忍者ブログ
10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/05月

≪04月  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  06月≫
[8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17]  [18
今年も残り一週間を切りましたが、今年もいろんな刑事ドラマを見ることができました。セレクションながらもファミ劇での放送以来に「ザ・ガードマン」や、長年待ち続けた「噂の刑事トミーとマツ」は、この春の一挙放送で完全視聴。去年の夏からスタートした「ゴリラ警視庁捜査第8班」もリアルタイム放送以来全視聴することができました。他にも「特捜最前線」「Gメン'75」「キイハンター」「大捜査線」辺りが見てみたいのですが、最近は、スカパーでもなつかしのアクション刑事ドラマの放送が減ってきているようなので寂しい限り。10年ぐらい前のファミ劇のような豪華ラインナップをまたどこかのチャンネルが実現してくれないかなとほのかな期待をしておるのですが(苦笑)。


最近始まった柴田恭兵氏主演の「風の刑事・東京発!」もリアルタイムで見逃していた刑事ドラマなので見ております。このドラマは、「さすらい刑事旅情編」の後を受けて1995年の秋から放送され、それと同じく警視庁の鉄道警察隊の活躍を描いたもの。この作品がテレ朝水9枠最後のフィルム撮影による刑事ドラマで、翌年から放送された「はみだし刑事情熱系」シリーズからは、VTR撮影に以降されています。はみだし刑事も現在東映チャンネルで第3シリーズが放送中ですが、わりとコンスタントに派手なアクションがあったりして面白いのですが、やはりいかんせんVTR撮影のせいか、映像的に地味でフィルム時代の作品よりも古臭く見えてしまうのが残念。フィルム質感の映像だったらもっとのめり込めたのに・・・。




ところで、あの頃の刑事ドラマを見ていると、昔の日本の懐かしい街並みも同時に楽しめたり、いろんな発見ができますが、その一つに時折画面に映り込む映画館の看板。その看板によってその時代が思い出されたり、当時の社会や世情なども一緒に蘇えってきますね。







大都会PARTⅡ

「殺人捜査」






有楽座の映画館で殺人犯を事情聴取後、黒岩軍団が映画館をバックに歩き去っていくラストシーンで映り込むのは、「人間の証明」の看板。このエピソードは、1978年の2月に放送されているが、人間の証明が公開されたのは、1977年の10月。おそらく撮影は、この映画の公開中に行われたのでしょうが、トク役の松田優作氏が、自分が出演している映画の看板を背に歩いているというなんとも滑稽な映像になっていました。トクが何やら恥ずかしそうにくしゃみを繰り返すのは、映画への照れ隠しもあったのでしょうかね(笑)。ちなみに、犯人が事件のアリバイ作りに利用した映画は「オルカ」という洋画の動物パニック映画で、日本では、1977年の12月に公開されたもの。日テレの水曜ロードショーで放送されたそうですが、吹替えが現存するならぜひとも見てみたいですね。






西部警察

「爆殺5秒前」






大門団長が妹の明子と映画を行く約束をするも西部署管内で誘拐事件が発生して行くことができなくなり、明子は映画館の前で待ちぼうけするはめに・・・。その二人が一緒に見に行く予定だった映画はクリストファー・リーブ主演の「スーパーマン」。このエピソードは、1979年の11月に放送されているが、スーパーマンは、日本では、同年の6月に公開された。ちなみにスーパーマンの看板の隣には、ウルトラマンの看板が少しだけ見えていますが、時期的に公開されていた映画は「ウルトラマン怪獣大決戦(1979年7月公開)」と思われる。










あぶない刑事

「策略」






タカとユージが銀行強盗犯を追跡中、犯人が横浜日劇の映画館に逃げ込みますが、その時、画面に映り込んだのは、「ブラックライダー」「ハイランダー 悪魔の戦士」「コマンドー」の看板。このエピソードは、1987年の3月に放送されましたが、まず、ブラックライダーは、トミー・リー・ジョーンズ主演のSFカーアクション映画で日本では、1986年10月から公開されたもの。ハイランダー悪魔の戦士は、007シリーズで初代ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリーが出演している近未来アクション映画で、日本では、1986年11月に公開。コマンドーは、言わずと知れたシュワちゃん主演の名作アクション映画ですが、日本では、1986年2月に公開されています。そして、犯人が逃げ込んだ劇場で上映されていた作品は、松田優作主演の「最も危険な遊戯」。優作さん演じる殺し屋の鳴海が警察と銃撃戦を繰り広げる映像が少しだけ映り込んでいましたが、そう言えば、ユージ役の恭兵さんもこの映画に出演されていましたね。





拍手[0回]

PR
最近の刑事ドラマではほとんど見かけなくなりましたが、往年のアクション刑事ドラマでは多く見られた「警察署襲撃」エピソード。犯人が警察署をジャック、あるいは課長・係長級の上役を狙ったヒットマンが登場するハードなストーリーが定番としてありました。通常回よりも波乱含みの展開が続くこのようなエピソードに巡り合うと、とてもドキドキした記憶があります。印象に残ったエピソードをいくつかご紹介致します。




太陽にほえろ!

「ボスを殺しに来た女」

捜査第一係に一人の女がやってくる。藤堂は、自分と二人っきりで話をしたいと言う女の言葉を聞き入れ、取調室で女の話を聞く。二人が取調室の椅子に座った直後、突然引き金を引く音が何度も鳴り響いた。女が机の下で銃を構え、藤堂を撃とうとしたのだ。しかし、銃には弾が入っておらず、女はそのことを知らなかった様子。マカロニとゴリが取調室から逃げ出した女を追うが、女は非常口の階段から転落し、意識不明に。藤堂達が捜査を始めてまもなく、捜査第一係に男から電話がかかってくる。


サブタイトルの通り、謎の女が七曲署にやってきて藤堂を殺そうとするエピソードです。「髪を切れ」と何度も口うるさくマカロニを叱り付ける佐藤慶氏演じる本庁の石田刑事の存在感も印象的でしたね。病室で寝ている女を射殺しようとした狙撃犯の男をマカロニが追跡する時で、マカロニが3階の病室のベランダから1階に、さらに1階の屋根から地上へ飛び降りるというアクティブなアクションを見せていたところも印象に残った。ちなみに、このエピソードは、刑事貴族・風間編「宮本課長の災難」と言うサブタイトルでリメイクされています。藤堂と同様に、代官署を訪れた女が取調室で宮本課長を撃ち殺そうとする場面があったり、代官署元課長の片山刑事が石田刑事的なポジションになっていたり、見比べると中々面白いです。




大都会PARTⅡ

「城西署爆破計画」

火薬倉庫からダイナマイト10本が盗み出され、警備員が重傷を負う事件が発生。5年前の密漁事件でダイナマイトを爆発させた下平と言う男が犯人として浮上する。やがて、下平が銃乱射事件で黒岩に射殺された河合良男の実の父親であることがわかる。黒岩達が下平の行方を探す中、看護婦の今日子と共に下平が城西署の捜査課へやってきた。


息子を殺した黒岩に復讐すべく、胃癌で余命短い男が城西署の捜査課をジャック。犯人の下平役を演じる梅津栄氏は、必殺シリーズでのコミカルなオカマ役や、仮面ライダーやウルトラマンシリーズなど特撮のほうにも数多くの作品に出演されていましたが、このエピソードの犯人役は一際凄味があり印象に残りました。時折白目を剥いたり、わめきながら拳銃を向け、容赦なく刑事達を撃つなどのその怪演ぶりが際立ち見入ってしまった。とくに徳吉が捜査課に戻ってきてからの展開が面白い。徳吉と下平のやりとりが始まり、二人が揉み合う中、下平が拳銃を発砲してジンが撃たれてしまうまでの緊迫する署内の様子が約1分40秒間長回しで撮影されているところも見応えがありました。





あぶない刑事

「決断」

近藤が警察学校の講演会に出席するため港署を離れる間、鷹山が課長代理を務めることになったその最中、横浜の火薬工場でダイナマイトが盗まれる事件が起きる。会社の運搬を請け負う牛島と言う男が現場の倉庫に何度も出入りしていた事を知った鷹山達は、競馬場にいた牛島を連行し、ダイナマイトを売った男の名前を自白させようとする。牛島の取調べが続く中、捜査課に白いコートを着た男が婦人警官を連れてあらわれる。男は、突然ショットガンを発砲し、「近藤を呼べ」と叫び続ける・・・。


近藤課長に恨みを持つ男が港署をジャック、署内でショットガンを撃ちまくり大暴れをするエピソードです。冒頭でダイナマイトが盗まれるところや、犯人の岩城が婦人警官を連れて捜査課にやってくるところ、婦人警官の体にダイナマイトが巻きつけられているなど、前述の「城西署爆破計画」と展開がそっくりな部分があります。しかし、大都会のようにシリアスに展開するだけでなく、コミカルな要素を忘れないのがあぶ刑事らしい。


「鉛の弾を怖がってちゃデカはつとまらねーぜ」とユウジがトオルにキメ台詞を吐いておきなから、トイレの中で必死に防弾チョッキを着込んでいる姿が笑える。普段は課長席で鷹山や大下を怒鳴りつけているだけの近藤課長が岩城と対峙して必死に説得するなど、中心になって活躍しているところも凄く印象に残りました。あぶない刑事は、他の刑事ドラマと比べ、警察署が襲われるエピソードが数多かった。「仰天」や最終回の「悪夢」、「あぶない刑事FOREVER TVスペシャル‘98」などどれも印象深いですね。




拍手[0回]

西部警察の初回と言えば、東京に装甲車が出現するという、日本の刑事ドラマ史に残る画期的かつ衝撃的なエピソードでしたが、その装甲車に立ち向かうべく、ゲン(源田刑事)が運転するダンプが装甲車に何度も体当たりする場面もとても見応えがありました。アクション刑事ドラマのカーアクションと言えば、犯人の車(普通車)vs覆面車&パトカーが基本ですが、犯人がダンプに乗って暴走することもしばしばありました。日本刑事ドラマ史に残る警察vsダンプのカーアクションで、印象に残っているエピソードをいくつかご紹介致します。




太陽にほえろ!

「恐怖の瞬間」<ジーパン・山さんvsダンプ>

十数億円もの脱税容疑がかけられている滝口が護送中に何者かに狙撃され殺される。その現場近くにいた本庁の岡崎刑事も同じ犯人に撃たれるが幸いにも弾は貫通し、一命をとりとめる。岡崎から事情を聞くため、ジーパンが本庁の刑事と共に岡崎の病室の前に待機することになるが、本庁の刑事がトイレで白衣を身につけた男に襲われ、ジーパンがその現場を確認しに行っている間に岡崎も襲われ、白衣の男に殴り殺されてしまう。



  


ジーパンのアクション編とも言えるこのエピソード。前半は、ジーパンが白衣の男が運転する車の屋根の上にしがみつくアクションを見せています。ジーパン役の松田優作さんと言えば、大都会PARTⅡにおいても長時間に渡る車の屋根しがみつきのアクションを披露されていましたが、その原点は、やはり太陽にほえろ!にあったみたいですね。そして、後半は、ジーパンと殺し屋の男が遊園地内で追い掛け合い、広大な敷地で殺し屋が運転するダンプがジーパンを襲撃します。ダンプは、正面から何度もジーパンに突っ込んでいき、ジーパンはひたすらダンプに発砲を続けます。当然ながら、ジーパン役の松田さんご本人がアクションをされていますが、ダンプとぶつかりそうになる寸前ギリギリまで立ち続けているところが凄いですね。犯人に右足を撃たれ、さらに銃撃を受け続けてのた打ち回っているジーパンの元に山さんがかけつけ、なんとあの山さんが走行しているダンプの荷台に駆け上り、助手席側のドアにはりついて、運転中の犯人を射殺してしまいます。山さんが犯人を射殺するのは珍しいですね。





俺たちの勲章

「撃て! アラシ」<中野・五十嵐vsダンプ>

中野と五十嵐は、殺人犯の北川(佐々木功)の行方を知るため、北川の恋人の則子が住むアパートを張り込む。二人は、則子の家の近くのアパートの部屋を借りて、連日則子の監視を続ける。数日後、則子の部屋に2人の男があらわれる。男達は、則子から北川の居場所を吐かせようと彼女に暴力を振るう。中野は、しばらく様子を見続けようとするが、五十嵐は、我慢できず、則子の部屋へ駆け込み彼女を助けるが・・・。



  

後半、北川が運転するダンプがレストランの駐車場に止まっており、則子を乗せた後、ダンプは暴走を開始。中野はダンプのドア前、五十嵐は荷台にしがみつきます。ダンプは、公道で激しい蛇行運転を繰り返した後、工事現場の荒い土道に入り込んで行きます。五十嵐は、上がった荷台から地面に転げ落ち、中野も自らダンプから飛び降り、その後二人は、ダンプに猛追されます。ダンプは、一度二人の前から姿を消すが、三井大橋という橋の上で再び対決することになります。神奈川県北西部にある津久井湖付近でロケされ、ラストの対決シーンは、そこにある橋の上で撮影されたそうです。しがみつく中野・五十嵐を乗せたまま土の斜面を荒々しく駆け下りたり、雨上がりの後の水溜りが広がる悪路を、荷台を上げながら(しかも荷台には五十嵐がしがみついている)走り続けるダンプの姿が凄まじいです。中野役の優作さん、やはりこのエピソードでも派手なしがみつきアクションを披露されていましたね。





大都会PARTⅢ

「通り魔」<黒岩軍団vsダンプ>

管内で通り魔事件が相次いでいることから、黒岩は数人の婦人警官を使ったおとり捜査を実行する。だが、その捜査中に婦人警官の一人がナイフで刺されて怪我を負い、サルも追跡中に襲われ、犯人に拳銃を奪われてしまう。そんな中、またしても公園で若い女性が襲われ、新たな犠牲者が出る。拳銃を取り戻すべく、サルはデザイナーのビルに逃げ込んだ犯人の元へ急ぐ。



 

犯人の白石が乗るダンプが検問にひっかかり、黒岩軍団と警官達に取り囲まれるが、白石が拳銃を発砲して銃撃戦へ発展。サルは、ダンプの荷台に乗り込むが、それに気づいた白石は、荷台を上げて、サルを荷台から滑り落とす。その後、ダンプは、バリケードのパトカーを突き飛ばして逃走。そこからダンプと数台のパトカー&覆面車によるカーチェイスが展開します。パトカーがダンプに体当たりを繰り返しますが、その弾みで歩道に乗り上げて斜面を駆け上り横転。黒岩が橋の上から暴走するダンプの運転席をライフルで狙い撃ちし、ダンプは、看板をぶち破ってようやく停止します。後期のオープニングにも使用されているカーアクションですが、PARTⅡの「トラック大爆走」を彷彿とさせるド派手な演出がたまりませんね。





拍手[2回]

東映チャンネルで『あぶない刑事』が放送中なので久しぶりに見たら、第7話の「標的」が放送されていた。港署に届けられたビデオテープに映っていた女性が何者かに狙撃される事件が起こり、その女性は婦人警官で、その後も次々と婦人警官が狙われるというストーリー。


この話は、何度も出てくる捜査会議のシーンがとても印象的なんですが、剃り入れて気合十分のユージが壊れた便所のドアの修理している場面で、トンカチをクルクル回している姿が良いですね。こういう何気ないシーンで器用な動きを見せるユージがカッコいいですよね。二人目の標的となる交通整理中の婦人警官の元に、覆面車に乗ったユージ達がかけつける場面で、ユージ達が撃たれた婦人警官の元にかけよっていく時の三人のスロモーションの画が良いし、ユージがビルの屋上にいた犯人を追い続け、ペンキ屋の職人に思わず銃を向けてしまうまでの一連のコミカルなアクションシーンも面白い。ラストの黄色いサングラスをつけて、ライフルで犯人を狙撃するタカもシブい。


後半で、薫が防犯課の刑事時代に宝石店に潜入して、宝石強盗犯を逮捕した過去が明かされるが、初期は、薫もクールかつハードな雰囲気を漂わせていましたね。でも当時は、このキャラのままだったら、人気は出なかったのでしょうね。バブルなあの時代の刑事ドラマは、ハードよりも、おしゃれさとセンスの良い軽いジョークやギャグが受けた時代だったから、話が進むにつれ、薫は、大胆な衣装を着たり、かなりブッ飛んだキャラに変貌していった。そう言えば、冒頭の捜査会議のシーンで薫が制服姿で登場していたが、これにもちゃんと意味があって、すでにこの場面で今回起きる出来事を暗示させていたんですね。見る度にいろんな発見できてやはり面白い。


現在、ファミリー劇場で放送中の「俺たちルーキーコップ」は、あぶ刑事の制作スタッフと出演俳優(仲村トオル&中条静夫)が再び結集し、サブタイトルもあぶ刑事の二字熟語を意識して三文字熟語で統一したり、後期のあぶ刑事のハイテンションなノリを持ち込んだブッ飛びな青春コミカル刑事ドラマでしたが、このドラマが放送された1992年は、バブル崩壊の年で、それ以前と時代の空気が変わり始めた時期。あぶない刑事ならぬ、新米のあぶない警官達がハチャメチャに暴れまくる痛快な刑事ドラマだったが、タイミングが悪かったのか時代の流れなのか、視聴率低迷のため全20話の予定が14話で打ち切りとなっている。同時期に放送されていた刑事貴族3もやはりこの年に終了し、翌年のはだかの刑事をもって、太陽にほえろ!から21年続いた日テレ金曜夜8時の刑事ドラマ枠が幕を下ろした。やはり、あぶ刑事は、時代にうまくハマったバブリーな刑事ドラマだったのだと改めて認識した。



ところで、俺たちルーキーコップで中浜署として使われていた建物、どこかで見たことあると思ったら、あぶない刑事の劇場版のリターンズやフォーエバーで港署としても使用されていた建物だった。あれは、横浜にある「港湾職業能力開発短期大学校」の建物だそうで、3代目港署として使われていた。港署のロケ場所は、初期のテレビシリーズから劇場版のまだまだあぶない刑事までに5回も変更されたそうです。あぶ刑事ももうすぐ放送30周年ですが、当時ロケで使用された建物も改装されたり建て替えられたり、横浜の風景がどんどん様変わりしているので、ドラマの中で映っているあの当時の風景がますます貴重なものになっていきますね。



初期のエピソードで印象的によく使用されていた「bacon ham and scrambled eggs」というおしゃれなタイトルの曲。最初のサウンドトラックのCDにも収録されていましたが、これを歌っている女性ボーカルの「YO!」って人、当時から気になっていたのですがずっと謎だった。しかし、ネットをやり始めてすぐに正体がわかりました。初期のシリーズに2度ゲスト出演(「興奮」「錯覚」)していた余貴美子さんが歌っていたんですね。当時は、日本の刑事ドラマの劇中に、英詞の歌が流れるのはとても珍しかったですが、あぶ刑事をイメージする曲と言えば、やはり真っ先にこの曲を思い浮かべますね。












拍手[5回]

往年のアクション刑事ドラマと言えば、陸のカーチェイス、空のヘリアクション、そしてもう一つ、海のボートアクションがありましたね。渡哲也氏が公安部特捜本部の鳴神刑事を演じた映画『ザ・ゴキブリ』では、鳴神と沖雅也氏演じる若手刑事が乗るボートが殺し屋のボートを派手に追いかけ回し、最後は、殺し屋のボートが大爆発していたが、さすが製作が石原プロだけあって、ダイナミックな映像だった。


同じくその石原プロが製作した『西部警察』シリーズにもボートチェイスが展開するアクション回がたくさんありましたが、地方ロケ以外で一番印象に残っているのが、西部警察PARTⅡの「謎の亡命者」。女科学者が開発した細菌兵器を狙う組織と大門軍団がボートに乗り、派手な銃撃戦を繰り広げた。団長が私服姿で犯人達の乗るクルーザーを操縦している珍しい姿も拝めましたね。他にも壮大なボートチェイスが展開させた刑事ドラマがたくさんありました。






『大追跡』

「ハイエナが集まった」



  


神奈川県警本部の特殊セクション『遊撃捜査班』の5人のメンバーの活躍を描いた「大追跡」の記念すべき初回のエピソード。初回は、はみだし者のメンバーが集結し、遊撃捜査班が誕生するまでの過程が描かれていたが、クライマックスは、水原(藤竜也)と滝本(柴田恭兵)が乗るボートが、犯人の男のボートを追跡するボートチェイスが展開します。滝本がボートの操縦を担当し、水原は、犯人に向かって銃を撃ち続けた後、犯人のボートにロープを引っかけて、それを持ったまま海に飛び込む。水原役の藤竜也氏と言えば、ベイシティ刑事でも海に飛び込み、犯人達のクルーザーを追うアクションを披露していましたが、もしかしたら、このボートアクションのオマージュと言うか、再チャレンジみたいなものだったのかも。物凄くエネルギッシュでしたね。






『ベイシティ刑事』

「湘南大捜査線! 危険な女」


  


ハマの名士の御曹司達が大掛かりな武器密輸グループを結成していると言う情報を聞いた小池と星野は、貿易会社社長の息子で、グループのリーダーの永井(阿部祐二)に近づき、彼の信用を得てグループに潜り込む。ビーチボーイズの「カルフォルニアU.S.A」の音楽をバックに、小池(藤竜也)がクルーザーから伸びるロープに捕まり、海に浸かりながら犯人達を必死に追い、星野(世良公則)はヘリに乗って、上空から犯人達と銃撃戦を繰り広げる。前述のベイシティ刑事のボートアクションですが、クルーザーとヘリがかなり接近しているショットがあったり、ビーチボーイズの音楽を流して軽い感じの演出になっているが、かなりのハードアクションで見応えがあった。小池が海に勢い良く飛び込むところもカッコ良かったですね。





『刑事貴族2』

「長良川大追跡」


  


刑事貴族の地方ロケ編。牧編では神戸、風間編では白馬、そして、本城編の刑事貴族2では、鹿児島に続いて2度目の地方ロケ・名古屋編です。名古屋に住むタク(宍戸開)の元恋人で女刑事の岡崎かおるがある事件の捜査中に万引き事件の容疑者にされてしまい、それを知ったタクがかおるの事件を調べるため、有給休暇を使って名古屋へ向かう。物語の中盤、刑事貴族2後期オープニング曲「HEART BEAT OF LIFE」が流れる中、タクとミノル(田中実)がどこで調達してきたのか不明だがクルーザーに乗り込み、犯人が乗るボートを追う。サブタイトルの通り、長良川でボートチェイスが展開していますが、途中、三重県桑名市から名古屋方面に架かる揖斐長良(いびながら)大橋と思われる鉄橋の下をボートが潜る空撮映像が見られます。





拍手[0回]

往年のアクション刑事ドラマには、話の中で当たり前のように必ずカーアクションがありましたが、もう一つ定番としてヘリを使った話もよく見かけました。あの頃の刑事ドラマで一番印象に残っているのは、やはり『西部警察』シリーズ。地方ロケ編になると、必ず大門がヘリに乗って犯行現場に急行し、敵をバンバン撃ち殺していましたね。普通の話の時もヘリの登場率がかなり多く、その凄まじい空撮の映像に何度も圧倒させられました。西部警察以外にもヘリを使った話が展開する刑事ドラマがたくさんありましたが、その中から特に印象に残ったものをいくつかご紹介致します。







『太陽にほえろ!』

「東京上空17時00分」

ゴリ=石塚刑事は、3000万円の給料強盗事件を起こし、島で逮捕された犯人の倉田(風間杜夫)を警視庁の18号ヘリで護送していた。ヘリは、芝浦ヘリポートに到着するが、着陸寸前にヘリのパイロットが何者かに狙撃される。ヘリは、コントロールを失い急降下するが、ヘリパイロットの志願者だった倉田が操縦桿を握り、何とか安定飛行の状態に戻す。警視庁からの通信により、ヘリは、大井の13号埋立地に無事に着陸し、撃たれたパイロットが降ろされ、救急車両に搬送される。その様子を見ていた倉田は、野次馬の中にいた歌手の石井あかりの姿を見ると、突然ヘリを離陸させた。飛び上がったヘリにしがみつき、何とかコクピットに乗り込んだゴリは、倉田を説得してヘリを着陸させようとするが・・・。



  


太陽にほえろ!では珍しいヘリを全面的に押し出したエピソード。ヘリパイロットの志願者だった犯人がヘリを奪って東京上空を不気味に飛び回る。実機を使って、東京湾の海上を飛行したり、新宿の高層ビル群の周囲を飛び回る映像は、もう圧巻の一言。また、芝浦のヘリポートの場面では、ヘリがコントロールを失って、ビル屋上のヘリポートの間近で急降下するカットなどもあったり、中々の迫力だった。埋立地から離陸するヘリに、ゴリがしがみつくシーンを、ゴリ役の竜雷太氏本人が実際に体当たりで演じているところも凄かったですね。








『特捜最前線』

「特命ヘリ102応答せず!」

一週間前、東京で警官を殺した犯人・宇田川清(片岡五郎)が長野県南佐久町にあらわれたという情報が入り、特命課は直ちに吉野刑事を派遣する。銃撃戦の末、宇田川は逮捕されるが、その際、川で釣りをしていた少年が宇田川の銃で撃たれ、病院に運び込まれる。少年は、A+B-という特殊な血液型の持ち主で、東京にある同型の血液が届かない限り、手術ができなかった。特命課の紅林がヘリを操縦することになり、特殊血液を持つ看護婦も共に乗り込み、ヘリは離陸した。その直後、間違った血液が手渡されていたという通信が入り、紅林は、とある場所にヘリを着陸させ、正しい血液を持つ警察官の男(山本昌平)と合流する。しかし、警察官は、突然紅林に銃に向け、ヘリをジャックした。




  


特捜最前線も西部警察と同じく、よくヘリを使用していましたね。オープニングにも東京上空を飛行するヘリのカットがあり、この刑事ドラマの象徴になっているようにも見え、とても印象に残っています。と言うのも、特命捜査課には、ヘリ捜査の担当の刑事がいて、桜井刑事(藤岡弘)が最初その役割を果たしていたのですが、桜井刑事が一時特命課を離れた後は、紅林刑事(横光克彦)がその役割を担うことになったのです。桜井と同様に、紅林もヘリの操縦ができることから、今回の話では、彼がメインで活躍しています。ちなみにこの時すでに桜井刑事も復帰しているが、この話で桜井がヘリを操縦することはありませんでした。


特殊血液の運ぶ話は、他の刑事ドラマや、特撮ものでもたくさんあったが、この話のようにヘリを使ったものは、そう多くはない。ヘリでの血液輸送の話なので、空撮映像も多く、田舎の道を走るパトカーと、その上空を飛行するヘリのカットや、宇田川を乗せた護送車の前にヘリが着陸するカットなど、実機のヘリを使った壮大な場面が楽しめる。手術のタイムリミットが迫る中、特殊血液を乗せたヘリが目的地も不明のまま、長野の上空を延々と飛行し、紅林と犯人が緊迫したやりとりを続けるところや、ヘリとそれを追う特命課車両との追跡線も見応えがあった。病院に中々到着できず、焦る紅林が涙を流して犯人達に懇願するシーンも印象に残りました。




拍手[0回]

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
最新コメント
[05/16 Larryshent]
[05/16 Larryshent]
[05/16 Larryshent]
[05/16 Larryshent]
[05/16 Larryshent]
[05/16 DavidApark]
[05/16 WilmaGrene]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ガース
性別:
男性
カウンター
アーカイブ
バーコード
by thanks

Copyright © 超ぼやき宣言 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]