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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/05月

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スカイツリーが登場するまで東京で一番の高さを誇る観光名所であった東京タワー。1958年に一般公開され、その翌年にNHKやNET(現・テレビ朝日)、フジテレビが放送を開始し、以後、放送電波搭としての役割も果たしてきました。テレビ放送と共に歴史を歩む日本の象徴的な建物として、現在もいろんなイベントで使用されたり、様々にライトアップされ続けていますが、映画やテレビドラマにもこれまで数多くの作品に登場してきました。



東京タワーと言えば、昔は、モスラやガメラなどの怪獣映画で何度も破壊されていましたよね。特撮作品では、最近だと仮面ライダーカブトや、特命戦隊ゴーバスターズの劇場版では、ゴーバスターズがタワーの下や展望台の中で戦う場面が見られました。また、兄弟拳バイクロッサーの15話では、カッチュウナイトがタワーの柱を揺すって、展望台にいる人達を転倒させる場面が描かれていました。





特撮以外にも「新ハングマン」の初回にチャンプ(山城新伍)と園山(平田昭彦)がタワーのエレベータ内で会話をしている場面があった。そして、往年の刑事ドラマにおいても東京タワーを大々的に使った作品がいくつかありました。






大都会PARTⅡ

「白昼の狂騒」



喫茶店に篭城した殺人犯が黒岩に逃走用の車を要求。その車が向かった先は・・・なんと東京タワー。犯人は、大内刑事(小野武彦)を人質に取り、鉄塔の階段を上って最上階へ進み続ける・・・。展望台や鉄塔の高層階で繰り広げられる黒岩軍団と犯人の緊迫感溢れる攻防戦。柵があるとはいえ、一歩間違えれば転落してしまいそうな鉄塔の階段や通路の上で派手にアクションをしたり、ラストは、エンディング曲「ひとり」が流れる中、黒さんが煙草を吹かしながら鉄塔の通路を歩いていた。アクション刑事ドラマで東京タワー貸し切りロケ、さらに空撮を用いた作品は、おそらくこの作品オンリーではないでしょうかね。





太陽にほえろ!

「風船爆弾」



プラスチック爆弾付きの風船が東京上空に飛来。港区から東京湾に向かって飛んでいた風船爆弾が風向きが変わって都心に逆戻りし、東京タワーの前に迫る。爆発を阻止するため、スニーカー(山下真司)が本庁のヘリに乗り込み、風船の確保に向かうが・・・。太陽にほえろ!では珍しい特撮(飛んでいる風船のアップ映像を合成で表現)を使用したパニックエピソード。風船のアップの映像は合成ですが、引きの映像は実際に風船と実機のヘリを東京タワーの前に飛ばして撮影していました。太陽にほえろ!もこのエピソードが放送された時期は、西部警察を意識してか、スケールの大きいパニック系のストーリーが何本か見受けられましたが、東京タワーを使ったエピソードがあったのは意外でした。




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往年のアクション刑事ドラマの定番と言えば、やはり実車を使ったカーアクション。犯人の車とパトカーが公道でど派手なカーチェイスを繰り広げたり、炎をバックにパトカーや覆面車、あるいは犯人の車が豪快にジャンプしたり・・・。CGではなく、リアルなハードアクションがテレビで毎日見ることができたあの時代・・・。いや本当にもうテレビに毎日釘付けでした。カーチェイスや爆破だけでなく、刑事達(人間)も時に、燃え盛る炎のそばで凄まじいアクションを見せていました。


刑事役を数多く演じた舘ひろし氏と言えば、西部警察やあぶない刑事などでよく見せていたバイクアクションのイメージが強いですが、もう一つの特徴として、ドラマの中でよくやっていたのが、「ダイブ」。高校時代にラグビー部の主将を務められていたそうで、走る姿にもラグビー時代の名残りが見受けられましたが、ダイブアクションもまさにその時に養われたものなのでしょうね。日本の刑事ドラマの中で、もっとも美しく、カッコいい「ダイブ」を見せてくれた舘さん演じる刑事達の華麗なるダイブの歴史を辿ります。





西部警察

「西部最前線の攻防」





対戦車ミサイル砲・X82ミサイルの標的にされた源田刑事(ゲン)と北条刑事(ジョー)の黒パトを救うため、鳩村刑事(ハト)の運転の黒パトがゲン達の黒パトに体当たりして前に出て、自ら標的になる。ハトが車から脱出すると同時に、ミサイルは黒パトに命中して大爆発。鳩村はダイブして難を逃れる。舘さん演じる鳩村刑事初登場エピソード。その後編でいきなり見せた華麗なダイブアクションでした。クライマックスでは、鳩村が海上でホバリングするヘリから海へ落下する(もちろん舘さん本人)アクションも見せていましたね。





西部警察PARTⅡ

「ペガサスの牙」




悪徳金融組織「ペガサス」の正体を暴くべく、大門軍団は、その利用者の学生を潜入させて犯人達の車を追跡。ハトが犯人達と銃撃戦を交わし、ジョーと共に車から学生を助け出した直後に、車に仕掛けられていた時限爆弾が大爆発する。PARTⅡ最終回のエピソードで披露したダイブは、前述のエピソードよりもさらに高くド派手に飛んでいるように見えますね。





ゴリラ警視庁捜査第8班

「瀬戸内冒険団」




広島県福山ロケ編第二弾。みろくの里・アミューズパークで繰り広げられる元スタントマンの犯人達とゴリラの対決。犯人が起動した手榴弾を舘さん演じる伊達刑事が拾い、近くに止めてあった車に投げ入れて爆破させる。このエピソードでは、サングラスをかけたままダイブされていますね。





刑事貴族

「その時、愛を抱いて逝った」




牧編最終話。サブマシンガンを使用する二人の凶悪犯と舘さん演じる牧刑事との死闘。銃撃戦の後、牧に撃ち倒された犯人が持つ爆弾が車の中で大爆発する。夜のシーンで、珍しい暗闇でのダイブアクションでしたが、夜なので車から吹き上がる激しい炎が一層際立ち、よりカッコいいダイブシーンになっていましたね。





代表取締役刑事

「告発の行方」




連続強姦殺人犯の男に拉致された女弁護士を救うため、単身、犯人が逃げ込んだ倉庫に向かう舘さん演じる兵頭刑事。倉庫に侵入後、兵頭が天井を見上げた瞬間、頭上から荷袋が落下してくるが、兵頭は、素早くダイブして間一髪荷袋の直撃を逃れる。車の爆破はないものの、舘さんのダイブの瞬発力の凄さがよくわかります。




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来年正月公開予定の「さらば あぶない刑事 ―long good-bye―」。まだ撮影がスタートしたと言うニュースは聞いておりませんが、近いうちに始まるんでしょうね。オリジナルのテレビシリーズが放送されていたのが今から29年前。あぶない刑事フォーエバーのTVスペシャル98の頃からすでに変化を遂げていた横浜の街並みですが、あれからさらに様変わりしているのでしょうね。撮影で御馴染みだった赤レンガ倉庫周辺もテレビシリーズではカースタントで使われたり、度々劇中で見かけましたが、今はすっかり整備されて綺麗になっていますね。あの頃のようにまた倉庫前でのアクションシーンも見てみたいものですね。





そう言えば、ようやく新情報が飛び込んでまいりました。


●吉川晃司、映画『あぶない刑事』に敵役で出演!

ロックシンガーの吉川晃司氏がなんと今度の映画でタカとユージの敵役になるとのこと。吉川晃司さんと言えば、デビュー曲のモニカが一番印象に残っていますが、ザ・ベストテンや夜のヒットスタジオなど、1980年代の音楽生番組でよく見かけました。布袋寅泰氏と組んだユニットCOMPLEXの「BE MY BABY」は、昔カラオケでよく歌いましたね(苦笑)。カメラを固定し長回しにして、白地をバックに2人が終始パフォーマンスをし続けるPVも当時物凄く話題になりました。最近は仮面ライダーWで主人公の師・鳴海荘吉役を演じて華麗なアクションを披露し、仮面ライダースカルに変身していました。あぶ刑事のラスト映画では、バイクアクションを披露されるそうですが、ウィリー走行の練習時に転倒し、足首を骨折してしまったとか。もう回復されているみたいですが、タカのバイクと激走しあうバイクアクションを見せてもらいたいですね。



テレビシリーズの頃から数々見られたタカのバイクアクション。劇場版以降はハーレーやカワサキに乗りながら、手放しで撃つ姿が定番になりましたが、前述の通り、ラストの映画では、敵役の吉川さんとのバイクアクション対決も期待できそうです。テレビシリーズで一番印象に残っているのは、オリジナルシリーズ最終回の「悪夢」。幽霊?と思しき犯人の車を追って、華麗に走行するタカのバイクと、スピード感かつ迫力あるカメラワークも最高でしたね。他にも印象に残ったバイクアクションがたくさんありました。




「誘惑」

無差別殺人犯を追うため、路上に止まっていたSUZUKIのバイクを拝借して、犯人の車を追跡するタカ。蛇行する車に向かって、タカは手放しで拳銃を発射。弾丸は犯人の車のリアガラスに命中するが、車はそのまま逃走を続け、タカのバイクは曲がり角で対向車と出くわして転倒してしまう。車内からの視点で、割れたリアガラス越しにタカのバイクが見える映像がカッコ良かった。



 





「劇場版 あぶない刑事」

豹藤が乗り込んだダンプを追うため、偶然にも止まっていたSUZUKIのバイクに乗り込み、追跡するタカ。このシーンでは、タカを演じる舘さんがバイク走行はもちろんのこと、ノースタントで走行中のバイクからダンプの荷台に移動するアクションを見せています。タカがダンプの荷台に乗り移った後、無人のバイクが綺麗に転がるところも好きですね。西部警察PARTⅡにおいても、舘さんは同様のバイクアクションを披露されていました。



  




「劇場版 またまたあぶない刑事」

操車場でのクライマックス。長峰の工作部隊のメンバー田山が運転する車と一戦を交えるタカとユージ。ユージがウージーで突進してくる田山の車に弾丸を撃ち込み、ハーレーに乗り込んだタカが手放しでショットガンを撃って、トドメの一発を決める。田山の車は激しく横転するが、横転する車の間近を横切っていくタカのハーレーに痺れた(苦笑)。ちなみに田山役は、元ボクサーでテレビドラマなどで活躍する前の赤井英和氏でしたね。



 




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柴田恭兵主演の「チ・ン・ピ・ラ」をもう一度見たくなって、最近日本映画専門チャンネルに加入。本物のヤクザになりたいわけではなく、ただ毎日を自由気ままに生きたい2人のチンピラの友情を描いた内容の映画で、恭兵さん演じる主人公・洋一の相棒の道夫役を演じているのは、去年亡くなったジョニー大倉さんだった。30年前の映画で、テレビではゴールデン洋画劇場枠でよく放送されていました。その時に初めて見たのですが、当時この映画のラストにあるフェリーのシーンの意味がよくわからなかったんですよね。洋一達は本当にハワイへ逃げたのか、あるいは、洋一の妄想だったのか。それ確かめたくて約25年ぶりに改めて見直したのですが、やはり、どっちともとれる終わり方だった。どちらが正しいのかは、見た人の判断に任せるという感じなのでしょうかね。ベイシティ刑事のラストもこんな感じだったよな・・・。



他にも、当時テレビでよくやってた「逆噴射家族」も数十年ぶりに見たが、この当時の日本映画は物凄く勢いがあるというか、まともな奴が一人もいないし暴走っぷりが半端なくて良いですね。主人公のサラリーマンを演じているのが小林克也さんてのがまた凄い(苦笑)。日本映画専門チャンネルって言うだけに、放送されるのは映画だけなのかと思っていたら、なんと古い昔の日本のドラマも放送してくれるんですね。最近リメイクされたらしいが、1966年にフジテレビで放送された「若者たち」。5人兄弟の友情や恋愛などを描く青春ドラマで、長男役が田中邦衛さん。フジと田中さんと言えば、世代的にどうしても「北の国から」のほうを連想してしまうが、内容や設定は、90年代に月9で放送された「ひとつ屋根の下」とよく似ている。60年代のテレビドラマだけに、ストーリーも然ることながら、屋内のシーンはビデオで撮られ、屋外のロケのシーンはフィルム撮影という撮影方法がまた時代を感じさせてくれました。当時、VTRがまだ未発達で、機材が重かったそうなので、このような撮影スタイルがとられていたのでしょうが、今ではほんと考えられないですね(苦笑)。



昔ファミ劇でも放送され、その後一度も放送されなかった勝新太郎主演の「警視-K」もなんと今月から一挙放送されている。以前から見たかったのでまとめて見られるのはとても嬉しいが、なかなか時間がなくて今のところまだ2話しか見ていない。撮影方法が独特で、リアリティを出すために出演者のセリフのやりとりは全てアドリブ、音声も全て同時録音で行われているので、所々聞き取りにくい場面もある。チンピラの情報屋役の川谷拓三さん以外のレギュラーキャストは、あまり顔馴染みのない人ばかりなのですが、やはり、勝新さんの独断場というか、やりたい放題の刑事ドラマと言う雰囲気が全編に滲み出ています。






勝新さん演じる賀津(通称“ガッツ)刑事は、娘と共にキャンピングカーで生活しており、拳銃は持たず、5メートルぐらいの長さの鎖をつけた「投げ手錠」で、犯人を捕まえる。キャンピングカーで生活する刑事ってのが自由気ままでいいですね。このドラマが放送されていた1980年は、太陽にほえろ!、西部警察、特捜最前線、Gメン75、その他にも刑事ドラマが目白押しの年でしたが、それらの番組に登場する刑事はかならず拳銃を使っていましたから、投げ手錠を使う刑事ってのは、当時でもかなり新鮮に見えたのではないでしょうか。



第2話の「コルトガバメントM1911」は、中年の男がコルトガバメントの銃で射殺された後、注射器で血液を抜き取られるという事件が起こり、ガッツ刑事がその犯人を追うストーリーでしたが、犯人の気味の悪い男が登場してから、アブノーマルな展開になっていくところが面白かった。犯人の殺人動機や射殺遺体から抜いた血液の利用法もイカれてるし、堀内正美氏演じる犯人の男が勝新・・・ではなく、ガッツ刑事に面等向かって「ぶくぶく太った豚野郎!!」と急に言い出した時は、さすがに笑ってしまったが、独特のリアルな演出効果も相俟って、中々見応えがあった。



しかしながら放送当時は、この斬新な演出法が視聴者に受け入れられなかったのか、視聴率が振るわずわずか1クールで番組は打ち切り・終了となってしまったそうです。主題歌の「MY SUGAR BABE」を歌っている山下達郎氏も番組に出演する予定があったそうですが、打ち切りのため実現しなかったらしい。せめて2クールは続けて欲しかったですが、アクション刑事ドラマ全盛のあの時代に、このエキセントリックな刑事ドラマは早過ぎたのかもしれませんね。早く続きが見たいなあ(笑)。




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この間ブログにパペポのことを書いたら懐かしくなってもう一度見てみたくなり、ネットを巡ってみたらあるわあるわ。自分がリアルタイムで見始めた1990年以前の回もあったので久しぶりに何本か見たのですが、いやはや今見てもやはり面白い。ある回で鶴瓶さんが柴田恭兵さんと「べっぴんの町」という映画で共演した時の話をしていたのですが、意外にも鶴瓶さんと恭兵さんは歳が同じらしく、当時恭兵さんは、すでに中一のお子さんがいると言うお話をされていました。ぺっぴんの町は恭兵さんが探偵役で主演した映画で、神戸を舞台にしたハードボイルドタッチのミステリー作品。鶴瓶さんは中国人の役で出演したそうです。


べっぴんの町が公開されたのは、1989年。89年と言えば、1986年にスタートした「あぶない刑事」の劇場版3作目「もっともあぶない刑事」が公開された年でもあります。あれから時が流れてもうすぐ30年。誕生30周年を記念して来年(2016年)あぶない刑事が再びスクリーンに帰ってくる・・・。タイトルは、『さらば あぶない刑事 -long good-bye-』


数年前からいよいよあぶない刑事か?そろそろあぶない刑事か?・・と、何かの形で復活するのではないかとそわそわしておりましたが、ついに正式に発表がありました。10年前に公開された前作の「まだまだあぶない刑事」の時は、このブログはまだなかったですが、HPのほうで映画の速報を更新したり、期待に胸を躍らせながら情報を更新していたのが昨日のことのように思い出されます。そしてあの時と同じく、HPに来年の映画の速報を書き込んだ時は、デジャビュでもあり、夢のようでもありました。映画の内容については、まだ詳しく伝わってきていませんが、現時点では、出演は、レギュラーメンバーはもちろんのこと、監督は、村川透氏、脚本は、柏原寛司氏という情報があります。村川&柏原コンビの作品と言えば、劇場版「もっともあぶない刑事」と「あぶない刑事リターンズ」がありましたが、つまり、リターンズ以来20年ぶりの作品となるわけですね。



「まだまだあぶない刑事」は、タカ&ユージを脅かす?若手の刑事が登場したり、トオルが課長に昇進していたり、薫のキャラやコスプレがさらに過激になったりと見所は色々とありましたが、時期的にちょうど20周年を記念した作品となり、主演の二人は、50代半ばでしたが、次回の作品では、60代のタカ&ユージを見ることになるんですね。60代て、現実の刑事ならとっくに定年を迎えていると思いますが、今度の映画こそが本当に最後の作品になるらしい?ので、定年前の二人が最後にどんな暴れっぷりを見せてくれるのか、非常に気になるところです。


テレビシリーズや劇場版初期3作の時のように、車は日産が使われるのか?タカの拳銃はリボルバー復活か?そして、音楽の事も気になります。あぶない刑事は、テレビシリーズの頃から数多くの名曲があり、劇場版にも印象的な曲がたくさんありますが、個人的に今までの作品の中で一番心に残っているのが、「もっともあぶない刑事」で流れていた「Where do you from here」。劇中でこの曲を聴きながら、「あぶ刑事、本当にこれが最後なんだなあ」と思ったり、映画を見た後もサントラでこれを聴くたびに、何度も寂しい思いにさせられた曲でした。その数年後に、続編の映画が公開され、テレビスペシャルで復活した時は嬉しくもありましたが、と同時にあの時の気持ちは一体なんだったのだ・・・と、胸裂ける思いになったのも今となっては良い思い出(苦笑)。次回作でもこんな寂しい曲が流れるのでしょうかね・・・。









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以前は「太陽にほえろ!」や「西部警察」などと共にファミリー劇場でレギュラー放送されていた「特捜最前線」。ファミ劇では全508話が放送されて終了した模様ですが、また再放送があるのかと待っていたら結局それ以来一度も放送されることがなかった。なぜかなあと調べてみたら、なんと今東映チャンネルで放送されているんですね。レギュラー放送ではなく、セレクション形式で508話の中から選りすぐりのエピソードを毎週2話ずつ放送しています。


今現在300話台に入っておりますが、特捜最前線と言えば、最近リメイク版が地上波で放送されましたね。2年前に「特捜最前線 2013~七頭の警察犬 7人の刑事!失踪捜査官を追う東京~京都500キロの殺人捜査!!犬が暴く殺人トリックの連鎖!?」と言う非常に長いタイトルの作品が日曜洋画劇場枠で放送されていましたが、このタイトルを見た時、正直特捜でなぜ警察犬?と思いました。とくにレギュラーで警察犬が出ていたわけではないのに、なぜ今回のリメイクでは、警察犬がピックアップされたのか・・・!?実は、オリジナルのほうにこんな話があったのです。





特捜最前線 第361話 「疑惑 警察犬イカロスの誘拐!」

        第362話 「疑惑Ⅱ 女捜査官の追跡!」





これは、特捜最前線放送7周年を記念して製作されたエピソードで、警察犬訓練士の井沢明子が育てた麻薬捜査犬イカロスが何者かに拉致され、特命課がイカロスの捜索と共に、覚醒剤密輸ルートを追う内容となっていた。どうやらリメイクは、前後編になっているこの2つの話をベースにして製作されたみたいです。最近、東映チャンネルでこのエピソードが放送されたので、ようやく拝見。警察犬のドラマと言えば、真っ先に思い出すのは、「爆走!ドーベルマン刑事」の3匹の犬たちや、「刑事犬カール」というドラマもありました。「西部警察PARTⅢ」にも鑑識のロクさんと爆弾探知犬の交流を描いた話があったが、動物の絡んだ話は、やはり印象に残りますね。ましてや犬達が人間のために自らを犠牲にする展開ともなれば、涙なくして見れない・・・。特捜のイカロスの話でも思わず数年ぶりに涙が滲み出てしまいました。警察犬が覚せい剤漬けにされてしまうところも前代未聞でしたが、傷つきながらも最後まで警察犬としての職務を全うしたイカロスの姿に胸を打たれました。



もう一つの見所は、ゲスト出演者ですが、これがまた特撮ヒーロー好き泣かせのキャスティングで印象に残りました。密輸ルートの元締めをする雑貨貿易商の川浦役があの宮内洋氏。宮内さんと言えば、「仮面ライダーV3」の主人公や、「秘密戦隊ゴレンジャー」のアオレンジャー、現在東映チャンネルで放送中の「快傑ズバット」など、70年代に数多くのヒーローを熱演されていましたが、刑事ものの犯人役では、あぶない刑事の「奇襲」で演じていた火傷の痕が残るあやしい男の役も印象に残っています。このエピソードでもボクシングの腕前を持つ特殊な設定の犯人を演じられていました。取調室のシーンで、藤岡弘氏演じる桜井刑事が川浦を問い詰める場面が見られますが、明らかに狙ったとしか思えない(笑)元ライダーたちの夢の共演が何気に実現しています。さらに、明子(松原千明)の兄役は、「ウルトラマン80」の主人公を演じていた長谷川初範氏。子供の頃に80が覚せい剤漬けにされている姿を見ていたら、さぞかしショックだったでしょう(苦笑)。リアルタイムで見なかったのは正解だったかもしれない。



クライマックスは、半狂乱を起こした川浦が明子の兄を人質にして採掘場のプレハブ小屋にたてこもり、特捜の刑事達と緊迫のやりとりを見せる。川浦がダイナマイトを辺りに放り投げて爆発させるなど、もはや西部警察のような展開(笑)。そこに6匹の警察犬たちが投入され、イカロスの弔い合戦のごとく犬達が川浦に猛烈なアタックを仕掛けます。無線犬ゲルバーが明子の指示通りに動いて、ほふく前進しながら小屋に近づいていく場面は感心しました。警察犬たちが本当に良い演技をしていて見応えがありましたね。リメイク版のほうも警察犬達の活躍が目立っていたが、何よりクライマックスの銃撃戦のインパクトが強かったですね。放送時は特捜最前線っぽくないと激しく賛否が問われましたが、なるほど、このオリジナルの話を見たら納得。クライマックスの激しいアクション展開もこの話がベースなら合点がいきます。警視庁麻薬対策班の名前が伊沢であるところも、この話の井沢明子から取られたものだったようですね。犬の数もイカロスを合わせて7匹。ゲルバー以外の犬達の活躍ももっと見たかったですね。




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