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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
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御年72歳のアクションスター、シルベスター・スタローンがあの不死身の男「ランボー」シリーズを再び復活させるそうです。最終作と思われていた「ランボー・最後の戦場」の公開から10年。ハリソン・フォードも70代でインディジョーンズの新作に挑むわけだし、ランボーだっていいだろ?と言われているような気分になりますが、お爺ちゃんの年齢になったスタローンが今度は一体どんなランボーを見せてくれるのでしょうね。











そう言えば、最近スカパーのチャンネルでこんな企画がありました。その名も





















『ランボー』吹替版全5種類 一挙放送!


渡辺謙版(1985年日本テレビ・金曜ロードショー)

羽佐間道夫版(1990年TBS・水曜ロードショー)

銀河万丈版(1993年フジテレビ・ゴールデン洋画劇場)

ささきいさお版(1995年テレビ朝日・日曜洋画劇場)

玄田哲章版(1999年日本テレビ・金曜ロードショー)





地上波TVで放送されたランボーには、なんと全5種の吹替版が存在します。ちなみに私は日曜洋画劇場で最初に見たささきいさおバージョンのランボーを一番覚えているのですが、この5種類の中でもっともレアなのは、1985年に金曜ロードショーで放送された「渡辺謙版」。


最近はハズキル一ペのCMで吠えまくっている謙さんですが、ランボーの吹替版でも初々しく吠えていましたね。独眼竜政宗でブレイクする前の若々しい声なので、ささきさんや羽佐間道夫さんが演じるランボーと比べると若干迫力に欠けるランボーに見えてしまったのですが、新鮮な気分で堪能することができました。この渡辺謙版では、ブライアン・デネヒーが演じたティーズル保安官の声を石田太郎さんが演じていますが、石田太郎さんは、羽佐間道夫版とささきいさお版でもティーズル保安官の声を担当し、計3回も吹替えていたんですね。玄田哲章版では、内海賢二さんがティールズ保安官を演じていたが、こちらも結構ハマっていて良い感じでした。



CSI:マイアミのホレイショ刑事で有名なデビッド・カルーソが下っ端のシェリフ・ミッチ役で出演していますが、渡辺謙版では、その声を特攻野郎Aチームのフェイスマンの声などでも知られる安原義人さんが演じていた。ミッチの声は、他に塩沢兼人さんなどが演じていましたが、安原さんのミッチはちょっと小生意気な感じが出ていて、他のバージョンと聴き比べてみてもやはり一番耳に残りました。












当然ながら5種類それぞれセリフの言い回しが異なります。例えばティーズル保安官のこのシーンのセリフ。







渡辺謙版「悪いことは言わん。髪を切って風呂へ入れ。嫌われんで済むぞ」(石田太郎)

羽佐間道夫版「悪いことは言わん。髪を切って風呂へ入るのだ。嫌われずに済むぞ」(石田太郎)

銀河万丈版「一つ忠告しとこうか。髪を短くするんだな。人の見る目が変わる」(池田勝)

ささきいさお版「一つ忠告しといてやる。髪を切って風呂に入りな。そうすりゃ人に好かれる」(石田太郎)

玄田哲章版「一つ忠告しておいてやろう。髪を切って風呂に入れ。人に好かれんぞ」(内海賢二)














トラウトマン大佐のこのセリフ。ささき版と玄田版は同じだった。






渡辺謙版「だったらこれは忘れんでくれ。死体を入れる袋も200いるぞ」(内田稔)

羽佐間道夫版「200も繰り出すならこれを忘れんでくれ。死体を入れる袋をそろえとけよ」(小林昭二)

銀河万丈版「ぜひ必要になるものがあるな。死体を入れて運ぶ袋だ」(阪脩)

ささきいさお版「どうしてもと言うなら覚悟がいるぞ。死体袋を200用意しておけ」(内田稔)

玄田哲章版「どうしてもと言うなら覚悟がいるぞ。死体袋を200用意しておけ」(小林修)








声優さんによってこれほど作品の雰囲気が変わるのかというぐらい様々に特色があって面白かったのですが、なんといっても聞き比べたくなったのは、ラストのランボーがトラウトマン大佐に自分の胸のうちを激白するこの場面。













渡辺謙版「あっちじゃヘリも飛ばした。戦車にも乗れたよ。百万もする武器を自由に使えた。それが国に戻ってみりゃ駐車場の係員にもなれないんだ!」

羽佐間道夫版「あっちじゃヘリも飛ばした。戦車にも乗れた。百万もする武器を自由に使えた。それが駐車場の係員にもなれねえんだ!」

銀河万丈版「武装ヘリも飛ばした。戦車も操縦した。百万ドルの兵器も任された。国に帰ったら駐車係もやらせてくれない!」

ささきいさお版「戦場ではヘリを飛ばし、戦車を走らせ、百万ドルの武器を任された。それがここでは駐車係の仕事すらないんだ!」

玄田哲章版「戦場ではヘリを飛ばし、戦車を走らせた。百万ドルの武器を任された。それがここでは駐車係の仕事すらないんだ!」








この後、ランボーが、内臓が飛び出た戦友の話をしますが、その長セリフにも5種類それぞれ言い回しや感情のこめ方も違っていてとても面白いので聞き比べてみてはいかがでしょうか。


あなたはどのランボーの声がお好き?


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「あいつの脚が見つからないんだ…見つからないんだ…」
ガースさん、こんばんは。

>≫もっともレアなのは、1985年に金曜ロードショーで放送された「渡辺謙版」である。最近はハズキル一ペのCMで吠えまくっている謙さんですが、ランボーの吹替版でも初々しく吠えていましたね。独眼竜政宗でブレイクする前の若々しい声なので、ささきさんや羽佐間道夫さんが演じるランボーと比べると若干迫力に欠けるランボーに見えてしまったのですが、新鮮な気分で堪能することができました。

>金曜ロードショーで放映された「渡辺謙さんの吹き替えたランボー」ですが、天窓から落ちたティーズルに銃口を向けるランボー→「ランボー、やめろ!」と叫ぶトラウトマン大佐→説得するトラウトマン大佐に向かって「俺の中ではまだ戦争は終わっていないんだ!」と悲しみを叫ぶ場面の動画を以前観たことありますね。ランボーの吹き替えも羽佐間道夫さんや銀河万丈さん・玄田哲章さんといろいろバージョンがあるのに驚きますが、トラウトマン大佐の声も阪脩さんや小林昭二さんだったり内田稔さんといろいろバージョンがあるのに驚きます。

「もう戦争は終わったんだ」と言うトラウトマン大佐に「何も終わっちゃいねえ!何も!・・・言葉だけじゃ終わらないんだ!俺の戦争じゃなかった!あんたにやれって言われたんだ!(中略)あっちじゃヘリも飛ばした・・・戦車にも乗れたよ・・・百万もする武器を自由に使えた・・・それが国に戻ってみりゃ駐車場の係員にもなれないんだ!」と帰還兵のむなしさを伝える場面ですが、謙さん版だと泣きながら「空軍にも友達がいた…みんないい奴だった…ここには何もいねぇ…ダンフォース、覚えてる?」と言う場面から始まる「赤いシェビーを共に乗り回そうと約束した友人が爆死した時のことを語りだす」場面もグッときますが、謙さんランボーは原語を重視した吹き替えではないか?と思います。

ささきいさおさんのバージョンだと「シャバに戻ってきたら空港共に蛆虫どもがいて俺のことを抗議しやがるんだ!」と怒りをあらわにする場面のセリフが「空港にはデモ隊が俺を待ち受け罵り声を浴びせてきた!赤ん坊殺しだ、大量殺人者だってね!・・・あいつらにそういう資格があるのか!?……誰一人戦争がなにかも知らないで!俺を責める資格があるのか!?あなたにはね…ずっと俺ァ世間の厄介者だ!(中略)みじめすぎる…こんな・・・こんなことって・・・ちきしょう・・・」となっていますが、トラウトマン大佐を「あなた」とランボーが呼ぶ点からして謙さん版のセリフを一部アレンジしているようにも見える内容ですが、ささき版だとデビッド・カルーソの声が宮本充さんだそうで保安官の一人が宮本さんなのか「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の中川と被って見えました。

ランボー1といえば、「あいつの脚が見つからないんだ…見つからないんだ…」と言って泣きながらランボーが自首を決意する場面とは別に「もう一つのエンディング」があるそうですが、もし「もう一つのエンディング」が採用されていたらランボーはどうなってたのか?と思いました。

余談ですが、渡辺謙さんと言えば、かなり前にファミ劇の告知CMで知った「仕掛人・藤枝梅安」というフジテレビ制作の時代劇で藤枝梅安の役を演じていますが、「これはどこの船だ?」と問い詰める男に「私ですか?あたしゃハリ医者の藤枝梅安と申します・・・」と名乗って相手を仕留める場面に息を呑みますが、必殺シリーズを知る世代としては殺しのテーマがどこから聞こえてくるのではないか?という錯覚を覚えました。
9人のコリない日本人 2018/11/06(Tue)20:49:38 編集
Re:「あいつの脚が見つからないんだ…見つからないんだ…」
>謙さん版だと泣きながら「空軍にも友達がいた…みんないい奴だった…ここには何もいねぇ…ダンフォース、覚えてる?」と言う場面から始まる「赤いシェビーを共に乗り回そうと約束した友人が爆死した時のことを語りだす」場面もグッときますが、謙さんランボーは原語を重視した吹き替えではないか?と思います。

謙さん版はものすごく泣き演技なんですよね。ランボーがー際人間身に溢れているというか、体はたくましいのに一層弱々しく見えるというか。この辺りがとくに新鮮でしたね。


>ささき版だとデビッド・カルーソの声が宮本充さんだそうで保安官の一人が宮本さんなのか「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の中川と被って見えました。

デビッド・カルーソはちょっと小生意気に見えた謙さん版の安原さんのが一番印象に残りましたね(笑)


>ランボー1といえば、「あいつの脚が見つからないんだ…見つからないんだ…」と言って泣きながらランボーが自首を決意する場面とは別に「もう一つのエンディング」があるそうですが、もし「もう一つのエンディング」が採用されていたらランボーはどうなってたのか?と思いました。

ランボーが最後に撃ち殺されてしまうやつですよね?そのラストを採用していたら続編はなかったでしょうが、1だけでも十分名作だし、シュワちゃんのコマンドーと対比されて語り継がれていたかもしれませんね。


>「私ですか?あたしゃハリ医者の藤枝梅安と申します・・・」と名乗って相手を仕留める場面に息を呑みますが、必殺シリーズを知る世代としては殺しのテーマがどこから聞こえてくるのではないか?という錯覚を覚えました。

必殺シリ一ズが87年以降も続いていたら、もしかしたら何かのシリーズで必殺の謙さんを見ることができたかもしれないですよね。というか一度は主水とツーショットになる殺し屋の謙さんを見たかったです(笑)。
【2018/12/01 08:56】
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