション路線は継続されていたし、人情路線に変更されてからも、「生命果つるとも」や「ある少女の反乱」などは、「西部警察」のテイストがあって楽しめた。


ただ、せっかく田中美奈子やエクリプスが登場したのに、エクリプスを使ったカーアクションや、美奈子の活躍回が思っていたほどなかったのが残念。他のG-8の車両もいろんな機能や装備があったにも関わらず、後半期は、それらが全く活かされていなかったところも残念だった。岡山ロケ編でもある最終回の「命、燃えつきても」は、最後だと思ってリアルタイム時にも視聴しました。確か敵の要塞が大爆発して、それをバッグに撃たれた伊達が最期の力を振り絞って歩き続けるクライマックスシーンの時に、ニュース速報のテロップが入ってしまったんですよね・・・。せっかくの良い場面が台無しだなあと思いながら当時は見ていましたが、今回は当然ながら余計なテロップも出ず、ようやく普通の画面で見ることができました。


この最終回には、後に渡さんがNHK大河ドラマ『秀吉』で共演した竹中直人氏がゲスト出演しています。拉致された伊達と美奈子らを救出すべく、倉本達ゴリラのメンバーが敵の要塞に乗り込むところは、『西部警察』の最終回を彷彿とさせられた。西部警察も岡山ロケ編がありましたが、あの時はまだ建設中だった瀬戸大橋が、ゴリラの最終回では、見事に完成している姿が映っていて、時の流れを感じました。



倉本→病気の妻の介護、伊達→悪性骨腫瘍の発覚という重い描写がありましたが、風間には何もなかった?のかなと思ったら、38話の「シンデレラ・ガール」で、風間が防衛隊の汚職事件のネタを握る原田の妻マリを愛してしまうと言う展開のストーリーがあった。ゴリラと人妻のラブストーリーなんて、番組を見始めた当初は予想だにしなかった展開でしたが(苦笑)、風間と不倫関係になるマリは、43話の「再会」にも登場します。このエピソードでマリは、汚職事件に関わる犯人達に殺されてしまい、怒った風間がその首謀者の元へ乗り込んでいって復讐する展開になっていました。確か、ゴリラは、犯人を撃ち殺しても許される特権を与えられているはずなんですが、なぜだかこの時は、倉本が風間の暴走を止めに入り、犯人を助けてしまうんですよね。ゴリラなんだから別に撃ち殺しても良かったと思うのですが、これも人情路線の弊害と見るべきか・・・。


この風間のマリの話を見ていると、『刑事貴族』の泉刑事とその恋人のより子のことを思い出します。泉と風間は、結構似た境遇だったんですね。泉は、恋人を失ったあと、すぐに相棒の岩田刑事を失っていたし、風間もマリを失ったあと、伊達を失う。


今見ると、後半期もそれほど悪くなく普通に楽しめましたが、どちらかと言われると、やっぱり初期のコンバットアクションの路線のほうが今でも変わらず好きですね。同じく今ファミ劇で放送中の「代表取締役刑事」は、当初は、人情路線で控えめなアクションと言う作風だったのが、後半期は、結構アクションシーンが多くなっていたり、ゴリラとは逆の流れになっているところが面白いです。「代表・・・」については、またいずれ書くことにして、これと言ってアクションドラマがないこのご時勢に見直すと、ゴリラも十二分に贅沢なアクションドラマであったことを改めて再認識させられました。







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ファミリー劇場で放送中の『ゴリラ警視庁捜査第8班』は、もうすぐ広島ロケ編の「愛の逃避行」が放送されますが、このロケ編では、珍しく谷川がメインで展開するストーリーになっていました。このエピソードからオープニングテーマが「CHASERS」に変更され、気づけば風間のお髭もなくなっていた。リアルタイム視聴時は、さらに軽やかな路線になるのかと思っていましたが、それとはうらはらに、ますます暗い雰囲気になっていくのがなんとも当時は切なかったですね。


『愛の逃避行』…FBIからの要請で日本製クラック「ジャパン・エクスプレス」の密造工場を探っていたゴリラは、六本木でジャパン・エクスプレスを売り捌く三人の女をマークしていた。しかし、そのうちの二人が爆弾で吹き飛ばされてしまう。マリコと言う女を追っていた谷川は、ひょんなことから彼女と共に行動することになり、二人は、広島県の福山に到着する。しかし、そこで二人は、謎の組織に狙われ始める。



谷川とマリコが新婚カップルのごとく寄り添い、広島のアミューズパークや、おしゃれなレストランやら、マリンパークなどを新婚旅行気分で満喫するまさに地方ロケさながらの内容になっていました。ところで、西部警察の地方ロケでは、何度もオートバックスを見かけましたが、ゴリラでもスポンサーとして協力していました。謎のグループに追われる谷川たちの車がオートバックスに逃げ込み、そこで二人が別の車(オートバックスの専用車と思われる)に乗り換えて、再び逃走すると言う場面で登場していました。



   
勝手に店の車を盗んだ谷川がオートバックスに連絡するも、「本当に困りますよそんなことされたんじゃ・・・」と言って店員さんがカンカンになって怒っている場面があったが、そう言えば、ハトやタカも勝手にバイクを盗んで犯人を追いかけることがよくあったけど、持ち主に怒られる描写ってなかったよな・・・。谷川はわざわざ連絡して謝っていたのが礼儀正しいと言うか、微笑ましかった。


「傭兵狩り」に続いて、組織のボス役を早川雄三氏が演じていたが、この方、西部警察では、警視庁の幹部役を演じていましたね。『大激闘マッドポリス'80』では、警視総監を演じていたり、わりと警察側の役を演じられることも多かった。



クライマックスシーンでは、ゴリラのメンバーが久々に戦闘服を身につけて、造船所で派手なアクションを見せていた。大量に流れ込んできた水の上で伊達達が殴り合いをするシーンは、中々熱い感じが漂っていたが、もしかしたら、裕次郎さんの『黒部の太陽』のトンネル内出水シーンのオマージュなのでしょうか。殴り合っている最中に風間のサングラスが取れて水に流されたのに、次のカットでまたサングラスをかけた風間のカットが出てきたり、気になる部分もあったが、地方ロケらしい豪快なアクションシーンでした。




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