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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/04月

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今年は何やら「刑事貴族」祭りのような賑わいでしたね。地上波/CSで牧編、風間編、本城編がそれぞれ放送されていた時期もあったし、そして、この年末も刑事貴族祭りは、続いております。日テレプラスは、刑事貴族2のウィークリー放送が終了しましたが、またまた連日再放送がスタートしています。そして、同時に「刑事貴族3」が始まりました。ファミリー劇場で放送中の牧編は、今週最終回。そして、風間編が来週からスタートします。

 

刑事貴族2の後期は、リアルタイム以来久しぶりに見ましたが、アクション的に面白かったのは、「愛ゆえに」の冒頭にあったカーチェイスシーン。白昼、亮の運転する覆面車が犯人の車(スカイライン)を追跡するシーンでしたが、犯人の車が交差点でアグレッシブにターンやドリフトを決め、公道でバスを追い抜いたり、対向車線を走るタクシーとぶつかりそうになったり、散々暴走した後、追いつめられて勢い良くジャンプして川に突っ込む・・・この時期にしては、かなり派手なチェイスを見せていた。90年代に入ると、カーアクションそのものがテレビドラマから封じられると言うか駆逐されると言うか、極端に減少していた時期でしたね(当時テレビでカーアクションが見られたのは、たけしのお笑いお笑いウルトラクイズぐらいだったと思う・・・)。刑事貴族でも本城編に入ってから、カーアクションは、めっきり減っていたが、この回では、いきなり派手なカーチェイスシーンが展開していたので、ちょっと驚いた。でもこのエピソードって、カーチェイスの後は代官署を舞台にした密室劇になっているんですよね。地味な密室劇が続くので、頭ぐらいは、派手にカーチェイスでもやっておくかってな感じだったのでしょうか(笑)。でも、このエピソードの結末を見る限り、この冒頭のカーチェイスにもいろいろ意味深な理由づけがあったのかもしれません。もしかしたら亮の荒っぽさを印象付けるためだけに、わざわざこんな豪快なカーチェイスシーンを入れたと言うのなら、それはそれで太っ腹と言うか、なかなか粋な演出だと思います。

 

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日テレプラスで先月からスタートした「刑事貴族3」の初回は2時間スペシャルではなく、普通に一時間枠のエピソード。当時は、意外に思いましたね。レギュラーメンバーが増員して、ワイプのバリエーションやスピード感が増したオープニングタイトルは、かなりエポックな映像になり、コルベッツの軽快な「Danger City」の曲が映像と物凄くシンクロマッチしていました。その初回の冒頭でいきなりのヘリアクション。砂浜にヘリが突如現れて、本城達を襲っていましたが、そう言えば、本城編に入ってからヘリの登場率は、意外と多い。て言うか、牧編、風間編では、ヘリを使ったアクションはなかった。本城編では、刑事貴族2初回【ファジーでハードでホットな奴ら】→秋葉達が空港でバスジャックした後、ヘリに乗って逃走するシーン。鹿児島ロケ回【危険な二人旅】→本城達がいるホテルの部屋の前に突如ヘリが現れて、ヘリに乗っている男が部屋にバズーカーを撃ち込むと言う荒業を披露していた。これ以降、ヘリアクションはなかったと思うが、本城がヘリに乗り込んで、大門のように銃を撃っている姿も一度は、見てみたかったものですね。

 

刑事貴族と言えば、風間編で主演した郷ひろみが新七人の刑事で、超凶悪な犯人を演じているエピソードが最近放送されたのですが、これが中々の傑作で面白かった。その話は、また別の機会に・・・。


 

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日テレプラスで放送中の『刑事貴族2』は、30話台に突入。『長良川大追跡』は、このシリーズでは、3度目の地方ロケ編。舞台は、名古屋。レストランを爆発したり、煙突倒したり、遊園地内で派手なカーチェイスを繰り広げた西部警察とは違って、特に目立ったアクションシーンはなかったが、長島温泉でのロケがあったり、兎にも角にも、拓と実が名古屋で男の友情を繰り広げるバディロードムービーのような展開でありました。万引き犯の罪を着せられた拓の女友達を救うため、二人が犯人を追って名古屋へ…。学生の喧嘩に巻き込まれそうになったり、警察に追われそうになったり、サブタイトル通り、長良川で結構長めのボートチェイスを繰り広げたり、地方ロケ編らしく少しスケール感がありましたね。宮本課長は、二人よりも先に出張で名古屋に来ていたが、ラストシーンでようやく後からやってきた本城達と合流。せっかく珍しく課長が表に出てるんだから、もうちょっと活躍する場面が見たかったなあ…。あと、留守番のタケさん。タケさん、牧編の神戸ロケ編の時も泉と一緒に留守番だったし、ロケ編では、あまり活躍している姿を見なかったですね。タケさんが見知らぬ街を歩いて地元の人達に聞き込みをする姿とか見てみたかったわ…。


そのタケさんがメインで展開する「五万分の一」。「見えない糸」では、本城と相々傘をしていたタケさんの姿が物凄くインパクトあったのですが、このエピソードでは、メインのタケさんを差し置いてインパクト大だったのが、本城達が関西のヤクザ(風芸人)になりすまし、容疑者を拉致して情報を引き出すところ。いやはや、ここまでやってしまうともはやコント(爆)。チェーンソーを回しながら、へらへら笑っている本城がなんとも不気味で愉快。拓は、以前にヤクザの下っ端になった経験もあるからか、やたら貫禄のある演技をしていたなあ(苦笑)。


刑事貴族2後半期も半分過ぎましたが、改めて見直してみると、牧編のようなハードさはないものの、思っていた以上に面白いエピソードが多かった。本城の部屋に出所したばかりの元爆弾犯がおしかける「愛する人のために」は、本城と森川正太氏演じる爆弾犯の友情が素っ気無く描かれていて、結構好きなエピソードですね。どうでもいいけど一番最初にあった車爆破のカット。牧編最終回のカット(牧が犯人と撃ち合った末、逃げてジャンピングし、同時に犯人が持っていた爆弾が爆発、車が炎上する)の使い回しだったのがちょっと気になりましたけど…。あと、当時は、さほど気にならなかったオズニー・メロのOP曲(Heartbeat of Life)が今聞くととてもかっこ良く聞こえる。長良川大追跡のボートチェイスのシーンでかなり長めに流れていたが、フルサイズでまた聞きたくなってしまった。


 

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今夜からファミリー劇場で『刑事貴族』の牧編がスタート。去年は、日テレプラスで放送されていたがファミ劇では、初放送のようです。牧と言えば、今年の1月に放送された『警視・深町征爾 狼は天使の匂い』と言うドラマで、舘さんが警視庁捜査一課の一匹狼・深町警視を演じられていた。事件の内容や銃を持った時の身のこなしや、BGM、ハードボイルドな演出も含めて、まるで20年後の牧を見ているような気分になりました。タイトルの「狼は天使の匂い」も、牧編のサブタイトルを彷彿とさせられます。あぶない刑事でナカさんを演じたベンガル氏が高見沢刑事部長役で出演されていたのも印象に残った。牧が生きていたら、ああいう感じになっていたんだろうな…。ローカルのテレビ神奈川では、風間編が放送中、日テレプラスでは、『刑事貴族2(本城編)』も放送されているし、今日から舘、郷、水谷それぞれの主演のシリーズが同時に放送されることになります。タイトルは、同じでも内容や演出には、それぞれに特色があって今見ても面白い刑事貴族。先月に武田刑事役の地井武男さんがお亡くなりになられてしまいましたが、改めてこのドラマでの地井さんの役割の大きさを噛み締めながら、もう一度牧編を味わいたい。


日テレプラスの刑事貴族2は、後期に入り、レギュラーメンバーが一部チェンジ。後に『相棒』で水谷氏とコンビを組むことになる寺脇康文氏が演じる藤村亮刑事と鳥越マリ氏演じる芝夏美刑事が新たに加入。亮は、繁尾刑事の後任でしたが、新人と言うよりは、中堅的で、実やタクよりも貫禄がありましたね。ショルダーホルスターやサングラスをつけていたので、あぶ刑事風味なワイルドなデカと言うのが最初の印象でした。実際、初登場回の「悪い奴ら」では、単独で突っ走って事件を解決しようとしていたし、愛用銃は、コルト・ナショナルマッチで気合が入っていたし、なんとなく牧の後継の誕生か?と当時は、期待したものです。青木順子刑事の後任の夏美も「間違えられた犬」では、「てめえー!」と小沢仁志氏演じる犯人に強烈なパンチを食らわして、「いかつい犯人にパンチしてやったぜ。ワイルドだろォ」と言わんばかりの男勝りの活躍をし、藤村に負けず劣らずのワイルドさを見せていた。


今のところ一番印象に残ったエピソードは「正夢」。亮に射殺される夢を見たタクがその悪夢に惑わされながら事件を追ういつもとは違ったタッチのストーリー。これまでにも犯人に撃たれて何度も死にそうな目にあってきたタクだけに、ましてや仲間に撃たれるとなったら二重の苦しみを負うことになるので、悪夢といえども生きた心地がしなかったではないだろうか。この回には、野外での射撃訓練があり、亮の出番の時に、牧のテーマソングとも言うべき、「Sneaking Up」のBGMが鳴っていた。一匹狼のハードな亮をもっと見てみたかったな…。そう言えば、動物病院の医者役を、西部警察のおやっさんでも有名な小林昭二が演じられていた。犯人役とか被害者役で事件に直接絡むのではなく、本筋から離れた役でさりげなく存在感を見せておられたのが新鮮。ラストの宮本課長のあのリアクションが衝撃的だった。牧編ではかなりシブかった課長が何かが融けてしまったかのように壊れてゆく(笑)。タケさんもかなりコメディアンになってしまった(笑)。


 

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日テレプラスで放送中の『刑事貴族2』、早いものでまもなく前半期が終了。いよいよ次回は、青木順子刑事がメインの「ラストシーン」が放送されます。サブタイトルがエンディングテーマのタイトルと同じであるこのエピソードは、『あぶない刑事』「不信」のリメイク。あぶ刑事では、浅野温子演じる薫が犯人を目撃した少年を守るために活躍していたが、ラストシーンでは、本庁に栄転が決まった順子が殺人事件を目撃した少年と共に決死の逃避行を繰り広げる。風間編では、『太陽にほえろ!』のエピソードが何本かリメイクされていましたが、同じ日テレ系の刑事ドラマのあぶ刑事のエピソードもリメイクしていたんですね。そう言えば、今週の話の「愛に賭ける」では、順子と共に本庁に栄転することになった繁尾雅人刑事(通称:シゲ)がメインで活躍する話だったが、実とタクがグラサンかけて、クールに立ち回っていた。これも、もしかしたらあぶ刑事を意識した演出(パロディ?)だったのだろうか…(笑)。

リアルタイムで全て見たのですが、記憶から抜けていたエピソードも多々ありました。最初の数話は、本城がメインの話が多く、牧編や風間編みたいなハードボイルドチックなクールな話があったり(傷痕・銃弾のリターンマッチ)、実メインの話(スイートメモリー)が少なかったのが意外でした。タクがメインの話は、風間編でも印象に残る話がありましたが、2前半も「かわいい麻薬捜査官」や「愛と復讐の挽歌」など、傑作が結構あった。アクション的に印象に残ったエピソードは、牧編に比べると、カーアクションは、大分減っていましたが、やはり初回の「ファジーでハードでホットな奴ら」が最高潮で、その次は、九州ロケ編の「危険な二人旅」。旅館の前に突然ヘリが現れて、それに乗った犯人がバズーカーを撃ち、本城達がいた部屋を爆破すると言う西部警察の地方ロケさながらの派手な爆破シーンまで用意されていたが、ああいうホテル風の建物の爆破って西部警察では、意外となかったので、かなりインパクトがあった。「グッバイガール」では、コカイン強奪犯を追う本城とシゲが、犯人の手がかりを握る女の車(カラフルに塗装されたミニカ)に乗って、追ってくる密輸組織と銃撃戦を繰り広げたり、マシンガンが派手に炸裂したり、テンポの良いアクション編で面白かった。ラストシーンでは、順子と少年が乗る車が何者かの車に襲撃され、カーチェイスを展開しますが、その場面で、牧編でよく使用されたBGM(Sneaking Up)が久しぶりに流れたので、とくに印象に残っています。

20話から相棒コンビの寺脇康文氏演じる藤村亮刑事が登場。シゲの後任と言う設定でしたが、実やタクよりも年上なので全くそうは見えず、当時は、唖然喰らっちゃいましたなあ…。ハードボイルドな香りが漂っていたのに、藤村が加入したらさらに加速度的にコミカルになっていった刑事貴族2…。久しぶりに見届けよう…。

 

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『刑事貴族2』が日テレプラスでスタート。只今5話を放送中。このシリーズが放送されていたのは、今から21年前の1991年。牧編のOPや本編にも映っていましたが、その頃はまだ建設中で、1990年の年末に完成した新都庁ビルが2のOPで象徴的に使われているのがとても印象的です。EDの本城が傘を持って階段を上り、愛車のバンプラに乗り込む場面も新都庁の周辺で撮影されています。新都庁以外にも、本編では、当時開場3年後ぐらいの東京ドームの風景が映ったり(「女弁護士」)、初回(「ファジーでハードでホットな奴ら」)は、成田空港のロビーや駐車場などを使って、大掛かりなロケーションが行われており、バブル崩壊間近の東京の様子も今となっては非常に懐かしく見えました。そう言えば、当時の日テレ金8枠は、巨人戦の中継で潰れることが多く、そのため牧編は16回で終了。刑事貴族2の前期の放送も野球シーズンと重なったために、結局19回しか放送されていません。今だったら24回ぐらいは放送されていたでしょうね…。

過去にも主役が交代するドラマはいくつもあったが、アクション系の刑事ドラマでの主役交代劇は、当時はとても新鮮に映りました。風間演じる郷ひろみ氏からバトンを受けたのは水谷豊氏。同じ日テレ金8枠で放送された「ハロー!グッバイ」や、テレ朝系日8枠の「ザ・刑事」など、当時立て続けに刑事役を熱演していた水谷氏の抜擢は、郷ひろみほどの意外性は感じられなかったものの中々合点のいくキャスティングだと思ったのと同時に、今度は、どんなタイプの刑事を演じるのか大変興味深かった。そう言えば、水谷氏は、ビデオ撮影系の刑事ドラマの主演作は、いくつもありますが、フィルム系は、この刑事貴族が今のところ最初で最後みたいです。

水谷氏演じる本城慎太郎は、少し危なっかしいが情熱的で、変装の名人でもあり、咄嗟に思いついたユニークな捜査手法(違法捜査?)で、軽快に事件を解決する。部下の刑事たちやあるいは仲間や犯人を突然怒鳴り散らしたり、激昂するところは、相棒の右京さんにも受け継がれていますね。しかし、右京さんとは比べ物にならないぐらいに派手に動き回るのが本城。もちろん銃(デトニクス)も撃ちまくります。本城の名台詞は、一時期流行ましたね。「あ~お恥ずかしいったらありゃしない」「ああ、ラッキィラッキィ」など。マネしましたよ当時。本城が来てから代官署はさらにチームワーク抜群になり、風間編では、下っ端で控えめだったタクもさらに前面で活躍するようになった。新しく代官署に入った原田実をはじめ、部下の刑事達は、本城の影響受けてなのか、本城のように吠えまくったり、なんと言うか本城魂みたいなものを全員が持ち、見事な一体感を見せていた。

感情を極力抑制していたクールな牧編とは、180度違った情熱的な刑事貴族になったと当時はそんな印象で見ていました。これは所謂ハードボイルド路線からの脱却であり、あぶ刑事のようなオシャレ&コミカル路線への回帰なのだと。回が進むごとにタケ先輩や宮本課長もどんどん三枚目のコミカルなキャラクターへとイメージチェンジ。音楽も本城のキャラクターに合わせてか、牧編のBGMをベースにかなり遊びの入ったアレンジがなされたものもあったり、さらに陽気なサウンドへと様変わりしていた。例えば、牧編でよく使われた『Sneaking Up』『Masterplan』を聞き比べてみると、そのBGMの毛色の違いが楽しめます(共に「刑事貴族2サウンドトラック」に収録されています)。あの永ちゃん(矢沢永吉)が刑事ドラマのオープニングテーマ(Lonely Warrior)とエンディングの歌(ラストシーン)を担当したのは、当時は物凄く衝撃的でしたね。

覆面車輌も牧の愛車はアメ車のマスタング、風間は、トヨタのソアラ、そして、本城は、イギリスの名車バンデン・プラ・プリンセスとそれぞれテーマの「貴族」を意識したオシャレで高級感のある車を使っていました。サブタイトルも初回は、「ファジーでハードでホットな奴ら」となっていたが、「ファジー」って言葉が時代を感じさせます(笑)。当時の流行り言葉ですが、確か家電の製品名に取り入れられたり、ファジー機能なんてのもあったような気がします。どんな機能だったかは今となっては謎ですが…(苦笑)。ストーリーついては、また後程…。

 

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今週最終話を迎えた日テレプラスで放送中の『刑事貴族』風間編。6年前の地上波の再放送以来久しぶり最後まで見ましたが、やはり風間編のベストとも言うべきストーリーは、「殺人ビデオへの招待」と最終話の「今日、刑事が死んだ」だと改めて認識。この2話は、風間編初回以来のハードなストーリーであり、話もつながっていて、最終話にふさわしく、衝撃的な展開の連続です。殺人集団に突如狙われ、四方八方からライフルの銃弾を浴びせられる風間刑事。なぜ自分が標的にされるのか、何もわからぬまま廃工場の敷地の中を見知らぬ女性と逃げ惑う。風間をターゲットにした殺人ゲームが行われ、その様子がビデオで撮影されるという衝撃的な内容ですが、実は、この作品も『太陽にほえろ!』「島刑事よ、安らかに」のリメイク作品。犯人達に殺人ビデオの撮影の依頼をした相手は、一体誰なのかと言う謎を残したまま話は終わり、最終話でその謎が解き明かされると言う伏線を張った展開が中々素晴らしかった。もし標的が牧だったらもっとアクション演出が派手で荒々しくなっていたかも。牧版「殺人ビデオへの招待」も見てみたかった。

最終話は、本庁がコカインの横流しをしていると言う情報を聞き、内密に捜査をしていた風間の身代わりになって岩田刑事が殉職。代官署の刑事達は、全力を上げて、岩田の弔い合戦とも言うべき大捜査を開始する。登場して数分後にあっけなく車に仕掛けられた爆弾で爆死してしまった岩田。リアルタイムで見た時から、これには違和感があったのだが、しかし、この二話を一本の2時間スペシャル版と捉えれば納得がいく。コカインを横流していた犯人(本庁の刑事)を追いつめた泉が、犯人に撃たれて危機的な状況に追い込まれるや、これ以上仲間を失うわけにはいかないと、風間が自分の掟を破り、銃で犯人の心臓を撃ち抜く・・・。ここで、風間編の初回(「熱い街から来た刑事」)で風間が言った言葉が響いてくる。「俺が心臓を撃つのはデカを辞めるときだ!」…。その言葉の通り、風間は、代官署を去る。去り際が一番筋が通っていて、カッコ良かった風間刑事。シリーズの途中からエンディングテーマが宇都美慶子の「空に虹が浮かんでも」に替わったが、最終話では、また郷ひろみの「もう誰も愛さない」が流れ、風間の旅立ちのテーマとして使われていたのが印象的だった。恋人のより子を失って間もなく、今度は、可愛がっていた後輩まで失ってしまった泉も二度の深い哀しみを背負いながら代官署を後にする。風間編は、ある意味泉編と言ってもいいくらい泉が活躍するストーリーが多かったような気がします。最終話は、風間とFBIが絡んだストーリーになっていたが、シリーズ中盤にもう少しFBI関連の話があっても良かったのではと思った。

さて、次週からは、『刑事貴族2』がスタート。リアルタイム以来20年ぶりに見ることになりますが、初期のレギュラーメンバーの中で、若手のお二人が亡くなられているんですよね…。やはり時の流れを感じます。泉がそのまま代官署に残っていたらどんな面白キャラに変化したのか見てみたかったなあ・・・。そう言えば、本城を演じる水谷豊さんと泉役の布施博さんは、同じく日テレ金8の刑事ドラマ『ハロー!グッバイ』ですでに共演されていたようですね。この刑事ドラマ、もろバブル期の作品でビデオ撮影なのが少々残念なのですが、刑事貴族の番外編のような感覚で楽しめます(笑)。

 

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