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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/05月

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日テレプラスで放送中の『太陽にほえろ!』は、ブルース編に突入。ファミリー劇場ですでに放送済みですが、初登場回を見逃していたので今回ようやく見ることができた。ブルース刑事がなぜ「ブルース」と呼ばれるようになったのか。ブルース・リーに似ているからそう呼ばれるようになったのだとずっと思っていたのですが、実は、音楽のブルースが由来だったようです。ブルース刑事こと澤村誠の父親はピアニストで、その父親の影響を受けて、彼もブルースが好きになり、自らブルースと名乗るようになったんですね。愛用銃は、マグナム44。ダーティハリーのハリー・キャラハンと同じ銃を使います。マグナム44と言えば、西部警察では、リキが愛用していた銃でした。


バレルの長さが半端なく、見た目も迫力があるマグナム44ですが、一発撃てば、狂暴な熊でも簡単に仕留めることができるハイパワーガンとして有名です。相当な殺傷能力があるので、実際に人に撃ったら致命傷を与えてしまって、もう逮捕どころの話ではありません。西部警察では、犯人を逮捕するのではなく、始末するのが前提の世界観だったので(笑)、スコープ付きのショットガンを撃とうが、マグナム44を撃とうが何でも成立してしまうのですが、太陽にほえろ!もやはり同じように銃に関しては、現実の警察のようなリアルな制限はなく、刑事達が個々の性格にあった銃を自由に使っていました。でも歴代の刑事達は、コルト系の小さい銃を使ってきたのに対して、ブルースは、いきなり大きな目立つ銃を持っていたので、最初は、とても違和感があった。でもブルースがコルト・ローマンの2インチとか、ましてや普通のリボルバーを握っても似合わないし、やはりマグナム44が一番合っていたような気がします。こう言うのは、リアルになり過ぎてもつまらないんですよね…(苦笑)。


さて、ブルースが七曲署に入った辺りから太陽にほえろ!のアクションもかなり西部警察のように派手なカーアクションが多くなったような気がしますが、あの当時の刑事ドラマの恒例のアクションと言えば、『車の屋根にしがみつき』の追跡シーン。ボギーも見せたことがありましたが、ブルースもかなり派手なのを披露していました。


 


 

「正義に拳銃を向けた男」

冒頭では、アパートの2階から犯人と一緒に川落ちするアクションを見せたブルース。クライマックスでは、暴走するタクシーの屋根にしがみつき、草の生えた地面にかなり派手に転がり落ちる。石に頭をぶつけてダメージを食らいつつも、その後すぐ、タクシーを追って全力疾走するブルースの豪快な姿に目を奪われた。



 


「殉職刑事たちよ、安らかに」

殉職した刑事達を映像で振り返りながら、七曲署の刑事達を狙う謎の狙撃犯を追うスペシャルエピソード。この話でも長時間屋根にしがみついていたブルース。犯人の車が高速道路の上にかかる橋を渡り、住宅街の長い坂道を駆け下りている間もかなり揺さぶられていた。ブルースを振り落とした後、犯人の車は、ドックが運転するソアラとカーチェイスを繰り広げますが、住宅街の狭い路地でわりと派手な走りを見せていましたね。ブルースは、七曲署よりも西部署の刑事になったほうが良かったんじゃ…(苦笑)。そう言えば、犯人役は、西部署のあの人でしたね…。



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TBSチャンネルで放送中の「新七人の刑事」は、まもなく60話台に突入し最終回が近づいております。初回こそ西部警察を彷彿とさせるカーアクションが展開しておりましたが、それ以降は、目立ったアクションは見られず、前のシリーズと同様に各々の刑事達の葛藤や、加害者側の人間模様を重点に置いたストーリーが続いております。リアルタイム時は、「太陽にほえろ!」などが放送されていた金曜夜8時のゴールデンタイム枠で放送され、視聴率戦争であえなく撃沈されてしまったわけですが、それでも一年以上続いたわけですから、当時は、それなりに人気があった刑事ドラマだったんですね。



第43話「一粒の麦死なずば」では、太陽と同じく殉職ストーリーが展開していました。佐々木刑事(樋浦勉)が逮捕した木崎組のチンピラ・旗野(大地康雄・クレジットは大地常雄名義)を連行中に逃がしてしまい、逃走中の旗野が何者かに殺されてしまう。失態をしでかした佐々木刑事は、単独で旗野を殺した犯人を探し続け、やがて、旗野の逃走に城南署の瀬島刑事が関わっていることをつきとめる…。仲間の刑事に拳銃で撃たれると言うかなりショッキングな殉職を遂げた佐々木刑事。佐々木刑事を演じた樋浦勉氏は、「七人の刑事」にもゲスト出演していたそうですが、個人的には、日曜洋画劇場などの洋画の吹替えでよく声を聞いた方と言う印象のほうが強いです。そう言えば、この間ザ・シネマで放送されたトム・セレック主演の「未来警察」の吹替え版では、KISSのボーカルのジーン・シモンズの声を演じられていました。



このエピソードで佐藤英夫氏が演じた南刑事も栄転し、44話「新刑事二人走る」からは、宅間伸氏が演じる中野刑事と、元プロボクサーの輪島功一氏が演じる立岡刑事が新たに加入した。宅間氏は、「愛しの刑事」など他のドラマでも刑事役を見かけたことがあるが、輪島氏の刑事役は、今まで見たことなかったし、そもそも役者をやっていたこともこのドラマで初めて知りました。思っていたより自然な感じで演技されていて、とくに、53話の「チャンピオン殺人事件」では、リングに上がって新人ボクサーとスパーリングをしたり、まさに輪島氏のボクシング経験を活かしたストーリーが展開していて、とても印象に残った。



今週放送された57話「幸せの小さな旅」は、酔っ払いのサラリーマン同士が電車内で喧嘩になり、駅のホームに降りてから傘を使ってチャンバラをやり始めた挙句、若い会社員の広川が老齢の男を傘で殴って殺してしまう。広川は、妻と二人の子供を連れて逃亡し、一家心中を図ろうとするも躊躇し、見知らぬ旅館に立ち寄って家族の絆を見つめ直すと言うお話だった。広川が自首を決意するまで、逃亡中の広川の家族を見守り続ける姫田刑事の姿がとても印象的でした。このドラマは、当時TBSのアナウンサーだった久米宏が登場したり、個性豊かなゲスト陣も見所の一つですが、このエピソードには、殺人犯の広川役に当時、「あばれはっちゃく」のお父さん役で有名だった東野英心、妻のトシコ役は、このドラマの後番組「3年B組金八先生」で理科の教師役をやっていた茅島成美、広川の娘役は、「北の国から」の蛍役で当時名子役と言われていた中嶋朋子が出演していました。



さらに、エンディングのクレジットを見ると、現在、声優で活躍されている方々のお名前を発見。キョウリュウジャーのナレーション兼キョウリュウバイオレットにも変身していた千葉繁氏が若い駅員役、バーン・ノーティスのサム・アックスの声などを担当されている江原正士氏が被害者の息子役で葬式のシーンに少しだけ出演されていました。



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この間久しぶりにファミ劇で「またまたあぶない刑事」を見た。リターンズ以降の映画は、他のチャンネルでもよく放送されているが、初期3部作のうちの2作品がこのチャンネルで見られるのは、非常に珍しい。しかし、第一作だけなぜかラインナップされていないのが謎だ…。それはさておき、「またまた…」は、個人的にあぶ刑事の映画の中で一番好きな作品でしたが、全然色褪せていなくて、一番最初に金曜ロードショーで見た時と同じ気分で見ることができた。タカとユージのファッションやらユーモア溢れるトークやら、スタイリッシュな映像、カメラワーク、アクション演出から音楽まで全てにおいて最高傑作。改めて二人と近藤課長のやりとりを見ると、やはり、中条静夫さんのポジションって凄く大事だったんだなあと思った。今、あぶ刑事風な刑事ドラマをやっても近藤課長的な演技が似合う人って中々いませんものね…。


アクション的には、タカとユージが乗る覆面車が現金輸送車を追跡中に、派手に横転して、逆さまになった車の中で二人が雄叫びを上げている場面が最高の名場面。佐久間が潜伏しているホテルに向かった二人が、そこで繰り広げる銃撃戦の演出もカッコ良いし、その時流れる「I'M THE LAW」の曲も最高にマッチしている。その後、暗がりの倉庫の中に迷い込んだ二人が落とし穴に落ちて、佐久間にまんまと買収されてしまう展開がまた面白い。「GET DOWN」が鳴り出すと共にユージが佐久間の車を追って物凄い勢いで走り出し、「BAD DREAMS」が流れる中、米軍跡地の廃墟の中でユージと佐久間が銃撃戦を繰り広げる一連のユージのユーモラスなアクションがこれまた最高にカッコ良い。恭兵さんの神がかり的なシャープな動きと、長回しなどを取り入れたカメラワークの一体感が素晴らしい。あぶ刑事の楽曲って今でも通用するぐらいカッコ良い曲が多くて、懐かしさよりも改めてそのクオリティの高さに圧倒されてしまった。久しぶりにサントラ引っ張り出してきて聞き捲くってしまった。



あぶ刑事と言えば今期の地上波、舘さんと浅野さんのあぶ刑事コンビがなんと夫婦役で共演しているドラマが放送されている。「渡る世間は鬼ばかり」などで知られる橋田壽賀子脚本の「なるようになるさ」。晩年夫婦が自宅を改装してレストランを経営することになり、そこへわけありの三人の若者達が転がり込んできて、様々な問題を起こすと言う内容。浅野さんの演技は、「パパはニュースキャスター」などの80年代のTBSドラマに出ていた頃の雰囲気があり、また、作風も「パパは…」シリーズとどことなく似ている雰囲気があって、色んな面において懐かし味のあるホームドラマだ。このキャストでぜひ「奥さまは魔女」を見てみたいなと思った。浅野さんのサマンサと舘さんのダーリン、結構ハマりそうなんですが…(笑)。



同じく舘さんと仲村トオル氏のあぶ刑事がコンビが出演している「ゴリラ警視庁捜査第8班」。ファミ劇で先週、第5話の「ニトロトラック」が放送され、リアルタイム以来24年ぶりに拝見。国会前にニトロ満載のタンクローリーが止められていたり、ニトロの威力を見せるためだけに車を一台爆破して見せたり、タンクローリーが険しい山道の坂を下りている時に突然ブレーキが利かなくなって暴走し始めるなど、終始緊迫感があってやはり面白かった。ストーリーは、フランス映画の「恐怖の報酬」をなぞっているところもあるのですが、日本国内であの映画を彷彿とさせるようなストーリーにチャレンジしているところがまた良いですね。なぜにDVDにこのエピソードが収録されなかったのか。西部警察みたいにキャラクターコレクションでも出すんかな…(苦笑)。









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ファミリー劇場で始まった『代表取締役刑事』。リアルタイム以来、初回の2時間スペシャルを拝見。このドラマに出演するため、『刑事貴族』のレギュラーを半年で降板した舘ひろし氏が再びテレ朝日曜8時枠に戻って主演をつとめた。『ゴリラ警視庁捜査第8班』もそうでしたが、石原プロのドラマは、90年代に入っても音声がアナログのままだったので、ステレオ放送だった『刑事貴族』と比べると、どうしても若干の古さを感じてしまう。あとフィルムの品質によるものなのか、映像の色が薄いのも気になった。ファミ劇の素材は、一応HDリマスターなので、以前の画質よりは多少綺麗になっているが、太陽にほえろのHDリマスターよりもコントラストがはっきりしていなくて、もやがかかっているように見える。人情路線で地味な印象と、極力BGMを使っていないところも古さを感じさせる要因だったのかもしれません。舘さんのファッションや、主題歌とエンディングを担当するB'zの曲は当時新鮮だったが、アナログ音声だとやはりB'zの曲もどこか古めかしく感じてしまう。刑事貴族以前の作品に見えてしまうのは、やはりフィルムの質感や音声によるものなのではないかと改めて感じました。


石原プロが得意としたスケールの大きなアクションは影を潜めて、下町にある警察署を舞台にしたヒューマン路線の刑事ドラマでしたが、残念ながら、当時は、上記の理由や、派手なアクションや刑事貴族風のハードボイルドな作品を期待していた自分にとっては、あまり眼中に入らず、途中で見るのをやめてしまった。今回改めて見ると…これが意外といける。1980年代に数多かったアクションドラマが90年代に入ると一気に減少し、刑事ドラマからもアクションが少しずつ消えつつあったあの時代。でもそこは石原プロです。このドラマにも少なからずアクション要素は残してくれました。まあ西部警察と比べれば、かなり抑え気味でしたが、それでもあの時代にしては、結構アクションシーンが多かった気がします。ただ、演出に派手さがない分、アクションシーンも地味に見えた。


初回は、舘ひろし演じる辰巳署刑事防犯課係長・兵頭真と若手事業家の弟・裕介の兄弟の葛藤が描かれていましたが、二人のシーンを見ていると、やはり時代を感じますね。まず裕介がトラックの中で使っていた携帯電話のでかさ。今は、家庭用の電話さえもっと薄くなっていますよね。あと、兵頭が使っていた「デューダ」と言う言葉。当時の転職情報雑誌の名前ですが、当時は、デューダ=転職の意味で使われていたんですね。その前はとらばーゆでしたっけ。兵頭は、刑事を辞めて、裕介の仕事を手伝うつもりだったが、裕介がある殺人事件に絡み、捜査に非協力的な態度をとるや、刑事魂が揺さぶられたのか、裕介をブン殴って、やっぱり俺は刑事を続けるんだと言わんばかりに弟の部屋から去っていく兵頭がとてもカッコ良かったですね。あと、兵頭が乗る薄汚れたディアマンテが今見ると中々カッコ良い。でもちょっと汚し過ぎな気が(苦笑)。刑事貴族で舘さんは、ボコボコのマスタングに乗っていましたが、汚れたディアマンテは、やはり、その流れを組んだものだったのでしょうか(苦笑)。


兵頭とキラー・カーン演じる犯人との対決シーンは、コミカルチックで、兵頭が一瞬タカになっていた。宝石強盗犯の香港人チンとそれを追う兵頭が工場風の建物に入り込んで銃撃戦を展開するシーンは、BGMが一切流れない静かなアクションシーンになっていたが、兵頭が愛用する銃がガバメントだからなのか、牧が蘇って犯人を追っているように見えた。あのシーンに「Sneaking Up」のBGMが流れたら完全に刑事貴族(苦笑)。


当時、代表取締役刑事のサントラが発売されたが、確か購入したはずなのに探しても見つからなかった…。主題歌の「孤独のRUNAWAY」は、B'zの松本孝弘氏が作曲したギターインストで、日本女性初のソロギターリストの安宅美春のデビューシングルとなった。後にB'zが歌詞をつけてアレンジ曲を作り、ミニアルバムに収録していた。最初のフレーズ「JUST A RUNAWAY 止めないでよ 後悔は少なめの MY LIFE」の部分と、曲中に時々入るコーラスの部分は、稲葉さんが歌っていましたね。エンディングの「愛しい人よGood Night...」は、シングル化されていましたが、この頃ってまだ全然B'zに興味がなくて、石原プロもとうとう流行りのロックグループを起用するようになったのかと、嘆いていた時期がありましたね…(苦笑)。一年後に無茶苦茶ハマったんですけどね…。






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最近、久々に地上派ドラマを2本ほど見ている。一つは、防衛省航空自衛隊の広報室の活動をコミカルに描いた『空飛ぶ広報室』。もう一つは、バディ系の刑事ドラマ『ダブルス~二人の刑事』。「空飛ぶ…」のほうは、航空自衛隊が舞台になっているのと、広報室長の柴田恭兵さん目当てで見始めた。トップガンみたいな戦闘機が飛び回るドラマではなくて、あくまで自衛隊の広報室に務める広報官達とそこへ取材に来ているテレビ局の女性記者の恋愛要素も含んだ所謂業界もの的なドラマ。アクション的な見せ場はないものの、恭兵さん演じる室長がどことなくユージを彷彿とさせるキャラクターになっていて、時々あぶ刑事ネタを披露したり、往年の刑事ドラマファンにも興味深い作品になっている。


「ダブルス」は、あぶ刑事路線を狙ったバディものの刑事ドラマ。タイトルは、おそらくスタローンの映画『エクスペンダブルス』から拝借したような感じだが、確かにあの映画に出てくるような逞しい肉体を持つ二人(伊藤英明×坂口憲二)が主人公になっている。毎回、二人が裸になってシャワーを浴びる定番のシーンがあったが、肝心のアクションシーンは、いまいち拍子抜け。確かに銃撃シーンもあったが、全体的に少なかったし、ラストの回で今井雅之演じる殺し屋と二人が銃で対決する場面が印象に残ったぐらい。もっと二人が肉体を酷使して、犯人と派手に争う感じのエピソードもあれば良かったと思うのだが、放送回数も少なかったせいか、肩透かしに終わってしまった感は拭えない。副署長役が風見しんごなど、元欽ちゃんファミリーもレギュラー出演していたが、過去にアクション刑事ドラマ出演歴のある俳優が上司役をやっていたり、キャスティングは、中々豪華であった。早くも全9話で終了してしまったが、やはり、こう言うドラマって、最低でも2クールはやらないと駄目ですね。ようやくキャストが意気投合してボルテージが上がってきたところで終了になってしまうのは、あまりにも非生産的。


ダブルスで橋爪功氏が署長役を演じていたが、以前にも署長役を演じたドラマがありましたね。今月ファミリー劇場で放送された『あいつがトラブル』。港街署に設置された失踪人課に所属するはみだし刑事達の活躍を描いたアクション刑事ドラマ。リアルタイム以来、全話見たが、かなり面白かった。あの頃は、今よりもアクションドラマが溢れていたし、とくに1980年代の後半以降は、あぶない刑事を筆頭におしゃれ&コミカル系の軽いタッチの刑事ドラマが数多く作られたが、あぶ刑事を超える作品は結局生まれなかった。あいつがトラブルもその流れを汲んだ刑事ドラマでしたが、視聴率は低迷し、全15話で打ち切りと言う形で終了している。自分の中でもあの時は、なぜか物足りない作品に見えていたのだが、見直したら結構ハマってしまった。


アクションは、やはり今のこの種のドラマよりも勢いがある。住宅街が建ち並ぶ狭い路地で車をかっ飛ばし、タイヤを滑らせながら交差点を曲がったり、横転シーンも多く、漫画みたいな派手な爆破や、結構際どいスタントシーンもあった。ストーリーもブッ飛んでるものが多く、とくにショーケン(萩原健一)演じる沖田の無茶苦茶な暴走ぶりが毎回痛快だった。二兆の拳銃を両手に持ち、絶叫しながら荒々しくぶっ放すシーンがカッコ良い。沖田って心臓が悪い設定だったのに、いつの間にかそれが無視されて、最後らへんはもうショーケンワールド全開って感じになっていた。


うじきつよし演じる猿渡哲が登場した9話辺りから、失踪人課のチームワーク力が上がったと言うか、テンションが変わった感じがした。最初は刑事役がぎこちなかった南野陽子もこの辺りから吹っ切れたのか髪形を変えて、ショーケンと良いコンビネーションを見せていた。当時、TBSのドラマと掛け持ちだったため、後半のエピソードで出演シーンが激減したと思っていた織田裕二だが、うじきつよし登場後も出演シーンが結構あった。ただ、最終回のラストのほうで全く顔を出していなかったのが残念だ。拳銃を撃ちまくる織田さんは今見るとかなり新鮮。


初回に、太陽にほえろ!にブルース役で出演していた又野成治が犯人役で出ており、さらに、スケバン刑事で南野陽子と共演した相楽晴子も出ていて、マカロニvsブルースと、二代目麻宮サキvsビー玉のお京の対立の構図が中々面白かった。大物俳優が犯人役でゲスト出演しているのも見所だった。レンタルショップ店員兼銃の密売人役で出ていた椎名桔平、織田さんに殴られまくっていた渡部篤郎、金髪ターミネーター・宇梶剛士、チンピラ役で出演するも、すぐに撃たれてほとんど出番がなかった豊川悦司など。当然ながら皆若かった。


OPテーマの「SHOUT」と久保田利伸が歌うEDの「MOVING TARGET」は今聞いてもカッコ良いし、BGMや英詞の挿入歌もアップテンポでノリの良い楽曲が多く、改めてサントラを聞いてみたいのだが、残念ながら、サントラは、発売されていなかったようだ。気になってる挿入歌が一曲あるのだが、ネットでどれだけ調べてもタイトルさえ出てこない。もう音源ないのかな。良い曲なのにもったいない。






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ファミリー劇場の土曜にやっている刑事劇場。かつては、今放送中の西部警察、太陽にほえろ!の他にGメン75、特捜最前線なども長年に渡り放送されていましたが、なんと、6月から石原プロのあの二作品が加わり、ラインナップがえらいことに。



長らく封印されていたが去年ようやくDVD化された『ゴリラ警視庁捜査第8班』がいよいよCSで初放送されます。DVDはセレクションと言う形で20話ほどしか収録されなかったのでこれは、楽しみですね。とくに「ニトロトラック」は、もう一度見てみたい。ゴリラに関しては、前半期と後半期で作風が異なり、賛否両論渦巻きました。前半期は、あぶない刑事のようなお洒落な雰囲気と軽いトーク&西部警察のようなダイナミックなアクションが売りでしたが、後半期は、舘さん演じる伊達が癌に侵されてからは、悲愴感が絶えないシリアスなドラマになってしまい、唐突な路線変更に当時は、度肝を抜かされました。あれから24年経過したわけですが、改めて今の目線で見直したい作品です。



同じく去年DVD化された『代表取締役刑事』もCSでは初放送です。刑事貴族を降板後、再びテレ朝の日曜夜8時枠に戻った舘さんが主演をつとめた刑事ドラマ。ゴリラの視聴率低迷が災いしてか、この頃になると、石原プロお得意のど派手なアクションシーンは、ほとんど見かけなくなり、当時人気が高かったはぐれ刑事純情派のような人情ものにシフト・・・実際は、大都会のような作品を目指していたらしいですが、当時は、大都会を知らなかったので、そういう認識で見ていました。この作品でとくに印象に残っているのは、OPとEDをB'zが担当したこと。B'zは、このドラマ開始の翌年(1991年)に発売になったアルバム『IN THE LIFE』で大ブレイクしたわけですが、この時はまだ、さほど注目はしていなかったですね。今となっては、あのB'zと石原プロがコラボした唯一の作品として、大変貴重です。この作品は、全話見ていないので、ゴリラと同じくもう一度しっかり見直したいですね。



さらには、『オレたちひょうきん族』終了後のフジ土曜夜8時枠に突如登場した刑事ドラマ『あいつがトラブル』も一挙放送されるそうです。当時、『スケバン刑事』やアイドルとしても人気を博した南野陽子が失踪人課の刑事役に挑み、異色の共演者も話題を呼んだ作品です。まず、港街署失踪人課の課長役に、『太陽にほえろ!』でマカロニを演じたショーケンこと萩原健一。実際、この課長役は、「マカロニがもし生きていたら…」と言うイメージで作り上げたキャラだったそうです。他にも後に『踊る大捜査線』で刑事ドラマの一時代を築いた織田裕二や、この作品の後に『刑事貴族』にタク役でレギュラー出演した宍戸開など、個性的な面々がそろった。当時、ビデオ撮りのトレンディドラマが大当たりしてノリに乗っていたフジテレビがフィルム撮りのアクションドラマをやり始めたことにものすごく違和感を持ったが、しかしこの作品以降、フジはフィルムでこの手の作品を作っていないし、DVDにもなっていないから今となってはやはり貴重ですね。オープニングテーマと久保田利伸のファンキーなエンディングが物凄くカッコ良くて印象に残っています。

他にも風間編に続いての『刑事貴族2』やあぶない刑事の劇場版の放送もありと、盛り沢山のラインナップ。6月のファミリー劇場に注目。




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