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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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ファミリー劇場で始まった『代表取締役刑事』。リアルタイム以来、初回の2時間スペシャルを拝見。このドラマに出演するため、『刑事貴族』のレギュラーを半年で降板した舘ひろし氏が再びテレ朝日曜8時枠に戻って主演をつとめた。『ゴリラ警視庁捜査第8班』もそうでしたが、石原プロのドラマは、90年代に入っても音声がアナログのままだったので、ステレオ放送だった『刑事貴族』と比べると、どうしても若干の古さを感じてしまう。あとフィルムの品質によるものなのか、映像の色が薄いのも気になった。ファミ劇の素材は、一応HDリマスターなので、以前の画質よりは多少綺麗になっているが、太陽にほえろのHDリマスターよりもコントラストがはっきりしていなくて、もやがかかっているように見える。人情路線で地味な印象と、極力BGMを使っていないところも古さを感じさせる要因だったのかもしれません。舘さんのファッションや、主題歌とエンディングを担当するB'zの曲は当時新鮮だったが、アナログ音声だとやはりB'zの曲もどこか古めかしく感じてしまう。刑事貴族以前の作品に見えてしまうのは、やはりフィルムの質感や音声によるものなのではないかと改めて感じました。


石原プロが得意としたスケールの大きなアクションは影を潜めて、下町にある警察署を舞台にしたヒューマン路線の刑事ドラマでしたが、残念ながら、当時は、上記の理由や、派手なアクションや刑事貴族風のハードボイルドな作品を期待していた自分にとっては、あまり眼中に入らず、途中で見るのをやめてしまった。今回改めて見ると…これが意外といける。1980年代に数多かったアクションドラマが90年代に入ると一気に減少し、刑事ドラマからもアクションが少しずつ消えつつあったあの時代。でもそこは石原プロです。このドラマにも少なからずアクション要素は残してくれました。まあ西部警察と比べれば、かなり抑え気味でしたが、それでもあの時代にしては、結構アクションシーンが多かった気がします。ただ、演出に派手さがない分、アクションシーンも地味に見えた。


初回は、舘ひろし演じる辰巳署刑事防犯課係長・兵頭真と若手事業家の弟・裕介の兄弟の葛藤が描かれていましたが、二人のシーンを見ていると、やはり時代を感じますね。まず裕介がトラックの中で使っていた携帯電話のでかさ。今は、家庭用の電話さえもっと薄くなっていますよね。あと、兵頭が使っていた「デューダ」と言う言葉。当時の転職情報雑誌の名前ですが、当時は、デューダ=転職の意味で使われていたんですね。その前はとらばーゆでしたっけ。兵頭は、刑事を辞めて、裕介の仕事を手伝うつもりだったが、裕介がある殺人事件に絡み、捜査に非協力的な態度をとるや、刑事魂が揺さぶられたのか、裕介をブン殴って、やっぱり俺は刑事を続けるんだと言わんばかりに弟の部屋から去っていく兵頭がとてもカッコ良かったですね。あと、兵頭が乗る薄汚れたディアマンテが今見ると中々カッコ良い。でもちょっと汚し過ぎな気が(苦笑)。刑事貴族で舘さんは、ボコボコのマスタングに乗っていましたが、汚れたディアマンテは、やはり、その流れを組んだものだったのでしょうか(苦笑)。


兵頭とキラー・カーン演じる犯人との対決シーンは、コミカルチックで、兵頭が一瞬タカになっていた。宝石強盗犯の香港人チンとそれを追う兵頭が工場風の建物に入り込んで銃撃戦を展開するシーンは、BGMが一切流れない静かなアクションシーンになっていたが、兵頭が愛用する銃がガバメントだからなのか、牧が蘇って犯人を追っているように見えた。あのシーンに「Sneaking Up」のBGMが流れたら完全に刑事貴族(苦笑)。


当時、代表取締役刑事のサントラが発売されたが、確か購入したはずなのに探しても見つからなかった…。主題歌の「孤独のRUNAWAY」は、B'zの松本孝弘氏が作曲したギターインストで、日本女性初のソロギターリストの安宅美春のデビューシングルとなった。後にB'zが歌詞をつけてアレンジ曲を作り、ミニアルバムに収録していた。最初のフレーズ「JUST A RUNAWAY 止めないでよ 後悔は少なめの MY LIFE」の部分と、曲中に時々入るコーラスの部分は、稲葉さんが歌っていましたね。エンディングの「愛しい人よGood Night...」は、シングル化されていましたが、この頃ってまだ全然B'zに興味がなくて、石原プロもとうとう流行りのロックグループを起用するようになったのかと、嘆いていた時期がありましたね…(苦笑)。一年後に無茶苦茶ハマったんですけどね…。






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昨日、今日、明日…東京下町に生きる刑事たち!
ガースさん、こんばんは。

>≧まず裕介がトラックの中で使っていた携帯電話のでかさ。今は、家庭用の電話さえもっと薄くなっていますよね。あと、兵頭が使っていた「デューダ」と言う言葉は当時の転職情報雑誌の名前ですが、当時はデューダ=転職の意味で使われていたんですね。その前はとらばーゆでしたっけ。

>「昨日、今日、明日」の「会社の社用車で上京した裕介を兵頭が出迎えるシーン」や「バッタ屋と取引を終え、兵頭の自宅に電話を入れる裕介」のシーンで裕介が手にした携帯電話、確かに大きかったですよね。
今でこそ手のひらで薄型サイズのイメージが強い携帯も昔はコードレスホンみたいな大きさだったことを感じました。

「デューダ」という言葉は「裕介と兵頭がマッキンレーのトラックで再会する」シーンで「デューダしてよかった」と裕介が口にする・刑事防犯課の刑事部屋で中西が「こーゆーときにデューダを考えたくなるのは…」と呟くシーン・ホテルに泊まる裕介に「あのデューダのこと、なかったことにしてくれ」と兵頭が答えるシーンに出てましたが、とらばーゆは求人情報誌の名前じゃなかったかと思います。

また、兵頭が「嫁さん探しに北海道でも行こうかなぁ…」とポツンとつぶやいた一言を聞いた裕介が「いつ出てくる!?」と反応するシーンを見ると小樽ロケ編の伏線に思えますが、「デューダを考えたくなるのは!」と言う谷川竜さん演じる中西の態度を見た岩さん・五十嵐・松本・小早川のやりとりを挿み「転職なんて考えたことないな…」と兵頭との会話を終えた橘課長のつぶやきを見ると「転職」が初回のキーワードに感じました。

初回は『パンク魔を捕える団地の自警団→橘課長の娘・日向子が夏祭りのおみこしを担ぐ…』と言うファーストシーンで始まりますが、花沢徳衛さん扮する東雲館の主が水死体で見つかったことに苦悩する喜一[橘課長の父]を見た日向子に「おじいちゃん、大切な友達をなくしたんだ」と橘課長が諭すシーンは「友人を失ったこと」に加え「あの時話を聞いていたら…」という喜一の無念が伝わってきました。

>≧宝石強盗犯の香港人チンを追う兵頭が工場風の建物に入り込んで銃撃戦を展開するシーンは、BGMが一切流れない静かなアクションシーンになっていたが、兵頭が愛用する銃がガバメントだからか牧が蘇って犯人を追っているように見えた。あのシーンに「Sneaking Up」のBGMが流れたら完全に刑事貴族(苦笑)。

>宝石強盗犯の香港人・チンを兵頭が追いかけ、工場らしき場所でチンと兵頭が撃ちあうシーンは「SNEAKING UP」がBGMで流れてもおかしくない展開でしたね。「ガバメントを手にした兵頭がチンを追い詰める姿」を刑事貴族のファンが見たら「帰ってきた牧刑事」を想像したのではないのか?と思いました。

個人的には、舘ひろしさんによるオーディオコメンタリーをDVDに収録してほしかったですが、「代表取締役刑事」放映当時の思い出や撮影の裏話を語る舘さんも聞いてみたかったです。
9人のコリない日本人 2014/09/22(Mon)22:47:28 編集
Re:昨日、今日、明日…東京下町に生きる刑事たち!
>また、兵頭が「嫁さん探しに北海道でも行こうかなぁ…」とポツンとつぶやいた一言を聞いた裕介が「いつ出てくる!?」と反応するシーンを見ると小樽ロケ編の伏線に思えますが、「デューダを考えたくなるのは!」と言う谷川竜さん演じる中西の態度を見た岩さん・五十嵐・松本・小早川のやりとりを挿み「転職なんて考えたことないな…」と兵頭との会話を終えた橘課長のつぶやきを見ると「転職」が初回のキーワードに感じました。
仰るとおり、兵頭は刑事を辞めて転職を考えていましたよね。弟の裕介がスーパーの社長をやっていて、何かにつけてビジネス重視の裕介と、やはり、刑事の職が自分に一番向いていると再確認した兵頭が最終的に対立していましたが、小樽編で二人が再会し、そこで和解する展開になりましたよね。その後、もう一度ぐらい裕介が登場するのではないかと思いましたが、それ以後の話には結局出てこなかったですね。最終回に、恋人の死にショックを受けた兵頭が刑事を辞めて、裕介のスーパーに転職・・・みたいな展開があっても良かったような気がしますね(苦笑)。


>「ガバメントを手にした兵頭がチンを追い詰める姿」を刑事貴族のファンが見たら「帰ってきた牧刑事」を想像したのではないのか?と思いました。
仰るとおりあの場面はまさに「帰ってきた牧刑事」でしたね(笑)。牧が別の世界に入り込んで再び刑事やってる風な印象を受けましたね。


>「代表取締役刑事」放映当時の思い出や撮影の裏話を語る舘さんも聞いてみたかったです。
舘さんはいろんな刑事役をやってきた中で、一番気に入ってるのが「刑事貴族」の牧だと、何かのインタビューで仰っていたみたいですが、兵頭についてはどう思っているのか確かに興味深いので聞いてみたいですね。
【2014/11/11 00:11】
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