10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
スカパーに加入してからこれまで数多くの日本の刑事ドラマを見てきたが、その中で一番最古なものと言えば「太陽にほえろ!」・・・と思っていた時期もありましたが、それを超える刑事ドラマがあった。現在東映チャンネルで放送されている「特別機動捜査隊」。
1961年にスタートし、テレビ朝日の前身であったNETテレビの水曜22時枠で放送されていた人気番組。水曜22時と言えば、「特捜最前線」が放送されていた時間帯。つまり特捜最前線の前番組がこの特別機動捜査隊だったわけです。残念ながらリアルタイムで見た記憶はなく、最近になってようやくこのドラマを見ることができたのですが、このドラマには、数々の伝説があります。
1.日本初の1時間連続ドラマ。
2.放送回数は、「太陽にほえろ!(全718回)」超える全801回。放送期間も1961年から77年まで16年間ノンストップで放送された。
3.番組の視聴率は常時30%以上をマーク。
4.放送開始日に、TBSで「七人の刑事」の放送も始まった。
5.全国の警察にある「機動捜査隊」を設置するきっかけを作った。
6.脇の刑事役にヒーロー番組の主演俳優を起用する東映伝統の刑事ドラマのキャスティングがここから始まった。
などなど、様々なものがあったようです。まさか、太陽にほえろ!の放送回数を超える刑事ドラマがあったなんて、知った時はちょっと仰天しましたね。当時の警視総監がこのドラマのファンだったらしく、このドラマをヒントに、それまで警視庁刑事部捜査第一課に置かれていた「初動捜査班」と呼ばれていたセクションを「機動捜査隊」と改称し、現在もこの名前が使用されているというこれまた凄い伝説を残しています。
複数のチームが登場する刑事ドラマで、レギュラーの出演者がかなり多いのも特徴の一つ。初期は、立石刑事(波島進)が主任を務める立石班と呼ばれるチームが活躍し、後に藤島班、三船班、高倉班と、続々とチームが出てきて、一つのチームが捜査する時もあれば、二つのチームが合同で事件の捜査に当たるエピソードもあったようです。レギュラーの俳優さんは、顔馴染みではない人が多いのですが、今のところ個人的にわかったのは、藤島班の藤島主任を演じる中山昭二さんと、芸名と同じ山口刑事を演じている山口暁さんぐらいでした。
東映チャンネルでは、現在、1971年に放送された490話台を放送中。500話台辺りから里見浩太朗が高倉主任を演じている高倉班が登場するそうですが、それも楽しみですね。450話台辺りから見ていますが、特に印象に残ったエピソードをいくつかご紹介致します。
「マンガの世界をゆく」
団地付近の墓地で若い女性の絞殺死体が発見される。被害者は、吉行弘子という名の女性。死体を発見したのは、団地に住む子供達で、彼らは、犯人らしき男を目撃していた。その男とは、弘子をしつこくデートに誘っていた水垣という男だが、水垣は犯行を否定。犯人として新たに浮上したのは、超売れっ子漫画家の梶浦。梶浦は、スカートめくりや女の裸など、ハレンチな漫画を描くことで有名で、奥様方に批判を浴びていた・・・。
「太陽にほえろ!」で殿下(島刑事)役をやる前の小野寺昭氏が漫画家役でゲスト出演していた。時代的に、永井豪の「ハレンチ学園」がブームになっていた頃だったんでしょうね。当時の漫画業界の過激主義や売上第一主義、でっち上げ記事を書くまくる週刊誌やらを皮肉っているような内容で、小野寺さんの漫画家役も新鮮で印象に残りました。小野寺さんと言えば、80年代に「毎度おさわがせします」というちょっとエッチなホームドラマに出演していたが、このエピソードを見た時、真っ先にそのドラマのことを思い出してしまった(笑)。昔のドラマを見ているとよく墓場のシーンを見かけるが、この時代の自由奔放さがよく伝わってきます。このドラマの中でも子供達が他人の墓の上に座って漫画を読んだり、ボールで遊んでいるシーンがあったが、ほんと自由だな・・・(苦笑)。
「青い残酷」
老齢の挿絵画家・池田が歩道橋から突き落とされて死亡する事件が起きる。池田には自殺願望があり、兼ねてから「死にたい」と呟き続けていた。池田が死亡する直前にスナック「グラナダ」に立ち寄り、そこにいた客の若者達と揉めていたことから、三舟班は、その時店にいた若者達を調査する。
工場作業員の梶山役→石橋蓮司、井川役→蟹江敬三、グラナダのマスター役→蜷川幸雄などゲスト出演者が豪華。捜査方針を巡って対立する三船主任と畑野刑事の場面が印象的だったが、それよりもさらに印象に残ったのは、三舟主任が井川を取調べる場面。自殺願望のある老人を同情心から殺してしまった井川。井川の異常染みた言い訳を聞いた後、三船主任の「泣き声一つ立てない虫けらの命だって、それはそれなりの意味がきっとあるんだ」のセリフが凄く心に響いた。そして、その言葉を聞いた井川が足元をうろついていたゴキブリを踏みつけるのですが、それがなんと本物のゴキブリ・・・。
激しい言葉のやりとりと、何度もアップで映る本物のゴキブリを使った演出がものすごく強烈だった。この取調べの場面の三舟主任は本当に迫力がありカッコ良かった。三船主任を演じた青木義朗という俳優さんは、大都会シリーズをはじめ他の刑事ドラマでは犯人役でしか見たことがなかったので、この三船主任役は、本当に新鮮でしたね。
激しい言葉のやりとりと、何度もアップで映る本物のゴキブリを使った演出がものすごく強烈だった。この取調べの場面の三舟主任は本当に迫力がありカッコ良かった。三船主任を演じた青木義朗という俳優さんは、大都会シリーズをはじめ他の刑事ドラマでは犯人役でしか見たことがなかったので、この三船主任役は、本当に新鮮でしたね。
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東映チャンネルで放送中の「はみだし刑事情熱系」は、早くもPART5に突入。主人公の高見兵吾(柴田恭兵)の娘・みゆき役を演じた前田愛氏がこのシーズンをもって降板。また、秋本篤志刑事役の梅垣義明氏もこのシーズンの途中(第7話)で降板し、秋本の代わりに甲本雅裕氏演じる牧裕美刑事が警視庁広域特別捜査隊に配属されました。丁度今牧刑事が登場した辺りのエピソードが放送されているところです。
秋本刑事の最終登場回「死ぬな秋本!! 男の涙と意地・最後の闘い」は、秋本の宿敵とも言うべき強盗犯の神崎という男が登場し、秋本が兵吾達の命令を無視して単独で神崎の行方を追う話。これまでチームワークを重んじ、地味に活躍を続けてきた秋本が最後にハードな暴走っぷりを見せていたのが印象に残りました。白昼、人々が行き交う地下道や繁華街で銃撃戦をしたり、倉庫の中でドラム缶が爆発し、その炎の中で神埼とラストバトルを繰り広げるなど、往年の西部警察や太陽にほえろ!を彷彿させるような熱い展開で面白かった。どういう事情があって梅垣氏が途中で降板してしまったのか詳しい理由はわかりませんが、やはり、秋本は、はみだしには、欠かせない存在だったと思うし、最終シーズンまで出ていて欲しかったですね。梅垣氏と言えば、昔お笑いウルトラクイズなどのバラエティ番組で過激なパフォーマンスを見せる人で有名でしたが、はみだし刑事に刑事役でレギュラー出演するって知った時は、思わず「ええっ」てなり、意外なキャスティングに驚きましたね。
新たに広域に加入した牧裕美刑事役の甲本雅裕氏は、実は、以前にも犯人役でこの番組に出演していました。まず、第2シーズンの最終回「東京〜那覇〜渡嘉敷島 愛と死の復讐殺人!」には、兵吾の恩師・大谷刑事の娘を殺した四人組の一人(車で逃走後、港で何者かに射殺される)。第4シーズンの「広域ジャック8時間!リベンジ!涙の告発」には、爆弾を持ち広域本部にたてこもる小菅巡査役で出演していた。この方は、当時「踊る大捜査線」にも出演していましたが、はみだしでも、とくに広域をジャックしたエピソードの犯人役は、とても印象に残っています。小菅巡査役のままでは辻褄が合わないので、牧裕美という新たな役名で最終シーズンまで出演していましたが、いかんせんこの牧刑事のほうは、とくに目立った活躍がなくて(あったかもしれないが)、あまり記憶に残っていないので、今回の放送で確認したいと思います。
意外と言えば、はみだし刑事のゲスト出演者もなかなか意外な面々が出ていて、アッとさせられることが多かったですね。
石立鉄男
1970、80年代、数々のテレビドラマに出演してお茶の間を賑わせた、もじゃもじゃ頭がトレンドマークだった石立鉄男氏。石立氏の刑事役と言えば、「噂の刑事トミーとマツ」の相模警視正や、キョンキョン(小泉今日子)が主演した大映ドラマの「少女に何が起ったか」で、毎回「この薄汚ねぇシンデレラ!」とキョンキョンを罵っていた川村刑事役がとてもインパクトがあって未だに印象に残っています。はみだし刑事には、PART4の「疑惑の強盗爆弾犯!? 兵吾の過去を知る男」に兵吾の先輩の元警部補の滝川役で出演。はみだし出演時は、50代半ばになり、髪も白髪交じりになっていた石立氏ですが、リアルタイム放送時は、久々にアクション刑事もので顔を見たので、とても感動したのを覚えています。
間寛平
一時期日テレの24時間テレビのマラソンランナーとして毎年走り、今でも走っている印象が強い人ですが、個人的には、 木村進とコンビを組んでやっていた吉本新喜劇が好きで、当時夢中になって見ていました。PART4「留置場に入った兵吾 恋するサギ師の涙!」に弁護士の袴田役で出演。どういうわけかいきなり袴田が留置場に入れられていて、そこにチンピラを装った兵吾が入ってきて二人が会話する冒頭の場面が特に印象に残っています。このようなアクション刑事ドラマに寛平ちゃんが出るのは、これが最初で最後になるのでしょうかね。ちなみに、PART5にもう一度袴田が登場するエピソードがあります。
神田正輝
「太陽にほえろ!」のドックや、「ゴリラ警視庁捜査第8班」の風間などのこれまで数多くの刑事役を演じてきた神田氏が「代表取締役刑事」の最終回以来、犯人役ではみだしにゲスト出演したのがPART5の年末SP「今世紀最大の事件発生!! テロ組織VS広域・玲子をら致したテロリストは元恋人!?その時兵吾は…22年を経て再燃する2人の男と1人の女の哀しい涙…」。物凄く長々としたサブタイトルもインパクトありましたが、何より「俺たちは天使だ!」以来の柴田恭兵氏と神田氏の二人のツーショットに胸が熱くなりました。大都会PARTⅡでは、神田氏がレギュラーの刑事役で、恭兵さんがゲスト出演していましたが、はみだしでは、立場が逆転していたところも面白い部分でしたね。ちなみにこのエピソードは、東映チャンネルで来週(8/11火曜昼3時)されます。
スカイツリーが登場するまで東京で一番の高さを誇る観光名所であった東京タワー。1958年に一般公開され、その翌年にNHKやNET(現・テレビ朝日)、フジテレビが放送を開始し、以後、放送電波搭としての役割も果たしてきました。テレビ放送と共に歴史を歩む日本の象徴的な建物として、現在もいろんなイベントで使用されたり、様々にライトアップされ続けていますが、映画やテレビドラマにもこれまで数多くの作品に登場してきました。
東京タワーと言えば、昔は、モスラやガメラなどの怪獣映画で何度も破壊されていましたよね。特撮作品では、最近だと仮面ライダーカブトや、特命戦隊ゴーバスターズの劇場版では、ゴーバスターズがタワーの下や展望台の中で戦う場面が見られました。また、兄弟拳バイクロッサーの15話では、カッチュウナイトがタワーの柱を揺すって、展望台にいる人達を転倒させる場面が描かれていました。
特撮以外にも「新ハングマン」の初回にチャンプ(山城新伍)と園山(平田昭彦)がタワーのエレベータ内で会話をしている場面があった。そして、往年の刑事ドラマにおいても東京タワーを大々的に使った作品がいくつかありました。
大都会PARTⅡ
「白昼の狂騒」

喫茶店に篭城した殺人犯が黒岩に逃走用の車を要求。その車が向かった先は・・・なんと東京タワー。犯人は、大内刑事(小野武彦)を人質に取り、鉄塔の階段を上って最上階へ進み続ける・・・。展望台や鉄塔の高層階で繰り広げられる黒岩軍団と犯人の緊迫感溢れる攻防戦。柵があるとはいえ、一歩間違えれば転落してしまいそうな鉄塔の階段や通路の上で派手にアクションをしたり、ラストは、エンディング曲「ひとり」が流れる中、黒さんが煙草を吹かしながら鉄塔の通路を歩いていた。アクション刑事ドラマで東京タワー貸し切りロケ、さらに空撮を用いた作品は、おそらくこの作品オンリーではないでしょうかね。
太陽にほえろ!
「風船爆弾」

プラスチック爆弾付きの風船が東京上空に飛来。港区から東京湾に向かって飛んでいた風船爆弾が風向きが変わって都心に逆戻りし、東京タワーの前に迫る。爆発を阻止するため、スニーカー(山下真司)が本庁のヘリに乗り込み、風船の確保に向かうが・・・。太陽にほえろ!では珍しい特撮(飛んでいる風船のアップ映像を合成で表現)を使用したパニックエピソード。風船のアップの映像は合成ですが、引きの映像は実際に風船と実機のヘリを東京タワーの前に飛ばして撮影していました。太陽にほえろ!もこのエピソードが放送された時期は、西部警察を意識してか、スケールの大きいパニック系のストーリーが何本か見受けられましたが、東京タワーを使ったエピソードがあったのは意外でした。
往年のアクション刑事ドラマの定番と言えば、やはり実車を使ったカーアクション。犯人の車とパトカーが公道でど派手なカーチェイスを繰り広げたり、炎をバックにパトカーや覆面車、あるいは犯人の車が豪快にジャンプしたり・・・。CGではなく、リアルなハードアクションがテレビで毎日見ることができたあの時代・・・。いや本当にもうテレビに毎日釘付けでした。カーチェイスや爆破だけでなく、刑事達(人間)も時に、燃え盛る炎のそばで凄まじいアクションを見せていました。
刑事役を数多く演じた舘ひろし氏と言えば、西部警察やあぶない刑事などでよく見せていたバイクアクションのイメージが強いですが、もう一つの特徴として、ドラマの中でよくやっていたのが、「ダイブ」。高校時代にラグビー部の主将を務められていたそうで、走る姿にもラグビー時代の名残りが見受けられましたが、ダイブアクションもまさにその時に養われたものなのでしょうね。日本の刑事ドラマの中で、もっとも美しく、カッコいい「ダイブ」を見せてくれた舘さん演じる刑事達の華麗なるダイブの歴史を辿ります。
西部警察
「西部最前線の攻防」

対戦車ミサイル砲・X82ミサイルの標的にされた源田刑事(ゲン)と北条刑事(ジョー)の黒パトを救うため、鳩村刑事(ハト)の運転の黒パトがゲン達の黒パトに体当たりして前に出て、自ら標的になる。ハトが車から脱出すると同時に、ミサイルは黒パトに命中して大爆発。鳩村はダイブして難を逃れる。舘さん演じる鳩村刑事初登場エピソード。その後編でいきなり見せた華麗なダイブアクションでした。クライマックスでは、鳩村が海上でホバリングするヘリから海へ落下する(もちろん舘さん本人)アクションも見せていましたね。
西部警察PARTⅡ
「ペガサスの牙」

悪徳金融組織「ペガサス」の正体を暴くべく、大門軍団は、その利用者の学生を潜入させて犯人達の車を追跡。ハトが犯人達と銃撃戦を交わし、ジョーと共に車から学生を助け出した直後に、車に仕掛けられていた時限爆弾が大爆発する。PARTⅡ最終回のエピソードで披露したダイブは、前述のエピソードよりもさらに高くド派手に飛んでいるように見えますね。
ゴリラ警視庁捜査第8班
「瀬戸内冒険団」

広島県福山ロケ編第二弾。みろくの里・アミューズパークで繰り広げられる元スタントマンの犯人達とゴリラの対決。犯人が起動した手榴弾を舘さん演じる伊達刑事が拾い、近くに止めてあった車に投げ入れて爆破させる。このエピソードでは、サングラスをかけたままダイブされていますね。
刑事貴族
「その時、愛を抱いて逝った」

牧編最終話。サブマシンガンを使用する二人の凶悪犯と舘さん演じる牧刑事との死闘。銃撃戦の後、牧に撃ち倒された犯人が持つ爆弾が車の中で大爆発する。夜のシーンで、珍しい暗闇でのダイブアクションでしたが、夜なので車から吹き上がる激しい炎が一層際立ち、よりカッコいいダイブシーンになっていましたね。
代表取締役刑事
「告発の行方」
連続強姦殺人犯の男に拉致された女弁護士を救うため、単身、犯人が逃げ込んだ倉庫に向かう舘さん演じる兵頭刑事。倉庫に侵入後、兵頭が天井を見上げた瞬間、頭上から荷袋が落下してくるが、兵頭は、素早くダイブして間一髪荷袋の直撃を逃れる。車の爆破はないものの、舘さんのダイブの瞬発力の凄さがよくわかります。
来年正月公開予定の「さらば あぶない刑事 ―long good-bye―」。まだ撮影がスタートしたと言うニュースは聞いておりませんが、近いうちに始まるんでしょうね。オリジナルのテレビシリーズが放送されていたのが今から29年前。あぶない刑事フォーエバーのTVスペシャル98の頃からすでに変化を遂げていた横浜の街並みですが、あれからさらに様変わりしているのでしょうね。撮影で御馴染みだった赤レンガ倉庫周辺もテレビシリーズではカースタントで使われたり、度々劇中で見かけましたが、今はすっかり整備されて綺麗になっていますね。あの頃のようにまた倉庫前でのアクションシーンも見てみたいものですね。
そう言えば、ようやく新情報が飛び込んでまいりました。
●吉川晃司、映画『あぶない刑事』に敵役で出演!
ロックシンガーの吉川晃司氏がなんと今度の映画でタカとユージの敵役になるとのこと。吉川晃司さんと言えば、デビュー曲のモニカが一番印象に残っていますが、ザ・ベストテンや夜のヒットスタジオなど、1980年代の音楽生番組でよく見かけました。布袋寅泰氏と組んだユニットCOMPLEXの「BE MY BABY」は、昔カラオケでよく歌いましたね(苦笑)。カメラを固定し長回しにして、白地をバックに2人が終始パフォーマンスをし続けるPVも当時物凄く話題になりました。最近は仮面ライダーWで主人公の師・鳴海荘吉役を演じて華麗なアクションを披露し、仮面ライダースカルに変身していました。あぶ刑事のラスト映画では、バイクアクションを披露されるそうですが、ウィリー走行の練習時に転倒し、足首を骨折してしまったとか。もう回復されているみたいですが、タカのバイクと激走しあうバイクアクションを見せてもらいたいですね。
テレビシリーズの頃から数々見られたタカのバイクアクション。劇場版以降はハーレーやカワサキに乗りながら、手放しで撃つ姿が定番になりましたが、前述の通り、ラストの映画では、敵役の吉川さんとのバイクアクション対決も期待できそうです。テレビシリーズで一番印象に残っているのは、オリジナルシリーズ最終回の「悪夢」。幽霊?と思しき犯人の車を追って、華麗に走行するタカのバイクと、スピード感かつ迫力あるカメラワークも最高でしたね。他にも印象に残ったバイクアクションがたくさんありました。
「誘惑」
無差別殺人犯を追うため、路上に止まっていたSUZUKIのバイクを拝借して、犯人の車を追跡するタカ。蛇行する車に向かって、タカは手放しで拳銃を発射。弾丸は犯人の車のリアガラスに命中するが、車はそのまま逃走を続け、タカのバイクは曲がり角で対向車と出くわして転倒してしまう。車内からの視点で、割れたリアガラス越しにタカのバイクが見える映像がカッコ良かった。

「劇場版 あぶない刑事」
豹藤が乗り込んだダンプを追うため、偶然にも止まっていたSUZUKIのバイクに乗り込み、追跡するタカ。このシーンでは、タカを演じる舘さんがバイク走行はもちろんのこと、ノースタントで走行中のバイクからダンプの荷台に移動するアクションを見せています。タカがダンプの荷台に乗り移った後、無人のバイクが綺麗に転がるところも好きですね。西部警察PARTⅡにおいても、舘さんは同様のバイクアクションを披露されていました。

「劇場版 またまたあぶない刑事」
操車場でのクライマックス。長峰の工作部隊のメンバー田山が運転する車と一戦を交えるタカとユージ。ユージがウージーで突進してくる田山の車に弾丸を撃ち込み、ハーレーに乗り込んだタカが手放しでショットガンを撃って、トドメの一発を決める。田山の車は激しく横転するが、横転する車の間近を横切っていくタカのハーレーに痺れた(苦笑)。ちなみに田山役は、元ボクサーでテレビドラマなどで活躍する前の赤井英和氏でしたね。

柴田恭兵主演の「チ・ン・ピ・ラ」をもう一度見たくなって、最近日本映画専門チャンネルに加入。本物のヤクザになりたいわけではなく、ただ毎日を自由気ままに生きたい2人のチンピラの友情を描いた内容の映画で、恭兵さん演じる主人公・洋一の相棒の道夫役を演じているのは、去年亡くなったジョニー大倉さんだった。30年前の映画で、テレビではゴールデン洋画劇場枠でよく放送されていました。その時に初めて見たのですが、当時この映画のラストにあるフェリーのシーンの意味がよくわからなかったんですよね。洋一達は本当にハワイへ逃げたのか、あるいは、洋一の妄想だったのか。それ確かめたくて約25年ぶりに改めて見直したのですが、やはり、どっちともとれる終わり方だった。どちらが正しいのかは、見た人の判断に任せるという感じなのでしょうかね。ベイシティ刑事のラストもこんな感じだったよな・・・。
他にも、当時テレビでよくやってた「逆噴射家族」も数十年ぶりに見たが、この当時の日本映画は物凄く勢いがあるというか、まともな奴が一人もいないし暴走っぷりが半端なくて良いですね。主人公のサラリーマンを演じているのが小林克也さんてのがまた凄い(苦笑)。日本映画専門チャンネルって言うだけに、放送されるのは映画だけなのかと思っていたら、なんと古い昔の日本のドラマも放送してくれるんですね。最近リメイクされたらしいが、1966年にフジテレビで放送された「若者たち」。5人兄弟の友情や恋愛などを描く青春ドラマで、長男役が田中邦衛さん。フジと田中さんと言えば、世代的にどうしても「北の国から」のほうを連想してしまうが、内容や設定は、90年代に月9で放送された「ひとつ屋根の下」とよく似ている。60年代のテレビドラマだけに、ストーリーも然ることながら、屋内のシーンはビデオで撮られ、屋外のロケのシーンはフィルム撮影という撮影方法がまた時代を感じさせてくれました。当時、VTRがまだ未発達で、機材が重かったそうなので、このような撮影スタイルがとられていたのでしょうが、今ではほんと考えられないですね(苦笑)。
昔ファミ劇でも放送され、その後一度も放送されなかった勝新太郎主演の「警視-K」もなんと今月から一挙放送されている。以前から見たかったのでまとめて見られるのはとても嬉しいが、なかなか時間がなくて今のところまだ2話しか見ていない。撮影方法が独特で、リアリティを出すために出演者のセリフのやりとりは全てアドリブ、音声も全て同時録音で行われているので、所々聞き取りにくい場面もある。チンピラの情報屋役の川谷拓三さん以外のレギュラーキャストは、あまり顔馴染みのない人ばかりなのですが、やはり、勝新さんの独断場というか、やりたい放題の刑事ドラマと言う雰囲気が全編に滲み出ています。

勝新さん演じる賀津(通称“ガッツ)刑事は、娘と共にキャンピングカーで生活しており、拳銃は持たず、5メートルぐらいの長さの鎖をつけた「投げ手錠」で、犯人を捕まえる。キャンピングカーで生活する刑事ってのが自由気ままでいいですね。このドラマが放送されていた1980年は、太陽にほえろ!、西部警察、特捜最前線、Gメン75、その他にも刑事ドラマが目白押しの年でしたが、それらの番組に登場する刑事はかならず拳銃を使っていましたから、投げ手錠を使う刑事ってのは、当時でもかなり新鮮に見えたのではないでしょうか。
第2話の「コルトガバメントM1911」は、中年の男がコルトガバメントの銃で射殺された後、注射器で血液を抜き取られるという事件が起こり、ガッツ刑事がその犯人を追うストーリーでしたが、犯人の気味の悪い男が登場してから、アブノーマルな展開になっていくところが面白かった。犯人の殺人動機や射殺遺体から抜いた血液の利用法もイカれてるし、堀内正美氏演じる犯人の男が勝新・・・ではなく、ガッツ刑事に面等向かって「ぶくぶく太った豚野郎!!」と急に言い出した時は、さすがに笑ってしまったが、独特のリアルな演出効果も相俟って、中々見応えがあった。
しかしながら放送当時は、この斬新な演出法が視聴者に受け入れられなかったのか、視聴率が振るわずわずか1クールで番組は打ち切り・終了となってしまったそうです。主題歌の「MY SUGAR BABE」を歌っている山下達郎氏も番組に出演する予定があったそうですが、打ち切りのため実現しなかったらしい。せめて2クールは続けて欲しかったですが、アクション刑事ドラマ全盛のあの時代に、このエキセントリックな刑事ドラマは早過ぎたのかもしれませんね。早く続きが見たいなあ(笑)。
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