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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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東映チャンネルで『あぶない刑事』が放送中なので久しぶりに見たら、第7話の「標的」が放送されていた。港署に届けられたビデオテープに映っていた女性が何者かに狙撃される事件が起こり、その女性は婦人警官で、その後も次々と婦人警官が狙われるというストーリー。


この話は、何度も出てくる捜査会議のシーンがとても印象的なんですが、剃り入れて気合十分のユージが壊れた便所のドアの修理している場面で、トンカチをクルクル回している姿が良いですね。こういう何気ないシーンで器用な動きを見せるユージがカッコいいですよね。二人目の標的となる交通整理中の婦人警官の元に、覆面車に乗ったユージ達がかけつける場面で、ユージ達が撃たれた婦人警官の元にかけよっていく時の三人のスロモーションの画が良いし、ユージがビルの屋上にいた犯人を追い続け、ペンキ屋の職人に思わず銃を向けてしまうまでの一連のコミカルなアクションシーンも面白い。ラストの黄色いサングラスをつけて、ライフルで犯人を狙撃するタカもシブい。


後半で、薫が防犯課の刑事時代に宝石店に潜入して、宝石強盗犯を逮捕した過去が明かされるが、初期は、薫もクールかつハードな雰囲気を漂わせていましたね。でも当時は、このキャラのままだったら、人気は出なかったのでしょうね。バブルなあの時代の刑事ドラマは、ハードよりも、おしゃれさとセンスの良い軽いジョークやギャグが受けた時代だったから、話が進むにつれ、薫は、大胆な衣装を着たり、かなりブッ飛んだキャラに変貌していった。そう言えば、冒頭の捜査会議のシーンで薫が制服姿で登場していたが、これにもちゃんと意味があって、すでにこの場面で今回起きる出来事を暗示させていたんですね。見る度にいろんな発見できてやはり面白い。


現在、ファミリー劇場で放送中の「俺たちルーキーコップ」は、あぶ刑事の制作スタッフと出演俳優(仲村トオル&中条静夫)が再び結集し、サブタイトルもあぶ刑事の二字熟語を意識して三文字熟語で統一したり、後期のあぶ刑事のハイテンションなノリを持ち込んだブッ飛びな青春コミカル刑事ドラマでしたが、このドラマが放送された1992年は、バブル崩壊の年で、それ以前と時代の空気が変わり始めた時期。あぶない刑事ならぬ、新米のあぶない警官達がハチャメチャに暴れまくる痛快な刑事ドラマだったが、タイミングが悪かったのか時代の流れなのか、視聴率低迷のため全20話の予定が14話で打ち切りとなっている。同時期に放送されていた刑事貴族3もやはりこの年に終了し、翌年のはだかの刑事をもって、太陽にほえろ!から21年続いた日テレ金曜夜8時の刑事ドラマ枠が幕を下ろした。やはり、あぶ刑事は、時代にうまくハマったバブリーな刑事ドラマだったのだと改めて認識した。



ところで、俺たちルーキーコップで中浜署として使われていた建物、どこかで見たことあると思ったら、あぶない刑事の劇場版のリターンズやフォーエバーで港署としても使用されていた建物だった。あれは、横浜にある「港湾職業能力開発短期大学校」の建物だそうで、3代目港署として使われていた。港署のロケ場所は、初期のテレビシリーズから劇場版のまだまだあぶない刑事までに5回も変更されたそうです。あぶ刑事ももうすぐ放送30周年ですが、当時ロケで使用された建物も改装されたり建て替えられたり、横浜の風景がどんどん様変わりしているので、ドラマの中で映っているあの当時の風景がますます貴重なものになっていきますね。



初期のエピソードで印象的によく使用されていた「bacon ham and scrambled eggs」というおしゃれなタイトルの曲。最初のサウンドトラックのCDにも収録されていましたが、これを歌っている女性ボーカルの「YO!」って人、当時から気になっていたのですがずっと謎だった。しかし、ネットをやり始めてすぐに正体がわかりました。初期のシリーズに2度ゲスト出演(「興奮」「錯覚」)していた余貴美子さんが歌っていたんですね。当時は、日本の刑事ドラマの劇中に、英詞の歌が流れるのはとても珍しかったですが、あぶ刑事をイメージする曲と言えば、やはり真っ先にこの曲を思い浮かべますね。












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ついにタカと勇次もサヨナラする時が来たぜ
ガースさん、こんばんは。


>≧初期のエピソードで印象的によく使用されていた「Bacon Ham And scrambled eggs」というおしゃれなタイトルの曲。これを歌っている女性ボーカルの「YO!」って人が、初期のシリーズに2度ゲスト出演(「興奮」「錯覚」)していた余貴美子さんが歌っていたんですね。

>「Bacon Ham And scrambled eggs」を余貴美子さんが歌ってたとは意外でしたね。「Bacon Ham And Scrambled EGGS」といえば、「苦杯」で大男のイワキに勇次が挑むシーンや「誘惑」で宮本にカージャックされたパパとタカの覆面パトカーを勇次とナカさんが覆面パトカーで追いかけるシーンを思い出します。
「あぶない刑事」のサントラといえば、「シティーハンター」の主題歌「愛よ消えないで」を歌った小比類巻かほるさんが「Cops And Robbers」を歌っていたり鈴木聖美さんが「Wait And See」(「救出」で命からがら脱出する透→事件解決し、タカと勇次の前に透が突き出したものは…のシーンで流れた歌)を歌っているとバラエティーな構成だったように感じますね。

ところで「あぶ刑事ももうすぐ放送開始から30周年ですが」と言う文で思い出しましたが、来年公開される「さらば あぶない刑事―long good―bye―」をもってシリーズが完結するそうですね。
自分もたまたま聞いたラジオの芸能ニュースで「あぶない刑事の完結編が製作される」と知って驚きましたが、ネットニュースに掲載された舘さんの「足腰は多少パワーダウンしましたが…いまでも特技はバイクアクション!」と恭兵さんの「『さらば』です。ファイナルです。(僕が)大下勇次を演じるのはこれで本当に最後です」というコメントを読むと「ついにあぶない刑事も完結する」という感慨深さを覚えました。

また、「さらばあぶ刑事」製作発表会見時に配布された資料にはタカと勇次の会話が掲載されており、勇次の「俺たちがバケーションを楽しんでる間に港署も変わっちまったらしいな」に始まり、最後を飾る“タカ「ハマもまた悪党どもがのさばってるってよ」 勇次「最高だぜ、復帰のタイミングとしちゃ」 タカ「休み明けのデカの恐ろしさを見せてやるか、たっぷりとな」”を読むと「10年ぶりに帰ってきたタカと勇次からファンのメッセージ」に感じました。
9人のコリない日本人 2015/02/03(Tue)20:21:25 編集
Re:ついにタカと勇次もサヨナラする時が来たぜ
>「Bacon Ham And Scrambled EGGS」といえば、「苦杯」で大男のイワキに勇次が挑むシーンや「誘惑」で宮本にカージャックされたパパとタカの覆面パトカーを勇次とナカさんが覆面パトカーで追いかけるシーンを思い出します。
最近最初のシリーズを見直したんですが、この曲はシリーズ後半期のエピソードにも結構使われていましたね。「もっと・・・」ではほとんど聞かなかったような気がしますが、また時間があったら確認したいです。

> 勇次「最高だぜ、復帰のタイミングとしちゃ」 タカ「休み明けのデカの恐ろしさを見せてやるか、たっぷりとな」”を読むと「10年ぶりに帰ってきたタカと勇次からファンのメッセージ」に感じました。
ラストの映画では、タカとユージがタカの宿敵とも言うべき銀星会とファイナルバトルを繰り広げるみたいですね。いよいよ今月からクランクインするそうですが、こころゆくまで、思い存分に暴れまくって欲しいですね(笑)。
【2015/03/02 08:47】
新しいことをやらなきゃいけないんだ!中途半端じゃダメなんだよ!
ガースさん、こんばんは。

>≧二人目の標的となる交通整理中の婦人警官の元に、覆面車に乗ったユージ達がかけつける場面で「ユージ達が撃たれた婦人警官の元にかけよっていく時の三人のスロモーションの画」が良いし、ユージがビルの屋上にいた犯人を追い続けペンキ屋の職人に思わず銃を向けてしまうまでの一連のコミカルなアクションシーンも面白い。

>「Cops And Robbers」のインストゥルメンタル版をバックにルーチェ・レガートで逃げる犯人を透と勇次が追いかけるシーンでしたね。間一髪殺人予告の時間に間に合った…と思いきや、婦警が狙撃され透・勇次・春さんがスローで駆け寄る→犯人の存在に気付いた勇次が駆け出し、現場を春さんに任せた透も勇次の後を追って走り出すシーンでしたが、「あっちぃ~」と言いながら犯人を追いかける勇次や透に文句をつけるペンキ屋に銃を突きつける勇次の場面は笑いたくなりました。

「標的」といえば、「映画監督・村川透」によると村川さんは〝「あぶない刑事」で今までの刑事ドラマの概念を打ち破りたい″という思いを実践すべく「標的」の撮影現場で柴田恭兵さんに無茶な要求(馬車道の道路を恭兵さんに車で走らせた)を出したエピソードが載っていましたが、「自分が参加する前のあぶない刑事を見たら従来の刑事ドラマと同じだったという印象だね…これじゃ俺のやる意味がねえなあ」と「馬車道を恭兵の車が走るシーンの撮影はやめてくれとテレビ局は言ったが、そうじゃないだろ…新しいことをやらなきゃいけないんだ!中途半端じゃダメなんだよ!」という村川さんのコメントを読むと従来の刑事ドラマの概念をあぶ刑事で打ち破ろうとした村川さんのファイトが伝わって来るように感じました。

「1992年はバブル崩壊の年で、それ以前と時代の空気が変わり始めた時期で同時期に放送されていた刑事貴族3もやはりこの年に終了し、翌年のはだかの刑事をもって太陽にほえろ!から21年続いた日テレ金曜夜8時の刑事ドラマ枠が幕を下ろした」という一文を読むと「刑事がニックネームで呼びあい、拳銃を撃ちまくり走り回る…」という刑事ドラマの展開にマンネリが出てきたのではないか?と感じました。

ところで、今月から日本テレビの毎週土曜夜9時に放映される唐沢寿明さんの「THE LAST COP/ラストコップ」という刑事ドラマが始まりましたが、「1985年、爆破事故に巻き込まれ昏睡状態になった横浜中央署の刑事・京極浩介が目覚めたのは30年後だった!」という奇想天外なストーリーを見るとラストコップが刑事ドラマに新風を巻き起こすのか気になるところです。
9人のコリない日本人 2016/10/13(Thu)23:38:36 編集
Re:新しいことをやらなきゃいけないんだ!中途半端じゃダメなんだよ!
>「馬車道を恭兵の車が走るシーンの撮影はやめてくれとテレビ局は言ったが、そうじゃないだろ…新しいことをやらなきゃいけないんだ!中途半端じゃダメなんだよ!」という村川さんのコメントを読むと従来の刑事ドラマの概念をあぶ刑事で打ち破ろうとした村川さんのファイトが伝わって来るように感じました。

当時の村川さんは、チャレンジ精神と言うか、従来の概念を打ち破ろうと言う力が凄まじかったんですね。今のテレビドラマもこれぐらいの気概を持って作ってほしいものですが、アクションものは格闘系ばかりでしょぼくれていく一方だし、ましてやカーアクションはほとんど見かけなくなりましたからね。テレビ局がもうガチガチになりすぎちゃって何も出来なくなってる感じですよね。


>「刑事がニックネームで呼びあい、拳銃を撃ちまくり走り回る…」という刑事ドラマの展開にマンネリが出てきたのではないか?と感じました。

確かに太陽にほえろ!のスタートから20年間、アクション刑事ドラマが続いたわけですから、さすがに視聴者もマンネリを感じていたのかもしれませんね。それでも個人的には、まだまだ続けて欲しかったという思いがありますが、まあ、時代の流れなのでしょうね(苦笑)。


>ところで、今月から日本テレビの毎週土曜夜9時に放映される唐沢寿明さんの「THE LAST COP/ラストコップ」という刑事ドラマが始まりましたが、

アクション刑事ドラマというよりは、コミカル要素が強いし、当時のアクション刑事ドラマを茶化したSFコメディって感じのドラマですよねこれ(苦笑)。
【2016/11/23 11:59】
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