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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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最近、久々に地上派ドラマを2本ほど見ている。一つは、防衛省航空自衛隊の広報室の活動をコミカルに描いた『空飛ぶ広報室』。もう一つは、バディ系の刑事ドラマ『ダブルス~二人の刑事』。「空飛ぶ…」のほうは、航空自衛隊が舞台になっているのと、広報室長の柴田恭兵さん目当てで見始めた。トップガンみたいな戦闘機が飛び回るドラマではなくて、あくまで自衛隊の広報室に務める広報官達とそこへ取材に来ているテレビ局の女性記者の恋愛要素も含んだ所謂業界もの的なドラマ。アクション的な見せ場はないものの、恭兵さん演じる室長がどことなくユージを彷彿とさせるキャラクターになっていて、時々あぶ刑事ネタを披露したり、往年の刑事ドラマファンにも興味深い作品になっている。


「ダブルス」は、あぶ刑事路線を狙ったバディものの刑事ドラマ。タイトルは、おそらくスタローンの映画『エクスペンダブルス』から拝借したような感じだが、確かにあの映画に出てくるような逞しい肉体を持つ二人(伊藤英明×坂口憲二)が主人公になっている。毎回、二人が裸になってシャワーを浴びる定番のシーンがあったが、肝心のアクションシーンは、いまいち拍子抜け。確かに銃撃シーンもあったが、全体的に少なかったし、ラストの回で今井雅之演じる殺し屋と二人が銃で対決する場面が印象に残ったぐらい。もっと二人が肉体を酷使して、犯人と派手に争う感じのエピソードもあれば良かったと思うのだが、放送回数も少なかったせいか、肩透かしに終わってしまった感は拭えない。副署長役が風見しんごなど、元欽ちゃんファミリーもレギュラー出演していたが、過去にアクション刑事ドラマ出演歴のある俳優が上司役をやっていたり、キャスティングは、中々豪華であった。早くも全9話で終了してしまったが、やはり、こう言うドラマって、最低でも2クールはやらないと駄目ですね。ようやくキャストが意気投合してボルテージが上がってきたところで終了になってしまうのは、あまりにも非生産的。


ダブルスで橋爪功氏が署長役を演じていたが、以前にも署長役を演じたドラマがありましたね。今月ファミリー劇場で放送された『あいつがトラブル』。港街署に設置された失踪人課に所属するはみだし刑事達の活躍を描いたアクション刑事ドラマ。リアルタイム以来、全話見たが、かなり面白かった。あの頃は、今よりもアクションドラマが溢れていたし、とくに1980年代の後半以降は、あぶない刑事を筆頭におしゃれ&コミカル系の軽いタッチの刑事ドラマが数多く作られたが、あぶ刑事を超える作品は結局生まれなかった。あいつがトラブルもその流れを汲んだ刑事ドラマでしたが、視聴率は低迷し、全15話で打ち切りと言う形で終了している。自分の中でもあの時は、なぜか物足りない作品に見えていたのだが、見直したら結構ハマってしまった。


アクションは、やはり今のこの種のドラマよりも勢いがある。住宅街が建ち並ぶ狭い路地で車をかっ飛ばし、タイヤを滑らせながら交差点を曲がったり、横転シーンも多く、漫画みたいな派手な爆破や、結構際どいスタントシーンもあった。ストーリーもブッ飛んでるものが多く、とくにショーケン(萩原健一)演じる沖田の無茶苦茶な暴走ぶりが毎回痛快だった。二兆の拳銃を両手に持ち、絶叫しながら荒々しくぶっ放すシーンがカッコ良い。沖田って心臓が悪い設定だったのに、いつの間にかそれが無視されて、最後らへんはもうショーケンワールド全開って感じになっていた。


うじきつよし演じる猿渡哲が登場した9話辺りから、失踪人課のチームワーク力が上がったと言うか、テンションが変わった感じがした。最初は刑事役がぎこちなかった南野陽子もこの辺りから吹っ切れたのか髪形を変えて、ショーケンと良いコンビネーションを見せていた。当時、TBSのドラマと掛け持ちだったため、後半のエピソードで出演シーンが激減したと思っていた織田裕二だが、うじきつよし登場後も出演シーンが結構あった。ただ、最終回のラストのほうで全く顔を出していなかったのが残念だ。拳銃を撃ちまくる織田さんは今見るとかなり新鮮。


初回に、太陽にほえろ!にブルース役で出演していた又野成治が犯人役で出ており、さらに、スケバン刑事で南野陽子と共演した相楽晴子も出ていて、マカロニvsブルースと、二代目麻宮サキvsビー玉のお京の対立の構図が中々面白かった。大物俳優が犯人役でゲスト出演しているのも見所だった。レンタルショップ店員兼銃の密売人役で出ていた椎名桔平、織田さんに殴られまくっていた渡部篤郎、金髪ターミネーター・宇梶剛士、チンピラ役で出演するも、すぐに撃たれてほとんど出番がなかった豊川悦司など。当然ながら皆若かった。


OPテーマの「SHOUT」と久保田利伸が歌うEDの「MOVING TARGET」は今聞いてもカッコ良いし、BGMや英詞の挿入歌もアップテンポでノリの良い楽曲が多く、改めてサントラを聞いてみたいのだが、残念ながら、サントラは、発売されていなかったようだ。気になってる挿入歌が一曲あるのだが、ネットでどれだけ調べてもタイトルさえ出てこない。もう音源ないのかな。良い曲なのにもったいない。






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横浜博覧会跡地でマカロニとブルースの決闘を
ガースさん、こんばんは。

>≫ストーリーもブッ飛んでるものが多く、とくに萩原健一さん演じる沖田の無茶苦茶な暴走ぶりが毎回痛快だった。二丁拳銃を両手に持ち、絶叫しながら荒々しくぶっ放すシーンがカッコ良いのだが・・・・・・沖田って心臓が悪い設定だったのに、いつの間にかそれが無視されて、最後らへんはもうショーケンワールド全開って感じになっていた。

>「あいつがトラブル」は再放送でその存在を知ったとき「あぶない刑事みたいな刑事もの」と思っていましたが、wikipediaによると「『スケバン刑事』の麻宮サキを知らないショーケンと『傷だらけの天使』の木暮修を知らないナンノのコンビ」や失踪人課は「美咲たちはみだし刑事の隔離先」という設定が用意されていたそうですね。

初回「こんな刑事いる!?」は美咲が「刑事課への異動」を前提にシミュレーションする→白パトがサイレンを鳴らし港街警察署へ向かう→部下から「少年課の美咲が氷室の女を張り込んでいる」と聞かされる刑事課の金子課長…なファーストシーンで始まりますが、マイカル本牧から逃げるまゆみを追いかける美咲→停車した城野と同僚の新田刑事が乗った黒パトのルーフに美咲が落ちる…→ヨットハーバーまでまゆみを追いかける美咲→まゆみと美咲を間違えて連れ出す沖田課長の初登場に加えて織田裕二さん演じる城野の運転する黒パトが虎田の乗ってきた白パトと接触事故を起こし虎田も城野の黒パトで沖田課長と美咲の車を追跡→城野の黒パトと沖田課長の車がチキンレースをするも黒パトが横転する場面も良かったです。

宍戸開さん演じる虎田が白パトを運転しながら「刑事課の欠員待ちなんですよ」と同僚に語る場面や警察病院で「俺にクビになれってのか?」と城野に問われる虎田を見ると虎田が「代官署に来る前の村木拓」に見えてきますが、又野誠治さん演じる氷室と美咲を人質にとられて沖田課長が対応する場面や横浜博博覧会覧会跡地で氷室の人質になるも美咲たちに助けられて氷室に拳銃を向けつつ虎田と城野に逮捕を指示する沖田課長の場面はマカロニVSブルースの夢の対決を見ているような錯覚を覚えました。

矢作俊彦さんが萩原健一さんと市川森一さんに許可を得て執筆した「傷だらけの天使・魔都に天使のハンマーを」という傷だらけの天使の続編にあたる小説では、ある事情で木暮修を名乗ることができないオサムがあちこちで「(刑事に名前を聞かれて)早見修」「(市役所の書類に書いた名前が)沖田修」「(交番の巡査に名字を問われて)花井修」と名乗る場面がありますが、「太陽にほえろ」のマカロニ(早見淳)・「あいつがトラブル」の沖田課長・「豆腐屋直次郎の裏の顔」の花井直次郎のことを知っていると納得しますが、「花井…花井修」のくだりで「日本に帰国した修は一時期後家さんが営む下町の豆腐屋に転がり込んでた時期があった」という設定があれば、登場人物のセリフで「映画館では相棒という映画の舞台挨拶があった」が出ると相棒シリーズで萩原さんと水谷豊さんの共演が実現しなかったのが惜しまれるばかりです。

萩原さんの突然の訃報が報じられてからデイブ平尾さんの「ひとり」という歌や長谷川和彦さんが脚本を書いた東宝映画「青春の蹉跌」のテーマ曲を聴いていますが、「平成の終わりに旅立ったショーケン」をイメージしながら聞いています。
9人のコリない日本人 2019/04/06(Sat)22:47:03 編集
Re:横浜博覧会跡地でマカロニとブルースの決闘を
>「あいつがトラブル」は再放送でその存在を知ったとき「あぶない刑事みたいな刑事もの」と思っていましたが、wikipediaによると「『スケバン刑事』の麻宮サキを知らないショーケンと『傷だらけの天使』の木暮修を知らないナンノのコンビ」や失踪人課は「美咲たちはみだし刑事の隔離先」という設定が用意されていたそうですね。

ひょうきん族の後に何が始まるのかと思いきや、フジテレビが突然アクションものの刑事ドラマを始めたので、当時はとても驚きましたね。しかもスケバン刑事とマカロニのコンビとくればアクションドラマ好きは夢中になりますよね(笑。


>初回「こんな刑事いる!?」は美咲が「刑事課への異動」を前提にシミュレーションする→白パトがサイレンを鳴らし港街警察署へ向かう→部下から「少年課の美咲が氷室の女を張り込んでいる」と聞かされる刑事課の金子課長…なファーストシーンで始まりますが、

初回の犯人役がスケバン刑事のビー玉のお京と太陽にほえろのブールスなところは、中々狙ったキャスティングだなと、当時はニヤニヤしながら見ていました(笑。当時はバブル全盛時代。できて間もない横浜ベイブリッジの空撮シーンがあったり、あぶない刑事でもお馴染みのロケ地がたくさん映っていました。ちなみに港街署の建物は、あぶない刑事リターンズで港署として使用されていた建物でしたね。


>宍戸開さん演じる虎田が白パトを運転しながら「刑事課の欠員待ちなんですよ」と同僚に語る場面や警察病院で「俺にクビになれってのか?」と城野に問われる虎田を見ると虎田が「代官署に来る前の村木拓」に見えてきますが、又野誠治さん演じる氷室と美咲を人質にとられて沖田課長が対応する場面や横浜博博覧会覧会跡地で氷室の人質になるも美咲たちに助けられて氷室に拳銃を向けつつ虎田と城野に逮捕を指示する沖田課長の場面はマカロニVSブルースの夢の対決を見ているような錯覚を覚えました。

宍戸開さんはこのドラマで初めて知りました。虎田刑事は、刑事貴族2・3のタクを彷彿とさせるキャラクターでしたね。ブルースの又野誠治さんはこの頃の刑事ドラマ(ベイシティ刑事やゴリラなど)で犯人役ばかり演じていたのが記憶に残っています。


>矢作俊彦さんが萩原健一さんと市川森一さんに許可を得て執筆した「傷だらけの天使・魔都に天使のハンマーを」という傷だらけの天使の続編にあたる小説では、ある事情で木暮修を名乗ることができないオサムがあちこちで

沖田課長がマカロニ(がもし生きていたら)のその後を描いたキャラクターならば、「豆腐屋直次郎の裏の顔」の直次郎は、「傷だらけの天使」の修のその後と言う設定だったという話もありますよね。萩原さんゲストの相棒、実現しなかったのは本当に残念です。


>萩原さんの突然の訃報が報じられてからデイブ平尾さんの「ひとり」という歌や長谷川和彦さんが脚本を書いた東宝映画「青春の蹉跌」のテーマ曲を聴いていますが、「平成の終わりに旅立ったショーケン」をイメージしながら聞いています。

「ひとり」を聴くと、ゴミ置き場にドラム缶に入れられたまま捨てられるアキラのことを思い出してしまって、未だに物凄くせつなくなってしまうんですよね。
【2019/04/13 09:40】
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